まじっく快斗

まじっく快斗の最新ニュースをまとめて検索!

まじっく快斗
漫画:まじっく快斗
作者 青山剛昌
出版社 小学館
掲載誌 週刊少年サンデー
週刊少年サンデー増刊号
レーベル 少年サンデーコミックス
発表期間 1987年26号 - 連載中
巻数 4巻(続刊予定)
その他 不定期掲載
テンプレート使用方法 ノート
画像:Logo serie manga.png
ウィキポータル
漫画作品日本
漫画家日本
漫画原作者
漫画雑誌
カテゴリ
漫画作品
漫画 - 漫画家
プロジェクト
漫画作品 - 漫画家
漫画雑誌
お知らせ
漫画記事での括弧の使用方法の変更が提案されています。

まじっく快斗』(まじっくかいと)は青山剛昌漫画作品。『週刊少年サンデー』1987年26号に初登場。その後、同年の週刊少年サンデー11月増刊号より連載化された。翌1988年8月号まで連載していたが、『週刊少年サンデー』で「YAIBA」の連載が決まったため中断。2009年9月現在も未完のままである。「YAIBA」「名探偵コナン」執筆中も『週刊少年サンデー増刊号』、『週刊少年サンデー』に不定期に掲載されている。


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


目次

[編集] あらすじ

マジック好きの高校生・黒羽快斗はある日、自室に隠し扉があることを発見する。それは、8年前にマジックの最中に事故死した世界的マジシャンの父、黒羽盗一が仕掛けた最後のマジックだった。そこにあったのは世界的な大泥棒、怪盗キッドの衣装。キッドは8年前から姿を消していたが、最近復活していた。快斗は衣装を纏い、キッドに会いに行く。そこで出会ったのは父のかつての付き人、寺井。そこで快斗は父が怪盗キッドであり、事故死ではなく殺されたのだと知らされる。快斗は父を殺した人物を探すべく、自ら怪盗キッドとなる。

怪盗キッドとして活動していたある日、快斗は自分を「黒羽盗一」と呼ぶ組織と遭遇し、彼らこそが父の仇だと確信する。その組織が求めるのは不老不死が得られるという伝説のビッグジュエル・パンドラ。快斗はその野望を阻止すべく、組織より先にパンドラを見つけ出して、破壊することを決意する。

[編集] 作品構造

作者の代表作『名探偵コナン』に怪盗キッドが登場した(参照:スピンオフ作品)ことにより広く知られることとなった本作ではあるが、連載開始は本作の方が古く、1987年の初出以前に原型作品『さりげなくルパン』が存在する[1]

この作品は、現実的な世界を追求している『名探偵コナン』にくらべコミカルな世界観であり、非現実的なトリックを使ったり、魔法が存在する。しかし、「謎の組織」、「主人公が正体を偽り世間一般に秘密にしている」、「主人公の元の容姿や声が似ている」など両作には共通(類似)の設定が多数あり、作者によればそれらには何か理由がある様子。また、主人公・怪盗キッドに対する印象も両作品の間で印象が異なり、『名探偵コナン』における怪盗キッドはクールさが強調されている。

増刊号連載期は単にコミカルな怪盗ものといった雰囲気であったが、盗一の仇である組織が登場して以降、快斗の盗みの目的が明確化したこともあり若干趣が変わっている。コミカルな世界観であることに変わりはないものの、組織の影がちらついたり、父の過去にまつわるエピソードがあったりと以前にはなかったシリアスさが加わるようになり、初期のように特に意味もなくキッドに変身したり、正体露見の可能性のある学校や青子の前で快斗がキッドに扮することはなくなった。

初期の各話サブタイトルには、有名映画のタイトルをもじったものが使用されていたが、「パンドラ」の設定登場後は、各話でキッドがターゲットとしたビッグジュエルの名(これらビッグジュエルの名には大抵「色」の名称が入る)がそのままサブタイトルに使用されることとなった。

