アルバス・ダンブルドア

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アルバス・パーシバル・ウルフリック・ブライアン・ダンブルドア(Albus Percival Wulfric Brian Dumbledore)は、J・K・ローリングの小説『ハリー・ポッター』シリーズ、及びその派生作品に登場する架空の魔法使いである。

目次

[編集] 概要

主人公ハリー・ポッターの母校・ホグワーツ魔法魔術学校の校長であり、ハリーの恩師。

魔法に関する研究や闇の魔法使いとの決闘など数々の業績を築いた、20世紀で最も偉大な魔法使い。魔法界でも多くの人々の尊敬を集めている。ヴォルデモートが唯一恐れる人物としても知られる。

[編集] 登場巻

全巻7巻では、ハリーの頭の中で登場。

[編集] 人物

[編集] 名前

「アルバス(Albus)」はラテン語で「白」を意味し、しばしば「善」の象徴として用いられる。

「パーシバル(Percival)」はアルバスの父親のファーストネームを取って名付けられたと思われる。なお、パーシバルは古いフランス語で"pierce the veil"を意味する[1]

「ウルフリック(Wulfric)」は"Wolf-power"を意味し、伝説の英雄・ベオウルフ(Beowulf)を思わせる(ちなみにベオウルフは"Grendel"という巨人を倒しているが、この"Grendel"もゲラート・グリンデルバルドを思い起こさせる名前である)。

「ブライアン(Brian)」は「強い」「気高い」などの意味がある[2]

「ダンブルドア(Dumbledore)」は古いデヴォンの言葉で「マルハナバチ」を意味する。作者は、音楽好きで鼻歌を歌いながら歩き回っているイメージで「ダンブルドア」と名付けたという[3]

[編集] 外見

長身で、父親似のキラキラしたブルーの瞳と、半月型の眼鏡がトレードマーク。長い鼻は少なくとも二回は折れ曲がっている。髭と髪が長く、若い頃は鳶色で、今は銀色。

左膝の上に、ロンドンの地下鉄地図の形をした傷がある。


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[編集] 来歴

1881年、モールド・オン・ザ・ウォルドに住むダンブルドア家の長男として生まれる。その後、父パーシバルがマグルの若者を襲撃しアズカバンへ投獄され(後に獄死)、これを機にダンブルドア家はゴドリックの谷へ移住する。

1892年、ホグワーツ魔法魔術学校に入学、グリフィンドール寮生となる。在学中は監督生と首席に選ばれ、またバナーバス・フィンクリー優秀呪文賞やカイロ国際錬金術会議特別功労賞を受賞するなど数々の栄誉に輝く。

1899年、卒業記念旅行の出発前夜に母ケンドラが死亡。をホグワーツで学ばせ、家に残されるの世話をするために、ゴドリックの谷に留まるが、同年夏、ゴドリックの谷を訪れたゲラート・グリンデルバルドと意気投合。アルバスはグリンデルバルドの計画に夢中になるが、2人の計画にアバーフォースが反対し、アバーフォース、グリンデルバルドとの三つ巴の争いになる。これに巻き込まれ、妹が亡くなる。これを受けてグリンデルバルドはゴドリックの谷を去り、後に対決するまで2人が再び会うことはなかった。

その後、母校の「変身術」教授に就任。1938年にはトム・マールヴォロ・リドルにホグワーツ入学を薦め、1943年には退学処分になったルビウス・ハグリッドを森番としてホグワーツに残れるよう取り計らっている。

1945年、闇の魔法使いとして勢力を広げていたグリンデルバルドと決闘し勝利。この時、グリンデルバルドが持っていたニワトコの杖の忠誠を得る。

蛙チョコレートに付いているカードによると、この他にもドラゴンの血の12の使用法を発見したり、ニコラス・フラメルと錬金術の共同研究を行ったりと数々の功績を残しており、マーリン勲章勲一等を授与されている他、大魔法使い、魔法戦士隊長、最上級独立魔法使い、国際魔法使い連盟議長、ウィゼンガモット最高裁主席魔法戦士、といった肩書きを持っている(後半2つは5巻で一時剥奪されている)。

