おしん
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| おしん | |
|---|---|
| ジャンル | テレビドラマ |
| 放送時間 | 月曜〜土曜 08:15 - 08:29(15分) |
| 放送期間 | 1983年4月4日 - 1984年3月31日(297回) |
| 放送国 | |
| 制作局 | NHK |
| 原作 | 橋田壽賀子 |
| 脚本 | 橋田壽賀子 |
| プロデューサー | 岡本由紀子(小林由紀子) |
| 出演者 | #キャスト |
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| ドラマ | |
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| カテゴリ | |
| テレビドラマ ラジオドラマ |
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『おしん』は、1983年4月4日から1984年3月31日まで放送されたNHK 連続テレビ小説。8月15日から8月20日までの6日間は、『もうひとりのおしん』放送につき中断。連続テレビ小説では『鳩子の海』以来の1年間放送となった。全297話。NHKテレビ放送開始30周年記念作品。
目次 |
[編集] ドラマ
[編集] 概要
- 平均視聴率は52.6%、最高視聴率は1983年11月12日放送(第186回「戦争編・東京の加代」)の62.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。これは2009年2月現在ビデオリサーチの統計史上、テレビドラマの最高視聴率記録である。後にスリランカ、インドネシア、台湾、香港、アフガニスタン、シンガポール、エジプト、イランなど世界63ヶ国や地域で放送され、苦難に遭いつつも決してあきらめない主人公・おしんの姿が、日本だけでなく世界各国で人々の共感を呼び、「おしんドローム」という言葉を生み出した。2008年現在、「世界で最もヒットした日本のテレビドラマ」とされる。最近では、日本のケーブルテレビ局においても放送されるようになった。
- 作品では、おしんの幼年期の苦労を描いただけではなく、義理や周りを見ることなく他人を押しのけてまで銭儲けをしてもいずれ自分を追いやってしまう、人として本当に大切な物は何かというメッセージが、おしんが人生の歩みの中で出会ってきた沢山の恩人の言葉を通してちりばめられている。
[編集] あらすじ
- 1983年、列車の中である老婦人が座っていた。彼女の名は田倉(たのくら)しん。昔風に“おしん”とよばれ、スーパーの経営者であった彼女は血のつながらない孫を連れて、故郷である山形の寒村へと向かいながら辛い人生を振り返っていた…。自分の事だけしか考えない経営方針に突き進む息子・仁に悩んだおしんが、どこでどうしてそういう息子にしてしまったか、自分の軌跡を辿る旅に出る。
[編集] キャスト
- おしん
主人公。1901年生まれとされている。
- 谷村しん《おしん》(少女期):小林綾子(第1部ヒロイン)……貧農に生まれ、貧しさのために母と別れ、奉公に出される。利発で心の優しい少女。
- 谷村しん→田倉しん(少女〜成年期):田中裕子(第2部ヒロイン)……姉の勧めで上京し、結髪師の見習いとなる。
- 田倉しん(中年〜老年期):乙羽信子(第3部ヒロイン)……スーパーの経営者。戦争で夫竜三と長男の雄やすべての財産を失うが、魚の行商で一からやり直す。次男の仁ら残された家族の支えもあり再び自分の店を構えるまでに立ち直るが、商売のことや子どもたちの結婚など苦労は絶えず、子どもたちを諫めようとしても「もう時代が変わったのだ」と言いくるめられてしまうこともしばしば。自らの商売方針を堅持していたが、仁が持ち込んできた新しい商売をめぐり、大きな決断を下す…
- 谷村家