単行本の表紙は快斗がマジックを行い、裏表紙で失敗する、というものになっている。

[編集] 登場人物

メインキャラクター達の姓名には、それぞれ「色」を表す漢字が付いている。担当声優は、アニメ『名探偵コナン』内におけるもの。『名探偵コナン』の声優と重なっている。

怪盗キッド

詳細は「怪盗キッド」を参照

黒羽 快斗(くろば かいと)
本編の主人公。二代目怪盗キッド。
黒羽 盗一(くろば とういち)
快斗の父で世界的なマジシャン。初代怪盗キッド。
寺井 黄之助(じい きのすけ)
近所にあるビリヤード場のオーナー。快斗の世話人であり怪盗キッドの助手。
中森 青子(なかもり あおこ)
快斗の幼馴染みで同級生。キッドの正体が快斗だということは知らない。警察官の父親がキッドをなかなか捕まえることができないため、キッドを嫌っている。快斗とは互いに気になる存在であるものの、鈍感であるためその自覚は薄いようである。
容姿が毛利蘭に似ているが、子供っぽくすぐムキになったりする所があるなど、蘭と比べると幼い面がある。
9月生まれ。名前の「青子」は誕生石サファイア(青玉)から付けられた。
中森 銀三(なかもり ぎんぞう)
青子の父親で、港警察署に所属する警部。年齢は41歳。後に警視庁捜査二課へ転属となる。先代キッドの頃から、キッドを逮捕するため追い続けている。『まじっく快斗』においては怪盗キッドを捕えるべく毎度気炎を吐くものの、結果的にいつも振り回されてしまうという負け役としての描かれ方が多い。
一方、『名探偵コナン』に初登場した際には、コナンより先にキッドの暗号を解くなど、刑事として優れた捜査力、推理力を披露している。この漫画における「ガニマール警部」役と言える。
小泉 紅子(こいずみ あかこ)
快斗の同級生で、怪しげな「赤魔術」という魔法を使う魔女[2]。世界で唯一自分の虜にならないキッドを自分の虜にすることに執念を燃やしている。魔女として怪盗キッドの前に現れるときは、露出の高い際どい格好で登場する(OVAではコナンに変な目で見られていた)。執事と思しき醜い男性と2人暮らしと思われる。キッドの正体を知っている数少ない人物。
桃井 恵子(ももい けいこ)
  • 声優:岩居由希子
快斗、青子、紅子らのクラスメート。メガネをかけている。『YAIBA』内に似たキャラクターが登場している。
白馬 探(はくば さぐる)
身長180cm。体重65kg。A型。誕生日8月29日。
キッドを捕まえようとしている高校生探偵。父は警視総監。時間には正確で、常に懐中時計を所持している。犯人に対して放つ「なぜこんな事を…」が決めゼリフのキザな男。現場ではシャーロック・ホームズの格好をしているが、『名探偵コナン』に登場するときはいたって普通の格好をしている[3]。イギリス在住だったが、ロンドンブリッジ・ハイスクールから快斗と同じ江古田高校へ転校、のちに再びイギリスへ帰る。コナン30巻に帰国していたので、彼の不在時にキッドとコナン(新一)の対決が3回(映画除く)あったことになる。ワトソンというを飼っている(『名探偵コナン』のみでの登場)。日本に滞在する間は、「ばあや」と呼んでいる老婦人が運転手を務めている。
現場に残っていた毛髪のDNA鑑定で、快斗=キッドを科学的に証明し正体を知るが、あくまで『キッド』として捕まえるべく、最初の一度以外は快斗が高校生の間は通常の同級生として接している。作中では自分以外の人間に快斗がつかまることをよしとせず、自分が海外に出向いている間にピンチになっていた快斗に対してアドバイスを送っていたりもする。快斗も白馬の実力は認めており、白馬が関わっていない時には「スムーズすぎて張り合いがない」とまで口にしており、互いによきライバルとして認識している様子。
工藤 新一(くどう しんいち)
「ブラック・スターの巻」に登場した高校生探偵。数々の謎めいた殺人事件を独自の推理で次々と解決し、警察からも絶大な信頼を得ており、警視庁の目暮警部などとも面識がある。紅子に「光の魔人」「悪魔のような狡猾さで人の心を見透かす慧眼の持ち主」と評され、快斗をあと一歩のところまで追い詰めた頭の切れるジョーカー。射撃術にも長けており、目暮警部の拳銃で時計台に仕掛けられていた巨大スクリーンのパイプを正確に撃ち抜いている[4]。目暮警部は彼の推理力に頼ることが多いが、中森警部は元々同じ高校生探偵の白馬に好感を持っていないこともあり、「殺人なら課が別だ!」として新一の介入を嫌っていた。

[編集] おまけのページ

単行本収録。ドラマ『まじっく快斗』を演じる役者たちの舞台裏を描く、いわゆる「楽屋オチ」的な、本編のパラレルワールドネタ。"役者"たちの性格や設定も本編とは異なり、魚をイタズラに使う快斗や勝気でサバサバした性格の青子、気弱な紅子に関西弁の探などが登場する。第4巻には、コナン役の少年がケンタ・コネリー役で登場していた。各話ゲストキャラ"役"達の、意外なキャラクターとの一人二役が見られることから、スター・システム的な側面もある。なお、これをある程度成立させるためか、新一と快斗が競演している「ブラック・スターの巻」では両者が同じ画面内に登場することはなく、登場しても顔が出ないようにされている。

