アンフェア

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アンフェア』は、関西テレビ放送制作により2006年1月10日から2006年3月21日まで、火曜日22:00-22:54(初回は22:10-23:14、最終回は22:15-23:24)(JST)にフジテレビ系列で放送された篠原涼子主演のテレビドラマ

目次

[編集] 概要

原作は、秦建日子小説推理小説』である。最初の事件のみ原作を扱って描かれており、中盤以降の2つの事件はドラマのオリジナルシナリオである。ドラマ全11話の中で、事件エピソードIからIIIまで分かれる。

放送終了後も反響が大きくファンからも続編、復活希望の要望がHPに寄せられた。これを受けて2006年10月3日にSPとしてアンフェア the special 『コード・ブレーキング~暗号解読』として連続ドラマ版の続編が放送された。放送時間は、21:00-23:18。

  • テレビシリーズ アンフェア 全11回(2006年1月10日-2006年3月21日)
  • テレビスペシャル アンフェア the special 『コード・ブレーキング~暗号解読』(2006年10月3日)
  • 劇場版 アンフェア the movie2007年3月17日公開)

注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


[編集] ストーリー

[編集] 連続ドラマ

推理小説型予告殺人事件
検挙率No.1でバツ1、警視庁トップの美人刑事・雪平夏見(篠原涼子)と、相棒で新米の刑事・安藤一之(瑛太)。かつて未成年者を射殺したことから、雪平はマスコミに追い回され、家族とも別居を強いられていた。
ある日、雪平のもとに何者かから小説が届き、小説に書いてあるとおりに予告殺人が起こる。現場に残された「アンフェアなのは誰か」という謎のメッセージ。その事件は、ある小説の内容に沿って殺人が進行していく、前代未聞の『推理小説予告型殺人』であり、事件が起こるたびに必ず「次の殺人予告」がされていく。さらに犯人は、予告小説に入札するようマスコミに要求するのであった。
破天荒な敏腕女刑事と、劇場型犯罪を楽しむ犯人の戦いが、いま始まる……。
募金型誘拐事件
予告殺人の犯人が特定され、安堵した束の間、雪平の娘が誘拐される。その身代金として、全国の大衆に対して「1人10円ずつの募金」を迫り、総額12億円を集めるよう指示する「募金型誘拐事件」であった。娘を助けようとする雪平に犯人は、集まった募金を株式投資により、指定した企業を買い上げて株価を吊り上げるよう指示する。
×マーク連続殺人事件
これまでの上記の二つの事件の関係者らが次々に掌に「×」のマークをつけられた上で殺害される。

[編集] スペシャルドラマ

コード・ブレーキング~暗号解読
「after X comes Y」-Xの後には、Yが来る-
雪平の相棒である安藤の死から9ヶ月後、警察OBが高級スイートルームで自殺しているのが発見された。捜査一課は証拠不十分なために事件性が無いと考えられたが、これ以前に4人の警察OBが自殺している状況に疑問を覚え、雪平は他殺の線を疑い始める。
その頃、雪平は一人飲み屋で飲んで居た所を、警視庁公安部の捜査が入り、警察に拘束されてしまう。雪平は、公安部へと異動となり、「公安内部の情報」を捜査一課にスパイする事を命じられる。