- 谷村ふじ:泉ピン子……おしんの母。貧しい小作人農家に嫁いできた働き者の嫁。何かとおしんを気にかけ家族想いな性格。
- 谷村作造:伊東四朗……おしんの父。貧しい小作人農家で働き者。厳しい性格だが、貧しい大家族を養うために辛い気持ちを人前では見せず、7歳のおしんを奉公に出すが、根は悪い人ではない。
- 谷村なか:大路三千緒……おしんの祖母。働き者だったが、おしんが物心つく頃にはリウマチにかかっており、かろうじて子守りやご飯の支度ができる程度の体になっていた。おしんのことをいつも気遣っていた。
- 谷村庄治:佐野大輔→吉岡祐一……おしんの兄。
- 谷村とら:渡辺えり子……庄治の妻。
- 谷村はる:仙道敦子→千野弘美……おしんの姉。製糸工場で働くが、肺結核で死亡。髪結になる夢をおしんに託す。
- 田倉家
- 田倉竜三:並木史朗……おしんの夫。佐賀の旧家の三男。跡継ぎではないため独立し、東京で羅紗問屋を開業。関東大震災により全てを失い、おしんと長男の雄を連れ佐賀の実家に戻る。おしんが雄を連れて佐賀を離れた後も親子3人で暮らすため干拓事業に精を出していたが事業は失敗し、伊勢で魚の行商をしていたおしんと再会する。その後はおしんとともに伊勢で働き、店を構え一家を養えるまでになる。戦時下には軍の仕事を引き受け羽振りが良く、戦争を嫌うおしんに対し積極的に戦争協力を行う。やがて敗戦が訪れ…
- 田倉清:高森和子……おしんの姑。当初からおしんと竜三の結婚に反対で、おしんに辛く当たる。
- 田倉大五郎:北村和夫……おしんの舅。おしんに辛く当たる清をたびたび諫める。
- 田倉福太郎:北村総一郎……竜三の長兄。
- 田倉恒子:観世葉子……福太郎の妻。大五郎とともにおしんを陰ながら庇う。
- 田倉亀次郎:成瀬正……竜三の次兄。陸軍中佐。伊勢で竜三に軍の仕事を紹介し、雄に陸軍士官学校進学を勧める。
- 篤子:長谷直美……竜三の妹。
- 今村源右衛門:今福将雄……竜三の家の手伝い。元々は田倉の本家に仕えていたが、竜三のお目付け役として上京。関東大震災にて死亡。
- 田倉雄(ゆう):伊藤毅→萩堂譲二→山野礼央→槇浩→松田洋治→冨家規政……おしんの長男。伊勢での行商時代にも母子ともに過ごし、誰よりも母を想う青年に成長。一時は陸軍士官学校進学を志すが、戦争を嫌う母のことを思い断念する。県立中学から三高そして京都帝大文科へ進む。初子とは両思いの仲であったが、出征後に戦死する。
- 田倉愛(あい)……おしんの長女。佐賀で出生後、間もなく死亡。
- 田倉仁(ひとし):望月匡貴→内田慎一→山下真司→高橋悦史……おしんの次男。雄と違い粗暴な一面もあり戦時中には特攻隊へ志願するが、雄と同様に母や家族を想う優しい一面もある。戦後には田倉家の跡取りとしての意識を強く持ち、戦後は進学せずにおしんと商売に精を出していたが、いつまで経っても儲からない商売に行き詰まっており、やがてセルフサービスの新しい商売の話を持ち出す・・
- 田倉道子:田中美佐子→浅茅陽子……仁の妻。裕福な家庭に育った現代的な女性で、おしんとはたびたび確執を起こす。
- 崎田禎(てい):野竹和子→山下陽子→浅沼友紀子→吉野佳子……おしんの次女。一時は田倉家の家事をこなしていたが、自分の子どもには学問をさせたかったおしんの願いから名古屋の大学へ進学する。大学では青春の日々を過ごしていたが、帰省した際に新しい商売に踏み切ったおしん達が身を粉にして働いている姿を見て大学での日々に違和感を覚え、遂には大学を辞めておしんの商売を手伝い、仁に勧められていた辰則との結婚も真剣に考えるようになる。
- 崎田辰則:渡辺寛二→桐原史雄……禎の夫。仁の戦友で、アメリカのスーパーで働いていた経験を持つことから仁に招かれる。気さくな性格で商売の成功のため精力的に働く。
- 田倉初子:上中はるか→長島裕子→田中好子→佐々木愛……おしんの養女。山形の小作の娘で、中沢健の遠縁。おしんと似た境遇で、幼くして死んだ娘の愛と年が近いため、おしんは娘同様に育て、仁や希望にとっては優しい姉、雄とは相思相愛の仲になる。雄の戦死後はおしんの元を去り、東京でアメリカ兵相手に商売を行うほど身を落としていたが、おしんの説得で伊勢へ戻る。田倉家へ戻ると再び田倉家の家事と仁の商売を支えるが、独身を通しておしんの面倒を見る。
