うる星やつら (アニメ)

うる星やつら (アニメ)の最新ニュースをまとめて検索!

うる星やつら > うる星やつら (アニメ)

本記事では高橋留美子の漫画『うる星やつら』を原作とした、各種アニメ作品について解説する。

目次

[編集] 概要

高橋留美子の漫画『うる星やつら』を原作として製作された一連のアニメ作品。TVシリーズは4年半という長期にわたって放送、劇場版も6本作られ、TVシリーズ放送終了後はOVAシリーズも作られた(制作はマジックバスマッドハウス)。関連商品化においても成功し、売上は100億円とされた[1]。TVシリーズや劇場版(劇場版の各項目を参照)及びOVA作品はビデオ・DVD化されている。また、レコード化作品も多数あり、LPは7作がオリコンLPチャートで10位以内にランクインしている[2][3]

[編集] TV版

うる星やつら
ジャンル SF・恋愛・ギャグ
アニメ
チーフディレクター 押井守やまざきかずお
アニメーション制作 スタジオぴえろディーン
製作 キティ・フィルムフジテレビ
放送局 フジテレビ
放送期間 1981年10月14日 - 1986年3月19日
話数 195回 + スペシャル、全218話
テンプレート使用方法 ノート

1981年10月14日から1986年3月19日までキティ・フィルムフジテレビ製作(アニメ制作は前半スタジオぴえろ⇒後半107回130話目以降ディーン)でTVアニメ化された。全218話。放送時間は水曜日19:30 - 20:00(日本時間)。序盤は視聴率が芳しくなかったが徐々に人気が上がり、視聴率20%を越える人気番組になった。最高視聴率は24.9%。(63回竜之介登場!海が好きっ!!の回)放送初期は15分2話形式だったが、原作に追いついてしまう為、間もなく後に30分1話形式へとシフトした。そのため「放送回数」と「話数」が異なっている。

改変期などの特別番組やプロ野球・ヤクルト戦の中継(主に神宮球場でのホームゲーム)・バレーボールワールドカップ中継のため放映休止がたびたびあり(スポーツ中継関係での休止は後期(1984、85年)に多い)、約4年分・全218話の放映に4年5ヶ月を要した。劇場版2作目の『ビューティフル・ドリーマー』の作成時期には、主要スタッフが映画作成にまわされ、総集編の回が5回ほどあった。

当初のチーフディレクター(CD)は押井守だった。押井によると、放映当初は「原作との違い」等を理由とした苦情や抗議の手紙が多数寄せられたという。しかし次第に評価は上向き、原作の人気に加えて先鋭的な演出や作画(若手のアニメーターには西島克彦のように志願して本作に参加した者もいた)から、アニメファンからも注目されるようになった。押井の嗜好により、ギャグのネタとして漫画、アニメ、映画、有名人、歴史に残る名言などをパロディにした回もある[4]。これらの作品の中には、当時の局上層部から「やりすぎ」「意味がわからない」と注意をうけた回もあった(「みじめ! 愛とさすらいの母!?」など)。 しかし、他のアニメ同様、オリジナル部分を入れないと原作部分だけでは尺が余るため、アニメスタッフが考えざるを得なかった。

押井は『ビューティフル・ドリーマー』公開後の1984年3月放映分(第106回)をもってCDを降板した。当時のアニメ雑誌で「体力的・精神的な限界」と理由を述べている(同時に所属していたスタジオぴえろからも退社)。このため、第107回からやまざきかずお(前半部の主要スタッフの一人)が後半の約半分のCDを担当している。制作会社もそれまで同テレビシリーズのグロス請けをしていたディーンへと変更となる、前代未聞の緊急事態であった。(半年間はスタジオぴえろと連名でクレジットされている)。これらの結果、TVシリース前半と後半では作風が大きく異なっている。

後半では「原作に忠実にしたい」とやまざきは当初うたったものの、演出面での押井作品との違いや、作画スタッフなどの交替、原作の人気エピソードの殆どを消化した、などのさまざまな要因から、結果的に、原作の完結を待たずにアニメの方が1年ほど早く放送を終了する形となった。最終回も、原作ではその後一巻分を使った壮大な追いかけっこが描かれたが、TVでは最終回でなくとも成立するエピソード(原作の「アマテラス宴会」)に絡めて、オールキャラクターが一同に会し、ドタバタに終わらせる形での終了となった(原作の最終エピソードはその後、1988年に劇場版「うる星やつら・完結編」として製作・上映された)。

1987年5月にはキティレコードが予約限定発売で全話をレーザーディスク50枚に収録して33万円で発売。予約のみで限定3000セットが完売、追加した3000セットも完売した。これが後にDVD-BOXまで繋がるLD-BOXと呼ばれる商品形態の第1号であった[5]。LD-BOX発売前には「うる星やつら傑作集」というタイトルで高橋留美子自選傑作集がLD、VHDで発売されていた。