[編集] 原型

本作の原型として、読切作品「さりげなくルパン」がある。この作品では、学校からテスト問題を盗み出す問題児流犯快斗(るぱん かいと)と、探偵部をやっている刑事の娘宝陸葵子(ほーむず あおこ)が登場する。雑誌掲載が一切なかった作品で、少年サンデーブックス「青山剛昌短編集 4番サード」で初めて日の目を見ることとなった。

[編集] 他の作品との関わり

[編集] YAIBA

週刊少年サンデー30周年記念増刊号(1989年)に掲載された番外編「KAITO」(単行本第3巻に収録)で、『YAIBA』の鉄刃と宝刀を巡り対決している(YAIBA第5 - 6巻の夜に起きた事件の模様)。この番外編は、漫画では登場していない『名探偵コナン』のキャラクターまでも登場させた『コナンVSキッドVSヤイバ 宝刀争奪大決戦!!』というタイトルでOVA化され、『週刊少年サンデー』の応募者全員サービスで一時期販売されていた。その後2006年に他の『名探偵コナン』OVA作品と共にDVD化され、一般にも入手可能となった。しかしOVA版は『コナンが見た夢』である事になっているので、これにより『コナン・キッドの世界は刃とは別次元の人間』と強調しているようである。

[編集] 名探偵コナン

怪盗キッドは『名探偵コナン』の中でたびたび江戸川コナンと対決している。工藤新一と容姿や声がそっくりで、『名探偵コナン』初登場時(すれ違った毛利蘭が新一と間違う)や映画『名探偵コナン 世紀末の魔術師』、『名探偵コナン 銀翼の奇術師』に活かされている。

なおコナンの正体については、映画版で快斗が阿笠博士との通信を盗聴し掴んでいる描写があり、把握している。アニメ版でも正体に気づくシーンは無いものの、公式サイト内相関図において「コナンの正体を知っている」とされている。ただし、原作ではその通信傍受の場面そのものが無い。しかし、作者は『名探偵コナン全映画パーフェクトガイド』内で、原作でもコナンの正体を知っているというようなことを言っている。

また、中森警部は4度、白馬は2度、コナン本編に登場し、中森は映画『世紀末の魔術師』『銀翼の奇術師』『探偵たちの鎮魂歌』に出演している(白馬も『探偵たちの鎮魂歌』に出ているが、実はキッドの変装)。作者によれば、怪盗キッドの『名探偵コナン』への登場は、元々一度限りの「スペシャルゲスト」であったという。

反対に工藤新一目暮警部も、『まじっく快斗』に1度登場している。この『ブラック・スターの巻』(『名探偵コナンVS怪盗キッド完全版』では『ファーストコンタクト』として収録)のエピソードはキッドはコナンになる前の工藤新一との対決を回想するというもので、回想後キッドがビッグジュエル「ブラック・スター」を盗み出すために飛び立つところで終わる。実際には工藤新一とは顔を合わせていないため両者は互いの存在を知らず、快斗も「すげーやばかったヤマ」と記憶してるに過ぎないが、その「ブラック・スター」をめぐる事件が怪盗キッドが『名探偵コナン』に初登場したエピソードであり、快斗が工藤新一とかかわった事件を回想した直後に実際に江戸川コナンに初対面するという、因縁めいたエピソードとなっている。因みに、「ブラック・スターの巻」は『名探偵コナン』の原作では明らかにされていないが、アニメの『集められた名探偵 工藤新一vs怪盗キッド』の回で冒頭部分に流れている。

[編集] 単行本

[編集] 関連書籍

[編集] 脚注

  1. ^ 作者曰く、元々漫画家になった動機は、この作品を描きたかったからとのこと。
  2. ^ 「ブラック・スターの巻」では、工藤新一に追い詰められている快斗を助けるため魔法を使うシーンがあるが、コナンスペシャルとして放映されたアニメ版ではカットされている。
  3. ^ 作者曰く「『まじっく快斗』での役割は、シャーロック・ホームズであったのだが、『名探偵コナン』に出すにあたって、ホームズはコナン(新一)であるため、イジドール・ボートルレ(ルパンシリーズ内の探偵)となってしまった」とのこと。
  4. ^ ただし、本来なら発砲はおろか、警官から拳銃を奪うこと自体が罪であるのだが。

最終更新 2009年10月7日 (水) 08:22 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【まじっく快斗】変更履歴

ご利用上の注意