ゆふ (列車)

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ゆふ・ゆふいんの森
運転経路図
キハ71系「ゆふいんの森」
キハ71系「ゆふいんの森」
記号凡例
BHF
全列車停車
HST
一部列車停車
駅名の*印:始発着列車あり

ゆふ(DX) ゆふいんの森


KBHFa KBHFa
博多駅*
BHF BHF
二日市駅
BHF BHF
鳥栖駅
BHF BHF
久留米駅
HST STR
久留米大学前駅
HST STR
田主丸駅
BHF STR
筑後吉井駅
HST STR
うきは駅
BHF BHF
日田駅
BHF BHF
天ヶ瀬駅
BHF BHF
豊後森駅
BHF HST
豊後中村駅
BHF BHF
由布院駅*
BHF STR
湯平駅
HST STR
小野屋駅
BHF STR
向之原駅
KBHFe KBHFe
大分駅*
キハ185系「ゆふ」
キハ183系「ゆふDX」
キハ72系「ゆふいんの森」

ゆふは、九州旅客鉄道博多駅 - 大分駅間を鹿児島本線久大本線経由で運転する特急列車。なお、この項では「ゆふ」と同区間で運転するゆふDX(ゆふでらっくす)及び博多駅 - 由布院駅・大分駅間を運転するゆふいんの森(ゆふいんのもり)についても記載する。

基本的には「ゆふ」と「ゆふDX」、「ゆふいんの森」と2系統の特急列車として運行されるが、「ゆふいんの森」の運休時には同一ダイヤで「ゆふ」が運転されることもあり、本稿で一括して扱う。

目次

[編集] 運転概要

由布院・大分方面への列車が下り、博多方面への列車が上りとして扱われる。以前は「ゆふ(DX)」の2往復、「ゆふいんの森」の1往復が別府駅まで乗り入れていたが、大分駅高架化工事に伴い大分駅 - 別府駅間は2008年3月15日より臨時列車扱いとなり、さらに同年8月24日より別府駅発着から大分駅発着に変更になっている。

[編集] 利用状況

久大本線は最高速度が85km/hから95km/hへ引上げられたとはいえ、両開き分岐器による速度制限を受けているため、博多駅 - 大分駅間の所要時間は約2時間50分を要し、並行する大分自動車道を経由して福岡市大分市を結ぶ高速バス「とよのくに号」よりも遅い。また本数も3往復と少ないため、高速バス「とよのくに号」への対抗は小倉駅経由のL特急「ソニック」号に任されている。むしろ博多から日田市由布市九重町方面などへの観光客が主体となっている。

福岡市日田市を結ぶ高速バス「ひた号」および福岡市と由布院地区を結ぶ高速バス「ゆふいん号」とは競合関係にある。

[編集] 運転本数

[編集] ゆふ(DX)

博多駅 - 大分駅間に3往復運転されるが、キハ185系気動車充当の「ゆふ」と、キハ183系気動車充当の「ゆふDX」が1.5往復ずつ運転する形態をとっており、それぞれの運転日は暦をもとに以下のように決定されている。

号数\運転日 奇数日 偶数日
1・5号、4号 ゆふ ゆふDX
3号、2・6号 ゆふDX ゆふ

※毎月31日、閏年の2月29日、キハ183系の検査日は全列車「ゆふ」での運転となる。

[編集] ゆふいんの森

博多駅 - 大分駅間1往復(3号、4号。キハ71系気動車充当)、博多駅 - 由布院駅間2往復(1・5号、2・6号。キハ72系気動車充当)の計3往復の運行である。全列車ビュッフェを備えているが、2009年6月現在、夜行列車を除くJR全列車の中で、食堂車あるいはビュッフェの営業があるのはこの「ゆふいんの森」と同じJR九州が人吉駅 - 熊本駅間で運転する「SL人吉」のみである。

[編集] 特記事項など

  • 「ゆふDX」「ゆふいんの森」に充当されるキハ183系・キハ71系・キハ72系はそれぞれ車両が1編成しかないため、検査日はキハ185系を用いて「ゆふ」として運転される。本来の「ゆふいんの森」に関しては号数に80を加える。
  • 列車番号は、「ゆふ(DX)」は号数+80D、「ゆふいんの森」は号数+7000Dである。