1956年頃、母校の校長に就任。ヴォルデモートが暗躍し始めると、不死鳥の騎士団を結成してこれに対抗する。1981年10月31日、ヴォルデモートが失踪すると、ヴォルデモートの「死の呪文」から生き残ったハリー・ポッターペチュニア・ダーズリー一家に預けた。

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アルバスは、ヴォルデモートを倒す為、ヴォルデモートの過去を追求し、その弱点を探した。その結果、ヴォルデモートがホークラックスを複数作成したと予想し、それらの探索を始める。そして1996年夏、ホークラックスを1つ発見するが、誤ってホークラックスを保護する呪いを受けてしまい、1年以内の死が確定する。

近い将来、ヴォルデモートが自分の持つニワトコの杖を狙ってくるだろうと予測していたアルバスは、自身の死を利用して、ニワトコの杖を葬る計画を立てる。杖は忠誠心を持ち(ニワトコの杖も例外ではない)、その忠誠心は杖を勝ち取ることによって移動する。ただし「計画された敗北」では忠誠心は移動しない為、アルバスはセブルス・スネイプとの間で自分を殺させる計画を立て、杖の最後の真の所有者として死のうとした。こうすればアルバスから杖を勝ち取る者は誰も出てこなくなり、誰も杖の「真の所有者」にはなれなくなる。

1997年6月、ハリーと共にヴォルデモートのホークラックスの1つを発見し、それをホグワーツ城に持ち帰るが、アルバスの命を狙うドラコ・マルフォイに遭遇。ハリーを守ろうとするがドラコに武装解除され、ニワトコの杖の忠誠心がドラコに移動してしまう。そして、杖を失った隙を突かれてスネイプに殺害された。

杖の正体を知る者がホグワーツ周辺にはいなかった為、ニワトコの杖はアルバスの遺体と共に墓に葬られ、ドラコが杖の忠誠心を得た事実は誰にも知られなかった。その後、ハリーがドラコの杖(オリバンダー老人作)を奪い、同時にニワトコの杖の忠誠心を得た。

[編集] 性格

常に茶目っ気たっぷりな好々爺だが、作者はアルバスについて「マキャベリ的な策謀家」と発言している。

ハリーはアルバスに対して「何でもできる」というイメージを抱いていたが、3巻ではシリウス・ブラックを廃人にする極刑から救い出せないことを知ってショックを受けている。5巻でもハリーにいつ真実を告げようか悩んでいたことが明かされる。

過去に過ちを犯していても、悔い改めようという意志を見せた者は誰であれ仲間として受け入れる。それ故、悪に染まったヴォルデモートを救えないことを誰よりも悲しんだのはアルバスであった。

栄光と権力に対しては冷静な判断力を失うという自覚があり、終生魔法大臣への就任を拒否し続けた。

[編集] 才能

ホグワーツ入学にしてから1年で「ホグワーツ始まって以来の秀才」との評判を得るなど、ホグワーツの歴史上、最も優秀な学生の1人と思われる。その優秀さは今も変わらず、魔法に関しては作中でもヴォルデモートと並んでトップクラスの技量の持ち主である(5巻では実際にヴォルデモートと闘い、互角に渡り合った)。

また言語能力にも優れており、作中ではマーミッシュ語を話している描写がある他、パーセルタングも習得している(ただし生まれつきのパーセルマウスではない為か、話すことはできても他人の操るパーセルタングを理解することはできない模様)。

この他に洞察力も高く、彼の推量は大体が当たっている。ただしアルバス自身は「並外れて賢い故に、誤りも大きくなってしまう」と述べている。

魔法界育ち特有のセンスを持ち合わせつつ、マグルについて正確な知識を有している稀有な魔法使いである。マグル界の情報収集にも怠りがなく、4巻ではマグルの新聞を、6巻ではマグルの雑誌を読んだと語っている。

