アルビノ犬
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アルビノ犬(英:Albino Dog)とは、一つの品種ではなく、アルビノ個体のイエイヌのことである。
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[編集] 概要など
アルビノ犬はその名の通りアルビノ個体の犬のことで、先天的なメラニンの欠乏により色素を持たないため、毛や皮膚が真っ白い。通常は非常に稀にしか生まれない珍しい存在であるが、中にはアルビノを犬種標準の毛色の一つとしている種類もある(鷹版犬)。
世界的にも珍しく、古来より神獣・聖獣として崇められてきた。古代エジプトではアルビノのチズムが生まれ、貴族に献上されたといわれている。このチズムは日差しがとても苦手であったため、日傘を持ったり水を与えるための専属の召使がつけられていたとされる。
インドではいつ現れたという記録は無いが、アルビノのパリア犬はシヴァ神がカースト下位の者に変身したものであるという言い伝えがあり、とても大切にされ崇められる。
フランスでは1470年、ルイ11世に貧しい地主から真っ白い毛色のセント・ヒューバートのスイヤール号が献上された。この犬は毛色が白いだけでなく目がルビーのように紅く、鼻がピンク色であったという言い伝えがあるため、アルビノであったのではないかという見方がある。然し、スイヤール号は後にキングス・ホワイト・ハウンドという犬種の基礎になったが、この犬種の犬の中でアルビノ犬がいたという記録が残っていないためアルビノではなく単に白変種であったのかもしれないという見方もあり定かではない。
近年はあまり出現の報告は多く無いが、アメリカ合衆国ではミニチュア・ダックスフントやドーベルマン、狆やペキニーズなどのアルビノ犬が見つかっている。ただ報告されていないだけで、世界中にはまだまだ多くのアルビノ犬が存在・現存しているのではないかと見られている。
[編集] 特徴
全身に色素を持たないため、毛色などは通常純白である。だが、通常の犬が濃いマーキングを持っている場合には時々非常に薄い模様が入ることもある。耳や腹部、肉球や鼻などの部分はピンク色をしていて、目は血管の色が出ていてルビーのように真っ赤である。又、弱視の個体が多い。珍しさと特有の美しさから人気があるが、飼育はどの種類のアルビノ犬であっても初心者には難しい。肌は紫外線を防ぐ色素が無いため、皮膚癌にかかるリスクが高い。そのため直射日光に当てるのは厳禁で、夕方又は夜間といった日の当たらない(当たりにくい)時間を選んで散歩させる必要がある。純白のコートは汚れが目立ちやすいので、スムースコートの犬でも頻繁な手入れが必要である。それ以外の注意点は犬種によって異なる。かかりやすい病気は先述の皮膚癌や羞明などがある。
[編集] アルビノ犬でないもの
「アルビノ犬=白い犬」というイメージが強いが、白い毛色の犬が全てアルビノ犬であるというわけではない。スイス原産のホワイト・スイス・シェパード・ドッグやイギリス原産のホワイト・コリーなどはアルビノではなく白変種の犬種である。アルビノが毛色に含まれている鷹版犬も、本来はペキニーズの白変種をもとに作り出されたもので、アルビノのものの出現は他犬種同様ごく稀である。現在はほとんど見られない日本原産の羽衣之柴や雪甲斐犬も、それぞれ柴犬、甲斐犬の白変種である(羽衣之柴は柴犬の白変種で且つ長毛種)。
白変種又は白い被毛の犬とアルビノ犬を見分ける最も簡単な方法は、その犬の目の色を見ることである。白変種又は白い被毛の犬の目の色はブルー、ブラウン、琥珀色、シルバーなど種類によってさまざまであるが、それに対してアルビノ犬の目の色は深紅若しくは淡色だけであるため、簡単に見分けることが出来る。
ただし、それに当てはまらないただ一つの例外も存在する。それは中国原産の希少犬種、下司犬(シャーシィいぬ)で、アルビノでないのに深紅の瞳を持つ個体が存在するちょっと変わった犬種である。ただこの犬種は中国の限られた地域にしか存在せず、鼻や耳先、肉球が茶色いため見間違う心配はまずない。
[編集] 参考
- アルビノ - 概要の項目で冒頭分を引用、かかりやすい病気もここから参照した
- 『デズモンド・モリスの犬種事典』デズモンド・モリス著書、福山英也、大木卓訳 誠文堂新光社、2007年
[編集] 関連項目
[編集] 写真(外部リンク)
※いずれもフィッシャーの写真
最終更新 2009年9月11日 (金) 01:48 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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