[編集] 劇場版

アンフェア 完結編
詳細は、アンフェア the movieにて。

[編集] 登場人物

[編集] 警察関係者

雪平 夏見 - 篠原涼子
33歳、警視庁刑事部捜査一課殺人犯捜査四係主任 階級は警部補
【SP版】 警視庁公安部公安総務課主任 警部補。
捜査一課に配属される前は1995年には交通課、1996年に巡査部長昇任後刑事課に、1999年に警部補昇任時に駒沢署の刑事課に配属。1997年に和夫と結婚、美央を出産した(アンフェア the movieパンフレットより)。
15年前に優秀な刑事であった父を殺した犯人を突き止めるために短期大学から警察学校を卒業後警察官になる。大酒飲みで男勝りの性格をしており、一人暮らしで"無駄に美人"。5年前に起こした「未成年射殺事件」をきっかけに夫・佐藤和夫とは離婚し、娘の美央と離れて暮らしている。ただし、事件以前から家庭を顧みなかったことも離婚原因の一つであるともいえる。女性の部屋とは思えないほど部屋が片付いておらず、その部屋でしばしば全裸で寝ている。
しかし、推理力や格闘術、射撃術には長けており(一発で犯人を仕留める事が多いが、相手の武器だけ撃つことは無い)、検挙率は捜査一課ナンバーワンを誇る。また、捜査前には殺人現場に遺された死体と同じ姿勢になって、雪平にとっての子守唄である『きらきら星』をハミングすることで、被害者が最期に見た風景を確かめるという、神聖かつ悪趣味な『儀式』を行う。
同時に、犯罪者を決して許すことのない姿勢で、たとえ犯人が少年であっても人質の身を案じて、犯人を撃つ。その事から、雪平の性格も相まって、マスコミの格好の的とされており、人権擁護団体から抗議運動を起こされている。しかし、かつての相棒であった安藤の死により、若干心境に変化が現れたようである。
安藤 一之 - 瑛太
23歳、警視庁刑事部捜査一課刑事。
【SP版】故人・元警視庁刑事部捜査一課刑事。
捜査一課に配属された新人刑事で、雪平の相棒としてチームを組むことになった。一緒にいるうちに雪平に対して好意を持つようになる。普段の性格は温厚で、雪平の娘の美央にも好感を持たれていた。雪平に意見した時は決まって「バカかお前は」と返される。ベジタリアンで、雪平の行き着けの居酒屋でも、いつもキャベツを頼んで食べている。警察学校ではトップの成績を残した実績を持つ。
スペシャル版では雪平の父に関することを調べていたことが発覚する。
三上 薫 - 加藤雅也
42歳、警視庁刑事部鑑識課検視官。
検視官なのに捜査会議に首を突っ込み、自身の見解を述べようとするため、山路や小久保に若干疎まれている。だが、高い洞察力の持ち主でもあり、雪平の捜査に協力している。褒められると調子にのる事が多い。あと、「特殊任務」と言われると何でもしてくれる。雪平とは逆に下戸で、いつでも牛乳を好んで飲む。
スペシャル版では、実質的に雪平のパートナーとなっている。
小久保 祐二 - 阿部サダヲ
37歳、警視庁刑事部捜査一課係長。
【SP版】 警視庁刑事部捜査一課管理官 警視。
何かとソリが合わない雪平を敵視していて、自分のミスや責任を押し付けたりする。ボールペンをカチカチといじるのがクセ。
蓮見 杏奈 - 濱田マリ
33歳、警視庁刑事部捜査一課情報解析係。
雪平にとって数少ない友人で、パートナー。情報解析係としても優秀であり、公私共に雪平から全面的に信頼されている。スペシャル版では、警察病院にて静養のため入院中であったが、雪平のために公安へのクラッキングを行った。
安本 正広 - 志賀廣太郎
59歳、警視庁刑事部捜査一課 巡査部長。SP版も同じ。
今年定年退職を迎える古参の刑事。死んだ雪平の父親とは、同期で親交もあった。スペシャル版ではY'sファイルを巡る捜査により、容疑者の一人として浮かび上がる。
山路 哲夫 - 寺島進
50歳、警視庁刑事部捜査一課管理官
【SP版】 警視庁刑事部捜査一課特殊班係長 警部(降格処分)。
捜査会議中ジッポのライターの蓋を開け閉めする癖を持つ。何よりも警察の面子を重視する。最終話で雪平に協力したり、スペシャル版では雪平を逃がしたりもした。

[編集] 雪平の家族

佐藤 和夫 - 香川照之
40歳、日報新聞社・社会部デスクで、雪平の元夫。
【SP版】フリージャーナリスト
5年前に雪平が起こした「未成年射殺事件」で美央が声を失ったことを機に雪平と離婚した。
佐藤 美央 - 向井地美音
7歳、夏見と和夫の娘。
「未成年射殺事件」が原因でいじめを受け、声が出せなくなる。『募金型誘拐事件』で牧村と共に誘拐される。母との間に溝ができていたが、最終回では安藤のおかげで親子関係が修復し、声が出るようになった。

