はこね (列車)

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新宿駅を出発する50000形「VSE」「スーパーはこね」
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はこねとは、小田急電鉄新宿駅箱根湯本駅間を小田原線箱根登山鉄道鉄道線経由で運転している特急列車愛称

本項では、小田原線を運行する「スーパーはこね」・「さがみ」及び東京地下鉄線内に乗り入れる「メトロはこね」・「メトロさがみ」・「ベイリゾート」についても述べる。

なお、小田急電鉄はこれら新宿~箱根湯本間を運行する特急列車を「箱根行のロマンスカー」と総称して広告する場合が多く、一般にそう認識されることが多い。

目次

[編集] 運行概況

基本的には新宿~小田原・箱根湯本間通しの運行で、小田原発着列車(及び小田急線内完結)に「さがみ」、箱根湯本発着列車に「はこね」「スーパーはこね」の名称を与えている。運行時間も平日の朝ラッシュ時を除きほぼ1時間3本、土曜・休日は4本程度運行される。また、夕方18時以降に新宿駅を出発するホームウェイも19時発車の5号まで箱根湯本まで乗り入れる。 また、地下鉄線内に乗り入れる「メトロさがみ」「メトロはこね」については、前者が本厚木北千住間に1本、後者が北千住~箱根湯本間に土曜・休日のみ2往復が設定されている。なお、前者は「メトロホームウェイ」を含めて年間30日程度運転する「ベイリゾート」が本厚木〜新木場間に1往復が設定されているが、同列車の運転日は「メトロさがみ」「メトロホームウェイ」が運休となる。

ただし、停車駅を見ればわかるように「スーパーはこね」を除き運行する列車により停車駅が一定していない。歴史によると、1995年より名称と停車駅との関係が崩れたとあるから、これは単なる箱根への観光輸送から小田原線内の地域輸送・通勤輸送へとシフトしてることと関連がある。なお、「はこね」は町田・小田原停車の列車が大半である。

例えば、平日、土曜・休日で構成に小規模ながらも変化があり、例えば平日に上りの「スーパーはこね」は運行されず、回送の間合い運用の関係で本厚木駅発の「はこね」が運行される。

[編集] ベイリゾート

60000形「MSE」で運行される「ベイリゾート」

東京ディズニーリゾート利用者を主なターゲットとした特急であり、小田急線主要駅と、東京メトロの駅で東京ディズニーリゾート最寄駅であるJR京葉線舞浜駅に最も便利といえる新木場駅までを、土曜日など年間30日程度の特定日に、朝(8:04)新木場駅着と、夜(21:00)新木場駅発の1日1往復、60000形「MSE」にて運行している。

特急列車ではあるが、運行速度は決して速いものではなく、特に東京メトロ線内では、前後を走る電車との兼ね合いで、多くの途中駅で停車するなど、ゆっくりとしたペースで走る。しかし新木場駅から乗り換えなしで小田急線主要駅に直通する便利さからは特急という名にふさわしい列車といえる。

上り「ベイリゾート90号」(8時04分新木場駅着)
土曜・休日の朝に運転される「メトロさがみ80号」(本厚木発北千住行)の行き先を新木場に変更。
下り「ベイリゾート91号」(21時00分新木場駅発)
土曜・休日の夜間に運転される「メトロホームウェイ43号」(北千住発本厚木行)の始発駅を新木場に変更。

運転日(2009年度の場合)

  • 1月2日
  • 4月 - 2月の各月第2・第4土曜日
  • 5月3日 - 5日
  • 8月・12月の毎土曜日

停車駅

  • 小田急線内:本厚木、町田、新百合ヶ丘、成城学園前(乗車、下車とも可)
  • 東京メトロ線内:表参道、豊洲、新木場(新木場行き上り列車の乗車、および本厚木行き下り列車の下車はできない)

この他、代々木上原、霞ケ関で運転停車を行う。

走行路線(上り:新木場行きの場合)

  • 本厚木→代々木上原:小田急小田原線
  • 代々木上原→霞ケ関:東京メトロ千代田線
  • 霞ケ関→桜田門連絡線(ここから進行方向が逆になる)
  • 桜田門→新木場:東京メトロ有楽町線
霞ケ関駅にて北千住方面ホームに一度停車し(乗降不可)、再び発車後霞ケ関駅の先まで進み方向転換をし、再び霞ケ関駅代々木上原方面ホームに停車(乗降不可)。その後連絡線を通り有楽町線に入る。

