アカミミガメ属

アカミミガメ属の最新ニュースをまとめて検索!

?アカミミガメ属
アカミミガメ
アカミミガメ Trachemys scripta
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: カメ目 Testudines
亜目 : 潜頸亜目 Cryptodira
上科 : リクガメ上科 Testudinoidea
: ヌマガメ科 Emydidae
亜科 : アミメガメ亜科 Deirochelyinae
: アカミミガメ属 Trachemys
Agassiz, 1857

アカミミガメ属(-ぞく、Trachemys)は、動物界脊索動物門爬虫綱カメ目ヌマガメ科に属する属。模式種はアカミミガメ。別名スライダーガメ属

目次

[編集] 分布

アメリカ合衆国プエルトリコ含む)、アルゼンチン北東部、イギリスケイマン諸島)、ウルグアイエルサルバドルキューバグアテマラコスタリカコロンビア北部、ジャマイカドミニカ共和国ニカラグアハイチパナマバハマグレートイナグア島)、ブラジルマラニョン州リオグランデ・ド・スル州南部)、ベネズエラ(ファルコン州東部)、ベリーズホンジュラスメキシコ

[編集] 形態

最大種はチュウベイクジャクガメで最大甲長60cm。最小種はテイラーアカミミガメで最大でも甲長22cm。属名は「ざらついたカメ、粗いカメ」の意。

多くの種では成長に伴い色彩が暗くなるが、種や個体により変異がある。特にオスの成体では全身の斑紋が消失するほど黒く変色(黒化、メラニズム)する種や個体もいる。オスは前肢の爪が伸長し湾曲する種もいる。

以前は本属はニシキガメ属クーターガメ属と近縁とされ、これらの属に含めることも多かった。しかし最近の系統分類学の研究結果ではこれら2属よりもチズガメ属やダイヤモンドガメ属に近縁とされる。

[編集] 生態

河川に生息するが、汽水域に生息する亜種もいる。別名や和名、英名にもあるスライダー(Slider)は「滑る者」の意。日光浴等をしている最中に驚き水中に滑る様に逃げることが由来とされるが、ニシキガメ属やクーターガメ属も含めた総称として用いられることもある。

食性は雑食で、昆虫類、甲殻類貝類魚類カエル、動物の死骸、水生植物藻類等を食べる。成長に伴い植物食傾向が強くなる。

繁殖形態は卵生。上記のオスの前肢が伸長する種ではメスの顔の前でオスが前肢を振るわせて、求愛する。前肢の伸長しない種では求愛を行わずメスに噛みついて動きを止めた後に交尾を行う種もいる。主に淡水域の水辺で産卵する。チュウベイクジャクガメの基亜種の内、コスタリカの個体群は海辺の砂浜に卵を産む。

[編集] 分類

[編集] 人間との関係

開発による生息地の破壊、水質汚染、食用やペット用の乱獲等により生息数は減少している。多くの種、亜種では生息地では保護され、採集や流通が規制、禁止されている国や種もいる。

ペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されている。主にアカミミガメ(特に亜種ミシシッピアカミミガメ)の繁殖個体が流通するが、他種は繁殖個体が少数もしくは稀に流通するか流通していない。日本においては、以前はアカミミガメの別亜種や本属の構成種、別属の構成種が区別されずミドリガメとして販売されていたこともある。

[編集] 画像

[編集] 関連項目

ウィキメディア・コモンズ

[編集] 参考文献

  • 海老沼剛 『爬虫・両生類ビジュアルガイド 水棲ガメ1 アメリカ大陸のミズガメ』、誠文堂新光社2005年、41-49頁。
  • 安川雄一郎 「アカミミガメ属(スライダーガメ属)の分類と自然史1」『クリーパー』第36号、クリーパー社、2007年、2-9、18-57頁。
  • 安川雄一郎 「アカミミガメ属(スライダーガメ属)の分類と自然史2」『クリーパー』第37号、クリーパー社、2007年、2-12、26-64頁。
  • 安川雄一郎 「アカミミガメ属(スライダーガメ属)の分類と自然史3」『クリーパー』第38号、クリーパー社、2007年、4-12、18-60頁。

最終更新 2008年6月1日 (日) 15:49 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【アカミミガメ属】変更履歴

ご利用上の注意