アオイホノオ

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アオイホノオ
ジャンル 自伝学園漫画
漫画
作者 島本和彦
出版社 小学館
掲載誌 週刊ヤングサンデー
YSスペシャル
ゲッサン
レーベル ヤングサンデーコミックス
少年サンデーコミックス スペシャル
発表期間 2007年 - 連載中
巻数 2巻
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アオイホノオ』は、島本和彦による日本の学園青春漫画作品。『週刊ヤングサンデー』(小学館)に2007年から2008年の休刊まで不定期連載された。その後『スピリッツ増刊・YSスペシャル』VOL.2に1話が掲載。2009年5月より、新創刊された『ゲッサン』にて連載が再開されている。

目次

[編集] 概要

芸大生の主人公が、マンガ家デビューを志す様を描いたコメディー作品。『吼えろペン』が島本和彦自身の現在進行形をモチーフに描いたのと同じく、大阪芸術大学の学生時代でプロデビュー前の島本をモチーフとした、自伝的作品である。主人公も同じ名(ただし同音異字)を持ち、性格にも共通点が有るので、両作の主人公は同一人物である事をうかがわせており、2007年3月3日放送の島本和彦のマンガチックにいこう! では島本は「(焔は)若い頃の炎尾」と語っている

しかし、『吼えろペン』の登場人物が実際の名をもじった架空の名(たとえば藤田和日郎が「富士鷹ジュビロ」など)で呼ばれるのに対し、本作では実名がそのまま使われるなど相違点も有る。

単行本の最初のページにはことさら巨大な活字で「この物語はフィクションである」と記されている。さらに次のページには念のためか「実在の人物・団体等の名称が一部登場するが、あくまでこの物語はフィクションである」とも記されている。事実、作中の時系列が若干現実と異なる部分や、架空のエピソードも含まれている。

[編集] 物語

舞台は1980年代の初め、大阪の大作家(おおさっか)芸術大学。主人公、焔燃(ホノオモユル)は漫画家を目指していた。「自分の実力ならいつでもプロデビューできる」と自信過剰な性格をしていたが、豊かな才能に恵まれた同校の学生達や、あだち充高橋留美子と言った若手漫画家の台頭を目の当たりにして自信を揺るがされる。それでも焔はプロの漫画家になるため歩み始めるのだった。

