アメリカン・グラフィティ

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アメリカン・グラフィティ
American Graffiti
監督 ジョージ・ルーカス
製作 フランシス・フォード・コッポラ
ゲイリー・カーツ
脚本 ジョージ・ルーカス
グロリア・カッツ
ウィラード・ハイク
出演者 リチャード・ドレイファス
ロン・ハワード
撮影 ロン・イヴスレイジ
ジョン・ダルクイン
編集 ヴァーナ・フィールズ
配給 ユニバーサル映画=CIC
公開 1973年8月11日 アメリカ合衆国の旗
1974年12月21日 日本の旗
上映時間 110分
製作国 アメリカ合衆国
言語 英語
制作費 $777,000
興行収入 $115,000,000
次作 アメリカン・グラフィティ2
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アメリカン・グラフィティ』(American Graffiti)は、1973年アメリカ映画青春映画。1995年にはアメリカ国立フィルム登録簿に永久保存登録された。

目次

[編集] 概要

監督、脚本のジョージ・ルーカスは、処女作『THX 1138』の興行的失敗を受け、自身の高校生活をベースに大衆に受ける映画の制作に着手し大ヒット。低予算で製作されたため「興行的に最も成功した映画」とも言われた。

1960年代サンフランシスコ郊外の町を舞台にしており、アメリカ人の誰もが持つ高校生時代の体験を映像化した作品。1962年の夏、多くの登場人物が旅立ちを翌日に控えた夕刻から翌朝までの出来事を追うワンナイトものである。青春時代の甘味なエピソードが、タイトル通り落書き(グラフィティ)のように綴られる。また、1970年代にヴェトナム戦争以前のアメリカの「楽しい時代」を描いたことにより、戦争のトラウマを別の面から浮かび上がらせたという側面もある。

初公開時のアメリカでのキャッチフレーズは「1962年の夏、あなたはどこにいましたか」。当時ラジオでよくかかったヒット曲、現在ではオールディーズと称される名曲が全編に散りばめられる。また、実在のDJ、ウルフマン・ジャックを本人役で登場させている。全曲が収録されたサントラ(サウンドトラック)も大ヒットし現在も人気が高い。しかしながらのちにこれが仇となり、音楽の権利上の問題で長らくビデオ化ができなかった。日本の地上波TV初放映はフジテレビゴールデン洋画劇場」で1980年10月24日。その後、放映権はTBS系に移り1984年に深夜特番「ソニー名作洋画ノーカット劇場」で放送。吹き替え版は2008年12月19日にユニバーサルから「思い出の復刻版」と題した吹き替え名画の傑作選の第一弾として発売予定。

映画も世界的に大ヒットし、この後続篇も製作され、さらに『グリース』、TVドラマ『ハッピーデイズ』、『グローイング・アップ』(イスラエル)など多くの亜流作品を生んだ。現在も青春時代のエピソードを当時のヒット曲で綴る映画を「アメグラもの」と表現されることがある。

当時は無名だったリチャード・ドレイファス、ハリソン・フォード、ロン・ハワードが、のちのアメリカ映画を代表する大スター・売れっ子監督になっていったのは、よく知られるところである。公開当時はジョン・ミルナー役でボクサー上がりのポール・ル・マットが一番人気が出るのでは、と言われたがこの役者は本名よりも役名が浸透してしまい、フェードアウトしてしまった。この作品中、プロの役者だったのはロン・ハワードだけである。

またサントラに収録された全41曲はルーカス自身の好みで選ばれたものであり、舞台となっている1962年夏の最大のヒット曲だったフォーシーズンズの「シェリー」が入っていないことも一部で話題となった。

[編集] スタッフ

[編集] キャスト

[編集] 主な挿入歌

[編集] 裏話

  • 俳優たちは「ジョージ・ルーカス監督は失敗を望んでいた。」と語る。テリーのベスパ停車の失敗、デビーの「Did you get it?」の失敗、水風船顔面直撃のアクシデント、強盗から投げられる酒のファンブルなど失敗が採用されることが多かった。デビーの台詞の失敗は1テイク目だったので、そのテイクがOKとなり、撮り直しさせてもらえなかったとクラークは語っている。
  • 脚本通りに演じることも望まず、俳優たちの好きなように演じさせた。
  • チャールズ・マーティン・スミスは髪を切らされ、70年代には流行らない髪形にされた。「プライベートでは帽子を離さなかった。」とチャールズは語った。
  • ハリソン・フォードは髪を切るのを嫌がり、代わりにカウボーイ・ハットを被って出演した。
  • 出演料はリチャード・ドレイファスが週480ドル、ハリソン・フォードは週500ドルであった。
  • リチャード・ドレイファスは撮影時、終始踵を上げ、下げして、手をブラブラさせていたのでカメラ・オペレーターから「じっとしてろ。」と注意された。その行動は映画でも観ることができる。
  • ユニバーサル社は「アメリカン・グラフティ」というルーカスがつけた題名が「わかりにくい」と気に入らず、「アナザー・スロー・ナイト・オブ・モデスト」という題名を提案した。ちなみにコッポラは「ロック・アラウンド・ザ・ブロック」を提案した。
  • 試写を見た、ユニバーサル社の重役ネッド・タネンは「こんな映画は観客に見せる代物じゃない」と怒り狂った。その後、試写を繰り返してもユニバーサル社のこの映画への評価はあがらず、当初公開されたのはニューヨークの1館、ロス・アンジェルスの2館だけだった。しかも、ユニバーサル社は、『アメリカン・グラフティ』完成から上映までの間にルーカスから提示された、『スター・ウォーズ』の企画を拒否してしまった。
  • 夏の設定だが、撮影は冬に行われた。そのため、息が白くなっているシーンがある。役者たちは薄着で、暑そうな演技をし、カットがかかると上着に飛びついたという。

[編集] DVD

  • DVDに収録されているのは、劇場公開版より約2分長いディレクターズ・カット版である。
  • 思い出の復刻版DVD disc2に収録されている吹き替えは、TBS「名作洋画ノーカット10週」で放送されたものが収録されている。

[編集] 日本語吹替

役名 俳優 日本語版1 日本語版2 日本語版3
カート・ヘンダーソン リチャード・ドレイファス 野島昭生 堀勝之祐 野島昭生
スティーヴ・ボランダー ロン・ハワード 池田秀一 田中秀幸
ジョン・ミルナー ポール・ラ・マット ささきいさお 青野武 鈴置洋孝
テリー・フィールズ チャールズ・マーティン・スミス 富山敬 三ツ矢雄二
ボブ・ファルファ ハリソン・フォード 千葉繁
ウルフマン ウルフマン・ジャック 桑田佳祐 小林克也 小林克也
  • 日本語版1:初回放送1980年10月24日 フジテレビ「ゴールデン洋画劇場」 21:00-22:54
  • 日本語版2:初回放送1983年6月20日 テレビ朝日「日曜洋画劇場」 21:00-22:54
  • 日本語版3:初回放送1984年6月23日 TBS「名作洋画ノーカット10週」 深夜0:10-2:11
プロデューサー:安田孝夫、台詞:佐藤一公、演出:伊達渉、日本語版制作:東北新社 TBS

[編集] 外部リンク


最終更新 2009年11月4日 (水) 01:01 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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