アフターバーナー (ゲーム)
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| ジャンル | シューティングゲーム |
|---|---|
| 対応機種 | アーケード[AC] セガ・マークIII[MkIII] ファミリーコンピュータ[FC] X68000[X68] メガドライブ[MD] PCエンジン[PCE] FM-TOWNS[FM] スーパー32X[32X] セガサターン[SS] ドリームキャスト[DC] プレイステーション2[PS2] |
| 開発元 | セガ |
| 発売元 | セガ |
| 人数 | 1人 |
| メディア | MkIII:4Mbitカセット FC:3Mbitカセット X68:フロッピーディスク2枚 MD:4Mbitカセット PCE:4MbitHuCARD FM:CD-ROM1枚 32X:16Mbitカセット SS:CD-ROM1枚 DC:GD-ROM1枚 PS2:CD-ROM1枚 |
| 発売日 | AC:1987年 MkIII:1987年12月12日 FM:1989年2月 FC:1989年3月30日 X68:1989年 MD:1990年3月23日 PCE:1990年9月28日 32X:1995年1月13日 SS:1996年9月27日 DC:2001年 PS2:2004年3月25日 |
| 価格 | MkIII:5800円(税抜) FC:6200円(税抜) MD:6900円(税抜) PCE:7200円(税抜) 32X:4980円(税抜) SS:3800円(税抜) PS2:2500円(税抜) |
『アフターバーナー』(AfterBurner)は1987年にセガが発売したアーケードゲーム。ゲームデザインは鈴木裕。同社体感ゲームの代表作の一つ。ここではマイナーチェンジモデルの『アフターバーナーII』も合わせて解説する。
目次 |
[編集] 解説
A国海軍のパイロットが最新鋭戦闘機F-14XX(ダブルエックス)に搭乗し、Z国の包囲網を突破し機密兵器情報の入ったフロッピーディスクを輸送する。おびただしい数の敵機を機銃とミサイルで爽快になぎ倒し、地上攻撃や離着陸、空中給油をしながら、プロトタイプであるIは18ステージ、完成版のIIでは23ステージを戦う。
アナログスティックとそれに取り付けられた2つのボタン(機銃、ミサイル)、アナログスロットルレバーで操作する。
1986年に日米他で公開された映画、『トップガン』にあやかったビジュアル、単純明快なゲーム内容が評価され世界的なヒットセールスに成功。各国でゲーム関連の賞を受賞している。
2006年10月には完全3D、実名の戦闘機が登場する続編『アフターバーナー クライマックス』がリリースされた。
[編集] 筐体
アーケードでの大型筐体にはいくつかの種類があり、二重振子構造の筐体に取り付けられた前後左右に揺れる座席に乗り込む「ダブルクレイドルタイプ」、一軸のみで左右に揺れるシングルクレイドルタイプ(コマンダータイプともいう)や、揺れないシットダウンタイプ、座席の無いアップライトタイプ、『スペースハリアー』の筐体を改造したものもあった。 筐体の高価さから当初の1プレイ料金は200円に設定されていた。
可動大型筐体はメンテナンス技術無くしては運用できず、手入れの行き届かない筐体は座席の可動の不具合のみならず、アナログスティックの中心軸がずれていてゲームが成立しない状態に陥る。
[編集] プロトタイプ
スケジュールの都合から初期のアフターバーナーはゲームバランスの調整が十分行われていなかった上、スロットルレバーがない状態でプロトタイプとして出荷された。
約3ヶ月後に、スコアの加点方法などの改良やスロットルレバーの実装がされた『アフターバーナーII』が登場。一般的にアフターバーナーと言えば完成版であるIIの事を指している場合が多い。なお、加点方法はIでは敵を倒すと加点されるが、IIでは加えて空を飛んでいるだけでも加点というシステムに変更された。
IIのタイトルアトラクトではIの文字をミサイルで破壊し、IIが浮かび上がるという、開発者からのメッセージが残されている。
[編集] 美術、音楽
リアル志向が加速したコンピュータゲーム業界では、90年代後期からポリゴンによる数学的な正確さを求める三次元表現が盛んになったが、本作などの大規模体感ゲーム時代においては拡大スプライト表現を多く使ったダイナミックさを特徴としている。
なお、スプライトの回転に関しては、当時のゲーム誌などで、ハード的に回転機能があるかのような評論が見られたが、このゲームのプラットフォームであるXボードは、スプライトやBG面の回転機能を持たない。従って、キャラクターが回転するグラフィックパターンを全てROM内に持ち、キャラクターのパターン切替で回転しているように見せている。このことは、ローリングしながら給油シーンまたはボーナスステージに突入することにより確認できる。補給機やボーナスステージの地上物は、地面の回転に合わせて絵が回転するような事は無い。ただし、ボーナスステージの地上物については、地面の傾きが90度以上の場合に絵が反転表示になる。