[編集] 登場人物

焔 燃(ホノオ モユル)
芸術大学映像計画学科に通う一回生で18歳。この作品の「 主人公 」である。
漫画家を目指しつつ、アニメーターにも心を引かれている。
己の才能に過剰な自信を持っており、自分がその気になればいつでもプロデビューできると考えており、それゆえ、逆に、何一つ行動を起こさずにいた。
マンガかアニメ関連の部に入りたかったが、そこに行っても誰とも会うことが無かったため入部出来ず、あるマンガの影響で憧れていた空手部にいくが、あまりにも本気過ぎるために入部を断念し、中途半端な覚悟でも何とかなりそうに見えたバドミントン部に入部し、汗をかく毎日を送っていた。バドミントン部で、自分を気にかけてくれる2年先輩の「年上トンコ」と出会い、想いを寄せるようになる。
マンガやアニメーターに根拠無き自信を持っていた焔だが、大学で「パラパラ漫画」を描く課題が出た時、庵野秀明のパラパラ漫画を見て敗北感を味わう。大学の短編映画の課題で絵コンテを担当したが、その絵コンテが撮影で全く使われなかったことで、集団製作では自分は埋没する存在であることに気づき、集団で製作するアニメでは自分はやっていけないと思い、アニメーターの道をあきらめ漫画一本に絞る。ただ、完全にあきらめたわけではない。
雑誌で強い男がモテるという広告と、周りの人たちから体が異常に固いと責められ、漫画より優先して肉体改造にいそしんでいた。
焔が想いを寄せるトンコが、バドミントン部の先輩とデートしているところを目撃してしまう。失恋の葛藤からやっとマンガを描き始めるが、出来上がった原稿の出来に失望する。そんな後、トンコから焔と仲良くしている津田洋美と恋人になれるように面と向かって応援される。
梅雨の時期に編集部への持込を決断し、8月下旬、夏休みを利用して東京の小学館とSA(エスエイ)社へ原稿を持ち込む。
作中では『吼えろペン』シリーズの炎尾燃と同一人物かどうかの言明は無い。
年上トンコ(トシウエ トンコ)
3回生で、バドミントン部のマネージャー。
かなりスレンダーな体系で、実家は大阪なので関西弁でしゃべる。
主人公の焔が想いを寄せる、この作中のヒロイン。
あまり創作に熱心ではないが、そのため入れ込み気味な焔の創作への情熱を冷静に分析したり突っ込んだりする。
焔の部屋に何の気兼ね無くやって来て、焔を励まして自信過剰にしたり、ガラスのような心を持つ焔の踏み込まれたくない無い部分を、素で踏みつけたりする。
バドミントン部で絶対的存在として君臨する3回生の先輩と付き合っていると思われる。それは周囲も認めており、焔もその空気は何となくは感じてはいたが、トンコとその先輩がデートしている処を目撃したため、焔も2人の仲を認めざるをえなくなる。
トンコは津田洋美が焔に気があると考えている。2人はお似合いのなので付き合えば、素敵なカップルになれると考えており、焔と津田洋美の仲を応援している。
津田洋美(つだ ひろみ)
焔と同じバドミントン部に所属する。スポーツウーマンタイプ。
一般人とはかなり違った感性を持つ焔を「お笑い芸人」を見るような視点で面白いと感じている。
彼女はオタク知識やオタクへの理解度が低く、焔とは感性がだいぶ違っている。焔の内心では彼女とは合わないと感じているのだが、彼女が親しくしてきてくれるので、押しに弱い焔は、友達という関係を受け入れている。
焔の部屋に頻繁にやってくるほど、仲が良い。
きっちゃん(岸本)
焔の同級生で友達。古代ギリシャ オリンポスの貴族が着るような衣装をいつも着ている背の低い男。
短編映画制作の課題で山賀のチームに入る。この時、周囲がこのチームのメンバー一人一人を一癖もふた癖もあると評価している事から、彼もかなり癖がある人物と考えられる。
短編映画制作の課題では山賀のチームであったが、その後、庵野秀明のグループと共にいる描写が無いので、庵野グループにはならなかったと思われる。
梅雨の時期に、焔が夏休みを利用して8月に東京の出版社へ持ち込むという話を聞かされる。その話を聞いたきっちゃんは「自分も一緒に行く」と宣言し、焔と共に漫画家への道を目指す。
焔は梅雨の時期まで「岸本」と呼んでいたので、梅雨の時期までは友達というほどではなかったと思われる。きっちゃんに原稿持込の話をした後から焔は「きっちゃん」と呼ぶようになるので、焔と共に漫画家への道を目指す共同意識が出来たことで、関係が近くなったと思われる。
夏休みに焔と共に東京の編集部へと行ったが、特に何の手ごたえも得られないまま大阪へと戻る。
高橋
焔の同級生で友達。
自分で自作したオリジナルのヒーローの仮面を学内だけ常に被っている。
入学したての頃から焔と友達であり、学食を一緒に食べながらアニメや漫画を焔と熱く語り合う仲。夢の機械ビデオデッキを焔の部屋に持ち込んだあたりから、頻繁に焔の部屋に来るようになる。
短編映画制作の課題で、焔や南雅彦と同じチームとなる。この短編映画制作の課題上映会で、同時上映された「庵野ウルトラ」を見て、悔しい思いをした一人として描写されている。
オタクグッツを焔に見せ、かなり偏ったマニア知識を焔に植え付けたり、焔に敗北感を与える人物。
ジョウ
焔の同級生。映像計画学科(動画関連)の学生でありながら、焔と同じく漫画家を目指している。漫画で焔とライバル関係にある。
無精ひげを生やし、カラーシャツとネクタイを着崩して着用している。
短編映画制作の課題で、焔や南雅彦と同じチームとなる。焔や高橋と同じく「庵野ウルトラ」を見て、悔しい思いをした一人として描写されている。
焔が漫画家を目指していることを知ると、焔に商業誌サイズの原稿で描かれた漫画を見せライバル宣言をする。ジョウが自分より先に進んでいることを知った焔は敗北感を味わう。小学館新人コミック大賞をねらっている。
村上(バドミントン部の先輩)
3回生。トンコと付き合っており、バドミントン部で公然と恋人という形でトンコに接している。
バドミントン部の1年を鍛えることと、1年に落語の素晴らしさを伝えることに異常な情熱を傾けている。ただ、本人の真意は定かではない。
焔のことは、バドミントンへの情熱が全く感じられなく、運動能力が無く、トンコが焔と仲が良いため、あまり好きではない。
本屋のおばちゃん。
焔が頻繁に訪れるBooks Kishiという本屋のおばちゃん。焔に良く声をかけてくれる。そのことが意外と焔の成長のきっかけとなるキーワードになる。
寮の先輩
酒好きで、オタクで、だらしない生活を送っている。焔のことを気にかけており、焔がトンコを好きなことに気づいていた。
大学の教授?
ヨーダのように描かれている。おそらくは、実際に大阪芸術大の教授をしていた依田義賢がモデル。
マドンナさん
肩まである黒髪の女性でTシャツにライダーパンツを着用している。作中に出ている女性としては珍しく結構ムネがある。どこの大学かは不明だが2年生で、18歳の焔から見るとおねえさんにみえる。バイクに乗って日本中を旅しており、東京にやってきた時、たまたま、編集部へマンガを持ち込もうとしている焔たちと一緒のホテルに泊まることになった。ジャンプを愛読しており、マンガ好きで、マンガ家を目指している焔たちに興味を持つ。雑誌紙面上での公募内容から推測できる各雑誌社の新人マンガ家の採用スタンスを説明するための聞き手役として登場。
奥山
小学館のサンデー編集。少年サンデーまんがカレッジを担当している。実在の人物であると思われるが、現在のところ作中に説明が無いのでこちらに記述する。
MADホーリィ
SA社の編集。あるマンガの主人公の様な格好をしている。1980年から後、ジャンプはバトル漫画路線を走っていくので、その後の雑誌のスタンスを現したような編集者として描かれている。奥山と同様、実在のモデルが存在すると思われるが、説明が無いのでこちらに記述。

