イコフレックス
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イコフレックス(Ikoflex )はツァイス・イコンが製造した6×6cm判二眼レフカメラである。当初ローライフレックスの模倣をしないよう設計されたため個性的ではあるが使いにくいカメラとなった。その後は改良に従ってだんだんローライに似て行く。
アタッチメントは一部の例外を除き撮影レンズがφ35.5mmねじ込みまたはφ37カブセ、ファインダ−レンズがφ27ねじ込みまたはφ28.5カブセを使用する。
カメラには「Ikoflex」と表記されるのみであり、また大幅に改変した何代にも渡り同じ番号を使用したため個体認識は困難である。
- イコフレックスI(Ikoflex 、1934年発売) - レンズはノバー7.5cmF6.3またはノバー7.5cmF4.5。フィルムは左右送りでそのためボディー下部が丸く幅広くなっており、その特徴的な形状から欧米では「コーヒー缶」と称されることがある[1]。その肩部左右にフィルムカウンターがあり、構えた状態で右手側120フィルム、左手側が620フィルム用。フィルム巻き上げは前面下部にあるレバーによる。日本ではこの最初のモデルもイコフレックスIと称するが、欧米の資料では単にIkoflexとされている。製品番号は850/16。
- イコフレックスII(Ikoflex II 、1936年7月発売) - フィルム装填は赤窓式、フィルム巻き上げはカウンターを見て行う。ピントレバーは被写界深度を表示するため菱形。テッサー7.5cmF3.5またはトリオター7.5cmF3.5を装備。1939年頃にシャッターがプロンターに変更されている。製品番号は851/16。
- イコフレックスI(Ikoflex I 、1936年7月発売) - 最初のモデルとモデル名も同じ、製品番号も同じだがデザインが変更され、かなり普通の二眼レフになっている。ピント合わせは左手側のレバーで行ったが1938年からはノブに変更されている。製品番号は850/16。
- イコフレックスII/イコフレックスIII(Ikoflex II /Ikoflex III 、1938年発売) - 当初はイコフレックスIIIとして発売されたが、いわゆるイコフレックスIIIが発売されるとイコフレックスIIに改名された。製品番号は852/16。トリオター7.5cmF3.5を装備。
- イコフレックスIII(Ikoflex III 、1939年発売) - アルバダファインダー装備。大口径のテッサー8cmF2.8を装備した高級機。この機種のみフーベルト・ネルヴィン設計である。シリーズ最高傑作と評されることが多い。製品番号は853/16。
- イコフレックスI(Ikoflex I 、1939年発売) - 最初のモデルとモデル名も同じ、製品番号も同じだが外観は全く異なり、こちらは普通の二眼レフになっている。レンズはノバー75mmF3.5。製品番号は850/16。
- イコフレックスIIa(Ikoflex IIa 、1953年発売) - テッサー75mmF3.5を装備。撮影レンズの両側が膨らんでおり、その肩部分にシャッタースピードと絞り値が表示される窓がある。製品番号は855/16。
- イコフレックスIa(Ikoflex Ia 、1956年発売) - シャッターボタンが上面に戻った。製品番号は854/16。
- イコフレックスIb(Ikoflex Ib 、1956年発売) - シャッターボタンが折畳式のスライドになっている。ピントフッドがワンタッチで閉じられるよう改良された。製品番号は856/16。
- イコフレックスファボリット(Ikoflex Favorit 、1956年発売) - ライトバリュー式CdS露出計内蔵だが連動はしていない。ファボリットとは英語でいうFavoriteであり「お気に入り」の意。テッサー75mmF3.5を装備。製品番号は887/16。
- イコフレックスIc(Ikoflex Ic 、1956年発売) - ファボリットの廉価版。製品番号は886/16。
[編集] 注釈
- ^ ドイツ軍が第一次世界大戦中塹壕で使用していたコーヒー缶に形状が似ているという。
[編集] 関連項目
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最終更新 2008年4月18日 (金) 11:04 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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