アジアノロバ

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アジアノロバ
アジアノロバ
アジアノロバ Equus hemionus
保全状態評価
ENDANGERED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
ファイル:Status iucn3.1 EN.svgワシントン条約付属書II類

E. h. hemionus モウコノロバ
E. h. khul インドノロバ
ワシントン条約付属書I類

分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: ウマ目 Perissodactyla
: ウマ科 Equidae
: ウマ属 Equus
: アジアノロバ E. hemionus
学名
Equus hemionus
Pallas, 1775
和名
アジアノロバ
英名
Asian wild ass
Asiantic wild ass

アジアノロバ(亜細亜野驢馬、Equus hemionus)は、動物界脊索動物門哺乳綱ウマ目(奇蹄目)ウマ科ウマ属に分類されるロバ。

目次

[編集] 分布

  • E. h. hemionus モウコノロバ

中華人民共和国。本来の分布域であるモンゴルでは絶滅したとされる。

  • E. h. khur インドノロバ

イラン南東部、インド北西部、パキスタン

  • E. h. kulan クーラン

トルクメニスタン

  • E. h. luteus ゴビノロバ

中華人民共和国、モンゴル

  • E. h. onager オナガー

イラン北部および南部

[編集] 形態

体長200-250cm。尾長30-49cm。肩高100-140cm。体重200-250kg。鬣は発達せず、尾の先端の体毛もあまり房状にならない。後肢にたこがない。背面は淡黄色や赤褐色、腹面は白い体毛で覆われる。鬣や尾の先端の房毛は黒い。正中腺には黒い筋模様が入る。

耳介は小型。

[編集] 分類

  • Equus hemionus hemionus Pallas, 1775 ジゲダイ、モウコノロバ
  • Equus hemionus khur (Lesson, 1827) インドノロバ
  • Equus hemionus kulan (Groves & Mazak, 1967) クーラン
  • Equus hemionus luteus Matschie, 1911 ゴビノロバ
  • Equus hemionus onager Boddaert, 1785 オナガー、ペルシャノロバ

[編集] 生態

ステップや半砂漠地帯に生息する。1頭のオスとメスや幼獣からなる6-12頭の小規模な群れを形成し生活する。以前は秋季に小規模な群れが集まり100頭以上の大規模な群れを形成することもあった。夏季は高地で生活し、冬季になると河川沿いや谷間へ移動する。時速60-70km/hで走行することができ、時速40-50km/hの速度を維持しながら長距離を走行することもできる。

食性は植物食で、主にを食べる。

繁殖形態は胎生。繁殖期になるとメスを巡ってオス同士で歯や蹄を使い争う。妊娠期間は331-374日。春季から夏季にかけて1回に1頭の幼獣を産む。授乳期間は9-12ヶ月。幼獣は生後2週間で親と一緒に走行できるようになる。オスは生後4年、メスは生後2-3年で性成熟するが、通常メスは生後3-4年で初産を迎える。

[編集] 人間との関係

現在の家畜のロバは主に別種アフリカノロバを起源とすると考えられているが、シュメール人は本種を家畜として飼育していたとされる。

開発による生息地の破壊、家畜との競合等により生息数は激減している。

[編集] 参考文献

  • 『原色ワイド図鑑3 動物』、学習研究社、1984年、90、189、196頁。
  • 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『レッド・データ・アニマルズ1 ユーラシア、北アメリカ』、講談社2000年、31、149-150頁。
  • 『小学館の図鑑NEO 動物』、小学館、2002年、81頁。

[編集] 関連項目

ウィキメディア・コモンズ

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年11月1日 (日) 06:40 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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