[編集] 実名で登場している人物

庵野秀明(あんの ひであき)
雰囲気も独特だが、クラスメイトを突然締め上げてショッカーの基地のありかを吐かそうとするなど、奇行が目立つ眼鏡をかけた男。異常な密度で描き込まれたパラパラ漫画や、ウルトラマンを題材とした特撮フィルムで焔の自信を打ち砕く。
大学の1年から3年までが今まで制作した映像をまとめて上映するフィルムコミッションを目指し、個人でアニメ作りを行っている。
山賀博之(やまが ひろゆき)
映像製作実習で庵野ら実力の有る生徒をまとめ上げ、後に有名になる「庵野ウルトラ」を作るプロデューサー気質の男。諸星ダンに激似。
作品上では、庵野秀明と同じ寮に住んでおり、大きなテレビがある。最近(1980年ごろ)のアニメは全く見ておらず、最近のオタク知識は全く無い。
赤井孝美
出っ歯の男。庵野秀明にショッカーの基地はどこだと、いきなり首を絞められ落とされる。短編映画の課題で山賀チームに入り、その後も、庵野・山賀と共に3人組で行動している。1話から登場しており登場回数も多いが、作中で説明があったのは夏休みの終わりになってから。
南雅彦(みなみ まさひこ)
映像製作実習で焔と組む。
矢野健太郎(やの けんたろう)
漫画研究会「グループCAS」創始者。その実力と熱意で焔の半端な心構えを打ち崩す。なお、実在人物の中では唯一当時の島本と面識が無い。そのためか、矢野自身の自画像より美男子に描かれている。

[編集] マンガ関係者

あだち充
高橋留美子
細野不二彦
焔は自分の進むべき漫画ジャンルはカッコイイ絵のギャグマンガと道を定めた、すぐ後、たまたま買った増刊サンデーで自分より絵が上手くカッコイイ絵を描く新人の細野不二彦のギャグマンガ恋のプリズナーを読み打ちのめされる。その後、増刊サンデーで連載されるさすがの猿飛の新しいギャグマンガを読み絶望感を味わう。
江口寿史
焔は、江口が大手商業誌にパロディーを持ち込んだ事を大きく評価している。
石森章太郎
1980年当時の焔に最も影響を与えている漫画家。
作中での登場作品「サイボーグ009」「石森章太郎 マンガ入門」
永井豪
石森章太郎の次に焔に影響をあたえている漫画家。
作中での登場作品「マジンガーZ」
松本零士
焔に大きく影響をあたえている漫画家。
作中での登場作品「銀河鉄道999」(ハーロック

