アストロサイト
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アストロサイト(astrocyte)は中枢神経系に存在するグリア細胞の1つ。アストログリア(astroglia)とも言う。また、星状膠細胞という日本語訳もあるにはあるが、一般的にあまり使われない。多くの染色法(抗GFAP免疫染色など)では星型の形態を示すことから、「星状」グリアの名称を持つ。ただしこれらは細胞の一部を可視化しているに過ぎず、実際の形態はきわめて多数の密な突起を持ち、はるかに複雑である。
星状膠細胞は多数の突起を持ち、その間に近傍を走行する神経線維が配置される。脳や脊髄などの神経組織では、他の通常組織において支持のために存在する膠原線維が乏しいため、神経線維の保持には、このような支持細胞がその役を果たしている。
星状膠細胞の更にもう一つの役割として、脳の血管基底膜に突起を接して、血液脳関門の閉鎖機能の維持に寄与している可能性が示唆されている。脳血管内皮の密着結合と、その外側に密に配置する星状膠細胞の突起の二重の障壁に阻まれて、血管内部に一定分子量以上のタンパク質分子を注入しても、脳組織内には浸透しないとされている。
なお、中枢神経組織内には、アストロサイト以外に、オリゴデンドロサイト(Oligodendrocyte; 希突起膠細胞)、ミクログリア(Microglia)と呼ばれる三種類のグリア細胞が存在する。
[編集] 分類
神経細胞に富む灰白質にあるか、または神経線維に富む白質にあるかによって若干形状が異なるので、更に以下の様に細分される。
- 原形質型(protoplasmic)星状膠細胞
- 灰白質に存在する大型のグリア細胞で、この細胞から出る星形状の突起の形状は、下に示す線維型膠細胞よりは大まかである。
- 線維型(fibrous)星状膠細胞
- 白質に存在する細胞で、その突起の形状は原形質型膠細胞より細く、周囲の神経の間に細かく入り込む。更にこの細突起が、神経線維の長軸方向に沿って走る事も特徴とされる。
[編集] 関連項目
最終更新 2009年9月22日 (火) 03:38 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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