ぶりぶりざえもん

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ぶりぶりざえもんは、臼井儀人の漫画クレヨンしんちゃん』に登場する架空のアニメ版での声優塩沢兼人


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


目次

[編集] 概要

野原しんのすけが発案した「救いのヒーロー」。のような姿をした豚であり、上半身は裸、下半身は紫色のタイツ、そして腰にさしているのは刀のように見えるが千歳飴で、時々舐めている。現在では、物語においてシロに次ぐ人気マスコット・キャラクターとなっている。なお一人称は「私」である。出身地は不明。

[編集] 初期

初期の登場ではしんのすけが考えた絵本の主人公で、画用紙に描かれたクレヨンの絵が中心で声は無かった。 なお、ぶりぶりざえもんが最初に動くキャラクターとして登場したのは1992年のスペシャル「ブリブリざえもんのボーケンだゾ」でこのときはしんのすけ自身がぶりぶりざえもんを演じている(よって姿は人間である)。

[編集] 外伝「ぶりぶりざえもんのぼうけん」

初の単独シリーズ。1994年9月26日のものが第一話となり、以後好評につき続編が多く作られるもシリーズ自体はもともと外伝であることと、スペシャルなど放送の機会が限られていたこと、塩沢の死去の影響もあり、未完に終わった(原作ではまんがタウン2008年6月号で久々に復活した)。

『ぶりぶりざえもんの冒険 雷鳴編』が初出。なお、塩沢ぶりぶりざえもん初登場となった『雷鳴編』では最初ということもあり、ラストにわずか1分足らずの登場であり、台詞も2~3言話しただけである。ぶりぶりざえもんが本格的に活躍し始めるのは同日に放送された『風雲編』からで、ここから現在知られるぶりぶりざえもんの基本キャラクターが確立されていく。ちなみに、この第二話『風雲編』では冒頭でいきなり餓死しかける、豚汁の出汁にされるなど少々情けない面が目立つが、悪人を倒すなど一応活躍している。堕落した官庁・特殊法人職員、天下り役人のごとく1日3時間しか働かないという建前はここで初登場した。この外伝「ぶりぶりざえもんのぼうけん」においてはしんのすけがマラカスを振ることで召喚される。この外伝が動くぶりぶりざえもんが現在の姿で登場するようになった初のシリーズである。このマラカスは同劇中劇で子供にいじめられていたブリブリ族の老人から、助けたお礼にもらったもの。しんのすけは危機が迫った際に使用しているが、呼ばれたぶりぶりざえもんも大概同じ状況に陥っているためほとんど役に立たない。建前では1日3時間しか現実の世界にいられないことになっているが、確実に3時間以上おり危機が迫るとこれを口実に消滅する。

がめつく下衆な性格で、「私は常に強い者の味方なのだ」と言い軽々しく敵に寝返り(しんのすけ側が勝てばすぐに戻ってくるがその行動故にひろしやみさえ、アクション仮面ばかりかしんのすけにも叩きのめされる)、そのくせ多額の救い料を請求してくるなどヒーローらしからぬ振る舞いが多く、しんのすけ似の下品・好色な性格で他人を見下すことが多く、時にはしんのすけすら呆れるが、それでもしんのすけと力を合わせて悪を倒したり、たまに名言を残したりするなどどこか憎めないキャラクターである。なお、救い料の支払いは現金はもちろん、ローンや小切手、更にはクレジットや郵便振込みも可とする場合がある。ただし、彼の請求する救い料は“10億万円”など、実在しない破茶目茶な金額であることが多い。

また、原作では召喚されたときに「むこうの世界」でソフトSMを楽しんでいる時もあり、かなりのマゾヒスト。逆に、アニメ版ではビキニパンツに網タイツという格好で、ムチやロウソクを持って現れるシーンがあるなどサディストという設定であった。性感帯は鼻の穴らしく、「ゴールドフィンガー銀ちゃん」編で、銀の介に鼻の穴へ腕を突っ込まれてグリグリ攻撃をされた際、「指を鼻の穴に突っ込まれると感じてしまう!」と顔を真っ赤にして悶えていた。近年の原作漫画版では借金を抱えている模様で、しんのすけが呼び出したときにはセメントで体を埋められ、東京湾に投げ捨てられる直前だった。

なお、「風雲妖怪城」という話はタイトルこそ「ぶりぶりざえもんのぼうけん」であったが、マラカスでぶりぶりざえもんが召喚される以外はそれまでのストーリーとの関連性の無い独立した前後編のストーリーでこれ自体は完結している。

