アンシェヌマン
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アンシェヌマン(enchaînement)はフランス語において複数の語が連鎖した場合に、語末子音が直後の語頭母音と結びつき、一体化して発音される調音現象。一体化した語末子音と語頭母音は一音節を構成するので、語の区切りと音節の区切りが一致しなくなる。 リエゾン、エリジオン(エリズィヨン)とともに、フランス語の発音において非常に重要なルール。
[編集] 音素記号におけるアンシェヌマンの解説
カタカナ語いわば日本語の音素記号においてはアンシェヌマンを自由に操作できて、例えばの"Week End"をアンシェヌマンしないウィークエンドにすることもできればアンシェヌマンするウィーケンドにすることもできる。
複合語においてもアンシェヌマンが行われる。例えば、"arc-en-ciel"(虹)は、「アルク・アン・シエル」ではなく、「アルカンシエル」と発音される。また、"Aix-en-Provence"は「エクス=アン=プロヴァンス」ではなく、「エクサンプロヴァンス」と発音される。だが、これらは日本語の音素記号で打ち消して個々の単語の発音を表記ことができる。
[編集] 個別言語におけるアンシェヌマン
例えば、動詞 "avoir"(英語の have に相当)の直説法現在三人称単数の活用 "il a" および "elle a" は、「イル・ア」「エル・ア」ではなく「イラ」「エラ」と発音される。同様に、名詞 "amie"(女性の友人)に不定冠詞 "une" を付した "une amie" は、「ユヌ・アミ」ではなく「ユナミ」と発音される。
日本語にはアンシェヌマンはない(例えば「せんえん」(千円)が「せねん」になることはない)が、リエゾンに相当する連声(天王寺を「てんのうじ」と言うなど)はある。
漢字圏においては、朝鮮語には義務的なアンシェヌマンがある(たとえば「韓日(han+il)」が「hanil」になる)が、中国語では漢字を1字ずつ、つまり一音節の声調が及ぶ範囲ごとに区切って発音されるため、アンシェヌマンは起こらない(たとえば「天安門(ピンイン:Tian'anmen)」は「ティエンアンメン」と発音され、「ティエナンメン」になることはない)。ただし、中国語の方言、あるいは中国語系の1言語である台湾語では、明仔再(あした:bin-a-chai )「ビナーチャイ」のようにアンシェヌマンが起こることがある。
最終更新 2009年8月2日 (日) 10:10 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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