[編集] マスコミ関係者

久留米 隆一郎 - 井上順特別出演
超一流のミステリー作家
実際はゴーストライターの平井唯人が小説を書いていた。平井が殺された後は橋野美樹がその座を引き継いだ。
瀬崎 一郎 - 西島秀俊
40歳、岩崎書房の編集者。
冷静な性格で常に落ち着いた態度を見せる。また潔癖な所があり、本の売り上げの為なら手段を選ばない上司の森川と対立している。雪平と意気投合する。
松本 理恵子 - 小林麻央
雪平の幼馴染み。岩崎書房に勤める。瀬崎の部下。雪平を「雪姉(ゆきねぇ)」と慕う。
平井 唯人 - 眞島秀和
作家志望で、久留米隆一郎のゴーストライター。以前、岩崎書房でアルバイトをしていた時、自分の書いた小説を瀬崎に見せるが「リアリティがない」と酷評された。
理恵子とは元恋人であり、現在は橋野美樹と交際している。
森川 静雄 - 大高洋夫
岩崎書房編集部長。瀬崎の上司。
売上至上主義で、売上のためならどんなに下品な手段でも使う。
橋野 美樹 - 有坂来瞳
岩崎書房に勤める。瀬崎の部下。
野口 耕二 - 入江雅人
誠文出版編集者。
本の内容より、売上を重視する。かつては瀬崎とライバル。
小沢 茉莉 - 松永京子
久留米隆一郎の秘書。
今井 英明 - 榊英雄
日報新聞社・社会部記者。和夫の部下。和夫が日報新聞をやめたあと、デスクに就任した。
武田 - 大河内浩
日報新聞社編集長。スクープのためなら身内をも売る冷徹さを持つ。

[編集] その他

牧村 紀世子 - 木村多江
35歳、和夫に雇われ、和夫と美央の家にやってきた家政婦
絵本作家であったが、夫と娘を交通事故で亡くして以降、絵本を描けなくなって、作家活動をやめている。
広田 祐次 - 伊藤洋三郎
広真建設社長。牧村の夫と娘を交通事故で死なせた人物。代議士の父親の力を利用し、事件をもみ消した。
斉藤 ユタカ - 三浦春馬
パチンコ店店員の少年。5年前に住込みで働いていたバイト先のパチンコ店で店員及び店長を殺傷。店長を人質に取ったが、未成年であるにも関わらず、雪平によって射殺された。

[編集] スペシャル版

斉木 陣 - 江口洋介
警視庁公安部公安総務課管理官 警視。
公安部へ異動した雪平の上司にあたる。雪平と同じく、非常に優秀な成績で、公安のナンバーワンと謳われている(雪平曰くやり方の汚さもナンバーワンとのこと)。公安のルールを終わりよければ全てよしと言い放った。
下戸甘党。よく金平糖を口にしている。
小田切 - 大倉孝二
雪平に近づく謎の男。
組織から命じられ、ストーカーのように雪平を監視していた。
雪平 宗一郎
元警視庁刑事部捜査一課 警部。15年前に死亡。雪平 夏見の実父。
公安データベース内からクラッキングした「Y'sファイル」を暗号解読した結果、警視庁を揺るがす大事件に、密接に関係していた事が判明する。

[編集] スタッフ

[編集] 楽曲

主題歌Faith
伊藤由奈ソニー・ミュージックレコーズ) ※ 2006年3月1日発売
挿入歌「サヴァイヴァー」
デスティニーズ・チャイルド(ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル)

[編集] 携帯着信音

雪平オリジナル着信音
関西テレビ携帯サイトにて、ドラマで使用された携帯着信音が公開されている。

[編集] サブタイトル・視聴率

各話 放送日 サブタイトル 視聴率
I 2006年1月10日 敏腕女刑事vs予告殺人 15.7%
II 2006年1月17日 殺人予告を3千万で落札せよ! 14.7%
III 2006年1月24日 女刑事と容疑者! 危険な愛の行方 15.1%
IV 2006年1月31日 真犯人現る! すべてのナゾが今… 16.0%
V 2006年2月7日 愛娘が消えた! 衝撃の募金型誘拐 15.5%
VI 2006年2月14日 衝撃の誘拐犯の正体! ナゾの要求 14.9%
VII 2006年2月21日 急転!恐怖の銃弾が刑事を襲う! 14.0%
VIII 2006年2月28日 女たちの執念! 悲しき犯人の最期 16.1%
IX 2006年3月7日 新章! 忍びよる黒幕と禁断のキス 16.5%
X 2006年3月14日 絶望の涙! 黒幕と運命の対決へ… 15.0%
FINAL 2006年3月21日 今夜すべての真相が!? 15.8%
SPECIAL 2006年10月3日 コード・ブレーキング~暗号解読
警察OB連続殺人のナゾ!
ついに父の死の真相が明らかに!
18.3%

[編集] 冒頭ナレーション

  • 番組冒頭のナレーション朗読者がドラマ出演者ごとに各話ごとに変化している。
    世の中にはフェアな事なんて何も無い。目には目を。復讐には復讐を。アンフェアには、アンフェアを。

