はなバス

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はなバスは、東京都西東京市コミュニティバスである。

はなバス 日野・リエッセ はなバス 日野・ポンチョ
はなバス 日野・リエッセ
はなバス 日野・ポンチョ

目次

[編集] 概要

西東京市では、田無市と合併する以前の旧保谷市が市役所(現西東京市役所保谷庁舎)が遠い新町地域の住民の利便を図るために運行していたコミュニティバス『キャンバス』(『キャンバス』は西武バス上石神井営業所が運行受託)をそのまま引き継ぎ、運行していた。しかし、このバスは一般路線と同様の対キロ区間運賃制で、他の路線バスとの競合区間も長いことから利用率が芳しくなかった。また、合併したことで新町地域の住民はより近い西東京市役所田無庁舎(旧田無市役所)を利用できるようになったため存在意義が薄れた。その一方、西東京市は狭隘な道路が多く、一般路線バスが運行できない公共交通空白地域が多くあった。それを埋めるためにコミュニティバスを運行せよという声が高まっており、新市の四大事業の中にもコミュニティバスの運行が挙げられていた。そしてこれを実現させる形で2002年3月、4路線での運行が始まった。(のちに第5ルートも開通し、現在は5路線)

運行開始当初は南隣の武蔵野市が運行するムーバスの二番煎じではないのかなど批判もあったが、順調に利用者は増え、2002年12月には50万人を突破。現在では200万人も超えて市民の足として定着し、国土交通省のコミュニティバス成功例としても取り上げられた。2004年9月1日からは要望の多かった第5ルートも運行を開始した。これにより、西東京市内では公共交通空白地域はほとんど消滅したが、ひばりヶ丘駅北東部のひばりが丘北、栄町はいまだに交通の不便な地域であり、改善が求められている。西東京市では今後も都市計画道路の開通にあわせ、はなバスネットワークを拡大、見直ししていく考え。ちなみに福祉バス(高齢者や障害者のためのバス)と間違えられがちだが、誰でも利用できる。現在、西武バス滝山営業所及び関東バス武蔵野営業所の2社によって運行が委託されている。

[編集] 現行路線

大人・こどもとも100円均一料金(未就学児童は無料)。車内では、はなバス専用回数券(11枚1,000円)を発売している。車いす利用者等で介助が必要な場合は、その介助者は無料で乗車できる。だが、他の路線バスとは料金体系が異なるので、バス共通カード定期券は利用できない。2004年8月31日までは、はなバスの前身であるキャンバス時代に利用できた東京都シルバーパスでの特例乗車も認めていたが、公平さに欠くこと・収支状況の改善などから、第5ルート運行開始に合わせてこの取り扱いは廃止した。

ダイヤは、路線によってまちまちだが、最短で2分から1時間程度。行先によっては4時間30分空くこともある。

停留所は、はなバス独自のデザインのものが設置され、各停留所には分かりやすくするために停留所名と併せて番号がつけられた。アルミパイプ製で、上部には各路線のルートカラーで塗られ、停留所の番号が書かれた花びら型の看板が取り付けられている。一部、キャンバス時代に使われていたポールを再利用している場合や、歩道のない停留所では一般路線バスの停留所標識とまとめられて、普通のものに交換されてしまった場合もある。

[編集] 第1ルート

  • 「保谷駅北口循環」
保谷駅北口→あらやしき公園北(旧保谷駅北入口)→下保谷4丁目→南宮ノ脇→北宮ノ脇→北町5丁目→北荒屋敷→変電所東→北町4丁目住宅→上後→青嵐台→上前→{下保谷2丁目住宅北}→{下保谷2丁目住宅西※}→{ポケットパーク}→{東松ノ木}→下保谷4丁目→あらやしき公園北→保谷駅北口
※平日朝のスクール時間帯は、{ }付の停留所を迂回。
※一部、下保谷2丁目住宅西始発の便あり。

全長4.6kmで停留所数16の路線でルートカラーは青である。2002年3月30日に運行を開始し、2003年4月1日路線延長されたルートで西武池袋線保谷駅北口から市北部の下保谷・北町地域を反時計回りに循環する。西東京市と練馬区西部と接する地区や埼玉県新座市々境を通過する区間がある為、練馬区西大泉地区や新座市野寺地区から西武線最寄り駅となる保谷駅への足としても重宝されている。スクールゾーンの設定区間があるため、平日朝の一部便は途中迂回路を経由する。路線は住宅地の狭隘な道路を通るため、2007年6月に、オーストリア製の「クセニッツCITY-II」の車両置き換えとして、国産車の「日野・ポンチョショートボディ」を導入。運行開始当初は保谷駅北口広場が未完成だったため、300メートル離れた保谷駅北入口(現あらやしき公園北)停留所が起点だった。西武バスに運行を委託している。