BGMはエレキギターなどの楽器の音を意欲的にサンプリングし、ハードロックを奏でている。アフターバーナーのBGMは『あくまでBGMに徹する』という制作側の意図からメロディラインがカットされている。最初に発売されたサウンドトラックCDに収録されたバージョンはメロディラインが入ったものだったが、後にゲーム中のBGMに忠実な収録のCDも発売された。
[編集] 移植
商品発売元の表記無き場合は全てセガ発売。
- セガ・マークIII/マスターシステム(1987年)
- 国内の家庭用移植作品としては唯一『アフターバーナー』(I)を元にした移植作。速度調整ができずステージ構成などが他機種版と異なっているほか、敵ミサイルが撃ち落とせる、補給機のノズルに合体する操作をプレイヤーが行う、ボスキャラが追加されるなどオリジナル要素が強い。
- 「斜めに入力してるだけで敵の攻撃に当たらず後半面まで進める」という点に象徴される、かなりアバウトで大らかな移植度はアーケード版との落差を生み、当時、セガファンにとっては準オフィシャルゲーム誌的な存在のゲーム雑誌・Beepにおいて、このマークIII版を「アウアーアーアー」と称する、気の抜けた、また一応メーカーへの配慮も忘れない隠語が付けられてしまったエピソードが残されている。
- ファミリーコンピュータ(1989年、サン電子)
- 当時、本作同様セガの代表的アーケードゲームだった『ファンタジーゾーン』をマークIII版に勝る再現度とクオリティで移植していたサン電子が次に移植したセガ作品。内容は『II』の移植であり、タイトル画面にも"AFTER BURNER II"の表記がある。ゲーム内容もスロットル操作はないが、ゲーム中スタートボタンを押下する事で一定時間アフターバーナー点火状態となり加速できるなど、『II』の要素を受け継いでいる。
- マークIII版よりもキャラクターは小さいものの、ステージ構成・敵編隊の配置・誘爆敵機の位置がアーケード版とほぼ同じになっている点や、合成音声の再現度や絵の細かさなど、マークIII版よりも完成度の高い移植作となった。
- 全面クリアしエンディングが終わりタイトル画面に戻ったところで、再びゲームを開始すると、大幅に難易度が上がった裏面(二周目)が始まる。裏面では面が進むにつれてゲーム速度が飛躍的に上昇し、裏終盤面になると、アフターバーナー点火状態でローリングすると、ローリングが一瞬で終わるほどの速度になる。
- FMTOWNS(1989年、CSK総合研究所)
- ホビーPCであるTOWNSのゲームのローンチタイトルとして発売された。当時としてはもっともアーケード版に近く非常に美麗なグラフィックと、CD-ROMのCD-DAトラックを使用した生演奏のアレンジBGMをセールスポイントとした。
- X68000(1989年、電波新聞社)
- 当時アーケードゲームの移植に定評のあった電波新聞社(マイコンソフト)から発売された。処理速度を稼ぐ為にミサイルの煙がメッシュ処理され背景が大幅に省略されるなどグラフィック的にはやや荒いものの、ゲームのプレイ感覚はなかなか軽快で、キャラも従来の家庭用移植作品よりはオリジナルに近い大きさで再現されているなど、ファンからもそれなりの評価を得た。ステージ構成はアーケード版に準じているが、誘爆敵機の位置が異なるなどの違いがある。
- マウスとキーボードを併用して両手を使う、アーケード版に近づけた操作システムも好評を博し、さらにシャープが発売した操縦桿型アナログジョイスティック「サイバースティック」を用いるとアーケード版により近い操作感覚が得られた。
- PCエンジン(1990年、NECアベニュー)
- 『II』としての移植。
- この頃はアーケード版の稼動開始から年数も経っており、また家庭用ゲーム機の能力も向上していたことから、かなり良好な移植がなされた。
- 空母や補給機が拡大縮小する演出が、ソフトウェア技術により再現されている。
- 音源の関係上音声面がやや寂しいがパッドコントローラでの操作性は非常に高く評価された。オープニング画面の3Dの球体をいじれるテストモードがある。
- 電波新聞社から発売されたアナログコントローラー「XE-1AP」を、別売りのアダプタを間に挟んで使用する事で、完全なアナログコントロールが可能となった。モードボタンを押しながら上下でスロットル操作をするなど、操作にはやや慣れとコツがいる。
- メガドライブ(1990年、電波新聞社)
- 『II』としての移植。X68000版をベースに電波新聞社のスタッフが移植を行った。
- この頃はアーケード版の稼動開始から年数も経っており、また家庭用ゲーム機の能力も向上していたことから、かなり良好な移植がなされた。
- 容量の関係で空母や補給機が拡大縮小する演出が、省略されている。
- 初期設定では、標準パッドの3ボタンのうち、2ボタンをスロットルのHIGHとLOWに振り分けている。攻撃はミサイルのみ自分の意思で発射でき、バルカンはボタン操作をしなくてもステージプレイ中は常時発射しっ放しという、思い切った仕様になっている。なお、オプションである程度自分の好みにボタン用途を振り分けることが可能。
- 電波新聞社から発売されたアナログコントローラー「XE-1AP」を使用する事で、家庭用ゲーム版としては初の完全なアナログコントロールが可能となった。
- メガドライブ(アフターバーナーIII)(1992年、CSK総合研究所)
