まんがタイムきらら

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まんがタイムきらら』は、芳文社発行の4コマ誌(4コマ漫画専門雑誌)。原則として毎月9日に発売されている(ただし、地域によって発売日が異なる場合がある)。B5判、平綴じである。

キャッチコピーは「ドキドキ☆ビジュアル4コマ誌」(しばしば「D☆V」と略記される)。いわゆる「萌え系4コマ誌」の端緒を開いた雑誌として名高い。

目次

[編集] 特徴・内容の傾向

まんがタイム』の読者の平均年齢が毎年上がっていくことから、下の世代、主に幼少時代からテレビアニメに慣れ親しんできた世代をターゲットとした雑誌として企画された。その際、芳文社の既存の4コマ誌で既に執筆していた作家の中から画風がいわゆる「萌え絵」に該当する作家(海藍、おおた綾乃、関根亮子、師走冬子、ナントカ、など)が選抜されたほか、それまで4コマ誌では作品を発表したことの無かった作家や、同人誌作家として知られているが商業誌での活動歴があまり無かった作家、また成人向け漫画誌では既に活躍中であるが一般誌においては作品の発表の機会がなかった作家など、異分野の作家(ふじもとせい、太田虎一郎、刻田門大、ナフタレン水嶋、新条るる、など)を集め、まったく新しい4コマ誌として創刊された。掲載作品も、異世界や現代以外の時代を描いたもの(「ぽけっとジャーニー」、「影ムチャ姫」、「1年777組」、「ねこきっさ」など)、普通の人間世界であるが特殊な設定の人物が登場するもの(「スーパーメイドちるみさん」、「かるき戦線」、「LOVE ME DO」、「てんしの末裔」など)、秋葉原という特殊な土地を舞台としたもの(「てんちょおのワタナベさん」)、など、それまでの4コマ誌では余り見られなかった傾向のものが多く、作風も学園ものであったり、テレビアニメやSFファンタジーものの世界観と通じるものも多い。この点が、会社が舞台であったり、生活に密着した作品やナンセンスものが中心であった従来の4コマ漫画誌とは全く異なる。

他の4コマ誌とは異なり、読者投稿欄(一部例外あり)、占い、パズル、などは掲載されていない。読者アンケートと懸賞は行っているが、他の4コマ誌では実用的な賞品が多いのに対し、本雑誌では掲載作家のサイン色紙などが賞品とされることが多い。これは他の一般的な4コマ誌が暇潰しなどのために読まれることが多い傾向があるのに対し、同誌の購読者層はアニメやゲームのファン層と重なっており、特定の作家や作品のファンとなった者がその作品を目当てに継続して購読する傾向が強いという購読者心理を突いたものであると考えられる。

そうした中で、読者層の8割以上を男性が占めている[1]。また、読者層は当初は20代・30代が占めていたが、次第にアニメ、漫画、ライトノベルに馴染みのある10代の若年層にも支持を広げていった[1]

増刊号としての創刊当時は、実質的には連載作品であるものの、あくまで毎号のゲスト作品が継続的に掲載されているという扱いであった。

2004年9月9日刊行の『まんがタイムきらら』2004年10月号にて「ハイリスクみらくる」が集英社の「私立T女子学園」と非常に酷似したネタの話が掲載されたところ、次号において謝罪広告が掲載された上に「ハイリスクみらくる」は打ち切りとなった。

本雑誌の姉妹誌に、『まんがタイムきららCarat』、『まんがタイムきららMAX』、『まんがタイムきららフォワード』が刊行されている。また姉妹誌ではないが、『きらら』創刊後に同じ芳文社刊の青年向け4コマ誌である『まんがタイムジャンボ』や『まんがタイムスペシャル』などが『きらら』系の成功を受けて、当初ターゲットとしていた女性読者層のみならず青年男性読者層の取り込みを狙い「萌え」をターゲットに置いた作品を相当数掲載する方向へシフトさせている。これにとどまらず、『まんがタイム』を始めとするその他一般誌に置いても誌面の若返りを目的に一部萌え系と言える作品を連載するなど、系列他誌においても影響を少なからず与えている。そうした中で『きらら』系4コマ誌で育った作家の一部が他の系列一般・青年向け4コマ各誌へ移籍して活躍しているケースも見られる。