- 田倉剛:宮本宗明……仁の長男。スーパー田倉の営業部長。
- 田倉幸子:景山真弓……剛の嫁。
- 田倉進:永山純一……剛の長男。
- 田倉あかね:鈴木美江……仁の長女。
- 田倉みどり:川上麻衣子……仁の次女。
- 中川家
- 中川軍次:平泉征(現:平泉成)おしんの最初の奉公先である中川材木店の主人。
- つね:丸山裕子……おしんの最初の奉公先、中川材木店の使用人。おしんの躾け係。おしんに辛く当たる。
- 定次:光石研……おしんの最初の奉公先、中川材木店の見習い。おしんの世話係。おしんを気にかけている。
- 加賀屋
- 八代加代:志喜屋文(少女期)→東てる美……おしんの二度目の奉公先である酒田の米問屋・加賀屋の娘で、おしんとは同い年。画家になることにあこがれ、浩太とともに青春を過ごした間柄でおしんに大きな影響を与える。後に加賀屋が凋落し女郎屋へ身を落とし、一人息子の希望をおしんに託して果てる。
- 加代の祖母・くに:長岡輝子……おしんの理解者。広い心で、幼いが向学心のあるおしんを見守る。
- 加代の母・みの:小林千登勢……当初、おしんにも優しかったが、娘の加代と奉公人のおしんに対するくにの考えにズレが生じ一時冷たくなったが、おしんが加代の命を助けたりすることで改心し、以前よりも愛情を持って接するようになる。
- 加代の父・清太郎:石田太郎……母親であり加賀屋の経営を取り仕切っているくにには頭が下がる若干頼りない性格。しかし、娘の加代のことになると強気に。上記のみのと同じく途中からおしんを優しく接するようになる。
- 八代希望(のぞみ):大渕貴人→萩原等司→塩屋智章→野村万之丞……加代の一人息子。加代の死後、おしん夫婦に養育され、仁とは年の同じ兄弟として育つ。希望に加賀屋を再興させることが恩返しであると考えるおしんは希望に早くからそのことを伝え、希望も戦後の再出発においては進学せずに商売を手伝っていたが、やがて自身が商売に向いていないことを悟り、陶芸家の道を志す。
- 八代百合:丘山未央→寺田路恵……田倉商店の使用人。良く働き控えめな性格で、おしんや初子からも可愛がられている。仁と関係を持ち、仁の結婚に際して事が露見したため田倉家に居られなくなり、希望の陶匠で働く。おしんは百合を不憫に思っていたが、後に希望の妻となる。
- 八代圭(けい):岩淵健→大橋吾郎……希望の息子。旅に出たおしんの後を追う。
- その他
- 源助:小倉馨……おしんの最初の奉公先の紹介者。
- 松田:三上寛……おしんの最初の奉公先の小学校の教師。中川家を説得して小学校に通わせた。
- 俊作:中村雅俊……最初の奉公先から逃げ出したおしんを山中で助けた脱走兵。一冬を共に過ごす。おしんに読み書きや算数、ハーモニカ、与謝野晶子の「君死にたまふことなかれ」を教え、戦争の愚かさや命の尊さを説く。その後おしんの目の前で憲兵に射殺されてしまう。
- りき:渡辺富美子……山形の谷村家の近所の住人。おしんたちを何かと助ける。
- 高倉浩太→並木浩太:渡瀬恒彦……農民運動の活動家。おしんの初恋相手で、竜三との結婚後も、伊勢での商売を紹介するなど生涯にわたっておしんを援助する。戦時下には特高警察による拷問を受け、脚に障害を残し心身ともに荒廃する。転向した後は運動から離れ、結婚して商売に精を出し成功し、戦後には楽隠居の身となる。未亡人となったおしんが店を出す際や加代の子である希望が独立するにも支援する。
- 長谷川たか:渡辺美佐子……おしんの髪結いの師匠。日本髪の師匠だが、おしんが洋髪で独り立ちできるよう育ててくれる。江戸っ子気質の義理人情の深い、人生の師匠でもある。
- りつ:名川忍……髪結い「長谷川」の奉公人。田舎の小作出身。震災直後、田舎に戻り、髪結いの店を持つ。
- 中沢健:ガッツ石松……露天商の元締。山形出身でおしんと意気投合。裏社会にも通じる人脈を持ち、密かにおしんを慕う。おしんの人生の局面で重要な役割を果たす。