[編集] 音楽

音楽を担当した安西史孝は当時原作の大ファンで、シンセサイザーによるサウンドがこの世界観を表現するのに適していると思い、以前から共に仕事をしていたキティ・レコードの早川裕がアニメ版の音楽ディレクターになったこともあり、自ら作曲に参加させてくれと頼み込んだ[要出典]。シンセサイザーの使用にあたっては当初、音響側から「効果音とかぶる」という理由で難色が示されたが、早川とともに半ば強引に押し切ったという[要出典]。これにより、アナログシンセサイザーフェアライトCMIによるテクノ風味のサウンドが本作のドタバタシーンなどで主に使用されることとなった。

主題歌『ラムのラブソング』、『宇宙は大ヘンだ!』の伴奏を務めたのは当時の高中正義のバックバンドで、劇中のBGMにも高中の曲が時折使われていた。

[編集] エピソード

第100回第123話ではラムは登場せず、あたると面堂の2人だけが登場する話だった。(タイトルコールと次回予告のみラムがしゃべっている)。あたる役の古川登志夫は、面堂役の神谷明と二人きりの収録であったこのエピソードが特に印象に残っていると後に語っている。これは当時、劇場版第2作『ビューティフル・ドリーマー』のクランクアップが近付いており、声優やスタッフの多くがそちらに割かれていたためとされている。演出を担当した安濃高志は公開対談において、「あれは、予算の関係で2人だけしか出てない(笑)」と語っている。一方、声優の待遇改善を目指したストライキが予定されており、それに対応するためだったともいわれている。

内容ではいわゆるオタク的な人(メガネなど※原作ではほとんど出てこないが)が主要人物として出てきた初めてのアニメでもある。当時から、漫画とアニメの融合したグラフィック誌を中心に、各地でファンの集いなどが作られ、TVが終了しても、根強い人気は衰えず、映画やオリジナルビデオが何本も作られることに至った。

[編集] スタッフ

[編集] 放送リスト

※ 話数が多いため、伸縮型のメニューとして掲載する。

[編集] 放送局

[編集] 本放送ネット局

フジ系以外で再放送した局には、NHK BS-2※6のほか、TOKYO MX毎日放送※7などの地方局でも放映された。尚、現在は系列CS局のフジテレビONEでも放送されている。

  • 無印 = 同時ネット。
  • ※1 = 時差ネット。
  • ※2 = 同時ネット。1984年4月からは時差ネット。
  • ※3 = 1983年10月から同時ネット。それまでは時差ネット。
  • ※4 = 全国ネットより30分早く放送。
  • ※5 = 1982年4月から同時ネット。それまでは未放送。
  • ※6 = 1993年度には夕方に帯放送、2005年度には土曜日朝8時32分からの「衛星アニメ劇場」枠で2回放送。また、2007年8月の押井守特集のように特集や傑作選などとして放送されることもある。
  • ※7 = 「ヒーローは眠らない」枠。

[編集] 主題歌・挿入歌

初代オープニング曲『ラムのラブソング』は初回から約2年間続いた。「アニメージュ」誌主催の「第4回アニメ・グランプリ」音楽部門では、2位の「愛の金字塔」(『六神合体ゴッドマーズ』の曲)を1票という僅差でおさえ1位を獲得しているほか、様々な歌手にカバーされている。それ以降、当時のテレビアニメとしては珍しく、主題歌を半年に1度という早い周期で変えている。また、シリーズ前半(押井時代)には、ほとんどの曲で原曲の速度をあげて使用している。その為、原曲と聞き比べると甲高い声になっている。

[編集] オープニング曲

[編集] エンディング曲

  • 宇宙は大ヘンだ! (歌/松谷祐子/第1回 - 21回) 作詞/伊藤アキラ 作曲・編曲/小林泉美)
    • 195回では、本編ラストの挿入歌として使用された。
  • 心細いな(歌/ヘレン笹野/SP(春だ、とびだせ!うる星やつらスペシャル) - 43回) 作詞/地恵子・シュレイダー 作曲/小林泉美 編曲/星勝
  • 星空サイクリング(歌/ヴァージンVS/第44回 - 54回、65回 - 77回) 作詞・作曲・編曲/ヴァージンVS
    • ヴァージンVSは、あがた森魚が“A児”と名乗ってリード・ヴォーカルで参加したユニット。
    • 「怪人赤マントあらわる!」で原曲の「コズミック・サイクラー」が挿入歌として使用され、好評だったことから歌詞やアレンジの一部を変更して採用された。
    • バックコーラスには詩織が参加。
    • 『うる星やつら オンリー・ユー』では挿入歌として使用。
  • I, I, You & 愛(歌/小林泉美/第55回 - 64回) 作詞/安藤芳彦 作曲・編曲/小林泉美
    • 『うる星やつら オンリー・ユー』の主題歌。映画の公開に合わせてTVシリーズでもエンディング曲として使用。
  • 夢はLove me more(歌/小林泉美/第78回 - 106回) 作詞/伊藤アキラ 作曲/小林泉美 編曲/川島裕二
  • 恋のメビウス(歌/リッツ/第107回 - 127回) 作詞/實川翔・久保田さちお 作曲/早川博二 編曲/ヴァージンVS
    • 歌詞の一部にスペイン語が使用されている。
    • リッツは「星空サイクリング」のヴァージンVSにもコーラスで参加していた。
  • Open Invitation(歌/CINDY/第128回 - 149回) 作詞/Ralph McCanthy・宮原芽映 作曲/ミッキー吉野 編曲/星勝
  • エヴリデイ(歌/ステファニー/第150回 - 165回) 作詞/Ralph McCanthy 作曲/ミッキー吉野 編曲/椎名和夫
  • Good Luck 〜永遠より愛をこめて(歌/南翔子/第166回 - 195回) 作詞/阿木燿子 作曲/和泉常寛 編曲/水谷公生