『きらら』各誌は創刊当初こそ絵柄が誌風に適しており、かつ4コマ漫画家として既に実績がある作家の作品もある程度掲載されていたものの、雑誌が軌道に乗ってからは4コマ専業作家の作品は徐々に数を減らしていった。2007年春に師走冬子、ナントカ、藤島じゅんの作品がほぼ同時に連載終了し、同年秋に松田円が『Carat』から『まんがホーム』へ移籍した時点で専業作家の作品は事実上ほぼゼロと言う状態となっており、これ以降は原則として『きらら』系生え抜きの作家か新人作家、また他のジャンルでデビューしているが4コマ漫画は初めてという作家のみを招いている状態が続いている[2](=芳文社・きららブランド色が強くなっているとも言える)。また同じ萌え系4コマ漫画であっても実験的で斬新なコア層読者向けの作品は主に『きらら』系統へ、日常的なテーマをベースとした伝統的なスタイルの作品は『ジャンボ』など他の系列4コマ誌へと振り分けることにより両者間の棲み分けが図られている。

[編集] まんがタイムKRコミックス

KRレーベルの種類・刊行形態・発売日など

  • まんがタイムKRコミックス」(A5判)/毎月27日頃刊
  • まんがタイムKRコミックス」(B6判)/毎月12日頃刊
  • まんがタイムKRコミックス -YELL! series-」(B6判)/毎月12日頃刊
  • まんがタイムKRコミックス -GL series-」(A5判)/2月・5月・8月・11月頃刊
  • まんがタイムKRコミックス -GEAR series-」(B5判)/不定期刊

芳文社では、4コマ誌に連載された作品の単行本を「まんがタイムコミックス」として刊行(A5判)していたが、本雑誌に連載された作品の単行本については「まんがタイムKRコミックス」として別レーベルを設けた[3]。本レーベルの単行本は、2003年7月に『トリコロ』第1巻から刊行が開始され、2か月に1冊のペースで刊行され続けた後、2004年3月以降は毎月2冊のペースになり、その後も着々と毎月刊行される数が増え、現在は月8冊前後となっている。毎月27日前後に刊行。

描き下ろし作品やイラストなどのカラーページが入っている関係で「まんがタイムコミックス」より若干価格が高めである。

また、ストーリー誌である『まんがタイムきららフォワード』の刊行により、その掲載作品は、B6判として「まんがタイムKRコミックス」で、2007年8月発売の『S線上のテナ』第1巻より刊行を始める。

2008年7月からは『コミックエール!』で連載された作品を収録した「まんがタイムKRコミックス -YELL! series(エール! シリーズ)-」(B6判コミック)をラインアップ入りさせている。

2008年11月刊行より、『まんがタイムきららフォワード』と『コミックエール!』で連載の作品を収録した、ストーリー系の「まんがタイムKRコミックス」(B6判コミック)&「まんがタイムKRコミックス -YELL! series-」(B6判コミック)の刊行日を毎月27日刊行から毎月12日刊行に変更した。

2009年2月12日刊より、「まんがタイムKRコミックス -GL series-」(A5判コミック)として、百合アンソロジー作品の『つぼみ』vol.1を刊行開始。KRレーベルであるが、「KIRARA MENU」としての通し番号は付いていない。刊行ペースは、2月・5月・8月・11月の刊行予定となっている。

2009年8月11日刊より、「まんがタイムKRコミックス -GEAR series-」(B5判コミック)として、漫画誌『コミックギア』Vol.001を刊行開始。掲載作品の単行本も同レーベルで刊行予定であるため、刊行ペースは不定期である。なお、こちらは「KIRARA MENU」の通し番号は記載されている。

本レーベルでは、巻末に「KIRARA MENU」として通し番号がつけられており、『トリコロ』第1巻が1番となっている。また、この通し番号には、限定生産だった『トリコロプレミアム』や、本誌では連載されていない『風華のいる風景』(大井昌和)なども含まれている。

なお、このレーベルは、最初の2冊(『トリコロ』第1巻と2003年9月の『てんちょおのワタナベさん』第1巻)では「まんがタイムきららコミックス」とされていたが、3冊目(2003年11月の『1年777組』第1巻)の発行時から現在の「まんがタイムKRコミックス」に変更された。これは、「まんがタイムきららコミックス」の商標登録申請が特許庁により拒絶されたためである。秋田書店が「きらら16コミックス」を登録済みだった為と推測される。「まんがタイムきらら」の商標登録申請は通っている。

