アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

アンドロイドは電気羊の夢を見るか?の最新ニュースをまとめて検索!

文学
File:Lit.jpg
ポータル
各国の文学
記事総覧
出版社文芸雑誌
文学賞
作家
詩人小説家
その他作家

アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』(アンドロイドはでんきひつじのゆめをみるか、Do Androids Dream of Electric Sheep?, 1968年)はフィリップ・K・ディックSF小説。翌69年に浅倉久志訳が早川書房で刊行、現在はハヤカワSF文庫で重版されている。1995年に<講談社ワールドブックス>で英文原書が出されたが現在は品切。

目次

[編集] 概要

第三次世界大戦後のサンフランシスコを舞台とし、賞金稼ぎのリック・デッカードが、火星から逃亡してきた8体の人造人間を「処理」するというあらすじ。電気動物やムードオルガン、マーサー教などディック独自の世界観の上に描かれている。この世界では自然が壊滅的打撃を受けているために、生物は昆虫一匹と言えども法によって厳重に保護されている。一方で科学技術が発達し、本物そっくりの機械仕掛けの生物が存在している。そしてその技術により生み出された人造人間は感情も記憶も持ち、自分自身ですら自分が機械であることを認識できないほどのものすら存在している。主人公リックは、他者への共感の度合いを測定するテスト(フォークト=カンプフ感情移入度測定法)によって人造人間を判別し、廃棄する賞金稼ぎである。この世界での生物は無条件の保護を受ける一方で、逃亡した人造人間は発見即廃棄という扱いとなっており、主人公のような賞金稼ぎの生活の糧となっている。

題名は特徴のある一見すると奇妙な問いかけである。主人公は人造人間を処理していく中であまりに人間らしい人造人間に会いすぎ、次第に人間と人造人間の区別を付けられなくなってゆく。人間とは何か? 人間と人工知能の違いは? 作品の根源的な思想を、素朴な問いかけに集約したこの一言がそのまま多くのパロディを生んだ本作品の題名となっている。

本作は1982年ハリソン・フォード主演映画『ブレードランナー』(原題Blade Runner)の原作となった。

[編集] 題名をパロディした作品

単行本
  • 物体Mはわたしの夢を見るか? (大原まり子 朝日ソノラマ、1988年8月)
  • テレビはインターネットの夢を見るか (竹島愼一郎 アスキー、1997年2月)
  • 機械乙女は少年の夢を見るか? (あかほりさとる 富士見書房、1999年3月)
  • 国家身体はアンドロイドの夢を見るか (末廣幹編著 ありな書房、2001年5月)
  • 鉄腕アトムは電気羊の夢を見るか (布施英利 晶文社、2003年3月)
  • シャーロットはガラスの靴の夢を見るか (都築由浩 ソフトバンククリエイティブ、2006年5月)
  • トミちゃんのいきもの五十番勝負 手提げコウモリは電気冷蔵庫の夢を見るか? (富田京一 小学館、2006年8月)
短編小説
漫画
音楽
ゲーム
ラジオ
アニメ

[編集] 受賞

[編集] 関連項目

  • Electric Sheep
  • キップル(en:kipple) - この小説内でディックが作った造語。「ダイレクト・メールとか、からっぽのマッチ箱とか、ガムの包み紙とか、きのうの新聞とか、そういう役に立たないもの」のことである。

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年11月4日 (水) 03:37 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【アンドロイドは電気羊の夢を見るか?】変更履歴

ご利用上の注意