アメリカン・ツンドラ・シェパード
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アメリカン・ツンドラ・シェパード(英:American Tundra Shepherd)とは、アメリカ合衆国原産のウルフドッグ犬種である。アメリカン・ツンドラ・シェパード・ドッグと僅かに長い名前で呼ばれることもある。
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[編集] 歴史など
雌のツンドラオオカミと雄のジャーマン・シェパード・ドッグを交配させ、それによって生まれた犬(半狼)を父親と戻し交配させることで基礎の犬が作出された。
はじめのうちは軍用犬を目指して作出された犬種ではあるが、一般の人の持つウルフドッグへの誤った知識をこれ以上発展させるべきではないと専門家に指摘され、実質的に軍用犬としての使役は取りやめられた。この「誤った知識」というのは狼及びウルフドッグが凶暴な殺し屋であるというイメージである。実際にはこれは全くの迷信で、狼とウルフドッグは内向的で用心深く、自分からは人を襲わないイヌである。このため、ガードドッグとして飼育するのには向かず、知識の無い飼い主の大半は、見掛け倒しで相手を威圧したいがためにウルフドッグを飼育しているという事実がある。
又、アメリカでは多くの州で人為的に狼と犬を交雑させることが禁止されている。犬種の廃止を逃れるために多くのウルフドッグ犬種は即急な固定・品種化が行われた。別のウルフドッグ犬種の中にはこの急速な改良過程で乱繁殖が行われて犬質が悪化し、絶滅を余儀なくされてしまったものもある。しかし、ツンドラ・シェパードは計画的な繁殖が進められたため、このように行き詰ってしまうことは無く無事に品種化が完了した。まだまだ課題が多く残る犬種ではあるが、現在愛好家によって安定した犬質を保つためのブリーディングが行われている。
現在使役犬としての役割は担っていないが、美しい(格好よい)外見とウルフドッグ特有のクセ、強い忠誠心などの魅力があり、それを好む愛好家によって飼育されている。ペットとしてだけでなく、ドッグスポーツなどでも多く活躍している。今のところFCI及び各国のケネルクラブでは公認されておらず、ユナイテットケネルクラブへ公認登録への申請を行うことが検討されている。然し、新しいウルフドッグを犬種として認めない団体の猛反対により、申請を行えていない。
アメリカン・ツンドラ・シェパードはもともと「アメリカン・ツンドラ・ウルフドッグ」という犬種名であった。この「ウルフドッグ」の部分が「シェパード」に置換されたのは先述の団体や反ウルフドッグ派の人々の反感を買わないようにするためである。既にFCIに公認されているサーロス・ウルフホンドとチェコスロバキアン・ウルフドッグにはこの措置は不要であるが、数種の新しいウルフドッグ犬種も同じような措置をとっている。それらには同じくアメリカ原産の絶滅寸前犬種であるサラ・スピッツ、フィンランド原産のタマスカン・ハスキー(タマスカン・ドッグ)などが挙げられる。
実は日本にも過去に輸入されたことがあるが、FCI及びジャパンケネルクラブ非公認の犬種であるため、年間登録頭数及び登録頭数順位はカウントされていない。
[編集] 特徴
犬によって若干ばらつきがあるが、狼とジャーマン・シェパード・ドッグの中間の姿をしている。眼光は鋭く、首や脚が長い。筋肉質の引き締まった体つきで、鬣が厚い。立ち耳・垂れ尾でコートは防寒性のあるショートコート、毛色はウルフやブラック・アンド・タンなど。体高60~75cm、体重20~35kgの大型犬で、性格はとても忠実で用心深い。自分よりも上位であると認めた人・犬の命令にしか従わないため、厳しい訓練が必要で初心者には飼育できない犬種である。身体能力が高く、運動量は非常に多い。普段は遠吠え以外、吠えることをあまり好まない。
[編集] 参考
『デズモンド・モリスの犬種事典』デズモンド・モリス著書、福山英也、大木卓訳 誠文堂新光社、2007年
[編集] 関連項目
最終更新 2009年7月24日 (金) 02:41 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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