また、「のはら刑事の事件簿」などではアクション仮面、カンタムロボと共に助っ人として登場するがそれらのシリーズでもすぐに寝返り、更には何もしていないくせに威張るたるために野原一家やアクション仮面とカンタムロボにボコボコにされる。

[編集] その他でのぶりぶりざえもん

「ぶりぶりざえもんのぼうけん」以外の外伝や、テレビアニメ版スペシャルにも登場する。マラカスで召喚しての登場ではないので消滅することはない。その為に逃げることが出来ず、一方的に痛めつけられてしまう比率が多い。性格は「ぶりぶりざえもんのぼうけん」と全く同じ。

登場時には「ぶりぶりざえもん」と名乗らずに他の名を名乗ることもある。そのたびにしんのすけに「ほほーう、ぶりぶりざえもん」と言われ、「違う! 私の名は○○だ!」とぶりぶりざえもんが返すのはお決まりである。

  • 名乗ったことのある名前
    • レオナルド・デカぶりオ(クレヨンウォーズ)
    • ジャン・ピエール・アンドレイ・ジョゼブド・シャトーぶりアンヌ(野原刑事の事件簿 名前が長いためか途中できられる)
    • アレッサンドロ・フランチェスカ・デ・ニコラ(野原刑事の事件簿)

また新撰組沖田総司(赤ずきんと紫ずきんだゾ)、小栗旬(ヘルニア国物語)を名乗ったこともある。

[編集] 映画版でのぶりぶりざえもん

劇場版初登場は第四作の『ヘンダーランドの大冒険』。しんのすけが使うスゲーナスゴイデスのトランプの魔法によってアクション仮面カンタムロボとともに助っ人として呼び出された。他の二人がテレビ版と同じ強さのままで必殺技を使えるように、ぶりぶりざえもんもやはり原作通りのキャラクターであり、すぐ敵側に寝返ったりついさっき発案した作戦を失敗したり、さらに救い料を請求するといったお約束が完全に取り入れられていた。 なお、敵側のス・ノーマン・パーに寝返ったところ受け入れられずに蹴り飛ばされ、しんのすけを含めた味方3人からも裏切り行為についてボコボコの袋叩きにされた。結局しんのすけたちと協力してス・ノーマン・パーを追い返すが、最後にス・ノーマン・パーに踏み潰されるという憂き目に遭った。

映画『嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード』では地球にいる生物(およびそれを模した物体)すべてがぶりぶりざえもんに変えられた。

映画『伝説を呼ぶ ブリブリ3分ポッキリ大進撃』でもアクション仮面、カンタムロボとともに登場したが、しんのすけの描いた絵が紙ごと巨大化した姿であるため、声は出せずにふきだしで会話をしていた。

短編映画『クレしんパラダイス!メイド・イン・埼玉』ではぶりぶりざえもん自身がアニメ化されており、一瞬だが、『ぶりぶりざえもんの冒険 銀河篇』というアニメで救いのヒーローとして現れた。本編『爆発!温泉わくわく大決戦』の中では、『ぶりぶりざえもんの冒険 流星篇』というのが敵のロボットのテレビに映っていたが、即座にニュースに変更された。そしてエンディングでは『ぶりぶりざえもんの冒険 New York篇』が映っていた。

そして、最も主役級の活躍をみせた映画は第6作目の『電撃!ブタのヒヅメ大作戦』であろう。

同作では、大袋博士がたまたま拾ったしんのすけの落書き(ぶりぶりざえもん)を基に電子生命体を製作しその外見になったが、テロ集団「ブタのヒヅメ」の協力が介入したことにより最終的に世界中を混乱に陥れるためのバーチャル・ウイルスとして誕生してしまった。相変わらずしんのすけ似の下品な性格をもっていた(登場時は後ろ向きで立ちションをしていた)が、テレビシリーズのような裏切り癖や図々しい物言いといった卑屈さは殆ど無かった。また、製作した者が大袋博士である為に、あくまで創造主でしかないしんのすけについては当然知らない。マウス(「ブタのヒヅメ」のリーダー)の命令で世界を大混乱に陥れようとした時、創造主であるしんのすけによって自らが「救いのヒーロー」だという生み出された本当のいきさつを聞かされ、しんのすけと和解するが、危険なウイルスとして製作してしまった大袋博士は、申し訳なさを感じながらぶりぶりざえもんを抹消する措置をとった。しかし、ぶりぶりざえもんは「救いのヒーロー」としてその運命を受け入れ、「またいつか、夕日を見る」事を願いながらしんのすけに別れを告げ、散って逝った。その結末にしんのすけは涙を流した。崩壊と爆発する「ブタのヒヅメ」のアジトからの脱出シーンでは、しんのすけの助けを求める声に反応するかの如く幻影となって現れ、危機に陥っていたしんのすけ達の乗る飛行船を救い、エンディングではしんのすけが感謝の気持ちを込めて描いたぶりぶりざえもんの絵で、この映画のエンドカードを締めくくった。