- 染子:日向明子……神田のカフェ「アテネ」の女給。おしんにとって最初の髪結い客。カフェの常連の竜三に憧れていた。おしんの独立を女給仲間たちと暖かく祝い、見守った。震災直後、おしんとは離れ離れになってしまったものの、たかとは連絡が取れ、無事が確認され、おしん夫妻を心配しながらも故郷へ帰郷する。
- 波子:浦谷ひづる……神田のカフェ「アテネ」の女給。おしんの髪結いの常連である。震災直後、おしんとは離れ離れになってしまったものの、たかとは連絡が取れ、無事が確認され、おしん夫妻を心配しながらも故郷へ帰郷する。
- 八重子:谷川みゆき……神田のカフェ「アテネ」の女給。初めておしんに洋髪を結ってもらい贔屓となる。染子や茂子と共に竜三に憧れていた。震災直後、おしんとは離れ離れになってしまったものの、たかとは連絡が取れ、無事が確認され、おしん夫妻を心配しながらも故郷へ帰郷する。
- 茂子:古館ゆき……神田のカフェ「アテネ」の女給。染子に影響されて、おしんの髪結いの常連客となる。漁師の娘である。震災直後おしんとは離れ離れになってしまったものの、たかとは連絡が取れ、無事が確認され、おしん夫妻を心配しながらも故郷へ帰郷する。
- 耕造……竜三の幼馴染で、田倉家の小作。居候になった竜三・おしんと一緒に畑仕事をする。
- 佐和:香野百合子……田倉家の小作・耕造の妻。元天草の女郎で近所から距離を置かれているがおしんと懇意にする。
- 神山ひさ:赤木春恵……伊勢に住む浩太の親類で、特高警察に追われる浩太の身を案じる。浩太の紹介でおしんと雄を預かり、おしんが魚の行商人として独り立ちする手助けをし、戦後には未亡人となり家を追われたおしんが再起するため再び行商の手助けをする。
- 川村清一:斉藤洋介……雄の戦友。戦後、駅前の土地をおしんに譲渡する。
- 栄造:大友柳太朗……希望の陶芸の師匠。
- 平野:金田明夫……おしんの姉・はるが働いていた製糸工場の監督員。
- 川部仙造:長門裕之……道子の父。名古屋の衣類問屋の主人で、商売拡大のため道子と仁の結婚を進める。スーパー創業の際に自分の商売への介入を嫌い出資を断るおしんの態度にはじめ反感を持つが、やがて同じ時代を生きたもの同士として共感を示す。
- 川部波江:今井和子……道子の母。
- 文子:伊藤公子……田倉家のお手伝い。
- 語り:奈良岡朋子……最終回に顔出し出演し、おしん・浩太と話す。
他
[編集] スタッフ
[編集] 『おしん』誕生
- 『おしん』誕生のきっかけは、原作者・橋田壽賀子の元に寄せられた一通の匿名の手紙であった。「ある明治生まれの女性が、人に言えない過去を病床で綴ったものでした。子守り奉公したり、“女郎屋”に売られたりね」
- 明治の人の苦労を伝えるのは、自分たちの世代の義務だと感じた。「でもテーマが地味すぎて、どのテレビ局にも断られました。NHKでも、かなり反対があったんですよ。“明治物は当たらない”と言われてましたし……。川口幹夫放送総局長(当時)の賛成でやっと決まったんです」[1]
- 橋田は「おしんの幼少期の苦労や創業当時の行商などは、ダイエーを興した中内功をモデルにしている」としている。ヤオハンを興した和田カツをモデルにしたという説もある。
[編集] ドラマ撮影
[編集] 日本での反響
- 本放送時、札幌市水道局の水道使用量が急速に減少して警告が鳴り、ラジオドラマ『君の名は』の再来か、というエピソードが当時の北海道新聞に掲載された。
- 嫁姑戦争の舞台となった佐賀県では、「県のイメージダウンになる」とNHK佐賀放送局に抗議の電話が殺到し、NHKが「もう少し見てもらえれば真意を汲み取ってもらえる」と釈明を出す必要に迫られた。この時、姑を演じた高森和子はテレビのトーク番組に出演し「あれは演技の上ですよ」と苦笑しながら釈明している。
