きたぐに (列車)
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| きたぐに | |
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新潟駅に停車中の「きたぐに」
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| 運行鉄道事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
| 列車種別 | 急行列車(一部区間は、快速列車) |
| 運転区間 | 大阪駅 - 新潟駅 |
| 経由線区 | 東海道本線・北陸本線・信越本線 |
| 使用車両 (所属区所) |
583系電車(京都総合運転所) |
| 運転開始日 | 1961年10月1日 |
| 備考 | 2009年10月現在のデータ |
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この表について
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きたぐには、西日本旅客鉄道(JR西日本)および東日本旅客鉄道(JR東日本)が大阪駅 - 新潟駅間を東海道本線・北陸本線・信越本線経由で運転する夜行急行列車。列車は普通車自由席、グリーン車(指定席)と、A寝台車およびB寝台車により構成されている。
目次 |
[編集] 運行概要
大阪・京都から北陸3県を経由して、新潟県内主要都市に停車、日本海側最大の都市である新潟までを結ぶ列車。日本海縦貫線を通過し、新潟駅を経由しない寝台列車や夜行列車が多い中、新潟駅を発着する数少ない夜行列車である。多客期には「きたぐに」を補完する列車として、同じ大阪 - 新潟間運行の臨時列車「ふるさと雷鳥」が運転される。(但し2009年5月以来運転されていない)
大阪発新潟行の下り列車では、新津駅 - 新潟駅間で快速列車となり、普通車自由席に限り、乗車券・回数券・定期券のみで乗車できる。なお自由席は夜間も減光されていない。
2009年8月現在、大阪・京都方面-北陸本線の特急料金または急行料金を必要とする列車では、唯一、東海道本線の米原駅経由で運転されている。ただし、運賃・料金は、湖西線経由で計算される(湖西線#乗車制度の特例を参照)。
[編集] 停車駅
大阪駅 - 新大阪駅 - 京都駅 - 大津駅 - 彦根駅 - 米原駅 - 長浜駅 - 敦賀駅 - 武生駅 - 福井駅 - 小松駅 - 金沢駅 - 高岡駅 - 富山駅 - (滑川駅) - 魚津駅 - (黒部駅) - (入善駅) - (泊駅) - 糸魚川駅 - 直江津駅 - 柿崎駅 - 柏崎駅 - 来迎寺駅 - 長岡駅 - 見附駅 - 東三条駅 - 加茂駅 - 新津駅 - (亀田駅) - 新潟駅
- ( )は下り・新潟行のみ停車。
大阪駅 - 新大阪駅 - 米原駅間で、「きたぐに」と同じ区間を走行する特急「びわこエクスプレス」や「はるか」が停車する山科駅・石山駅・草津駅・守山駅・野洲駅・近江八幡駅には「きたぐに」は停車しない。これらの各駅は「特急が停車するのに急行が停車しない駅」である。
[編集] 使用車両・編成
| きたぐに | |||||||||||||||||||||
| ←大阪 | 新潟→ | ||||||||||||||||||||
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京都総合運転所所属の583系電車が使用されている。普段は10両編成で運転されているが、多客期にはB寝台が2両増結されて12両編成で運転されている。2009年11月現在、583系電車が定期列車として運用に充当される唯一の列車である。
[編集] 583系電車を使用する理由
583系電車は既に最低でも車齢35年以上に達しており、一般的な電車としては耐用年数を超えている。715系電車など近郊形改造車を含め既に多くが廃車され淘汰されているが、JR西日本では主として「きたぐに」運用向けに保有する583系電車全てについては継続使用可能なように延命N40工事を施工しているが、「きたぐに」廃止後は他に運用されることはなくなり淘汰される。
- 583系は、一形式で寝台・座席の両設備、およびそれぞれ2等級(普通車・グリーン車、A寝台・B寝台)が賄える汎用性があり、広範な需要のある「きたぐに」での運用に適している。寝台・座席客車の廃車が年々進行しており、機関車牽引の客車夜行列車の削減も進んでいる現代では、583系を代替できるような車両が存在しないやむを得ない実情がある。