[編集] きらスタ

前途有望な新人の作品を短期集中で掲載するもの。きららスタジアムの意味。2006年2月開始。

『まんがタイム』関連誌では伝統的に新人の作品をゲスト扱いで数回掲載しながら様子を見るが、きらスタでは同一作品を『きらら』・『きららCarat』・『きららMAX』の3誌で同時に掲載する。人気があればその作品をそのままいずれかの雑誌で連載に切り替え続投となる。新人の読者人気を短期で判断できるメリットがあり、読者層がほぼ同じ雑誌を複数抱えるきららならではの手法と言える。だがしかし、「うぃずりず(里好)」・「二丁目路地裏探偵奇譚(コバヤシテツヤ)」以降の挑戦者は連載に至っておらず、企画自体も現在停止状態にあり(2009年11月時点)、再び従来通りのゲスト掲載の方法をとっている。

[編集] まんがタイムきららWeb

『まんがタイムきらら』系雑誌の公式サイト。以前は「まんがタイムきらら★公式サイト」という名前で雑誌の発売予定日や内容、まんがタイムKRコミックスの発売予定等の情報しかなかったが、2006年12月8日に大幅リニューアルされ、独自ドメインが取得され、Webコミック連載やまんがタイムKRコミックスの試読が可能となっている。

[編集] 歴史

[編集] 増刊誌

通巻号数はVol.1 - 16まで刊行。

[編集] 月刊誌

2009年8月10日現在、通巻号数はNO.70まで、創刊年数は6年目

  • 2003年11月9日 - まんがタイムきらら 2003年12月号として独立創刊。この号から平綴じとなる。また、現在の通巻号数は、この号をNO.1として数えられている。
  • 2007年12月8日 - まんがタイムきらら 2008年1月号が刊行。この号で通巻号数がNo.50になる。
  • 2008年11月8日 - まんがタイムきらら 2008年12月号が刊行。この号で独立創刊5周年となり、記念小冊子「ぷち☆きら〜Happy 5th Birthdy for KIRARA〜」を付録している。
  • 2009年8月8日 - まんがタイムきらら 2009年9月号が刊行。小冊子「みんなでうん☆たん!〜「けいおん!」コミックアンソロジー〜」を付録している。

[編集] きらら増刊誌

※詳細は、まんがタイムきららCaratまんがタイムきららMAXまんがタイムきららフォワード (Forward) を参照。

  • 増刊まんがタイムきららCarat Vol.4 - Vol.15を刊行。(独立創刊し、『月刊まんがタイムきららCarat』へ)
  • 増刊まんがタイムきららMAX Vol.1を刊行。(独立創刊し、『月刊まんがタイムきららMAX』へ)
  • 増刊まんがタイムきららForward Vol.1 - Vol.10を刊行。(独立創刊し、『月刊まんがタイムきららForward』へ)

[編集] まんがタイムKRコミックスと関連商品

まんがタイムKRコミックス(前述に詳しい説明あり)2009年10月13日現在、KIRARA MENU350以上、創刊年数は6年目

※基本、4コマ系はA5判のコミックス、ストーリー系はB6判のコミックスで刊行。

  • 2003年7月26日 - 「まんがタイムKRコミックス」として『トリコロ』第1巻が、A5判で刊行される。KIRARA MENU 1
  • 2007年8月27日 - 「まんがタイムKRコミックス」として『S線上のテナ』第1巻が、B6判で刊行される。KIRARA MENU 150
  • 2008年5月27日 - 「まんがタイムKRコミックス」として『ふおんコネクト!』第2巻が、A5判で刊行される。KIRARA MENU 200
  • 2008年7月28日 - 「まんがタイムKRコミックス -YELL! series-」として『さんぶんのいち。』第1巻、『純真ミラクル100%』第1巻、『御伽桜館』第1巻が、B6判で刊行される。
  • 2008年7月28日 - 「まんがタイムKRコミックス」のレーベル創刊5周年
  • 2008年11月12日 - 「まんがタイムKRコミックス」として『桃色シンドローム』第3巻が、B6判で刊行される。KIRARA MENU 250。この月のよりストーリー系 B6判コミックスは、毎月12日刊行に変更される。
  • 2009年2月12日 - 「まんがタイムKRコミックス-GL series-」(A5判コミック)として、百合アンソロジー作品の『つぼみ』vol.1を刊行開始。
  • 2009年4月27日 - 「まんがタイムKRコミックス」として『かたつむりちゃん』第3巻が、A5判で刊行される。KIRARA MENU 300
  • 2009年10月13日 - 「まんがタイムKRコミックス -YELL! series-」として『さんぶんのいち。』第3巻が、B6判で刊行される。KIRARA MENU 350

まんがタイムKRコミックスレーベル関連(前述に詳しい説明あり)