ボガートは妹・アリアナの死体、守護霊は不死鳥

[編集] 趣味

蛙チョコレートに付いているカードによれば、趣味は室内楽ボウリングらしい。彼自身の弁によれば、現在、彼の情熱は生徒達と文学、錬金術、そして厚い毛糸のソックスに注がれている、とのこと。

また、お菓子が好きで、特にマグルの甘いものが好物(魔法界のお菓子でもとりわけ百味ビーンズは、食べるたびに妙な味に当たるジンクスがあるので好まない)。その為か、彼が校長だった時、校長室に入る合言葉は全てお菓子の名前だった。尚、好きなジャムはラズベリー

[編集] 人間関係

父は純血の魔法使い・パーシバル、母はマグル生まれの魔女・ケンドラであり、アルバスは混血の魔法使いである。三歳下の弟としてアバーフォース・ダンブルドアが、四~五歳くらい下の妹としてアリアナ・ダンブルドアがいる。

アリアナの死に対して自責の念を持っており、その自責の念はアルバスの冷静な判断力を失わせるほど強いものである。死者の魂を呼び戻す「蘇りの石」を発見した際に冷静さを失い、石を守る呪いを受け1年後の死を確実にしている。これによりアルバスは、自身が利己欲に惑わされ、過ちを何度でも繰り返し続ける人間であることを思い知る。

生涯独身を通す。

ニコラス・フラメルと仲がよい。

マグルの物が好きなので、ロンの父のアーサー・ウィーズリーとの親睦も深い。

時々ホグズミード村のパブへ飲みに行くため、『三本の箒』店主のマダム・ロスメルタや『ホッグズ・ヘッド』のバーテンと親しい。

闇の魔法使いゲラート・グリンデルバルドとは短期間ながら親友としての交流があり、当時自分にとって唯一対等な人物として非常に惹かれていた。

[編集] 家族・血縁

[編集] 友人

[編集] 好意・恋愛

2007年9月19日の米国ニューヨーク市カーネギー・ホールでの講演で、原作者であるローリングは若いファンから、ダンブルドアは「真実の愛」を見つけたかとの質問を受けた。これに対しローリングは、ダンブルドアのことはずっと同性愛者であると考えており、グリンデルバルドに恋愛感情を抱いていたことがあると語った。グリンデンバルドがダンブルドアの気持ちに気づいていたかどうかについては明言を避けた。この恋愛はダンブルドアの「大いなる悲劇」であるとローリングは語る。ダンブルドアが魔法使いによるマグル支配の考えに傾倒してしまった背景には、原作で描かれていた動機に加えて、上記の事柄が複雑に絡み合った結果であるとローリングは明かしている。「彼は恋愛感情を抱いた時点で人道上の指針を完全に失ってしまいました。一連の事件を通して自身の判断力に強い疑念を抱いてしまった彼は、それ以降は誰を好きになることもなく、生涯独身を通し、学問に身を捧げたのです」
2008年11月16日 英語版ウィキペディアの同記事より抄訳

[編集] 宿敵・ライバル・嫌悪

[編集] 財産・ペット

杖本体はニワトコの木、芯はセストラルの尻尾の毛。死の秘宝のひとつ。
ペット
不死鳥のフォークス。杖の芯となる尾羽根をオリバンダーに2本提供しており、フォークスの尾羽根で作られた2本の杖は後にヴォルデモートハリー・ポッターのものとなった。

[編集] 原作終了後に発覚した設定

原作が完結した後、原作者であるJ・K・ローリングは、「ダンブルドアは男性に恋をしたことがある」と明言した。[4]尚、恋した相手はゲラート・グリンデルバルド


以上でアルバス・ダンブルドアに関する核心部分の記述は終わりです。


[編集] 映画

映画「賢者の石」「秘密の部屋」ではリチャード・ハリスが演じたが、ハリスが2002年10月25日に亡くなった為、それ以降はマイケル・ガンボンが演じている。リチャード・ハリスは3本契約を結んでいた為、死後、契約処理でトラブルが起きた。

日本語版の吹き替えは、全て永井一郎が担当している。

[編集] 脚注

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最終更新 2009年10月16日 (金) 10:26 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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