- 「きたぐに」は交流区間も走行するため、延命し仮に車両を新造する場合には、新たに交直両用寝台電車を開発するためのコストがかさんでしまうだけでそれらにかかったコストを回収する事が出来ない。北陸地域では北陸新幹線の長野 - 金沢間開業が2014年度に見込まれ、輸送体系激変と共に運賃・料金収入が激減する為、「きたぐに」のような特殊用途向けに新たな専用形式を開発・製造する必要性がない。
[編集] 利用状況
関西圏 - 新潟間では直通交通手段が航空・高速バス以外に乏しく、これを補完する時間帯で運行されていることから、長距離を通して乗車する客も多く、休日前後や連休期間中は旅行者や帰省者などの利用が多い。乗車券のほかには割安な急行券のみで長距離を利用できるため、時には自由席が非常に混みあい、繁忙期には全区間着席できない場合もある。繁忙期には寝台・グリーン券の売り切れも生じる。
途中停車駅が多く、全区間にわたって運行時間帯の利便性も高いことから、始発・終着地付近での地域輸送・区間輸送も担っている。国鉄時代の長距離夜行急行列車のような多目的性を、21世紀に至っても維持している珍しい列車と言える。グリーン車や寝台車は高速バスにはない快適性を求める長距離客の利用が中心である一方、自由席車は以下のような利用もみられる。
大阪発の下り列車は、大阪方では彦根駅・米原駅・長浜駅方面への最終列車として通勤需要にも利用される。一方、新潟県内では、長岡駅で上越新幹線に接続し、北陸方面から上越新幹線上り東京行き列車に連絡する始発列車という位置づけもなされている。また直江津駅で北越急行ほくほく線の始発列車となる快速越後湯沢行に接続しており、北陸方面から新潟県内での上越新幹線への乗り換えには、信越本線経由とほくほく線経由の2通りのルートが利用できる。また富山駅では富山地鉄の立山方面の始発電車に接続するためにアルペンルートに向かう利用客も多い。
新潟方では朝ラッシュ時間帯に終着駅新潟駅に到着するため、快速列車となる新津駅からは通勤・通学客の利用が多い。また用務客にとっても便利であり、かつ自動車利用では新潟市街地の渋滞遅延が発生しやすい時間帯に、新潟駅に到着するため、直江津や柏崎からの乗車客も多い。なお、新津と次の停車駅亀田駅から乗車できるのは普通車自由席4両のみで、グリーン車・寝台車には乗車できない。
新潟発の上り列車は、新潟方では長岡で下り東京発の上越新幹線に接続し、北陸方面への最終列車となる。東京発新潟行の最終「Maxとき353号」と長岡で接続する。また上越新幹線の利用客だけでなく、新潟から長岡、柏崎等へ帰宅する用務客の利用も多い。さらに新潟方以外でも、京都・大阪へ早朝に到着できるため、北陸地方からの関西国際空港利用客にも早出の便として利用されている。
このため、上下列車とも自由席は深夜の金沢駅で比較的まとまった数の乗降客があることも珍しくない。
[編集] 担当車掌区
全区間、JR西日本の大阪車掌区が担当している。
[編集] 沿革
「きたぐに」は北陸地方を指す北国(ほっこく)の訓読みとされている。
1961年の登場時には金沢駅 - 新潟駅間の急行列車と現在の特急「北越」と同じ運行区間であり、1963年に大阪駅まで運行区間を延長。現在では臨時特急「ふるさと雷鳥」しか運行されていないが大阪発着の新潟・北陸本線昼行急行列車として運行していた。
しかし、1968年のダイヤ改正時に従来「日本海」と称していた日本海縦貫線急行列車に「きたぐに」の愛称を与え、以降日本海縦貫線夜行急行列車として運行された。上越新幹線開業以降は昼行列車としての側面が大きかった新潟駅以北を切り離し、大阪対新潟・北陸夜行列車となった。
その為、本節では主に、大阪対新潟・北陸夜行列車を中心に記載をする。
[編集] 年表
- 1947年7月5日:大阪駅 - 青森駅間で運行を再開した急行列車が源流。1950年11月8日に「日本海」の愛称が付与される。列車番号も501・502列車となり、この列車が現在の「きたぐに」の源流とされる理由である。
- 1961年10月1日:サンロクトオと称されるダイヤ改正に伴い、以下のように変更。
- 1963年4月20日:このときのダイヤ改正に伴い、以下の様に変更。
- 1965年10月1日:このときのダイヤ改正により以下のように変更。
- 大阪駅 - 富山駅間の寝台急行列車の名称を「金星」(きんせい)に変更
