おらが春

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おらが春』(- はる)は、俳人小林一茶の俳諧俳文集で、彼が北信濃の柏原(長野県上水内郡信濃町柏原)で過ごした1819年文化2年)、一茶57歳の一年間の折々の出来事に寄せて読んだ俳句・俳文を、没後25年になる1852年嘉永5年)に白井一之(いっし)が、自家本として刊行したものである。『おらが春』は、まったくの時系列に沿って書き記された日記ではなく、刊行を意図して構成されたものである。さらに一茶自身、改訂や推敲を重ねたが、未刊のままに留まっていたものである。内容的には、一部脚色や時系列を事実とは若干ずらした箇所なども指摘する研究者もあり、作品として意識されたものという性格が強い。

表題の「おらが春」は、著者自身が選んだものではなく、白井一之が、本文の第一話の中に出てくる句「目出度さもちう位也おらが春」から採ってつけたものである。

この書の内容としては、前年1818年(文化元年)5月に生まれたばかり、長女さとの6月の死去、一茶の継子としての出自、浄土真宗他力本願、より大きなものによって生かされてあるものとしての自分という信仰への帰依といって話題がその中心を占めている。

また、よく知られた彼の代表的な句、

  • 我と来て遊べや親のない雀
  • 名月を取ってくれろとなく子哉

などは、この書に収められているものである。

[編集] 文献

最終更新 2009年6月6日 (土) 02:16 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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