わんこそば

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わんこそばとは、岩手県(特に盛岡花巻などの内陸地方)に伝わる蕎麦(そば)の一つである。

目次

[編集] 歴史と由来

わんこそばの「わんこ」とは、岩手の方言でお椀を意味する。わんこそばの歴史にはいくつか説がある。

  • かつて、この地方の地主が祭事などの際に、100人以上の大勢の村人や客人に蕎麦を振舞うという風習があった。しかし、通常の作り方だと釜が小さく全ての人に蕎麦が行渡る前にのびてしまう為、通常の分量の蕎麦を小分けして振舞うと都合の良い事から、それがそのまま定着したとされる説[1][2]
  • 南部家27代目当主、南部利直江戸に向かう際に花巻市鍛治町の宿に立ち寄り食事を所望したところ、家人が恐る恐る出した物は椀に盛られた一口大の蕎麦であった。家人は殿様に味の良くない物を出しては失礼と思い、まず一口だけの蕎麦を試しに出したのであったが、利直はこれを「美味い」と何度もお代わりをし、それがそのまま定着しわんこそばと名がついた、とする説[3]

他にも諸説あるが、現在ではこの二つが主流である。ただし、「わんこ」という言葉が戦後に生まれた事を理由に後者の説が否定される事がある。

1957年12月、花巻市で「わんこ相撲冬場所」が開催され、全国から参加者が集まり何杯食べられるかの競争が行われた。これがきっかけとなり、主として旅行者相手のパフォーマンスとしてわんこそばの食べ方が定着した。ちなみに、花巻在住の宮沢賢治の作品に「わんこそば」は全くといっていいほど登場してこない。彼の好物はてんぷらそばであった[4]

[編集] 現在のわんこそば

盛岡駅前「東家」のわんこそば

現在のわんこそばは当時のスタイルと然程変わりは無く、始めに用意された専用の椀に盛られた蕎麦を食べ終わるや否や、給仕の威勢の良い掛け声(店によって掛け声は変わる)と共に一口大の蕎麦が椀に放り込まれ、客が降参するまでそれが延々と続く。

一部の店舗では店に入ると大部屋に案内され、そこで他の客が集まるまでしばらく待たされる。これは、昔ながらの大勢で食べるスタイルを重視しているためである。

薬味なども用意されており、鮪のヅケイクラ、とろろなど多彩である。

[編集] 多く食べるコツ

  • つゆを飲まないこと
  • 薬味は始めのうちは食べないこと(蕎麦だけに飽きたら食べ始める)
  • 噛まないで飲み込むこと
  • ゆっくり食べないこと

[編集] その他

  • 成人男性の平均が60杯ほど。15杯でおよそ盛りそば1人分だが、8杯で盛りそば1人分とする店もある。
  • 毎年2月に花巻で、3月には盛岡でそれぞれ大会が開催される。
  • 花巻市は、2007年10月24日に姉妹都市の米国アーカンソー州ホットスプリングス市で海外初の本格的なわんこそば大会を実施。その後、10月27日にはニューヨーク岩手県人会主催のわんこそば大会に技術協力を行った。

[編集] 関連項目

わんこそばとあわせて「盛岡三大麺」と称する。

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年10月10日 (土) 00:29 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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