- 大阪駅 - 金沢駅間を運行していた「加賀」の夜行列車の名称を「つるぎ」に変更。同時に富山駅まで運行区間を延長する。
[編集] 「きたぐに」夜行列車化以降
- 1968年10月1日:ヨン・サン・トオと称されるダイヤ改正に伴い、以下のように変更。
- 1971年10月1日:大阪駅 - 富山駅 - 直江津駅 - 長野駅 - 松本駅 - 名古屋駅 - 大阪駅間を運行する臨時急行列車として、「アルペン」が運行を開始する。なお、運行は翌1972年夏で終了する。
- この列車は、直江津駅を境に夜行列車として運行され、運行形態としては、北陸本線を先に経由する列車を1号とし、中央本線を先に経由する列車を2号とする1往復の形態を取った。
- 1972年3月15日:「つるぎ」新潟駅まで運行区間を延長。
- 1972年10月2日:「つるぎ」が特急に昇格。20系客車が充当された。
- 1972年11月6日:青森行「きたぐに」において、北陸トンネル内で食堂車を火元とする火災が発生、犠牲者30名を出す(北陸トンネル火災事故を参照)。
- この事故をきっかけに、地下鉄や長大トンネルを走行する車両の不燃化が進む。
- 1975年7月:「立山」の増発列車として「アルペン」が大阪駅 - 富山駅間で設定される。なお、このときは大阪駅発は夜行列車として運行された。
- 1973年10月1日:「きたぐに」大阪駅 - 青森駅間運行の普通座席車が12系客車化される。
- 1976年2月:「つるぎ」に24系25形客車が充当される。
- 1982年11月15日:上越新幹線開通に伴うダイヤ改正のより、以下のように変更する。
- 1983年:名古屋駅 - 新潟駅間に臨時急行「にいがた」が運行開始。
- 1984年:臨時急行「にいがた」が運行終了。
[編集] 「きたぐに」583系化以降
- 1985年3月14日:「きたぐに」、583系(12両編成)化。「立山」廃止。
- 1985年7月 「立山」の代替として大阪駅 - 富山駅間を運行する臨時急行列車として「アルペン」運行開始。
- 1986年11月1日:「きたぐに」10両編成となる。
- 1988年3月:「きたぐに」下り(新潟行)、新津 - 新潟間が快速列車に。
- 1992年2月:「アルペン」運行を終了する。
- 1994年12月3日 寝台特急「つるぎ」が臨時列車に格下げ。
- 1996年12月:臨時寝台特急「つるぎ」廃止。「きたぐに」は、関西地区と北陸・新潟県を結ぶ唯一の夜行列車となる。
- 2000年:「きたぐに」使用の583系編成を一時的に変更。具体的にはサロネ581形車両を485系の電動車ユニットに組み替えた。なお、この際には同車両搭載のパンタグラフも使用された。
- 2004年10月23日 - 11月28日:新潟県中越地震の影響により運休。
- 2007年3月18日:ダイヤ改正に伴い、「きたぐに」3号車自由席を禁煙席に変更。
- 2007年7月16日 - 9月12日:新潟県中越沖地震の影響により運休。
- 2009年6月1日:座席車を禁煙化。
- 2009年11月:JR東日本による新潟デスティネーションキャンペーンの一環として、24系25形客車による「おもいでのつるぎ号」が運転予定(大阪発11月27日、新潟発11月28日)[1]。
[編集] 列車愛称の由来など
- (五十音順)
- 「アルペン」…アルプス山脈のドイツ語読み"Alpen"から。
- 「奥能登」…能登半島、能登国の奥という意味。
- 「きたぐに」…上にあるとおり、北陸地方を意味する「北国」(ほっこく)の訓読みから。583系電車のヘッドマークでは列車名と「佐渡おけさを踊る人と北陸地方の地図」が表示される。
- 「金星」…天体の金星から。なお、「寝台列車は天体名から」という慣習があったことによる。
- 「立山」…富山県の立山連峰から。
- 「つるぎ」…富山県の立山連峰にある剱岳(つるぎだけ)から。ヘッドマークでは列車名と「そびえ立つ剱岳」が描かれた。
- 「にいがた」…始発・終着地である新潟県から。
[編集] 脚注
- ^ 「新潟デスティネーションキャンペーン」を開催します - 東日本旅客鉄道プレスリリース 2009年8月18日
[編集] 関連項目
[編集] 競合する高速バス
[編集] 外部リンク
- 車両案内 きたぐに - JRおでかけネット
最終更新 2009年11月23日 (月) 06:23 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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