[編集] 挿入歌

  • ふしぎ・きれい(歌/平野文
    • 歌詞は一般からの公募。

[編集] 劇場版

※詳細は各項目を参照

[編集] 書籍

※各小学館で刊行された。
  • 『うる星やつら  少年サンデーグラフィック』全15巻が、1982年~86年に刊行。
<劇場版は6.10.13.15巻> なおテレビ版のあらすじは166話まで収録。
  • 『同 うる星やつら完結篇 ボーイミーツガール』は大判で刊行、1988年。
  • 『フィルムコミックス うる星やつら』 TV版全36巻と、各劇場版1~4は上下巻

[編集] OVA

この節は執筆の途中です この節は執筆中です。加筆、訂正して下さる協力者を求めています
  • うる星やつら 了子の9月のお茶会 (1985秋)
    • ファンクラブ向けに製作された総集編 + オリジナル映像。オリジナルの作画は森山ゆうじが担当。
    • この後ファン同士のオフ会は「お茶会」という呼称で定着した。
  • うる星やつら アイム THE 終ちゃん (1986秋)
    • ファンクラブ向けに製作された総集編。 オープニング曲は「Sweet Dream」、エンディング曲は「ロマンスが痛い」。歌は2曲共に成清加奈子
  • うる星やつら 夢の仕掛人、因幡くん登場! ラムの未来はどうなるっちゃ!? (1987/07/18) 
    • 完結編と同じスタッフで製作された。原作に基づいた作品。オープニング曲は 「モノトーンの夏」(歌:松永夏代子)、エンディング曲は「SORRY…」(歌:成清加奈子)。
  • うる星やつら 怒れシャーベット (1988/12/02)
  • うる星やつら 渚のフィアンセ (1988/12/08)
  • うる星やつら 電気仕掛けの御庭番 (1989/08/21)
  • うる星やつら 月に吠える (1989/09/01)
    • 主題歌は「うる星やつらSTARS ON」(歌:さ・と・み)。この曲は以上の4作品で使用された。
  • うる星やつら ヤギさんとチーズ (1989/12/21)
  • うる星やつら ハートをつかめ (1989/12/27)
  • うる星やつら 乙女ばしかの恐怖 (1991/06/21)
  • うる星やつら 霊魂とデート (1991/06/21)
  • うる星やつら ザ・障害物水泳大会  (2010/1/29)
    • 高橋留美子展(原画展)向けに製作され、2008/12/23から会場で上映されている。友引高校の校舎や、白井コースケが登場する(そのかわりラム親衛隊は出てこない)など原作の設定をベースにしている。制作はサンライズ

[編集]

  1. ^ マーチャンダイジングライツレポート1985年12月号
  2. ^ 『うる星やつら MUSIC CAPSULE 音楽編』(C25G-0137) 7位、『うる星やつら DRAMA SPECIAL』(C25G-0150) 7位、『うる星やつら オンリー・ユー』(C25G-0160) 8位、『うる星やつら オンリー・ユー ドラマ編』(C38G-0166) 9位、『うる星やつら・MUSIC CAPSULE 2 音楽編』(C25G-0184) 10位、『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』(25MS-0050) 6位、『うる星やつら 3 リメンバー・マイ・ラヴ』(C25G-0377) 8位。
  3. ^ 『オリコン・チャートブック LP編 昭和45年-平成1年』オリジナル・コンフィデンス、1990年、331頁。ISBN 4871310256
  4. ^ つげ義春の『ねじ式』をパロディにした場面、アガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』をそのままパロディにしたオリジナル作品など。
  5. ^ 増田弘道『アニメビジネスがわかる』NTT出版、2007年、p130

最終更新 2009年10月26日 (月) 15:28 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【うる星やつら (アニメ)】変更履歴

ご利用上の注意