イエローキャブ (タクシー)

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イエローキャブ

イエローキャブ(Yellow Cab)は、アメリカ合衆国の各地で使われるタクシー会社の名称。その名称は、シカゴを拠点とするタクシー会社(現社名: Yellow Cab Chicago Inc.)とタクシー製造会社(Yellow Cab and Yellow Truck and Coach Manufacturing Company)が起源とされる。シカゴのタクシー会社とは資本関係のない会社も多く、タクシー運転手の共同組合として組織されている「イエローキャブ」もある。黄色いボディが特徴的。

ニューヨーク市では、会社の別に関わらず、流し営業を行う全てのタクシーが黄色に塗装されている。日本では、主にニューヨーク市を走るタクシーの呼称として使われる。

目次

[編集] 概要

1915年、John D. Hertzが始めたタクシー会社が、「遠くからでも最も目立つ色は黄色である」という研究結果に基づいて、車両を黄色に塗装したのが始まりである。イギリスロンドンを走る、黒色の「ロンドンタクシー」と並び、世界でもっとも有名なタクシーの一つである。

現在、約13,000台のイエローキャブが、ニューヨーク市タクシー&リムジン委員会(TLC; New York City Taxi and Limousine Commission)に登録されている。タクシー運転手やタクシー会社は、同委員会の発行する免許がないと営業することはできず、この免許、もしくはこの免許の元に運行されているタクシーは「メダリオン (Medallion)」と呼ばれる。1967年以降、これらのタクシーは、車体を黄色に塗装することを義務付けられている。

約42,000人いるニューヨークのタクシー運転手のうち、約82%をアメリカ国外の出身者が占める。そのうち23%がカリブ海諸国の出身者、次いで、20%が南アジアの出身者である。

なお、これらのタクシーの正式名称は「NYC TAXI」である。また、イエローキャブの他に、ニューヨーク市内には40,000台以上のハイヤーが存在する。

[編集] 車種

フォード・クラウン・ヴィクトリア

1950年代後半からは、チェッカー社が製造する「チェッカー・キャブ(正式車名は『チェッカー・マラソン』)」が大勢を占めていた。同モデルは1982年で製造が終了し、現在はフォード社の大型セダン「クラウン・ヴィクトリア」が全体の約9割を占める。

1970年代オイルショック後にフランスプジョー・505輸入車として初めてイエローキャブに採用され1980年代まで使用された。日本車では、1990年代ホンダ・オデッセイ / いすゞ・オアシスが最初であり、現在はミニバントヨタ・シエナが前述のクラウン・ヴィクトリアに次ぐ主要車種となっている。

2005年には、ハイブリッド車を積極的に導入する政策が始まり、これまでにフォード・エスケープトヨタ・プリウス、同ハイランダーレクサス・RXなどのハイブリッド車が採用されている。

なお、日本のタクシーと違い、座席のカバーはおろか車内清掃すらそれほど頻繁に行われていないケースが多々見られる[要検証]が、全体的に大型、もしくは車内が広いミニバンが殆どであるために、手荷物などを多く積むことが可能である。

[編集] 環境対策

2007年5月、ニューヨーク市長マイケル・ブルームバーグは、排出ガス抑制のため、2012年までに13,000台のイエローキャブ全てをハイブリッド車に置き換える計画を発表した。

[編集] 映画

世界有数の大都市であるニューヨークの名物の一つでもあるため、イエローキャブを題材にしたり登場する映画がこれまでに多数撮られている。

[編集] 雑学

ニューヨークのイエローキャブは、1年間に2億4000万回利用され、1回の平均運賃は約6ドル、その運賃の合計は約15億ドルに達する。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年7月29日 (水) 05:03 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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