[編集] 第2ルート

  • 「東伏見駅北口→保谷庁舎→保谷駅」
東伏見駅北口→富士町4丁目→東伏見団地東→鳥久保→天神山→碧山森入口→文理台公園→三軒家→保谷庁舎※→保谷中央医院入口→東町3丁目→保谷駅
※一部、保谷庁舎止まりの便あり。
  • 「保谷駅→保谷庁舎→東伏見駅北口」
保谷駅→東町3丁目→保谷中央医院入口→三軒家→保谷庁舎※→文理台公園→碧山森入口→天神山→鳥久保→東伏見団地東→富士町4丁目→東伏見駅北口
※一部、保谷庁舎始発の便あり。

全長3.3kmで停留所数12の路線でルートカラーは黄である。2002年3月23日に運行を開始し、西武新宿線東伏見駅北口から市東部の富士町、中町、東町、西東京市役所保谷庁舎を経由して西武池袋線保谷駅に至る路線である。旧『キャンバス』のルートを一部引き継ぎ、駅間ルートに改善した。当初は東伏見駅南口を起点としていたが、新宿線の踏切渋滞のため遅れが慢性化し、北口始発に変更された。尚、第3ルートとの運用の関係で、一部南口発着の便もある(市のホームページでは公表されていないものの、各停留所備え付けの時刻表には記載されている)。西武バスに運行を委託している。なお、2006年10月、保谷駅再開発事業に伴い、同駅のりばは駅西側の西武バス待機場内に変更されている。

[編集] 第3ルート

  • 「田無駅→東伏見駅」
田無駅→田無庁舎前→田無特別支援学校→向台グランド→市民公園前→田無高校→鈴木街道→新町5丁目→新町6丁目→境橋→樋口橋→柳橋→新町1丁目→武蔵野大学→千川小学校前→柳沢団地→武蔵野北高校前→伏見通り→東伏見→東伏見坂上→東伏見駅
  • 「東伏見駅→田無駅」
東伏見駅→東伏見坂上→東伏見→伏見通り→武蔵野北高校前→柳沢団地→千川小学校前→武蔵野大学→新町1丁目→柳橋→樋口橋→境橋→新町6丁目→小金井公園東→鈴木街道→向台町4丁目→向台中央通り→市民公園前→向台グランド→都立養護学校→田無庁舎前→田無駅
  • 「向台循環」
田無駅→田無庁舎前→都立養護学校→向台グランド→市民公園前→田無高校→鈴木街道→向台町4丁目→向台中央通り→市民公園前→向台グランド→都立養護学校→田無庁舎前→田無駅
  • 「東伏見循環」
東伏見駅→東伏見坂上→東伏見→伏見通り→電通裏→東伏見4丁目→東伏見駅

2002年3月23日に運行を開始した西武新宿線田無駅北口から市南部の向台町、新町を経由して西武新宿線東伏見駅南口に至る路線である。旧キャンバスのルートを一部引き継ぎ、駅間ルートに改善した。サブルートとして田無駅発の向台循環と東伏見駅発の東伏見循環が設定されている。東伏見循環は極端に利用客が少ないため、一日2便に減便され、その車両は新設された第5ルートへ回された。また、全区間通し便が経由する五日市街道で一般路線バスと競合していることから本来のコミュニティバスとしての役割を果たしきれておらず問題となっている。田無駅〜東伏見駅は鉄道を利用するよりも割安なため乗り通し客が多いのが特徴である。西武バスに運行を委託している。2007年4月1日、「女子学院前」が「武蔵野大学」に変更された。

[編集] 第4ルート

  • 「田無駅⇔芝久保運動場⇔多摩六都科学館」
田無駅⇔田無庁舎前⇔向南中央通り⇔南町6丁目⇔府中道⇔芝久保1丁目⇔芝久保運動場※⇔みたけ分社通り⇔芝久保2丁目⇔西武住宅南⇔西武住宅北⇔芝久保⇔芝久保4丁目住宅⇔東京街道・科学館南⇔多摩六都科学館
※平日朝のスクールゾーン時間帯は、田無駅〜芝久保運動場間の折り返し運転。