[編集] 備考

  • 原作者の秦建日子は一切ドラマには関わっていない。会議にも参加せず、脚本も読んでいない。原作者のブログ2006年3月16日参照[1]。また、原作は第4話の時点で終わっている。
  • 劇中で使用された空撮映像は、押井守監修、松宏彰監督の短編映画東京スキャナー」のものを使用している。
  • ドラマ放映中に販売されていた原作の小説の中には劇中に使われていたものと酷似している栞が挟まっており、表には「アンフェアなのは誰か?」というおなじみのフレーズ、そして裏には「2006年夏、雪平夏見再び」といったことが書かれている。そして、文庫版では「雪平を再び登場させます」とのあとがきが加えられ、実際にその言葉通り原作者の秦建日子はドラマ原作『推理小説』の続編『アンフェアな月』を執筆し9月末に発売している。原作者はドラマの進行とは別に刑事・雪平夏見シリーズを今後も続けていく意向があるようである。
  • 出演者、関係者のほとんどが、収録の途中まで一連の事件の黒幕を知らなかったらしいが最終章の犯人は最初から知らされていた。
  • 雪平が使用している拳銃S&W M3913のカスタムであるレディスミス。他の刑事はノーマルのM3913を使用している。M3913は実際に日本警察で採用されて配備されているが、レディスミスは採用されていない。
  • TVスペシャル「コード・ブレーキング~暗号解読」において雪平が後半使用した拳銃はSIG P230であり、これも日本警察に実際に配備されている拳銃である。日本の警察はニューナンブM60を制式拳銃としていたが、1960年より配備されたニューナンブM60は既に老朽化しており、数年前より3種類の拳銃に置き換えがされている。3種類の拳銃とは、S&W M37、S&W M3913、P230の3種類であり、M37は主に一般の制服や私服警官、M3913は暴力団が広く使用するトカレフマカロフといった強力な拳銃に対抗する必要があるための暴対(捜査4課)や銃器対策部隊SIT、P230は初動捜査で銃器を保持している犯人と遭遇する可能性が高いが故に日本の刑事の中では唯一常時拳銃を携行している機動捜査隊にそれぞれ優先的に配備がされていると言われている。しかし実際の所は、制服、私服の区別や所属とは無関係にそれぞれ配備されているのが実情である。
  • スペシャル版では敢えて映画版に続くような不完全な終わり方とし、主題歌が終了後に、新たな事件(映画版)への伏線となる場面があらかじめ挿入されていた。
  • 劇場版による公開に先立ち、関西テレビでは2度目のドラマ再放送。(1度目はスペシャルのために再放送)ドラマに続くアンフェア the special 『コード・ブレーキング~暗号解読』も続けて関西初再放送した。ここでは通常2時間18分の放送枠を、各1時間の区切り枠に編集し「I」・「II」・「III」と分けて放送した。ドラマ全体の内容は変わらないが、「I」の冒頭にはスペシャルにないオリジナル編集による全11話放送したドラマの回想シーン、「II」・「III」の冒頭はその前の放送を振り返る。(「II」は「I」の放送シーン、「III」は「II」の放送シーン)また「I」・「II」・「III」の放送でナレーション朗読者は、スペシャルと同様の篠原涼子が担当している。
    ※仙台放送でも劇場版公開に先立ち、関西テレビと同様に、全11話+3話に分割した『コード・ブレーキング~暗号解読』が再放送された(-2007.3.16)。
    東海テレビ放送では、映画公開前日16日から全11話+the special『コード・ブレーキング~暗号解読』「I」-「III」の再放送が始まり、1日2話ずつまとめて(VIIの後には30分の映画PR番組、VIIIは1話のみ、FINALはthe special「I」と一緒に、special「II」と「III」は続けて)放送された(-2007.3.28)。
  • 関西テレビではFINALが放送された3月21日の昼に、森三中主演のドラマ最終回予告スペシャル「アンフェアな森三中」が放送された。森三中が起用されたのは次のクールに「ブスの瞳に恋してる」が放送されるため。

[編集] 外部リンク

※公式サイトは一旦終了したが、特別編の放送にあわせ、復活した。

フジテレビ系(関西テレビ制作) 火曜22時枠の連続ドラマ
前番組 番組名 次番組
鬼嫁日記
(2005.10.11 - 2005.12.20)
アンフェア
(2006.1.10 - 2006.3.21)
ブスの瞳に恋してる
(2006.4.11 -6.27)

最終更新 2009年11月9日 (月) 02:04 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【アンフェア】変更履歴

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