[編集] 車両編成

記号凡例
指=普通車座席指定席 自=普通車自由席 P指=展望席「パノラマシート」(普通車座席指定席) ビ=ビュッフェ
列車名 編成(全車禁煙) 備考
使用車両 大分駅由布院駅 博多駅
ゆふ キハ185系気動車
1 2 3
多客期は自由席車を1両増結
ゆふDX キハ183系気動車
1 2 3 4
P指 P指
 
ゆふいんの森3号、4号 キハ71系気動車
1 2 3 4
 
ゆふいんの森1・5号、2・6号 キハ72系気動車
1 2 3 4
 
  • 「ゆふDX」「ゆふいんの森」は予備編成がないため、車両の検査時には「ゆふ」として運行される。
  • 「パノラマシート」利用時の特急料金はJR九州の通常期特急料金の200円増しで通年同額である。また、「パノラマシート」は座席が車端向きに固定されているため、下り列車の4号車、上り列車の1号車では進行方向と逆向きになる。
  • 車内販売は「ゆふいんの森」のみの営業であるが、「ゆふDX」には自動販売機を設置している。
  • 「ゆふいんの森」には自由席車両が連結されていない。「ゆふ」「ゆふDX」には自由席車両がある。


[編集] 久大本線優等列車沿革

本稿では現行の「ゆふ(DX)」「ゆふいんの森」やかつての急行「由布」などの他、日田彦山線経由で主に北九州地方から久大本線に乗り入れていた優等列車に関しても記述する。
キハ58系急行「由布」(JR九州急行用塗色変更後)
  • 1961年10月1日:「ゆのか」の増便扱いで、博多駅 - 由布院駅 - 別府駅 - 門司港駅間を運転する準急「由布」(ゆふ)の運転開始。
  • 1962年10月1日:「由布」を小倉駅発着とする。
  • 1963年10月1日:臨時列車として、直方駅(下り)・門司港駅(上り) - 由布院駅間の準急「はんだ」、門司港駅(下り)・直方駅(上り) - 豊後中村駅間の準急「日田」(ひた)の運転開始。
  • 1964年3月20日:「はんだ」「日田」を定期列車化。
  • 1964年4月10日:別府駅 - 長崎駅佐世保駅間を日豊本線・久大本線・鹿児島本線・長崎本線佐世保線経由で運転する準急「西九州」(にしきゅうしゅう)の運転開始。
    この「西九州」の運転形態は運転当時としては観光列車の一つとして捉えられており、大分県長崎県の観光地を広域に結ぶ列車として設定された。この点では異色ではあった。
  • 1964年10月1日:「日田」を由布院駅まで延長。また上り列車に関しては久大本線内で「ゆのか」に併結とする。
  • 1965年10月1日:このときのダイヤ改正に伴い、以下のように変更する。
    1. 浜田駅 - 東唐津駅間(後に博多駅発着に短縮)の準急「あきよし」の美祢線経由の編成を、日田彦山線経由で天ヶ瀬駅発着とする。
    2. 「西九州」の一部編成を博多駅 - 鳥栖駅 - 長崎駅間の運転とする。
    3. 下り「ゆのか」の別府駅 - 博多駅間を廃止。
    4. 「はんだ」「日田」の運転区間を変更。「はんだ」は門司港駅 - 黒崎駅 - 直方駅 - 日田駅 - 由布院駅間(伊田線経由)、「日田」は直方駅 - 黒崎駅 - 城野駅 - 日田駅 - 由布院駅間の運転とする。
      • 「はんだ」「日田」は北九州地方や筑豊地方の主要駅の客の利便性のため、やや遠回りの経路をとっていた。
  • 1966年3月5日:準急・急行料金制度の改変に伴い、久大本線乗り入れの準急を全て急行列車に格上げ。
  • 1967年10月1日:「ゆのか」を再び上下とも博多駅発着の循環列車とする。また「由布」「日田」を上下とも久大本線内併結運転とする。
  • 1968年10月1日:「ゆのか」の名称を日豊本線の急行列車に使用するため、「由布」は旧「ゆのか」を編入して2往復化。運転区間は全列車博多駅 - 別府駅間とする。旧「ゆのか」の下り列車に関しては「はんだ」を併結。また「西九州」の博多駅発着編成は「いなさ」に編入(併結は継続)。