全長4.9kmで停留所数15の路線でルートカラーは緑である。2002年3月30日に運行を開始した。西武新宿線田無駅北口から市西部の芝久保町を経由して多摩六都科学館に至る路線である。第1ルート同様の路線状況のため、2007年2月に「クセニッツCITY-III」の車両置き換えとして、「三菱ふそう・エアロミディME」を導入。多摩六都科学館開館時から同施設に向かう一般路線バスが関東バスの運行である事から、競合を避けるため同社に運行を委託。ルートがほぼ全般的に狭隘な道のため時間調整で芝久保運動場にて上下の交換待ちをするのが特徴的。

[編集] 第5ルート

  • 「住吉・泉町循環」
ひばりヶ丘駅→ひばりヶ丘駅入口→谷戸北→又六→新菱冷熱研修所前→消費者センター・商工会前→住吉福祉会館→横山道→保谷高校→住吉町5丁目→泉町6丁目→中町交差点北→三軒家→保谷庁舎→荒井竹→保谷郵便局(旧西東京郵便局保谷分室)→JA東京みらい保谷支店→大門→如意輪寺→消費者センター・商工会前→新菱冷熱研修所前→又六→谷戸北→ひばりヶ丘駅入口→ひばりヶ丘駅
  • 「ひばりヶ丘駅⇔保谷庁舎」
ひばりヶ丘駅⇔ひばりヶ丘駅入口⇔谷戸北⇔又六⇔新菱冷熱研修所前⇔消費者センター・商工会前⇔如意輪寺⇔大門⇔JA東京みらい保谷支店⇔保谷郵便局⇔荒井竹⇔保谷庁舎

全長5.7kmで停留所数19の路線でルートカラーは水色である。都市計画道路の開通に伴い、2004年9月1日に運行を開始した。西武池袋線ひばりヶ丘駅南口から保谷高校、西東京市役所保谷庁舎を経由し、市中部の住吉町・泉町地域を時計回りに循環する路線である。スクールゾーン時間帯や昼の時間帯など、保谷高校方面を経由せず、保谷庁舎へ直接向かう便もある。「日野・リエッセ」2台で運行(うち1台は新車)。西武バスに運行を委託している。

[編集] 車両

水色ベースに大人から子供まで様々な人のイラストと花があしらわれた専用車が導入された。地域のネットワークを表現しており、あざやかでかわいらしいデザインは市民からも好評。運行開始時には『キャンバス』時代の車両も塗り替えられて投入された。なお、2007年に老朽車両および輸入車の置き換えが順次行われている。

道路事情などから、第1・4ルートと第2・3・5ルートで使用車両が異なる。また、各車両とも社番(事業者内部の番号)が屋根上に記載されている。車椅子への対応は、いずれの車両もリフトやスロープ板を装備する。

第1・4ルート

輸入車の車両老朽のため2007年6月に、オーストリアクセニッツ製「CITY-II」の置き換えとして日野・ポンチョショートボディ(第1ルート)と2007年2月に「CITY-III」の置き換えとして三菱ふそう・エアロミディME(第4ルート)がそれぞれ3台投入され(通常は2台使用)、現在は国産車で運行している。

  • 過去に活躍した、クセニッツは全幅2m以内という制限がある区間に使われるため、全幅1.84mという特殊サイズで購入された。後面にスロープ板を装備した扉が付いており、車椅子はここから乗降可能。なお、第1ルート用は側面の扉が前1カ所のみで乗降兼用、2カ所あった第4ルート用は前乗り後降り方式としていた。
  • 第4ルートでは予備車が確保できない時は、関東バス一般路線用の小型ノンステップバス三菱ふそう・エアロミディME)や、小型貸切車の日野・リエッセが代走することがあった。貸切車が使われる場合は運賃収受の都合上、車掌が乗務していた(この車両の場合は車椅子での利用も不可)。


第2・3・5ルート

日野・リエッセや日野・ポンチョ、日産ディーゼル・RNといった、国産車で運行されている。2007年4月現在、リエッセ2台(車椅子対応のステップリフトを装備。ディーゼル1台=第5ルート新設時購入とCNGエンジン車1台)、ポンチョ2台、RN2台体制である。

  • 2007年3月にポンチョ・ロングボディが投入され、『キャンバス』から引き続き使用されていたリエッセ2台(1996年購入)を置き換えた。
  • なお、引退した『キャンバス』引継ぎのリエッセ2台は車椅子乗降に対応していなかった。また、この2台は『キャンバス』時代は後乗り整理券方式だったため、側面方向幕の位置が中扉脇であった(後面方向幕は装備しない)。
  • これら3つのルートでは専用車の点検時に、運行を委託している西武バスの一般路線車(日産ディーゼル・スペースランナーRM、はなバスの専用予備車)で運行されることがある。

[編集] 注釈


[編集] 外部リンク

最終更新 2009年11月17日 (火) 14:36 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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