[編集] アニメ関係者 

金田伊功
独特な動きや止めやパースやカメラワークで有名なアニメーター。焔は「金田動き」に惚れ込んでいる。
宮崎駿
カリオストロの城の公開後、ルパンのテレビシリーズに携わっている頃。焔や庵野は「宮崎さん」と敬称つきで呼ぶ。

[編集] 芸能人 

所ジョージ
創刊された『少年ビッグコミック』に漫画を掲載する。所は本職の漫画家ではないが、同誌を読んだ焔は所の作品の面白さに驚く[1]

[編集] 団体・組織

[編集] 大作家芸術大学

大阪府にある架空の大学。

○学科
映像計画学科
焔が所属している学科。
なんとなくクリスマス
大学の短編映画制作の課題で焔が入ったチーム。
南雅彦が中心のチーム。焔は絵コンテを担当した。
山賀チーム(庵野秀明のグループ)
大学の短編映画制作の課題で、一癖もふた癖もある連中が集まったチーム。
デザイン学科
矢野健太郎が所属している学科
○部活・サークル
バドミントン部
焔が入部している部活。
マンガアニメーション研究会 グループCAS
後に漫画界の名門となる漫画サークル
空手部
ある漫画の影響で焔は空手には憧れていたが、大学の空手はあまりに本気過ぎるため、入部しなかった。

[編集] 出版社

小学館
週刊少年サンデー
増刊サンデー(週刊少年サンデー増刊号 現週刊少年サンデー超
焔の自信を次々と打ち砕く少年雑誌。
焔の考えとしては、増刊サンデーは週刊少年サンデーと同じ編集部が作っており、週刊連載をするまでには実力の無い新人に発表の場を与え、新人に経験を積ませることで、一軍である週刊少年サンデーに連載する実力をつけさせるための「週刊少年サンデーのための『二軍雑誌』」と焔は推測している。
小学館新人コミック大賞
少年サンデーまんがカレッジ
SA社(エスエイしゃ)
小学館の隣にある雑誌社。
1巻の矢野健太郎の説明で集英社からデビューと書いてあり、2巻では小学館と同じ地区にあるSA社にも持ち込むと焔が述べており、ゲッサン創刊号で、サンデーとジャンプへ持ち込むと述べている。現在のところ作中でSA社が集英社であるとする表現は無い。
集英社
週刊少年ジャンプ
手塚賞
赤塚賞
講談社

[編集] その他

空手道教室
火曜日にやっている。コピー機がある。あるロボットアニメの流派。
焔は元々空手に憧れており、大学の部活よりは、練習がゆるいだろうと考え入会する。

[編集] 作中に登場した漫画・アニメ・作品

[編集] アマチュア作品

焔 燃
同人マンガ1
矢野健太郎に見せた同人サイズのマンガ。 主人公の男性がゲームに勝ったら結婚して欲しいとヒロインに申し出る。ゲームに勝利し結婚式を挙げ、ハネムーンに旅立つ。テレビで主人公の父親が何者かに襲われ撃たれた映像がニュースで流れる。石森章太郎や松本零士に大きく影響を受けことがわかる作品。
同人マンガ2
松本零士色が強いマンガ。2Hで描かれている。焔の筆圧が強いため下書きの線にペンが引っかかりペン入れができない。線が細い。
MESSENGER=メッセンジャー=
失恋の葛藤から、焔が初めて商業サイズの原稿で描いたマンガ。エスパーもの。扉を描いて、自分が思い描いた作品とずいぶん違っていたことに失望する。
雑誌社持ち込み用の漫画
矢野健太郎に見せた同人サイズの漫画をベースに、宇宙ロボットSFギャグ要素を入れた漫画。新たに追加された部分に永井豪の影響が見える作品
なんとなくクリスマス
BIG-RUN
山賀チーム(庵野秀明のグループ)
じょうぶなタイヤ(クレジットはSHADOとなっている。)
矢野健太郎
ネオロイダーΣ

[編集] 漫画

週刊少年サンデー
うる星やつら(高橋留美子)
増刊サンデー
ナイン(あだち充)恋のプリズナー(細野不二彦)さすがの猿飛(細野不二彦)
少年ビッグコミック
みゆき(あだち充)
ビッグコミックスピリッツ
めぞん一刻(高橋留美子)
石森章太郎
サイボーグ009(漫画・アニメ)
天使編
途中で中断している。焔は石森が天使編再開を宣言したらアシスタントとして働きたいと思っている。

