アミメカゲロウ目

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アミメカゲロウ目(脈翅目) Neuroptera
クサカゲロウの1種
クサカゲロウの1種
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
亜綱 : 有翅亜綱 Pterygota
: アミメカゲロウ目 Neuroptera
学名
Neuroptera Linnaeus1758
亜目

アミメカゲロウ目(アミメカゲロウもく、Neuroptera)は昆虫綱有翅亜綱のの一つ。脈翅目(みゃくしもく)ともいう。

脈翅上目 (Neuropterida) とすることもある。その場合、アミメカゲロウ目(脈翅目、Neuroptera)はその中の1目の目名になる。しかしここでは、広義のアミメカゲロウ目( = 脈翅上目)について述べる。

完全変態で、肉食のものが多い。

目次

[編集] 成虫の特徴

細長い体に大きな柔らかい翅を持ち、歩脚はあまり発達しない。トンボやカゲロウに似ていることからその名を持つものが多いが、これら原始的な昆虫とは系統的には大きく異なる。

咀嚼口式で、通常触角は糸状または数珠状である。体はトンボのような構造をとるものが多いが、ヒメカゲロウのように胸部が大きいものもある。翅脈は網目状の構造をとることもある。外部生殖器が発達しているものもしばしば見られる。腹部はすべての種で十環節からなり、おもに円筒形である。多くの種で前翅と後翅が同形、または前翅の方が大きい。トンボやカゲロウとは異なり、翅を前後重ねて背面に屋根状に畳むことが出来る。

[編集] 幼虫の特徴

は多様な構造をとり、クサカゲロウカマキリモドキなどでは憂曇華(うどんげ)と呼ばれる卵を産む。

幼虫は主に陸生で、形状はシミに似ており、全体に柔らかな体をしている。胸部には三対の歩脚があり、腹部末端に吸着器を持って運動に荷担するものもあるが、腹部には歩脚はない。水生のものには気管腮がある。ウスバカゲロウの幼虫アリジゴクなどでは大腮が発達し、小腮で体液を吸う。蛹化の際はを作るものが多い。

[編集] 分類

3つのグループに分けられる。

それらを亜目とするか目とするか、またそれらより下の分類には異論もある。

[編集] 亜目に分ける場合

  • アミメカゲロウ目(脈翅目) Neuroptera
    • ヘビトンボ亜目(広翅亜目) Megaloptera
    • ラクダムシ亜目 Raphidiodea (Raphidioptera, Raphidiomorpha)
      • キスジラクダムシ科 Raphidiidae
      • ラクダムシ科 Inocelliidae
    • アミメカゲロウ亜目(扁翅亜目) Planipennia
      • オオアミカゲロウ上科 Ithonoidea
        • オオアミカゲロウ科 Ithonidae
      • ヒロバカゲロウ上科 Osmyloidea
        • ヒロバカゲロウ科 Osmylidae
        • クシヒゲカゲロウ科 Dilaridae
        • シロカゲロウ科 Neurorthidae
        • ミズカゲロウ科 Sisyridae
      • ヒメカゲロウ上科 Hemerobioidea
      • コナカゲロウ上科 Coniopterygoidea
        • コナカゲロウ科 Coniopterygidae
      • カマキリモドキ上科 Mantispoidea
      • ウスバカゲロウ上科 Myrmeleontoidea

[編集] 目に分ける場合

  • 脈翅上目 Neuropterida
    • ヘビトンボ目(広翅目) Megaloptera
    • ラクダムシ目 Raphidiodea (Raphidioptera, Raphidiomorpha)
    • アミメカゲロウ目(脈翅目) Neuroptera

この場合、Planipenniaを目名として使う(扁翅目)より、Neuropteraを目名として残すことが多い。

[編集] エピソード

阿武隈川流域の福島盆地では、過去にアミメカゲロウの大発生により、橋上に落ちた死体で自動車がスリップする事故が多発した。現在でも夏にはアミメカゲロウスリップ注意の看板が多くの橋のたもとに立てられる。

[編集] 参考文献

  • 木野田君公 『札幌の昆虫』 北海道大学出版会、2006年、ISBN 4-8329-1391-3

[編集] 外部リンク

ウィキメディア・コモンズ

最終更新 2009年10月24日 (土) 13:14 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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