の・ようなもの
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| の・ようなもの | |
|---|---|
| 監督 | 森田芳光 |
| 製作 | 鈴木光 |
| 脚本 | 森田芳光 |
| 出演者 | 秋吉久美子 伊藤克信 尾藤イサオ 麻生えりか でんでん 他 |
| 音楽 | 塩村宰 |
| 撮影 | 渡部眞 |
| 編集 | 川島章正 |
| 配給 | 日本ヘラルド映画 |
| 公開 | 1981年9月12日 |
| 上映時間 | 103分 |
| 製作国 | |
| 言語 | 日本語 |
| allcinema | |
| キネマ旬報 | |
| IMDb | |
『の・ようなもの』は、1981年の日本映画。落語の世界を題材にして、コメディの要素を取り入れた青春群像映画。
目次 |
[編集] 概要
N.E.W.S.コーポレーション制作、日本ヘラルド映画(現・角川映画)配給。森田芳光が監督・脚本・企画を務めて制作された作品で、劇場映画監督デビュー作である。栃木弁丸出しの伊藤克信が秋吉久美子と並んで主役に抜擢され本格的にデビュー、秋吉がソープ嬢[1]を体当たりで演じたことも話題になった。落語関係者や日活ロマンポルノ関係者などが多数出演している。
この作品について、森田は「『人間はみな面白いものだ』という観点から人間をより多面的にとらえ、言葉やしぐさの中に含まれる人間的な温かみを表現したかった」[2]と語っている。また、『間宮兄弟』の原点であるとも語っており、同作の公開とあわせて2006年10月に初めてDVD化された[3](発売元:アスミック、販売元:角川エンタテインメント)。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。
[編集] あらすじ
物語の舞台は東京の下町。若手落語家(二ツ目)の志ん魚(しんとと・伊藤克信)は、23歳の誕生日記念に初めてソープランド[1]へ行く。相手を務めたエリザベス(秋吉久美子)は、実はインテリで落語にあまり興味がなかったが、裏表のない性格の志ん魚と何となくデートを重ね相談相手もする奇妙な関係になる。
ある日、女子高校の落語研究会を指導するはめになった志ん魚は、その中の一人・由美(麻生えりか)を好きになる。エリザベスに相談するものの、どちらの関係も絶ちがたく二股交際を始める志ん魚であった。由美とのデートの帰り、由美の実家へ立ち寄った志ん魚は両親を紹介され落語を披露する。しかし、由美の父(芹沢博文)から「なってないねぇ。どうやって生活しているの?」と心配され、古今亭志ん朝や立川談志と比較された挙句、由美からも「下手」と駄目を押される始末。失意の志ん魚は家を出るが終電は既に無く、堀切駅から浅草へ向けて歩き出す。深夜の下町を「道中づけ」しながら歩き続け、浅草へ到着したとき夜は明け心配してスクーターで駆けつけた由美が待っていた。
その一方、パッとしなかった志ん魚の一門の先輩・志ん米(尾藤イサオ)が真打ちに昇進することとなり、関係者は沸き立つ。エリザベスは引っ越して新たな道を歩むこととなり、取り残されたような気持ちになった志ん魚は自分の将来や落語界の未来について真剣に考え始めるのだった……。
[編集] スタッフ
- 監督・脚本・企画:森田芳光
- 企画・製作:鈴木光
- 音楽:塩村宰
- 撮影:渡部眞
- 編集:川島章正
- 美術:増島季美代、伊藤羽
- 助監督:山本厚、佐藤睦夫、杉山泰一
[編集] キャスト
- 伊藤克信:志ん魚(しんとと)
- 秋吉久美子:エリザベス
- 尾藤イサオ:志ん米(しんこめ)
- 麻生えりか:由美
- でんでん:志ん水(しんすい)
- 小林まさひろ:志ん肉(しんにく)
- 大野貴保:志ん菜(しんさい)
- 入船亭扇橋(9代目):出船亭扇橋(師匠)
- 内海桂子:近所の主婦(松葉くずし主婦)
- 内海好江:おかみさん(泰明小卒)
- 三遊亭楽太郎:笑太郎
- 春風亭柳朝(5代目):有名落語家
- 芹沢博文:由実の父
- 加藤治子:由美の母
- 小堺一機:川島(オカマのコンビ)
- ラビット関根:川添(オカマのコンビ)
- 室井滋:亜矢(エリザベスの友人)
- 鷲尾真知子:おばさんディレクター
- 永井豪:エリザベスに挨拶される男
- 吉沢由起:佐世子(志ん米の妻)
- 小宮久美子:志ん菜の姉
- 五十嵐知子:まりや
- 風間かおる:真代
- 直井理奈:佐紀
- 金井久:前座・柳感
- 小笠原勤:前座・君丸
- エド・はるみ:落研所属の女子高生(エキストラ)
[編集] エピソード
本作の撮影のため若手落語家を探していた森田監督は都内の寄席に通ったがなかなか思い描くような人が見つからず、『全日本落語選手権』へ出演していた伊藤克信(当時、大学生)を偶然テレビで観て主役に抜擢した[4]。伊藤は、保険会社へ就職が決まっており演技経験もないため申し出を断ろうと思っていたが、監督の熱意に押され映画出演を承諾した。このような経緯で出演したため苦労話も多く、道中づけのシーンでは実際に42.195キロを歩き、このシーンのナレーション収録の際はスタジオの中を歩きながら50回近くも収録を繰り返したため、力の抜けた語り口調に仕上がっている[4]。
[編集] 受賞
[編集] 脚注
- ^ い ろ 劇中では、当時の一般的な呼称である「トルコ嬢」「トルコ」と表現しているが、本項では変更後の名称を使用(DVD化された際は一部不適切な表現としながらもオリジナルのまま収録されている)。
- ^ 『読売新聞』夕刊1982年3月23日付、4版、11面。
- ^ 映画『間宮兄弟』公式ブログ 森田芳光の監督日誌
- ^ い ろ 日本映画劇場 銀幕を飾る俳優たち伊藤克信より
[編集] 外部リンク
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最終更新 2009年11月1日 (日) 10:13 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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