いかさま賭博

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いかさま賭博(いかさまとばく)は、詐欺の一種でいわゆる、いかさま師ゴト師といわれる者が、賭博や賭博場(鉄火場)において特別な技術やサインまたは、仕掛けのある道具や特殊な印をつけた賭博用品などを使い、気付かれぬ様に勝負事を行い金品を得る行為のこと。いかさま師とは古くは手品師と同義語である。

金品を賭けた勝負事において見かけの確率(期待値)を相対する者に気付かれぬよう、実際は自分に有利な確率になる様、様々な手段を使い行う行為である。

目次

[編集] 日本でのいかさま賭博

日本において賭博は刑法で禁止されている。このため被害者には後ろめたさもあり、下記各種実例においていかさま賭博の被害者が警察などの捜査機関に訴え出ることは稀である。

一方、賭博客に「勝つ機会が全くないのに拘らず、その機会があるかのように欺罔し」たいかさま賭博の胴元について、賭博罪は成立せず詐欺罪の成立を認めた最高裁判所判例がある。[1]

[編集] 実例

  • 丁半賭博とはサイコロ2つとといわれる竹編み製のカップでサイコロをふり、その合計が奇数偶数丁半)かを当てる勝負事であり、この場合のいかさま賭博とは、サイコロに細工がされていることが多く、全ての(出た目)に対し等しく6分の1という確率を変化させるという手法をとる。長い期間、不特定多数を相手にすることにより、効果が現れる場合が多い事や道具を用意する側が行いやすい事などから胴元によって行われる場合が多い。派生した博打としてチンチロリンというものもある。丁半とは丁度(ちょうど)、半端(はんぱ)の略である。
  • 花札賭博とは日本におけるカードゲームである、いかさまの方法としては札(カード)のすり替えやを切り混ぜる時に意図的にその順番を変えるといった手法や余分な札の持ち込みによるすり替えなど、または「通し」と呼ばれる独特のサイン暗号を使い被害者の手の内を仲間である競技者に知らせるといった手法や札にだます側にしか解らないを付ける等といった事により、勝負を自在に操り行う。
  • 麻雀賭博におけるいかさまとは上記の花札とほとんど同じであり札をに置き換えるだけである。ただし「通し」も行われるがレアケースとして(ばれにくい為)被害者の手の内を直接知るのではなく3対1の時は仲間内三人の手の内を互いに知ることにより消去法として相手の手の内を知ることができる。また麻雀(マージャン)は花札と違い(伏せ札の集まり)が一箇所でなく4人それぞれが自身で積み上げ各々の前に置くのでこの時、牌を意図的に選んだり積み上げたり、または競技中や配牌時に山と自牌をすり替えたり手先の技術でいかさまを行うこともある。
  • 闘鶏闘犬闘牛において意図的に競技動物の体調や精神状態を薬物や食物を使ったり、周囲に気付かれぬよう傷つけたりして勝負を操作するものもある。
  • 公営競技などの私設開票所を営む者(ノミ屋)が、有力な競技者に対し金品または恐喝行為によって意図的に競技を操作すること。詳しくは「ノミ屋」を参照。
  • パチンコスロットマシンカジノ形式の景品交換遊戯場において、多くは客が行うが経営者側が行う場合がある。主に遊戯機械を色々な道具や器具を使い不正に操作して行う。詳しくは「ゴト師」を参照。
  • 富くじ」とは現在の宝くじの元になったものでありイメージとして一番近いのは商店街で行われる福引である。当たりくじを無くしたり、数を公示より減らしたりまたは、意図的に当選者を選ぶといった操作をする。現在でも景品法でいかさまは禁止行為であり処罰の対象となる。
  • 的屋(てきや)と的(まと)屋が語源であり本々は射的遊技を提供する者で現在も輪投げ、射的やくじ引などを祭り縁日で見ることが出来る。そして営業上の利潤を考えたとき当たりの確率を下げる必要があり、作為的に的(まと)になる景品の位置や重さや投射物(矢、弾、輪)の材質、大きさ、重さを吟味し確率を見た目より低くなる様、操作している事もあるのでその場合は、いかさま賭博といえるだろう。ただし的屋自体が祭礼時の縁起物なので多くの場合それを問い詰める事は無粋とされる。的屋もやり過ぎれば排斥されるのは長い歴史の中で培い、理解している。そして、それら不確かな部分が夜店出店の怪しい雰囲気を醸し出し日本における祭り文化の一翼を担っている。
    • 射的の場合 景品に球などが当たっても倒れない事があるがコルク式空気銃のコルクでは倒せない重さにしたり、銃の圧搾空気の出力の操作(単に故障という事もある)や倒れても棚から落ちない位置に景品を置くなど。
    • 千本引き 紐によるくじ引きの一種である。景品を引き当てる為の紐を本来は紐と景品は1対1だが、安価な物に複数付けるなど、最悪のときは高価景品に引き手側のひもと繋がっていない時がある。

[編集] 日本国外でのいかさま賭博

  • 特に東南アジア諸国で海外観光客に仕掛けられることが多い。いかさま賭博の片棒を担ぐ様、持ちかけられる。その実は騙されているのは自分であり、混乱状態の中で金を失うという事がある。さらにATMに連れて行かれたりするケースもある。こうした被害にあっても、証明するのは非常に難しく、泣き寝入りせざるを得ない場合が多い。
  • Cap and Ball 主にヨーロッパの路上で大道芸の一種として行われているが、金品を賭ける場合も多い。古くから普及したのでアジア圏でも見られる。もともと手品の始まりと云われている物なので自由自在にボールの位置を操れる為、最終的に勝つことは難しい。Cap and Ball については「手品師」を参照。
  • ヨーロッパで行われる「大道芸としてのいかさま博打」や大道芸や占いタロット)など、古くはお祭などでロマジプシー)の人々が行っていた。ちなみに「ジプシー」は差別用語になっている。

[編集] 脚注

  1. ^ 昭和26年5月8日 最高裁判所判決 昭和25年(れ)第1715号 詐欺未遂被告事件

[編集] 関連項目


最終更新 2009年9月13日 (日) 21:56 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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