問題点

  • 8時04分、新木場駅着では、東京ディズニーリゾートの開園時刻(8:00)に間に合わず、人気アトラクションのファストパスが確保できない。
  • 21時00分、新木場駅発では、閉園時刻(22:00)まで滞在できない。
上記のような問題からも、マイカー利用者を多く取り込むことができず、便利な列車でありながら満席になるようなことがない。[要出典]

[編集] 車内サービス

車内サービスとして特筆すべきものとして、車内販売であるワゴンサービスを「スーパーはこね」「はこね」を中心に設定しており、そのうち50000形「VSE」使用列車についてはカフェを備え、軽食のシートサービスを実施している。概要は、小田急ロマンスカー#供食サービスを参照のこと。

[編集] 停車駅

会社名 路線名 列車名\駅名 スーパー
はこね
「はこね」
のみ
平日の
「さがみ64・70号」
「はこね」
「さがみ」
メトロ
はこね
メトロ
さがみ
ベイ
リゾート
列車番号
予約コード※
07xx 00xx 06xx 01xx 03xx 02xx 042x 0470 0480 089x
運転方向 ↓・↑ ↓・↑ ↑のみ ↓・↑ ↓・↑ ↓・↑ ↓・↑ ↑のみ ↑のみ ↓・↑
東京地下鉄 有楽町線 新木場駅
豊洲駅
千代田線 北千住駅
大手町駅
霞ケ関駅
表参道駅
小田急電鉄 小田原線 新宿駅
成城学園前駅
向ヶ丘遊園駅
新百合ヶ丘駅
町田駅
相模大野駅
本厚木駅
秦野駅
新松田駅
小田原駅
箱根登山鉄道 鉄道線
箱根湯本駅
凡例
停車
相模大野で「えのしま」と分割又は併結の場合がある
「はこね」のみ入線し停車(「さがみ」は乗り入れない)
乗り入れない(「さがみ」のみのタイプ)
通過(矢印はその方向のみ運行)
経由しない
  • 「メトロはこね」と新宿を10両で発着するEXEの「はこね」は片瀬江ノ島方面との併結を除き小田原で分割・併合を行う。
  • ※予約コードは列車番号の内、上1桁目の「0」を抜く。また、下二桁のxxは以下の通り。
    1~:「(メトロ/スーパー)はこね」
    60~:「(メトロ)さがみ」
  • 東京地下鉄線に乗り入れる列車については代々木上原駅に停車するが、全列車が運行乗務員交代のための運転停車であり、客扱いは行わない。なおロマンスカーアテンダントについては交代せず、小田急レストランシステムの社員が全区間通して乗務する。

なお、他に周辺で行われているイベントなどに対して、臨時列車や臨時停車として参宮橋駅伊勢原駅開成駅などに停車するものがある。

[編集] 車両

「」付きの愛称がある車両については、特急専用車両として使用されている、または使用されたものである。

[編集] 現用車両

鶴川駅に進入中の50000形「VSE」(2005年3月21日)

2009年時点では「スーパーはこね」は50000形「VSE」のみの運行となっているが、50000形が検査などで使用できない場合には7000形「LSE」・10000形「HiSE」といった展望席のある車両で運行される。

「はこね」は現用車両のすべてで運行されているが、RSEによる運行は土曜・休日のみとなっている。また、新宿~相模大野間を「えのしま」と併結して走る列車はEXEのみで運行される。

「さがみ」はVSEとRSE以外の車両で運行されている。また、「はこね」と同じく新宿~相模大野間を「えのしま」と併結して走る列車はEXEのみで運行される。


[編集] 過去の車両

3100形「NSE」「スーパーはこね」(1996年10月12日、和泉多摩川~登戸間)