- アフターバーナーの名を冠しているが、実際には派生アーケードゲーム『ストライクファイター』の移植作。開発期間等の諸問題により、メガCDのハードパワーを生かし切るほどのゲームにはなっておらず、セールス的にも成果をあげることなく終わった。同時期にFM-TOWNS版も発売された。
- スーパー32X(1995年)
- 『II』を有限会社ゲームのるつぼが移植担当。歴代カートリッジROMメディアの移植版中、最高に近い移植度を誇るとの評がある。ほぼ完璧といえるが、背景の一部に省略されている箇所があるなど、微かな省略要素もあり。また、音声出力が左右逆。32X自体のセールスがふるわなかったこともあり、現在かなり入手困難。
- セガサターン(1996年)
- 移植は32X版同様、有限会社ゲームのるつぼが担当。セガの名作ゲームをアーカイブする事を目的とした「SEGA AGESシリーズ」(セガサターン版)の1つとして発売された。
- 移植作としても歴代移植版中もっともアーケード版『II』に忠実な出来になっている。これにマニアをも唸らせる様々な付加要素が付け加えられている事で、アーケード版を補完する“完全版”的な作品となっている。
- ゲームディスクにはボーナストラックとしてアーケード版『アフターバーナー』(I)の曲が数曲収録されている。これらの曲はサントラが現在発売されていないため、一般的な方法としてはセガサターン版でしか聞けないレアな曲となっている。現在は発売から10年以上経過しており再発売も見込めないため、このゲーム自体の入手が難しくなっている。
- ドリームキャスト(2001年)
- シェンムーII内のミニゲーム版と、ムック本『鈴木裕ゲームワークス Vol.1』に付属した、鈴木裕が手がけたアーケード作品のドリームキャスト用ソフトの1つとして収録された2バージョンが存在する。
- プレイステーション2(2004年、3Dエイジス)
- セガエイジス2500シリーズの1本として発売。『II』を基にグラフィックを全て3Dポリゴンで描きなおした上、当時のハードウェアでは実現できなかった要素を盛り込んだ「アレンジモード」を追加、さらに新機体も登場した。厳密に言うと移植版というよりはリメイク版に近い。
[編集] その他
上記の移植版のほかにもアーケード版が人気全盛だった頃には、先のマークIII版の様にオリジナルよりも性能の低い家庭用ハードにも移植された。
- NES(ファミコンの北米仕様ハード)版
- 販売はテンゲン。(国内未発売)サン電子の物とは違い、「アフターバーナー」の移植版。基本的なキャラグラフィックなどはまったく同じだが、ステージ構成やタイトルデモ、色味等が違う。また、テンゲン版はBGMが貧弱なだけでなく合成音声もない。文字フォントも、サン電子版はアーケード版に近いものなのに対し、テンゲン版はアーケード版とは違う独自のものが使用されている。
- タカラ「ビデオチャレンジャー」版
- アフターバーナーの画像を使用したソフトが発売されている。
[編集] アフターバーナー クライマックス
ストーリーが一新され、アフターバーナーの世界から約4X年後を設定(旧作:199X年→クライマックス:203X年)。Z国でクーデターが発生し軍事政権が誕生。周辺国への侵攻準備を開始したZ国に対し、A国は1ヶ月以内の武装解除と国民投票の実施を要求、実行されない場合は武力介入するとの声明を発表。
国連は平和的解決に向け対話の場を提供するが、A国の強大な軍事力に対しZ国が核兵器のカードをちらつかせ会談は失敗。要求期限まで残された時間はあと48時間。
国連内の組織「G.H.O.S.T.」所属特殊航空部隊・通称「Brave Fangs」の一員となり、世界の危機(全面核戦争)を回避するために出撃するというストーリーに。
時間の流れを遅くし効果時間中にロックオンした敵機をまとめて撃墜する「クライマックスモード」を搭載。グラフィックもリアルになり、2人スコア対戦プレイができる。システム基板はChihiroの後継である『LINDBERGH』を使用し、実在の機体3機(F-14DスーパートムキャットをはじめF/A-18Eスーパーホーネット、F-15Eストライクイーグル)をプレイヤー機として収録。ゲーム中で使用されている全ての機体は実際にボーイング社とノースロップ・グラマン社のライセンスおよび監修を受けている。アフターバーナーIIのBGMもコマンド(ゲーム開始直前の画面でスピードレバーSLOW+ミサイルボタン)で選択可能。
プレーヤー機各機体に4色のカラーバリエーション(スタンダード・カモフラージュ・スペシャルペイント・ロービジビリティ)がある。また、ステージ分岐があり、プレーヤーの意志により分岐する物とプレーヤーの成績により分岐する物がある。
詳細はアフターバーナー クライマックスを参照。
[編集] 余談
映画『ターミネーター2』のワンシーンにも登場する。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
最終更新 2009年11月9日 (月) 22:32 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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