アミノ酸スコア

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アミノ酸スコアは、食品中のたんぱく質の品質を評価するためのスコアである。たんぱく質を体内で利用するには必要な必須アミノ酸がバランスよく含まれている必要があり、それらが全て存在する場合にはスコアが100点となる。 国際基準はFAO/WHOによって提示されてきた。日本では1973年および1985年に提案されたものをアミノ酸スコアと表記し用いている。以前に提案されたものはプロテインスコアと表記し用いられている。なお、FAO/WHOは1993年に、たんぱく質の消化されやすさも加味したたん白質消化吸収率補正アミノ酸スコア(PDCAAS)を提示している。

1973年の提案では、実際に人体のアミノ酸必要量に基づいたものとなった。学齢期児童と成人では必須アミノ酸の要求量が違うことが示されたにも関わらず、単一の必須アミノ酸の必要量のパターンを採用した。

1985年の提案では、年齢グループで異なった必須アミノ酸の必要量のパターンを提起した。そして、幼児期の必要パターンを乳児を除く全ての年齢に対して適用するのが妥当であるという合意がなされた。1973年のスコアでは大豆が86点、1985年のスコアでは大豆が100点となっていることが特徴的である。

1989年に再度検討会議が開かれ、1985年のパターンでよいという再確認がなされた。この会議ではタンパク質を摂取するために動物性食品を食べることで生活習慣病が増えることも話し合われ、伝統的な食物の組み合わせについても検討された。単一の食品のアミノ酸スコアだけを見ると、食べものは組み合わせて食べるということとかけ離れた印象を得がちである。多くの国での伝統的な組み合わせで、欠けたアミノ酸を補い合い良好なたんぱく質の品質となることが確認されている。たとえば、アジア地域における米と豆、中近東における小麦と豆、アメリカにおけるトウモロコシと豆である。

2002年の会議では、新たなアミノ酸のパターンが示され、この会議の内容は2007年に報告書となった。

[編集] 参考図書

  • 国際連合食糧農業機関 国際食糧農業協会訳・編集 『たんぱく質の品質評価 : FAO/WHO合同専門家協議報告』国際食糧農業協会 1992年 邦訳元 Protein Quality Evaluation, Report of the Joint FAO/Who Expert Consultation, 1991 ISBN 978-9251030974
  • 『タンパク質・アミノ酸の必要量 WHO/FAO/UNU合同専門協議会報告』日本アミノ酸学会監訳、医歯薬出版、2009年05月。ISBN 978-4263705681 邦訳元 Protein and amino acid requirements in human nutrition, Report of a Joint WHO/FAO/UNU Expert Consultation, 2007

[編集] 関連


最終更新 2009年7月22日 (水) 03:40 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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