しゃっくり
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しゃっくり(噦り、吃逆)とは、横隔膜(または、他の呼吸補助筋)の強直性痙攣により、声帯が閉じて「ヒック」という音が発生することが一定間隔で繰り返される現象で、ミオクローヌス(myoclonus:筋肉の素早い不随意収縮)の一種である。
目次 |
[編集] 概要
しゃっくりの多くは、刺激物や熱い物を飲みこんだり、食物が喉に詰まった時、激しく笑ったり、咳をしたり、また、アルコール飲料や香辛料の過剰の摂取によって起こる。しゃっくりは、本人の意思とは無関係に発生するため、一度かかると非常にわずらわしく、本人の意思だけで直すことは難しい。落語等ではしゃっくりをしながら話をする様は、酒に酔っていることを表す。
しゃっくりが一定回数でると死んでしまうなどという俗説があるが、通常は人体にはあまり影響はない。ただし、尿毒症、脳腫瘍などの内臓疾患や神経疾患が原因でしゃっくりが発生する場合もあり、長時間にわたって頻繁にしゃっくりになるような場合は注意が必要である。
[編集] 民間療法
しゃっくりを止める(効用があるとされる)方法は世界に様々なものがある。ただし、多くの場合は何もしなくても自然に止まるものである。しゃっくりが全く止まらない場合には、痙攣を止めるための鎮痙剤や、薬効応用でドパミン遮断作用のある抗精神病薬の投与などが行われることもある。一般には、以下のようなものが知られている。
- 呼吸に関連するもの
- 横隔膜をコントロールする事を意識しながら腹式深呼吸を複数回行う(非常に効果が高い)
- 呼吸を止める
- くしゃみをする(閉じた声帯を開かせ、効果が見られることが多い)
- 唾を飲み込む(アイバメソッド)
- 水、食品に関連するもの
- 身体の部位に関連するもの
- 他人の協力を要するもの
- 急に驚かしてもらう(心臓の弱い人は心停止等で命に危険あり。また、まったく効果が無いという説が有力である。)
- 難しい問題を用いるなどでしゃっくりから注意が逸れるようにし向けてもらう
- くすぐってもらう
[編集] 呼び名
一般的には、「しゃっくり」が正しい呼び名となっているが、「ひゃっくり」や「さくり」などの呼び方もある。英語では、「ヒカップ」(綴りは hiccup またはhiccough)のように言い、日本の「ひゃっくり」同様、しゃっくりが発生した時に出る、「ヒック」という音から連想できるものである。
また、ドイツ語では「シュルックアウフ」、スペイン語では「イポ」、フランス語では「オケ」(綴りは hoquet: 男性名詞)のように発音する。フィンランド語やノルウェー語では「ヒッカ」「ヒッケ」で、日本語の発音にかなり近いように思われるが、ロシア語では「イコータ」(綴りは Икота)という発音になっている。
[編集] 世界最長記録
ギネスブックによれば、しゃっくりの世界最長記録保持者はアメリカのチャールズ・オズボーン (1894–1991) である。オズボーンのしゃっくりは 1922年に始まり、以後68年間、毎分40回(その後、毎分20回に低下)のペースで続いた。このしゃっくりはオズボーンが亡くなる 1年前、1990年にようやくおさまった。この間、オズボーンはバラエティー番組などに出演し一躍有名になったが、普通の生活を送っていたという。
このほか、アメリカでは女性が5週間しゃっくりが止まらなくなり、毎分50回のペースで続いた。前触れなく止まったが、何故しゃっくりが続いて突然止まったのか、原因は不明という。[1]
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
最終更新 2009年8月8日 (土) 18:01 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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