- ドラマと現実の区別がつかなくなった熱狂的な視聴者が、おしんの母ふじを演じた泉ピン子宛てに米を送って来たり、「おしんに渡してほしい」と、NHKに多額の金銭を送って来たこともあった。おしんの父作造がおしんやふじに厳しく接するため、作造役の伊東四朗宅に「お宅のご主人は娘に厳しすぎる」と視聴者が抗議に訪れ、家人が「あれはそういう役」「うちには娘はいない」と応対するも最後には庭先で口論になったこともあったという。おしんと対立したおしんの息子の妻を演じた女優が、町中でにらみつけられたりもしたらしい。
- 「おしんのしんは辛抱のしん」と辛抱を呼びかける現象までも発生したが、これについては橋田が「あれは辛抱を描いたドラマではありません」と自粛を呼びかけていた。
- おしんの奉公地に設定された山形県酒田市の出身である評論家の佐高信は、「酒田周辺では、おしんよりもっと苦難を強いられた女性が沢山いる」として、作品に批判的である。
- 中曽根康弘首相が自らとおしんを準え「おしん、康弘。」と表現し混迷する政局を耐え忍ぶ姿を自戒した他、田中角栄は自らの人生とおしんを照らし合わせて、涙ながらに「俺は男おしんだ」と語ったり、三十一歳で横綱に昇進し全勝優勝を遂げた隆の里もおしん横綱と呼ばれる等おしんシンドロームと評される程の社会現象を巻き起こした。ただし橋田は後のインタビューで「教科書のような話を書いたつもりはないので政治家や財界人が訓示に引用するのには違和感を覚えた。」と述べている。
- 当時の「おしんブーム」にあやかろうと演歌歌手・金沢明子が「おしん音頭」をリリースしている。なお歌詞がユーモラスだったことから「笑っていいとも!」で取り上げられたことがある。B面は「おしんの子守唄」。シングルレコードのジャケット柄は宗美智子による漫画版『おしん』のイラストである。
- 「おしんブーム」で山形県を訪れる観光客が増加、県内観光名所の飲食店のメニューに「大根めし」も登場し話題となった。
- おしんの幼年期については非常に反響が大きかったため、1984年夏にNHK総合テレビで幼年期のみ再放送されている。
[編集] 海外での反響
『おしん』は海外、とりわけアジア圏で人気が高く、『おしん』を観て日本や日本女性に好意的な印象を抱いたという人々も数多い。少女時代を演じた小林綾子が放送された国を訪れると、今でも「オシン!」、泉ピン子は「オシンママ!」と呼ばれ、様々な歓待を受けるという。一方、西欧諸国などで放送された時、国によってはあまり人気が出なかった。
- 中国では非常に人気があり、初回放送から20年以上経った2007年でも、湖南テレビにて、『阿信』(アーシン)として再放送されている(中国語の「阿」が日本語の「お」に相当。「信」の方は当て字)。
- 香港では、1985年に無綫電視で『阿信的故事』(アッソンデクースィー)として放送された。広東語のオリジナル主題歌「信」をジュディ・オングが歌い、香港を含む東南アジアの広東語圏全域で大ヒットしている。
- 台湾では、1994年に中視で中国同様『阿信』として放送された。オープニング曲「永遠相信」はジュディ・オングが、エンディング曲「感恩的心」は欧陽菲菲が歌い、どちらも大ヒットした。なお、エンディング曲「感恩的心」は、中視の放送休止時間中のフィラーとしても使用されている。2008年3月25日20時から再放送(なお、再放送版、フィラーではエンディング曲の歌手がロジャー・ヤンとなっている)。
- ベトナムでは、「おしん」がメイドや家政婦を指す代名詞になっている。
- エジプトのカイロでは、『おしん』放映時間に停電が発生、放送を観られない事に怒った視聴者が電力会社やテレビ局に大挙押し掛け、投石や放火等の暴動を起こすという事件があった。その後、政府が該当話の再放送を約束する声明を出し、事態はようやく収束した。
- アフガニスタンやイランではペルシャ語吹き替えにて放送されたが、イラン国営テレビでの放映が最高視聴率90%超を記録する爆発的人気となり、長きに亘り「Oshin(ウーシン)」は日本を表す代名詞となった。なおイスラム教国では、男女が自然に触れ合う場面等が放映時に削除されたため、逆に「オリジナルにはわいせつシーンがある」との憶測を呼んだことがある。