[編集] アニメ

宇宙戦艦ヤマト
松本零士が大きく関わっている作品。大人の事情があり松本作品とは分けて記述。また、アオイホノオは1980年の話なので、テレビ版「宇宙戦艦ヤマト」劇場版「宇宙戦艦ヤマト」劇場版「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」テレビ版「宇宙戦艦ヤマト2」まで。1980年の劇場版「ヤマトよ永遠に」が含まれるのかは不明。
クレジット オフィスアカデミー
企画・原案・原作 西崎義展
現在の著作権者 東北新社(ただし、新作・続編を製作する権利は西崎義展に保留)
サイボーグ009(石森章太郎)
タイムボカンシリーズ ムテキング(タツノコプロ)
マジンガーZ(永井豪)

[編集] 映画

スターウォーズEP5 帝国の逆襲
復活の日
ロッキー1・2

[編集] 単行本

  1. 小学館 ヤングサンデーコミックス(2008年2月) ISBN 978-4-09-151268-0
    • 第1章から第6章までを収録。巻末特別企画として、作中にもその姿が登場した庵野秀明と島本和彦の対談が収録されている。また帯には、その名が使われたあだち充と高橋留美子による、応援コメントならぬ激怒コメントが寄せられた。
  2. 小学館 ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル(2009年5月) ISBN 978-4-09-121650-2
    • 第7章から第12章までを収録。帯には、第2巻発売日(2009年5月12日)と同日に創刊された新雑誌『ゲッサン』にて新章連載開始の告知がなされた。

[編集] その他

  • 島本自身のブログや、自身が出演していたラジオ島本和彦のマンガチックにいこう!などで、この作品に関する話題を良く取り上げ、掲載誌等での特別企画や、関係者のブログ等で取り扱われる事が多いため、マンガの外側のメディアで裏事情が良く表にでる作品でもある。また、作中には様々な著作権物や実在の個人や団体が登場しているため、作中での使用許可を得る過程や、登場した対象者の反応なども話題となる作品である。


  • 『ヤングサンデー』連載中頃、不定期掲載であるにもかかわらず、締め切りギリギリまで、原稿を挙げなかったため、作品の内に散りばめられている色々な版権問題をクリアーにするために編集部の方に迷惑をかけたと語っている。また、1巻が発売された時に『ヤングサンデー』本誌での掲載では許可が取れたが、コミックスでは駄目なものがあり、幾つか描き直しがあると語っている[2]
  • この作品では主人公が戦いに勝つわけでもなく、むしろ、負け続けているし、主人公が熱血をするわけでも、熱血を表現するマンガ技法を使ってもないのに、読者から熱いマンガというお便りが届く事で、主人公が負け続けていても、熱血マンガ技法を使わなくても、少し熱血を押さえ気味にする事で、新しい熱血表現が出来る事に気付いたと述べている[2]
<連載開始について>
  • 島本のデビュー当事の担当編集は三上信一であった(週刊少年サンデー2009年29号マイスイートサンデーより)。アオイホノオ連載開始時、三上はヤングサンデーの編集長であり、そのヤングサンデーにてアオイホノオの連載がはじまる。
  •  BS2マンガノゲンバによると、ヤングサンデー40周年記念として「何か描いて欲しい」とヤングサンデーから島本に依頼がくる。その時の打ち合わせで、ヤングサンデー側から炎尾 燃の若い頃の話はどうか?と提案があり、その提案を聞いた時に、以前にスタッフが「先生が80年代のマンガを描いてくれたらいいなぁ」と、言ったことを思い出したので、80年代を描きながら自分のことを描いてみようと思ったという。その時、思いついたのが「かわいそうな、あだち充」で、このネームにあだち充先生がOKを出してくれたら、描きましょう。と、なった。
  • 島本原作の映画「逆境ナイン」と同じ時期に上映された映画『三丁目の夕日』が70年代ノスタルジーを題材にしていた事にヒントを得て、80年代ノスタルジー作品はまだ誰もやっていない事に気付き、この作品が出来たと述べている[2]


