アーノルド坊やは人気者
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アーノルド坊やは人気者(あーのるどぼうやはにんきもの、原題:Diff'rent Strokes)は、アメリカのテレビ局(1978年から1985年まではNBC、1985年から1986年まではABC)で放映された30分のホームコメディ。制作はタンデム・プロダクション、エンバシー・テレビジョン。貧民街の黒人の兄弟が白人の富豪の家庭に同居する設定で、笑いに交え人種差別問題を取り上げ、米国で話題を呼んだ。全8シーズン、189話。
日本でも吹き替えで相当数のエピソードが放送されたと見られる。全国ネットでの放送はなかったが各地のローカル局で放送されており、知名度は高い。日本語版は、中部日本放送(TBS系列)と東北新社によって製作された。JNN排他協定の対象外のため、系列外で放送されるケースもあった。
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[編集] 概要
主人公は、黒人の少年アーノルド・ジャクソン。母の死をきっかけに、兄のウィリスとなくなった母がかつて家政婦をしていた白人の資産家のドラモンド氏の養子となり、ドラモンド氏とその実の娘キンバリーといっしょに暮らすことになる。このコメディは、ドラモンド家の中で起こるさまざまな事件を軸に、多彩な個性を持つ人々の人間模様を描いたものである。
この番組では、たまにモハメド・アリら有名人のゲストが来ることがあった。またコメディでありながら、しばしばシリアスな問題(麻薬、差別問題など)をテーマとするなど、意欲的な作品であったといえる。
終了時には拍手のSEとともに、エンドテロップに入ることが通例の番組であったが、闘病中の父親とその息子の話では、この通例を破り真剣さを見せた(終了1分前に拍手SEが終わり、父親が医者から止められているタバコに火をつけるシーンで終わり、無音のままテロップという暗いラストとなっていた)。
[編集] 登場人物
- アーノルド・ジャクソン(ゲーリー・コールマン)
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- 主人公。ドジでよく失敗するが持ち前の話術で乗り切る。「冗談(は)顔だけにしろよ。」が決めゼリフ。 ぽっちゃりほっぺがトレードマーク。
- ウィリス・ジャクソン(トッド・ブリッジス)
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- アーノルドの兄。アーノルドとはとても仲が良い。スポーツ万能で、女の子によくもてる。
- フィリップ・ドラモンド(コンラッド・ベイン)
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- アーノルドの養父。いつも家族を優しい目で見守っている。曲がったことは嫌い。
- キンバリー・ドラモンド(ダナ・プラトー)
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- フィリップの娘。金髪碧眼で雀斑という日本人がイメージする典型的なアメリカの女の子像という感じで頭が良く、負けず嫌いのお嬢さま。
[編集] 主な有名人のゲスト
- モハメド・アリ(プロボクサー。元世界チャンピオン)
- ジャネット・ジャクソン(ミュージシャン。マイケル・ジャクソンの妹)ウィリスの彼女役でセミレギュラー。
- ナンシー・レーガン (レーガン元大統領夫人)
- デイヴィッド・ハッセルホフ (「ナイトライダー」のマイケル・ナイト役)
- ミスターT(「特攻野郎Aチーム」のコング役)
- モリー・リングウォルド(後に全米のアイドルと成る女優。)
[編集] トリビア
[編集] 「冗談は顔だけにしろよ」の背景
アーノルドの「冗談は、顔だけにしろよ。」は元々のセリフではなく、日本語版の翻訳の際に日本の視聴者向けに作られた言葉。オリジナル英語版では"Whatchoo talkin'bout, Willis?"(お前何言ってんだよ、ウィリス?)といい、この番組のトレードマークになった有名な台詞である。
[編集] 子役たちの悲劇
家族の絆を描き、1978年の放送開始から80年代中頃にかけて全米の国民的な人気を得たファミリー向けコメディーだが、皮肉にも(義理の)兄弟を演じた3人の子役すべてがその後不幸な人生を歩んだことでも大変有名である。
[編集] ゲーリー・コールマンのその後
アーノルドを演じ高額のギャラを稼ぐ子役となったコールマンだが、金銭関係のもつれから親子関係が泥沼化し、1989年、830万ドルの信託基金を横領されたと申し立てて実の両親と元マネージャーを提訴している[1]。1993年2月23日に勝訴し、128万ドルの賠償請求が認められた[2]。しかし、1999年には自己破産を申告。その原因は信託財産の運用の誤りだったと申し立てている[3] 。
