アバディーン・テリア
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アバディーン・テリア(英:Abadeen Terrier)は、イギリスのスコットランド原産のテリア犬種である。時に同国原産のスコティッシュ・テリアと同一視される事があるが、実際には別の犬種である。
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[編集] 歴史
1800年ごろにスコットランドのアバディーンで作出された犬種で、スコティッシュ・テリアとは作出当初からライバルの犬種であった。アバディーンと一部のスコティッシュのブリーダーは激しく争っていて、どちらのテリアが優秀であるかという勝負や対立が行われていた。この争いはドッグショーや品評会のような穏健なものではなく、悪口や嫌がらせを行うなど非常に陰険なものであったと伝えられている。それを伝える、以下の変わった逸話が残されている。
「一番嫌がらせがひどかった時期には、アバディーンの種犬が盗まれ、川に投げ捨てられ殺されるといった非常に冷酷な事件も起きた。それの報復としてアバディーンのブリーダーは1頭のスコティッシュを盗み出し、アバディーンをすり替えて犬舎に戻したという。この後盗まれたスコティッシュは狩人に贈られ、すり替えられたアバディーンは毛を伸ばしていたためスコティッシュによく似ていて、気付かれることなく繁殖に使われてしまったという。[要出典]」
本来は地中猟犬としてキツネやアナグマを狩るのに使われていたが、1877年にはドッグショーにデビューし、犬種クラブを結成した。しかし、既にショードッグとして人気を博していたスコティッシュに勝ることが出来ず、1900年ごろに絶滅してしまった。現在生きたアバディーンの姿は見る事が出来ないが、本種の剥製は大英博物館などに収蔵されているため見る事が出来る。
アバディーン側は常に嫌がらせを受けるほうであり、かつて受けた嫌がらせは相当なものであったといわれるが、アバディーンの絶滅後嫌がらせ合戦に関する多くの文献や文書が焼却処分されてしまったため、ほとんどが残されていない。スコティッシュのブリーダーはこのようにライバル種であったアバディーンを殺すまでのことはしておらず、むしろ迫害を受けたのはスコティッシュ側であったと主張しているが、資料等がほとんど保存されていない現在となっては真相は闇の中である。
現在アバディーンはスコティッシュの愛好家の中でさえ知られていないこともあり、更には嫌がらせ合戦があったことも完全に忘れられ、スコティッシュ混同される事もあるほど影の薄い犬種になってしまった。愛好家も存在するが、アバディーンの再生活動が行われているか否かは不明である。
[編集] 特徴
容姿はスコティッシュとは全く異なる。胴長短足であるという点では同じであるが、硬いラフコートは不均一で、体の毛は所々長めになっている。その他の部分はショートコートである。毛色はブラック系の色で、長くなっている部分は茶系の色である。耳は小さな立ち耳で、尾はふさふさした垂れ尾。サイズはケアーン・テリアと同じくらいの大きさ(ケアーン・テリアの体高は25.5~24cm、小型犬)と言われている。ボディは筋肉質で頑丈。性格は無鉄砲で元気だが忠実だった。
[編集] 参考
- 『デズモンド・モリスの犬種事典』デズモンド・モリス著書、福山英也、大木卓訳 誠文堂新光社、2007年
[編集] 関連項目
最終更新 2009年10月23日 (金) 16:24 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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