かつら (装身具)
かつら (装身具)の最新ニュースをまとめて検索!
かつら(鬘)は、人の頭部にかぶせて、もとある頭髪を補ったり別の髪型に見せるために使う、人工的な髪のこと。実際の人間の髪(人毛)を利用して作られたものや、ポリエチレンなど化学繊維(人工毛)を利用して作られたもの、またその二つを混合しそれぞれの特徴を活かそうとしているかつらなど様々なかつらが存在する。
近年は安価で購入することが可能な育毛剤や発毛剤などの台頭により、頭皮がむき出しになっている部分を隠蔽(いんぺい)することを目的とした高額なかつらは敬遠され、その需要は薄まっている。
目次 |
[編集] 使用目的
[編集] 髪を補う装飾品として
過度のストレスや加齢、親の遺伝、抗がん剤の使用などによる脱毛症によって失われてしまった頭部の一部分、または全体の毛を補うためにかつらは使用される。
かつらのデメリットとして、かつら一つの値段が高額であることが上げられる。約50万円から100万程度が相場である。自分の頭部にフィットするようなかつらを作らなければいけないため、大体全てが受注生産になるためである。かつら生産は労働集約的産業であり、製造費のうち人件費が比較的大きな割合を占めるため、現在ではほとんどのかつらは中国など途上国で生産されている。
また、夏場や梅雨時、雨が降るような湿気の多い日などはかつらを着用していると頭部が極端に蒸れるという現象に見舞われることもある。こういう現象に見舞われた場合、一度かつらをその場で外すなどし、頭部の汗や汗でぬれたかつらなどをハンカチなどでふかなければ、頭部にかゆみをもたらすなど一定のダメージを与え、またかつらの品質自体も低下させるおそれが生じる。これが自分にとって重要な人(上司や交渉先のお偉いさん)と面会していたり、通勤通学中などのかつらを外すことのできない、または難しいと思われる状況に起きる可能性を十分に考慮しなければならない。こんな状況に陥った場合、トイレなどに駆け込む必要があるため、これもかつらが敬遠される理由である。
このような目的で用いられるかつらは一種の恥部としてとらえられる「ハゲ」を隠すために用いられるもの、という印象が強く、かつらを使っていることは隠すべきこと、という意識が着用者・非着用者を問わず強い。
少しかつらが後ろ・横にずれることがあっても、その着用者は気づかない場合がある。ある相手と話していたりする場合、相手の人間はその人との人間関係を損ないたくないという気持ちが働き、そのことには触れないが、返って人間関係をぎくしゃくさせてしまう可能性がある。
テレビの暴露番組や、その他のバラエティ番組で「あの芸能人はかつらをかぶっている」などの話のネタとして「かつら」が持ち出されることもある。またタモリといったタレントは、自分がかつらを被っているタレントではないかという噂を逆に利用して、話のネタとして利用している場合もある。
[編集] 髪型全体を変える装飾品として
かつらは髪型や髪の色全体を変えて見せるためにも用いられる。
設定が西洋であったり、昔の時代である演劇や時代劇といったドラマなどで、俳優の現在の髪型からはセットすることが不可能であったり、例え可能であっても日常生活に支障が出たり、一々セットするよりもかつらを被った方が手軽な場合に用いられる。
『8時だョ!全員集合』などのコントでは爆発シーンの後のお笑い芸人、アイドルの頭に巨大なアフロのカツラを被せて、視聴者の笑いを誘うために用いられる場合もある。
[編集] 正装として
昔の西洋では、正装としてかつらが着用されていた。クラシック音楽の作曲家など、当時の人物が似たような髪型をしているのはそのためである。ベートーベンなどは逆に権威を嫌ってかつらを使用しなかったため、自然な髪型で描かれている。
裁判でも、裁判官などがかつらを着用していたため、現在でもその習慣がある。
[編集] 主要メーカー
[編集] 関連項目
- 中野浩一 - 競輪選手。長年アートネイチャーのCMキャラクターを務めた。
- 倉持明 - プロ野球選手。中野以前、アートネイチャーのCMキャラクターを務めていた。
- 山本浩之 - ニュース番組中に自らのかつらを取り去り、自らがハゲであることを告白した関西ローカルのテレビ局のアナウンサー。
- 小口雅之 - プロボクサー。試合中にかつらが取れてしまったことで有名に。
[編集] 外部リンク
- 「かつらができるまで」 - 東京都台東区にあるかつらメーカー東京義髪整形の作業場を取材して、かつら製作の流れを説明している(全14分、リンク先ページ右側の「Play」をクリックで再生) 2008年 サイエンスチャンネル
最終更新 2009年9月4日 (金) 04:36 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【かつら (装身具)】変更履歴