1998年6月30日には女性を数回殴打した容疑で起訴された。当時コールマンはショッピングモールの警備員として働いており、職務上の必要からカリフォルニア州ホーソンの制服店で防弾チョッキを買っていた時、バスの女性運転手トレイシー・フィールズから紙に1枚サインを求められた。コールマンは気前よくサインして返したが、トレイシーがその紙をつき返し、もっと何か書いてくれと要求したために口論となった。コールマンが彼女に「あんたの態度は不愉快だ」と言うと、トレイシーは「だからあなたはお子さま向けの役者にしかなれなかったのよ」と嘲笑した[4]。法廷でコールマンは「私は怖くなっていたし、彼女(トレイシー)は醜くなっていた」と証言し、トレイシーから殴られると思ったために殴ったと主張した。彼はイングルウッドの市裁判所で起訴事実を認め、執行猶予付の禁固90日の有罪判決(保護観察1年)を受けた。彼はまた、トレイシーに二度と近付かないことを命じられると共に、彼女の治療費1665ドルの支払いを命じられた[5]。トレイシーは、コールマンに対して100万ドルの民事訴訟を起こした。この事件は、後にお笑い番組Chappelle's Showでパロディにされた。
のちに、パソコンゲーム『ポスタル2』にキャラクターとして出演した。2003年にはカリフォルニア州知事選挙に出馬するも、あえなく落選(因みにこの時の当選者が現知事のアーノルド・シュワルツェネッガー)。
2007年7月26日、ユタ州プロボで一人の女性との「白熱した口論」を目撃され、治安紊乱の軽犯罪容疑で警察から召喚を受けた[6]。
2007年8月28日に映画の撮影現場で出会った18歳年下のシャノン・プライスさんと結婚。結婚するまで女性と肉体関係を持った事がなかったと告白している。
[編集] トッド・ブリッジスのその後
ウィリス役のブリッジスは番組終了とともに人気が低迷。以後十年近くにわたって麻薬依存症などの問題を抱えることになる。1997年、暴力沙汰で逮捕される。
[編集] ダナ・プラトーのその後
3人の子役たちの中で最も不幸な人生を送ったのは、キンバリーを演じたプラトーである。
先ず、まだ放送が継続中であった1984年にボーイフレンド(後に結婚)に妊娠させられ、番組の内容に相応しくないという理由でプロデューサーに解雇される。キンバリーのイメージが強すぎたことと妊娠スキャンダルの影響でその後役が付かず、ついに雑誌のヌードグラビアやソフトコアのポルノに出演するまで低迷する。14歳から使い始めた酒と麻薬への依存症の深刻化や、たった一人の子供の親権を離婚した夫に持っていかれるなどの多くのトラブルを抱える。
クリーニング店で働きながら細々と生活を支えるまでに至った1991年に、生活苦の末おもちゃのピストルを使って強盗に押し入ったビデオ店で200ドルを奪って逮捕される。この事件はかつて華々しい人気を誇った子役の悲劇として全米で大きな話題となり、プラトーに対する同情もあったが、1992年に処方箋偽造の疑いで再び逮捕される。
しばらく大衆の目前から姿を消した後の1999年、新しい恋人と婚約し私生活を充実させると同時に芸能界復帰の準備を始めていたが、5月7日、訪問先の婚約者の母親宅の外に停めてあった車のなかで遺体となって発見された。
死因は鎮痛剤の過剰摂取で、現場の状況から見て自殺と断定された(プラトーは死の直前に、過激で辛辣・下品で猥褻な発言と態度で有名なDJ・ハワード・スターンの番組でこき下ろされており、これが自殺の原因になったと今でも多くのファンに言われている)。全米で「デートに誘いたい女の子No.1」、「近所の憧れの女の子No.1」と言われた美少女子役の、あまりにも悲劇的な最期であった。
[編集] 日本語版キャスト・スタッフ
- 演出:河村常平
- 翻訳:岩本令
- 効果:遠藤尭雄、桜井俊哉
- 調整:国松光敏
- 配給:(株)ソニーピクチャーズエンタテインメント
[編集] DVD
ソニー・ピクチャーズ・ホーム・エンタテインメント(アメリカ)から、第2シーズンまでの英語版のDVDが発売された。リージョン1対応(吹替や日本語字幕の収録はない)。
- The Complete First Season (2004)
- The Complete Second Season (2006)
ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント(ジャパン)から、第1シーズンのDVDが発売された。吹替音声も収録されているが、当時日本でカットされた場面や放映されなかったエピソードの音声は英語のみである(日本語/英語字幕も収録)。
- コンプリート 1st シーズン (2009年8月26日発売)
[編集] 外部リンク
[編集] 脚注
- ^ Former Child Star Central
- ^ "Actor Gary Coleman wins $1.3 million in suit against his parents and ex-adviser", Jet, March 15, 1993.
- ^ "Former Child Star Gary Coleman Files For Bankruptcy", Jet, September 6, 1999.
- ^ Gary Coleman Arrested
- ^ "Coleman pleads no contest to disturbing the peace and receives 90-day suspended sentence", Court TV Online, February 4, 1999.
- ^ "'Diff'rent Strokes' star Coleman cited for disorderly conduct in Utah County", Fox News, July 31, 2007.
最終更新 2009年11月4日 (水) 01:59 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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