  • 2004年7月30日 - 「まんがタイムKRコミックス」として『トリコロプレミアム トリコロ ビジュアルファンブック』(海藍)が、大型判で刊行される。KIRARA MENU 13
  • 2007年3月27日 - 「まんがタイムKRコミックス」として『ひだまりスケッチブック ひだまりスケッチ ビジュアルファンブック』(蒼樹うめ)が、B5判変型で刊行される。KIRARA MENU 123

ドラマCD

[編集] きらら系掲載作品のアニメ化タイトル

各作品に詳細あり。2009年10月28日現在。

[編集] 連載されている主な作品

(連載開始号の早い順<増刊誌時代含む>)

[編集] 休載中の作品

[編集] 過去に連載されていた主な作品

(連載開始号の古い順)

[編集] 表紙の変遷

4コマ誌においては、他のジャンルの漫画雑誌と異なり、表紙イラストが1名の作家によって複数月連続して担当される、という特徴がある(例外あり)。ここでは、本誌の表紙イラストを担当していた作品・作家と、その担当していた期間を記す。順番は、基本的に初表紙での作品/作者の順番に記載。

  1. ぽけっとジャーニー(おおた綾乃)(創刊号(2002年7月号))
  2. 天然女子高物語門井亜矢)(2002年9月号)
  3. トリコロ(海藍)(2002年10月号 - 2004年5月号、2004年9月号 - 2005年2月号、2005年4月号 - 2005年5月号、2005年7月号)
  4. ホワイトロリータ(むっく)(2004年6月号 - 同年7月号)
  5. ひなめいど(里美いちか)(2004年8月号)
  6. かみさまのいうとおり!(湖西晶)(2005年3月号、2005年8月号 - 2006年2月号、2006年10月号)
  7. 悪魔様へるぷ☆(岬下部せすな)(2005年6月号)
  8. 棺担ぎのクロ。〜懐中旅話〜(きゆづきさとこ)(2006年3月号 - 同年4月号、2006年7月号、2006年11月号 - 同年12月号、2007年12月号、2008年3月号 - 同年4月号、2008年7月号、2008年10月号、2009年2月号)
  9. ドージンワーク(ヒロユキ)(2006年5月号 - 同年6月号、2006年8月号 - 同年9月号、2007年1月号 - 同年2月号、2007年4月号 - 同年10月号、2008年1月号 - 同年2月号)
  10. うぃずりず(里好)(2007年3月号)
  11. ふおんコネクト!(ざら) (2007年11月号、2008年6月号、2008年11月号)
  12. ドージンワーク番外編(ヒロユキ)(2008年5月号、2008年8月号)
  13. あっちこっち(異識)(2008年9月号)
  14. けいおん!(かきふらい)(2009年1月号、2009年3月号、2009年5月号 - 同年12月号)
  15. ゆゆ式(三上小又)(2009年4月号)

注)2008年12月号は、5周年記念のため全作品。

[編集] コミックマーケットでの活動

2005年8月のコミックマーケット68に同社の「花音」と合同で出展したのを皮切りに、同年12月の69からは「きららグループ」単独で、翌年の70以後は毎年8月開催の通称「夏コミ」のみに企業出展している。頒布品はきららグループ執筆作家による他作パロディを掲載する企画本と作者の手による掲載作品のイラストを収録したイラスト集を基本としている。

2009年8月のC76では、これまでアニメ化されたことのある作品(「ドージンワーク」除く)の特別セットを販売した。日ごとに販売物が異なる[4]という珍しい試みが見られたが、特に最終日限定セットはいずれも人気を博した[5]

[編集] 脚注

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  1. ^ インタビュー:伊藤剛(AMGマンガ学科講師) 構成:前田久、平岩真輔 (2007年6月8日). “[[1]]”. ぷらちな (株式会社 多聞). http://www.p-tina.net/interview/80 2009-07-19 閲覧。 
  2. ^まんがくらぶ』で連載経験のある榛名まおなど、一部例外もある。
  3. ^ 例外として『きらら』系を主な所属とする作家が『きらら』系以外の姉妹誌に連載作品を執筆している場合、単行本化の際に「まんがタイムKRコミックス」の一員に含められる場合がある(例・荒井チェリー『ゆかにっし』(『まんがタイム』連載)、岬下部せすな『えすぴー都 見参!』(『まんがタイムスペシャル』連載等)。
  4. ^ ただし企画本のみ3日間通して販売された。ちなみに企画本は例年1種だが、この年は2種となっていた。
  5. ^ http://blog.livedoor.jp/geek/archives/50874633.html コミケ最終日のまんがタイムきららブース(秋葉原ブログ)

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

芳文社・まんがタイムグループ
日付は毎月の発売日。

最終更新 2009年11月21日 (土) 15:18 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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