アブナー伯父
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アブナー伯父(Uncle Abner)は、アメリカの推理作家メルヴィル・デイヴィスン・ポーストの作品に登場する架空の名探偵。米国がポオの生んだオーギュスト・デュパンに続いて送り出した名探偵である。彼が登場する作品は1911年から「サタデー・イブニング・ポスト」等に連載され、計22編の中・短編が確認されている。初登場作は短編『天の使い』(The Angel Of The Lord)。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。
[編集] 人物
“アブナー伯父”の呼称は、物語の語り手であるマーティンが彼の甥に当たることによる。一連の登場作品の時代設定には諸説あり、ジェファーソン大統領の時代という説が有力だが、ポーストの評伝を著したチャールズ・A・ノートンは南北戦争より10年ほど前の時期であると推定している(東京創元社刊『アブナー伯父の事件簿』戸川安宣による解説)。
ウェストバージニアの山奥で牧場を営んでいる。大柄でがっしりした肉体を持ち、格闘にも強い。酒場で彼をからかった複数の男を相手に立ち回りを演じ、残らず叩きのめしたという逸話(『天の使い』)を持ち、物語の結末で犯人相手に腕力に物を言わせることもある。
しかし、その一方で非常に信心深く、愛読書は聖書である。また、馬泥棒をリンチしようとする群衆を「私は犯人に同情はしない、だがリンチは法治を崩壊させる元だ」と諌めるなど、分別をわきまえた民主主義の擁護者でもある。治安判事のランドルフや甥で物語の語り手であるマーティンとともに開拓時代の様々な事件を論理的な方法によって紐解いてしまう。
[編集] 主な登場作品
- ズームドルフ事件(東京創元社刊『世界短編傑作集2』所収』)
- 「太陽と水瓶の殺人」と呼ばれる新しい殺人トリックを案出した。
- ナポテの葡萄園(東京創元社刊『アブナー伯父の事件簿』所収』)
- 初期アメリカの民主主義を擁護した傑作としても名高い。
最終更新 2008年6月4日 (水) 17:16 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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