以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。


[編集] 塩沢の没後

2000年に担当声優の塩沢が不慮の事故で亡くなって以降、ファンや遺族の申し出のためアニメ・劇場版いずれにも台詞つきで登場することがなくなった。テレビアニメでは「大河時代劇スペシャル!春日部黄門」(2000年5月19日放送、塩沢の死から9日後)が、この作品における塩沢の最後の出演となった。奇しくも、このエピソードではぶりぶりざえもんが最後に「旅に出ます」という手紙を書き残して去っていくシーンがある(ただしその後「ただいま」と言って戻ってきている)。

テレビアニメではスペシャル作品「トレジャーハンターみさえ」(2000年9月29日放送、塩沢の死後から4ヶ月後)が、ビデオ未収録となっているエンディング前のおまけに放送されていたNGシーン集の最後のシーンに声なしのぶりぶりざえもんが撮影乱入として登場していた。

2002年に1回だけ、塩沢の死後、彼の持ち役を多く務めるようになった山崎たくみを起用してスペシャルを放送する計画があがったが、結局中止となった。これは制作スタッフの中でも既に「ぶりぶりざえもんの代役は立てない」という方針が打ち出されていたためである。原作者の臼井(原作コミックスでは塩沢の死後も平常通り台詞ありで登場しているが、過去ほど存在感は与えられていない)をはじめ歴代すべての監督、プロデューサーがこれに賛同している以上、今後も声が復活する可能性は低い。前監督の原恵一はアニメフェアでのイベントの際「ぶりぶりざえもんの声は塩沢さん以外に考えられないと思ったので封印した」と語り、現監督のムトウユージもクレヨンしんちゃんのオールナイトイベントで「ぶりぶりざえもんの声は塩沢さんの声以外考えられません。代役を立てたり声をサンプリングしたりするのは塩沢さんに失礼なので以後永久に封印します」と宣言している。

塩沢の死後、テレビアニメにぶりぶりざえもんが登場したのは再放送を除いて2002年に1回、2003年のスペシャル作品「トレジャーハンターみさえ」と2004年に1回、2005年(8月26日、9月16日、12月16日)に3回、2006年のスペシャル「ロード・オブ・ザ・イカリング」、2007年の「仮面ライダー電王+しん王」、2008年に2回(2月1日、8日。但し本編ではなくエンディングに登場)の計10回、以下のように容姿だけで頻繁に登場することが多い。いずれも台詞なしでの登場。劇場版では2003年公開の『嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード』に大量のぶりぶりざえもんが登場、2005年公開の『伝説を呼ぶブリブリ 3分ポッキリ大進撃』にも出演したが、紙に描かれた絵として登場してた為、やはり声はなかった。

なお2007年放送の『仮面ライダー電王』とのクロスオーバー作品である「仮面ライダー電王+しん王」では、「声を出そうとすると消滅する伝説のイマジン」という、こうした事情を考慮した設定で登場を果たしている。

上記の事もあり、新作での声のあるぶりぶりざえもんは以降、登場していなかったが、2004年4月16日に発売されたゲームボーイアドバンス用ソフト『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ シネマランドの大冒険!』と2008年3月20日に発売されたリメイク版のニンテンドーDS用ソフト『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ シネマランド カチンコガチンコ大活劇!』ではライブラリ出演として、ゲーム内という形で久しぶりに喋るぶりぶりざえもんが登場した。ゲームボーイアドバンス版では台詞は少なかったが、ニンテンドーDS版は映画から音声がサンプリングされ、台詞が増えた。ちなみに丹波哲郎が演じた温泉の精等、ぶりぶりざえもん以外の既に声優が故人になっているキャラクター達もサンプリングされ喋っている。

現在ではアイキャッチの合間に出るぶりぶりざえもんの絵に「ぶひぶひ」というSEがある以外基本的に声の出演は無い。

最終更新 2009年9月2日 (水) 08:43 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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