- 平成元年1月28日、ムハンマドの娘ファーティマの誕生日兼婦人デーであるこの日には「イスラム女性の象徴はだれか」という質問形式のラジオ番組が放送されたが、ある女性が質問に「おしん」と回答しその後の受け答えでファーティマを古い女性だと形容した。ホメイニ師が責任者の処罰を要求した結果、件のラジオ局の責任者4人に対し反イスラム的であるとして科刑、解雇という判決が下されるが、当のホメイニ師が恩赦として判決を撤回させている[2]。
[編集] 番外編『もうひとりのおしん』
終戦記念日である8月15日からの6日間、ドラマ『おしん』を中断して放送された。
[編集] 出演者
[編集] スタッフ
- 音楽:坂田晃一
- 協力:山形県酒田市・大江町・立川町・中山町・西川町・山辺町、海老原保翠、丹羽常男、深瀬清美
- 制作:岡本由紀子
- 美術:田坂光善
- 技術:設楽国雄・金光正一・田村博・沖中正悦
- 効果:林幸夫
- 記録:松田和子
- 構成:秋山茂樹・吉村文孝
[編集] 放送日・サブタイトル
- 1983年8月15日(月) 「いろりのまわりに家族がいた」
- 1983年8月16日(火) 「めしはいつも大根めし」
- 1983年8月17日(水) 「女は一生働きづめ」
- 1983年8月18日(木) 「夏も冬も着たきりすずめ」
- 1983年8月19日(金) 「ことばは国の手形」
- 1983年8月20日(土) 「日本中のおしんたちへ」
[編集] 舞台
[編集] 映画
テレビドラマの第1部をアニメーション映画化したもの。1984年3月17日公開。高視聴率を挙げたドラマとは裏腹に上映打ち切りが相次ぎ、興行的には失敗に終わる。制作費3億円に対し配給収入は約2億円。失敗の原因に関してサンリオは「サンリオのファミリー映画はいつも子供が親を引っぱってきた。今回は子供にソッポを向かれたのが原因」としている。2006年、ポニーキャニオンから発売された『サンリオ映画シリーズ』の1作としてDVD化された。
[編集] 声の出演
[編集] スタッフ
[編集] 漫画
- 原作:橋田壽賀子
- 漫画:宗美智子
- 発行:集英社 マーガレットコミックス(全2巻)
[編集] 関連項目
[編集] 脚註
- ^ 参考資料:ザテレビジョン編集部[編]『TVの出来事まるごと10年!別冊ザテレビジョン』角川書店・1992、146ページ
- ^ 朝日新聞1989年2月3日 朝刊 2外◆「おしん」賛美、ホメイニ師「許さぬ」 責任者、一時は禁固刑
[編集] 外部リンク
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| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
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おしん
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| NHK BS2 連続テレビ小説・アンコール | ||
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| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
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おしん
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カテゴリ: 連続テレビ小説 | 1983年のテレビドラマ | 橋田壽賀子のシナリオ作品 | 山形県を舞台とした作品 | 佐賀県を舞台とした作品 | NHK山形 | NHK佐賀 | NHK津 | アニメ作品 お | 日本のアニメ映画 | 1984年の映画 | サンリオ
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