物干しざお

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物干しざお(ものほしざお、物干し竿)は、主に洗濯物を干すために用いられるさお(竿)。 単に物干し(ものほし)ともいう。

さおだけ(竿竹)ともいうが、「竿」(カン、さお)という漢字部首たけかんむりであるように、かつて材料としてが用いられていたことの名残である。

目次

[編集] 概要

物干しざおは、長さ2~4メートル、太さ3~4センチメートル程度のまっすぐな。 内部は中空でどちらかと言えばパイプ(管)に近い。 かつてさおだけ(竿竹)と言われたようにでできていたものだったが、現在はステンレス鋼アルミニウムといった金属製のものがほとんどであり、中には伸縮自在で長さを調節できるものや、中央で分割して運搬を容易なものとしたもの、支持台と一体構造のものもある。 なお、物干しざおと同様の目的を果たすものに洗濯ひも(洗濯ロープともいう)がある。

物干しざおにはハンガーでつるした衣類を掛けたり、またタオルシーツなどはそのままかぶせるようにして掛けたりする。 半そでのシャツなら右そで口から左そで口に通して干すこともある。 さおや支持台が丈夫であれば、布団など重量物も掛けて干すことができる。 このほか、干し柿など食品をつるして干すこともできる。 の強い日は干しているものを洗濯ばさみで留めておくことが望ましい。

物干しざおは、その両端を物干し台(ものほしだい)などと呼ばれる支持台によって地上から高さ2メートル程度の位置で支持する。(マンションなどの集合住宅では、バルコニーベランダの天井に物干しざおを掛けるフックがある) さおの位置が低すぎると、干しているものが地面に接触してしまうし、逆に高すぎると干す際、および取り込む際に苦労を要することになる。

一般にベランダなど屋外に設置される。 にさらされるため、さお・台ともにさびなど腐食による強度低下に注意する。近年は、さびにくいステンレス鋼で作られたものが多いが、鉄製より割高になる。

[編集] 物干しざおカバー

物干しざおカバー(ものほしざおカバー)は、物干しざおの表面を保護する塩化ビニル樹脂製の熱収縮チューブである。 中にさおを通し、熱湯をかけるなどしてを加えることでチューブが収縮し、さおに密着する。 鉄製さおの腐食防止や、老朽化したさおの補修、補強に用いられる。

三菱樹脂製の菱チューブ(ひしチューブ)は有名。

[編集] さおだけ屋

さおだけ屋(さおだけや、竿竹屋)は、物干しざおを販売する業者。 日本では昼間軽トラックに物干しざおを積んださおだけ屋が、住宅地を巡回しながら販売している光景がしばしば見られる。 巡回中のさおだけ屋から流れるアナウンス「たけやー、さおだけー」は、多くの人々の耳について離れない。最も一般的なメロディは「レーファファー、ファソソソー」であるが、こぶしをつけて「レーファファーーソファレー、レソソソー」などのバリエーションも聞かれる。

さおだけ屋の中には、法外な価格で押し売りを行う悪徳業者が存在する。 国民生活センターの発表によると、さおだけ屋の販売をめぐるトラブルが急増している。ある主婦が2本で1000円という宣伝につられて販売車を呼び止めたが、他のステンレス製の竿を見せられ、切ってしまってから「1本2万円」と請求されたというケースもある。[1]

さおだけ屋は、購入者が販売者を呼び止めるという形態から訪問販売として扱われず、クーリングオフが適用できない。 被害に遭った場合は、最寄りの警察署、消費者センターに相談することである。国民生活センターでは、さおだけ屋を呼び止める行為は慎重にし、価格を確認して不要な場合はきっぱりと断るようにアナウンスしているものの、移動販売のトラックを見ても、正当な販売をする業者か悪質な業者かを見分けることは困難なため、物干しざおが必要なら、金物店や大型スーパーやホームセンターなどに買いに行くのが安心な購入方法である。ホームセンターによっては、物干し竿や物干し台など長尺物や重量物などの運搬用に、一定時間まで無料で軽トラックを貸し出す店舗もあるので、乗用車に載せられない場合は軽トラを借りて運ぶ方法もある。運転免許がなければ、有償になる場合もあるが、配送を依頼することもできる。伸縮できるタイプであれば自分で持ち帰ることも容易である。

[編集] 脚注

  1. ^ 読売新聞2007年7月5日記事

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年9月15日 (火) 08:41 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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