ア・ホーマンス

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ア・ホーマンス
漫画
作者 原作:狩撫麻礼/作画:たなか亜希夫
出版社 双葉社
掲載誌 漫画アクション
ア・ホーマンス
監督 松田優作
製作 黒澤満
脚本 松田優作
丸山昇一
出演者 松田優作
音楽 奈良敏博
羽山伸也
主題歌 ARB「AFTER'45」
撮影 仙元誠三
公開 1986年10月10日 日本の旗
上映時間 99分
製作国 日本
言語 日本語
allcinema
  

ア・ホーマンス』は、狩撫麻礼原作、たなか亜希夫作画による日本の漫画作品

漫画アクション』(双葉社)にて連載された。

また、上記を原作とした日本映画1986年10月10日に公開された。 (同時上映は澤井信一郎監督作品『めぞん一刻』)


目次

[編集] 概要

この節は執筆の途中です この節は執筆中です。加筆、訂正して下さる協力者を求めています

[編集] 映画版

やくざ抗争に巻き込まれる記憶喪失の謎の男を描いたハードボイルド。クライマックスは意外な展開で、単なるやくざものとは一線を画する。

日本映画界を代表する俳優松田優作が、主演と同時に初の監督を務めた作品。ロックシンガー・石橋凌の映画デビュー作品でもある。文芸作品が続いた松田優作の久々のアクション映画復帰作として注目を集める。

当初、この作品は「探偵物語」などの演出を務めた小池要之助監督により撮影が行われ、松田優作は主演と同時にプロデューサー的な立場で関わることになっていたが、両者の作品に対する考え方の相違が大きくなりすぎてしまったために、小池監督が自ら途中降板。急遽松田が自らメガホンをとることになり、脚本も大幅に改稿、以後17日間という短期間で撮影された。

初監督作品であるがゆえに作品としての未熟さを指摘する向きや、『ブレードランナー』『ターミネーター』といったハリウッドSF映画からの影響と類似性を指摘する声もある[1]。だが、ベトナム音楽、仏教思想など独特のアジアンテイストや、独特のカメラワークなどの実験的な映像、丹念な人物描写など作品的には評価が高く、アクション俳優から演技派俳優への脱皮を模索していた松田にとって、ターニング・ポイントとなった作品として認識されている。

東映キティ・フィルム提携作品。

[編集] 映画版あらすじ

欲望と暴力の支配する街・新宿に、記憶を失った謎の男(松田)がオートバイに乗ってふらりと現れる。

街は大島組・旭会というふたつの暴力団組織が抗争の真っ最中であった。大島組の幹部・山崎(石橋凌)は、謎の男と出会い、その風のように自由な生き様に次第に惹かれていく。彼はその男を「風(ふう)さん」と呼び、自らが経営するデート喫茶で働かせる。

ちょうどその頃、大島組の組長が幹部たちの目の前で旭会の構成員によって銃撃され、死亡するという事件が発生。組長に代わって大島組の実権を握った藤井(ポール牧)は、山崎に旭会の副会長殺害を命じ、併せてその準備として覚醒剤を拳銃・現金と交換する取引を指示する。「こちらは組長が殺されているのに、なぜ会長でなく副会長を狙うのか」と不満をもつ山崎。その後旭会と手打ちをし、更に大きな縄張りを手に入れようというところまで考えている藤井の計算高いやり方に納得ができない山崎。

 取引に向かった山崎と風は、二人をマークしていた刑事・福岡(小林稔侍)らに連行され、警察署で取り調べを受けるが、最後まで口を割らず、証拠不十分で釈放される。取引のことをまったく話さなかった風に、よりいっそう信頼を寄せる山崎。風の生き方に共感した山崎は、組を捨て組長の弔い合戦に単身赴く決意を固め、風に街を出るようにいう。

 旭会の会長を仕留めた山崎は、藤井配下の追撃をかわしながら、恋人・千加(手塚理美)のもとを訪れる。その場所には風もいた。だが、千加と風の目の前で、山崎は藤井の放った3人のヒットマンたちによって銃撃される。風は静かな怒りに燃え、ヒットマンを追跡する。

[編集] スタッフ

  • 監督:松田優作
  • プロデューサー:黒澤満、青木勝彦
  • 原作:狩撫麻礼、たなか亜希夫(漫画アクション)
  • 脚本:丸山昇一、松田優作
  • 撮影:仙元誠三
  • 美術:今村力
  • 編集:富田功
  • 助監督:原隆仁
  • 音楽監督:奈良敏博、羽山伸也
  • 主題歌『AFTER '45』
作詞・作曲:石橋凌
編曲・歌:A.R.B.

[編集] 主なキャスト

[編集] 映画作品とそれにまつわる事柄について

  • 原作とは、「記憶喪失の主人公と、それをとりまく人々のドラマ」という以外に関連性はない。作品のニュアンスだけ頂いたとのことで、丸山昇一によれば、マンガの中のある一コマを指差し、「主人公のこの表情を映画にしたい」ということで脚本がスタートしたという。
  • 松田監督の演技指導はすべて「引き算」を基本としていた。これは役を作りすぎてしまわないようにように、余計なものをそぎ落とす、ということで、たとえば映画冒頭で、ヤクザを演じる片桐竜次の場合。厚手のコート、松葉杖、甲高い裏声などでセリフを言わせ、ありがちな肩をいからせて巻き舌ですごむヤクザ演技を封じた。同様に、当時、役者としては素人の石橋には「演技をするな」と指導した。
  • 石橋の舎弟・井沢を演じる剛州は現在、関根勤主催の劇団などで活躍。
  • 山崎と千加が食事をするシーンは,当初ベッドシーンだったものを、松田監督がもっと違う角度からラブシーンが撮れないか、と考えて変更したもの。
  • 大島組組長役は映画監督の工藤栄一。松田優作原案・主演の「ヨコハマBJブルース」の監督。その大島組組員役で、北野武作品の常連俳優・寺島進が映画デビューしている。
  • クライマックスでの360度回転するカメラは本作オリジナルのもので、構造は企業秘密、とのこと(監督談)。

[編集] 脚注

  1. ^ 『ターミネーター』からの影響については、『ターミネーター』のようにしたかったと特殊メイクの原口智生に松田優作が語ったという証言がある(竹中直人「映画にこだわっていた少年のような人」『松田優作クロニクル』キネマ旬報社、1998年、p174)

最終更新 2009年11月7日 (土) 05:54 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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