<連載開始 から 一巻発売前まで>
  • 島本と岡田斗司夫それぞれのブログによると、連載当初、大学を自分の記憶だけで描いていたが、『ヤングサンデー』の連載途中に大学のモデルである大阪芸術大学に取材に訪れようと同大学で客員教授をしている岡田斗司夫に相談したところ、彼を通して大学への取材許可を取り、彼の講義を聴くこととなったが、何故か岡田と一緒に島本自身も講義を行う事になる。
  • 実写映画「逆境ナイン」と同時期に公開された洋画の続々編にあたる映画の当時の感想を確認するため庵野秀明に確認の電話を入れた時、映画「エヴァンゲリヲン序」の公開前であったため忙しいと思って早めに電話を切り上げた。庵野はもう少し話たかったのか、電話を切る際「あぁ」と残念そうな言葉を残す。その残念そうな「あぁ」が耳に残り早めに切り上げたことを後悔したと語っている[2]


<一巻発売について>
  • 今までの島本マンガコミックスの表紙では、男性の島本ファンしか手にとって貰えないデザインだったので、女性が電車内で読んでも大丈夫な表紙のデザインにしたと語っている[2]
  • 1巻発売記念として『ヤングサンデー』本誌とヤングサンデーコミック版1巻の巻末に島本と庵野の特別対談を載せる企画が組まれた時に、写真撮影があり、仮面ライダーの変身ポーズにするとお互い1号をとりたがるので、ウルトラマンの技で写真撮影を行おうとした時、島本はマイナーで動きが無いと分かりづらい技を選択したため、写真の仕上がりを見て後悔したと語っている。庵野は腕から光線を出す技を選択したが、顔が腕に隠れてしまったためカメラマンが腕の位置を変更して貰えないか尋ねた処、この技はこういうものだからとこだわりを見せカメラマンを説得したと、島本が語っている[2]。ヤングサンデー本誌の方に掲載された対談で、庵野秀明が島本マンガについて語っており、島本個人が面白いから島本マンガは面白いと述べいる。ただ、マンガに落とすと、どうしても島本純度が下がるのが残念と語っており、島本純度の高い作品が好きだと述べている(宮崎駿作品についても、宮崎個人が面白いから作品も面白いが、アニメーションは多くの人の手で作られるため、作中の宮崎純度がどうしても落ちてしまうのが残念と述べている)。また、庵野秀明は大学の課題で、せっかく、パラパラマンガやフィルム映像制作が出来るのに、ただ「可」さえ取れればいいという姿勢で真面目に取り組まない周囲に疑問を感じていたと語っている。庵野はこのやる気の無い周囲に付き合って大学に居続けるよりも、作品を作り続けることに意義を見出すようになり、次第に大学に行かなくなったと語っている。また、庵野はマンガを描きたかったが自分にはマンガ才能が無いと挫折し、大学時代の島本のマンガを見て当時から上手いと感じていたと述べている。また、庵野がアニメーター時代に島本の住んでいるところを訪ねた時のことが語られている。
  • 1巻の発売前に、WEBサンデーのあだち充のページで、「アオイホノオ」一巻発売にあわせて、島本がアシスタント行った時に手伝った「タッチ」のページを公開しており前述のマイスイートサンデーにて、このページの思い出を描いている。


<1巻発売からヤングサンデー廃刊まで>
  • 北海道在住の島本が東京に出た時、松本零士・あだち充・高橋留美子の3人の漫画家に、作品使用の許可を一晩で取りに行った事があり、松本零士が「これ、自分で描くでしょ?」と質問された時に「はい」と答えたため、コピーが使えなくなり自分で松本零士のキャラを描く事になった。高橋留美子の作品の新連載を前面に押し立てたスピリッツの電車内の中吊り広告も編集部に既に無かったため、自ら描く事になった。どちらかは不明だが「これ自分で描いたと思った」という感想が帰ってきたと言う[2]。これ以前は他者の作品の資料があるものはコピーが多かったが、これ以後は島本自身が直接描く事が多くなる。
  • ラジオ番組『島本和彦のマンガチックいこう!』に島本須美がゲストで登場した際、「年上トンコ」役でアオイホノオの読み合わせをしたことがある[2]
  • 2008年にNHK-BS2にて石ノ森章太郎のアニメ特集があり、ゲストで島本が登場、1ヶ月ほど後に掲載された作品中に、サイボーグ009に関連した話が掲載された。
  • 一巻の帯に「あだち充氏 高橋留美子氏激怒!?」と書いてあるが、これには激怒した両氏のファンが手を取るであろうという考えがあった。しかし、思ったほどは売れなかったと話している[3]


