やまと競艇学校

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やまと競艇学校(やまときょうていがっこう)は、福岡県柳川市大和町にある競艇選手を養成するために日本モーターボート競走会(全国モーターボート競走会連合会)が設置した養成所である。研修期間は1年間(かつては1年半だった)。

目次

[編集] 概要

競艇選手養成所はかつて山梨県本栖湖にあったが(本栖研修所)、同湖が近年、水位の変化が激しくなり(特に冬季)選手養成課程に影響を与えていたことなどから2001年3月より福岡県柳川市に移転し、「やまと競艇学校」として選手養成を行うようになった。

[編集] 養成課程

  • 入学から3ヶ月間は教官の運転によって水面に慣れることから始めて、モーターの装着、分解、組み立てなどの基礎訓練からスタート。
  • 4ヶ月目からは実際のレースに近づけて複数の艇で旋回したり、スタートタイミングや待機行動のトレーニング、モーターの性能調整やプロペラの調整などの技術応用練習が行われる。
  • そして最後の4ヶ月間で模擬レースを行う。卒業記念レースの決勝ラウンド出場は模擬レースの成績などを参考に決定される。
  • その他、スポーツマンとしての基礎体力トレーニングやメンタルトレーニング、レクリエーション活動も行われる。
  • リーグ戦の成績上位者は、デビューする際、B1級扱い(クラスはB2級だが、B1級並の斡旋を受けることができる)でレースに出場できる。デビュー3ヶ月間は地元地域中心、それ以降は全国各地の会場で斡旋される。
  • かつては(飛び級などの例外を除き)大学卒業見込み者が受験をすることが不可能になっていた。その代わりとして中卒者にまで門戸を開放している。これは野中和夫ら一部の例外を除いて同期の内で年少者の活躍が目覚しい事が理由のひとつであるとされている。しかしながら試験は持ちプロペラ制度導入以後では物理に関する問題も出題されるなど決して容易なものではなく、視力試験の厳しさも併せて市川哲也等有名選手においても試験に落ちた経験を持つものも少なくない。

[編集] 訓練生の生活

  • 年2回入学式(4月入学コースと10月入学コース)がある。
  • 研修費用(食費、ヘルメット、その他)は1年間で64万5000円は最低かかる。
  • 全寮制である。近年のプライバシー重視の流れで、室内をブースで区切る形式の個室であったが、競艇場に斡旋された際の生活にそぐわないため、ブースの仕切りは撤去され現在は相部屋での共同生活となっている。
  • 養成所では「礼と節」を重視しており、整列や行進の訓練、教官に対する礼儀などが厳しく指導される。入学直後はこれらの教育に特に力を入れており、この段階で雰囲気に馴染めず脱落する訓練生が出ることもある。
  • 朝は6:00起床と早い。寝具を整頓後、広場で男子は上半身裸で乾布摩擦、女子はダンベル上げを行いその後点呼を行う。
  • 夜は22:00消灯である。
  • 売店は夕食後15分程度だけ営業する。
  • 週に一度だけ、公衆電話ブースが開放される。この時は電話の前に列ができることもある。
  • 外出は、たとえ週末であっても滅多なことでは許可されない。稀にある外出日では、外出先から戻った直後に必ず体重計に載せられ、体重オーバーした場合は厳しい叱責を受ける。

[編集] 歴史

[編集] 入学資格

2008年8月1日から始まる募集より、入学資格が大幅に変更されることが発表されている[1]。この変更により、入学資格の年齢が15歳以上30歳未満(従来は14歳以上21歳未満)になるなど門戸が拡大されることとなる。また、特定のスポーツ(アマチュアモーターボート競走体操ボクシングスキーなど)で実績のある者を対象とした特別試験枠も設定される。詳細についてはマスコミ競艇公式サイトなどで今後発表される情報を参照すること。

参考として、以前までの入学資格を記す。

  1. 14歳以上21歳未満の男女(ただし中卒以上)
  2. 身長 172cm以下
  3. 体重 男子: 47kg以上で55kg以下、女子: 42kg以上で50kg以下
  4. 裸眼(コンタクトレンズ不可)で両眼とも0.8以上
  5. 血圧 収縮期 150mm以下、拡張期 90mm以下
  6. 視覚障害、眼筋平衡機能障害のないこと
  7. 聴打診で重度の異常が認められないこと

[編集] 学校行事

  • 4月(10月):入学式
  • この間に応急処置法、ボート修理法、演習火災呼集、選手招聘訓練を全て学ぶ。その他テーブルマナー講習会、父兄参観、ゴムボート大会、献血、進級試験、雲仙普賢岳登山、餅つき大会が行われる。
  • 3月(9月):修了検定、卒業記念競走、卒業式

[編集] 所在地

  • 839-0263 福岡県柳川市大和町大坪54番地1

[編集] 関連文献

  • せとわたる『競艇選手への道―Yamato racing school―「やまと競艇学校」完全ガイド』日刊現代・発行、出版研・発売、2005年 ISBN 978-4-87969099-9

[編集] 脚注

  1. ^ 第106期選手募集から、競艇選手の門戸を拡大

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク


最終更新 2009年10月5日 (月) 08:34 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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