[編集] 沿革

  • 基本的には無停車・座席指定制とされ、土曜の午後に新宿を発車する形で運行。
  • 運行当初は専用車両ではなく戦災復興車両として整備された通勤形車両である1600形により運行される。
  • 同時に列車愛称として「あしがら」「明神」「はこね」「乙女」が与えられた。これらは箱根の地名に由来するものである。以後も列車が増発される度に愛称を増やしていったが、「すべての列車名を変える方針」が当時はあり、相模国や箱根に関する名前が数多く小田急特急の愛称となる。
  • 1951年(昭和26年) - 専用車両として1700形が就役。また、特急に座席指定席制を採用。
  • 1953年(昭和28年) - 多客時に専用車両による特急列車の補完として自由定員制の「サービス急行」を運行開始。休前日運転とし、新宿駅~小田原駅間無停車で運行。
  • 1955年(昭和30年) - 2300形就役。
  • 1957年(昭和32年) - 特急専用車両として3000形「SE」が就役。
  • 1959年(昭和34年) - 自由定員制の「サービス急行」の名称を準特急に変更。2300形2320形が充当される。
  • 1963年(昭和38年) - 3100形「NSE」就役。これにより特急は30分ヘッドの運行が可能になり、準特急の運行が廃止される。また、列車愛称を「あしがら」「あしのこ」「きんとき」「はこね」「おとめ」に整理。出発順に「第n『愛称名』」の形式で運行。
  • すでに記したように、それまでは列車ごとに愛称を設定。その結果、この時の愛称整理が行われる前は特急だけでも「あしのこ」「明星」「あしがら」「さがみ」「大観」「仙石」「はつはな」「湯坂」「明神」「はこね」「乙女」「神山」「姥子」「金時」「早雲」「夕月」、さらにその補完列車(準特急)に「須雲」「桔梗」「もみじ」「きく」「高原」(1960年〈昭和35年〉3月改正時・当時特急は16往復)といった多種多様の愛称が付けられることとなる。
  • 1966年(昭和41年) - 中間停車駅を有する「さがみ」の運行を開始。停車駅は向ヶ丘遊園新松田のみ。また、従来の新宿~小田原間無停車列車に「はこね」の名称を専属で与える。「あしがら」「あしのこ」「きんとき」「おとめ」の愛称消滅。
  • 1967年(昭和42年) - 「さがみ」と並んで中間停車駅を有する特急として「あしがら」の運行を開始し、愛称が1年ぶりに復活した。停車駅は新原町田(現:町田)のみ。なお、運行当初は朝上り・夕方下り合わせて5本であったことから、これを「通勤特急」格とする。
  • 1968年(昭和43年) - 「さがみ」、本厚木駅に停車開始。
  • これ以降、「はこね」と「さがみ」「あしがら」の名称と停車駅との変更は1990年代に入るまでなく「箱根特急」の色彩が強い「はこね」と区間特急として運行される「さがみ」「あしがら」とに分かれる。また、主に午後に発車する新宿~箱根湯本間列車について平日は町田停車の「あしがら」、休前日と休日は町田通過の「はこね」として同じ時刻で曜日ごとに異なる列車名で運行。
  • 1980年(昭和55年) - 7000形「LSE」就役。
  • 1987年(昭和62年) - 10000形「HiSE」就役。
  • 1991年平成3年) - 「はこね」に20000形「RSE」が就役。この車両には東海旅客鉄道(JR東海)との共同運行となった「あさぎり」に使用する関係でJRグリーン席に相当する「スーパーシート」を設定。小田急線内でも料金を設定して使用したため、初めて2クラス制を採用する。
  • 1995年(平成7年) - 町田駅停車の「あしがら」を「はこね」に、従来小田原線無停車で運行されていた「はこね」を「スーパーはこね」に名称変更。また、従前町田駅のみ停車だった「あしがら」の停車駅に本厚木駅を追加する。
  • 1996年(平成8年) - 30000形「EXE」就役。新宿~町田間を「えのしま」と「あしがら」又は「はこね」の併結運転を開始する。また「あしがら」に秦野駅発着列車を設けたことから朝夕の一部の列車が停車するようになる。
  • 1998年(平成10年) - 「えのしま」と併結運転の「あしがら」又は「はこね」の停車駅及び分割・併合を従来の町田駅から相模大野駅に変更。
1999年から2004年まで運行されていた「サポート・えのしま」(2004年11月23日、祖師ヶ谷大蔵駅にて撮影)
  • 1999年(平成11年) 従来の「さがみ」「あしがら」に代わり「サポート」の名称を採用。また、新宿駅18時以降出発の下り特急列車の愛称を運転系統に関係なくホームウェイとする。
  • このうち、「サポート」は社内、「ホームウェイ」は一般、それぞれの公募によって決定。
  • 2002年(平成14年) - 「サポート」の一部(相模大野停車のすべて)が新百合ヶ丘駅に停車するようになる。
  • 2004年(平成16年) - 列車名の名称を停車駅基準から行き先別とする。「サポート」が廃止、「さがみ」が復活。
  • 「スーパーはこね」:新宿~箱根湯本発着列車のうち小田原のみ停車する列車(変更なし)。
  • 「はこね」:新宿・小田原両駅以外にも停車する箱根湯本発着列車。
  • 「さがみ」:小田原線内完結列車。


[編集] 関連項目

最終更新 2009年11月25日 (水) 14:50 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【はこね (列車)】変更履歴

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