<ヤングサンデー廃刊からゲッサン連載発表まで>
  • ヤングサンデー廃刊と同じ頃に「新・吼えよペン」が最終回を迎え、島本の連載が「アニメ店長」のみとなる。長期の休みが欲しいので、アニメ店長も休載できないかとお願いしたところ、今、アニメ「らき☆すた」や「ハヤテのごとく」で、取り上げられ盛り上がっているという理由で、出版社側からNGが出る。[2]新・吼えよペン連載終了後、自身が出演していたラジオ番組『島本和彦のマンガチックにいこう!』が休止する。
  • 「ビッグスピリッツ増刊号YSスペシャル」にて「アオイホノオ」が掲載される。島本のHPによると、北海道には梅雨が無く、大阪での生活で梅雨を経験した時、服が緑色になった事に驚いたことが語られている。この増刊号の編集長も三上信一であった。
  • 島本のブログで、長期休暇を利用して島本家の引越しが行われたとき、昔、島本が自主制作したらしい宇宙戦艦ヤマトのパロディーアニメのセル画や資料が発見される。当人は全く作った記憶がないと語っている。
  • 自信のブログによると、サンデーマガジン50周年誕生祭で東京へ来た時、色々な許可を貰え、資料写真も沢山手に入れたと語っている。


<ゲッサン連載決定発表からゲッサン創刊号まで>
  • 島本のブログによると、2009年5月に創刊される「ゲッサン」の編集長が「アオイホノオ」のファンであったため「ゲッサン」での連載が決定する。
  • 連載していた青年誌の『ヤングサンデー』が廃刊になったため新創刊される少年誌の『ゲッサン』で連載を再開する事になったものの、島本にとっては久し振りの少年誌での連載であるため、今までの青年誌路線で行くのか少年誌路線色を出していくのか、どっちに行くのか良くわからないとの発言をしている[4]
  • 『ゲッサン』(月刊サンデーの略)の創刊号に掲載された作中にて、主人公の焔が「月刊サンデーが発売されることはない」と断言している。その事に関連して、付録小冊子の創刊号お祝いの挿絵で、焔が「29年後には出来るんじゃないかな」と言っている。また、ゲッサン創刊号で同じく連載するあだち充の代表作に対し、作中で主人公の焔に編集部いわく2回はあだち先生に殴られてもおかしくない[4]ことを言わせており、末ページの作者コメントであだち充が、その事に関連していると思われる意味ありげなコメントを載せている。また、『ゲッサン』創刊号付録小冊子に、2巻の最後の章で内容があまりにアンダーグランドであったためボツになったネタを掲載、該当ページに挟み込むと問題なく読めるようになっている。
  • ゲッサン創刊号発売と同じ日に二巻が発売される。2巻はYSスペシャルに掲載された話まで収録していたため、1・2巻を読めば、そのままゲッサン創刊号で2巻の続きが読めるようになっていた。


<ゲッサン創刊号から>
  • ゲッサンHPのアオイホノオのページで島本がコメントをしており、ゲッサン創刊号から三話続いた上京持ち込み三部作は、なるべく、当事のマンガ家を目指す人たちが歩んだであろう道をリアルに伝えたいという想いがあり、自分が経験したことをなるべく思い出して、リアルに描いたと語っている。
  • 連載中、アニメーター金田伊功の訃報に遭い、島本本人のブログで追悼の言葉を述べた。ボンズ社長の好意で金田伊功の「送る会」に参加し、二次会で一緒に食事をした同級生達にもやりきれなさが感じられたと述べている。また、「送る会」で金田が在籍していた会社のかたから、「アオイホノオを金田さんに見せたら、喜んでおられた。」と伝えられた。


[編集] 脚注

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  1. ^ 島本和彦「第2章」『アオイホノオ』1巻、小学館2008年2月10日、45頁。
  2. ^ ポッドキャスト版『マンガチックにいこう!』より
  3. ^ BS『マンガノゲンバ』出演時のコメント
  4. ^ 『ゲッサン』HP「アオイホノオ」紹介ページより

[編集] 関連項目

最終更新 2009年11月27日 (金) 13:17 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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