イカの骨
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イカの骨(イカのほね)は、コウイカ科の全種に見られる硬く脆い体内の構造である。イカの甲(イカのこう)や烏賊骨(うぞっこつ)、カトルボーン(英: Cuttlebone)とも呼ばれるが、正しくは貝殻である。
貝殻の痕跡器官であるため主に炭酸カルシウムから構成されている。もともとの形は巻き貝状、あるいはツノガイ状で、アンモナイトやオウムガイのように内部に規則正しく隔壁が存在し、細かくガスの詰まった部屋に分けられていたと考えられているが、現生種ではトグロコウイカのみがその形状を持ち、他の種はそのような部屋の形を残してはいない。矢石として出土するベレムナイトの化石も、元は貝殻である。
コウイカの場合、それに当たる部分は現在の骨の端っこに当たる部分(写真では向かって左端、尖った部分が巻き部)であり、本体の気体の詰まった小部屋に分かれて、浮力の調節に使われる部分は、新たに浮きとして発達したものと考えられる。顕微的特徴を見ると薄い層が縦の柱状構造により結合している。このようなイカの骨は種によっては200 - 600mの水深で内部へ破裂してしまう。従ってコウイカの殆どは浅瀬の海底、通常は大陸棚に生息する[1]。
スルメイカ等では殻はさらに退化し、石灰分を失い、薄膜状になっており、軟甲とよばれている。
[編集] 用途
その昔、イカの骨は磨き粉の材料となっていた。この磨き粉は歯磨き粉や制酸剤、吸収剤に用いられた。今日では飼い鳥やカメのためのカルシウムサプリメントに使われる[2]。
イカの骨は高温に耐え、彫刻が容易であることから、小さな金属細工の鋳型にうってつけであり、速く安価に作品を作成できる。
[編集] 関連項目
[編集] 脚注
最終更新 2009年8月29日 (土) 03:36 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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