  • 1970年10月1日:「あきよし」の日田駅 - 天ヶ瀬駅間、下り「あさぎり」の豊後森駅 - 由布院駅間を普通列車に格下げ。
  • 1975年3月10日:「あきよし」は博多駅発着編成の廃止に伴い、全編成天ヶ瀬駅乗り入れとなる。
  • 1978年10月2日:上り「西九州」の大分駅 - 別府駅間を普通列車に格下げ。
  • 1980年10月1日:このときのダイヤ改正に伴い、以下のように変更する。
    1. 「西九州」を博多駅発着に変更の上「由布」に編入。「由布」は3往復となる。
    2. 「はんだ」「日田」「あさぎり」を快速に格下げ。ただし旧「日田」の下り列車に関しては当初「由布」との併結を継続し由布院駅まで乗り入れていた。
    3. 「ひこさん」及び「あきよし」の日田駅 - 天ヶ瀬駅間を廃止。「あきよし」の下関駅 - 日田駅間は快速に格下げ。
  • 1985年3月14日:「あきよし」廃止。また「由布」のグリーン車連結を終了する。
  • 1989年3月11日:博多駅 - 別府駅間に、急行用のキハ58系キハ65系を改造したキハ71系気動車を充当する臨時特急「ゆふいんの森」の運転開始。「ゆふいんの森I世」という俗称もある。
キハ185系気動車「ゆふ」専用塗色車(初代)
  • 1992年7月15日:以下のように変更する。
    1. JR四国から購入したキハ185系気動車を改造の上で「由布」に投入し、特急「ゆふ」に格上げする。
    2. 「ゆふいんの森」は博多駅 - 由布院駅 - 小倉駅間の列車を増発し2往復となる。なお、増発分には「オランダ村特急」で使用していたキハ183系気動車を改造の上で充当され、「ゆふいんの森II世」の愛称が付けられた。
  • 1995年4月20日:「ゆふいんの森」別府駅 - 小倉駅間の運転を終了。
  • 1999年3月13日:キハ183系による「ゆふいんの森II世」の使用を終了し、新造されたキハ72系気動車を投入。これの気動車は、「ゆふいんの森III世」という俗称もある。キハ71系を用いた博多駅 - 別府駅間1往復と、キハ72系を用いた博多駅 - 由布院駅間2往復の運転になる。また、由布院駅発着の「ゆふいんの森」に接続する形で、由布院駅 - 別府駅間の「ゆふ」が1往復設定された。
  • 2001年3月3日:「ゆふ5号、2号」を大分駅発着とする。また「ゆふいんの森」の博多方の1両(4号車)を自由席としたが、同年の7月1日には再び全車指定席に戻された。
  • 2002年3月23日:由布院駅発着の「ゆふ」を廃止。
  • 2004年3月13日:「シーボルト」廃止に伴い保留車となっていたキハ183系を再改造の上で「ゆふ」に投入。キハ183系の「ゆふ」は「ゆふDX」として運転される。当初は「古代漆色」の外観であった。
  • 2005年4月1日:「ゆふ(DX)」の車内販売が廃止。
  • 2008年3月11日:「ゆふDX」の塗装がプレミアムイエローに変更され、運転を開始。
  • 2008年3月15日:大分駅高架化工事に伴い、「ゆふ(DX)」「ゆふいんの森」の大分駅 - 別府駅間を臨時列車扱いとする。
  • 2008年8月24日:「ゆふ(DX)」「ゆふいんの森」、大分駅 - 別府駅間の臨時延長を終了する。
  • 2009年3月14日:全車禁煙となる。

[編集] 関連グッズなど

最終更新 2009年11月18日 (水) 14:53 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【ゆふ (列車)】変更履歴

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