ウォークマン

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ウォークマンというスタイルを確立した1981年2月1日発売開始のWM-2型。250万台出荷という大ヒットモデルとなった。左にあるバッテリーパックを併用すると60時間稼働した(単一アルカリ乾電池2本使用の場合)
各種Walkman

ウォークマンWALKMAN)は、ソニー1979年7月1日に発売した携帯型ステレオカセットプレーヤーの名称であり、現在ではソニー製ポータブルオーディオプレーヤーの総称となっている。この類の商品はヘッドホンステレオとも称される。

場所を選ばず、いつでもどこでも音楽を聴くことのできる製品の登場は画期的な出来事であり、世界的な大ヒット商品として、ヘッドホンステレオの代名詞となるなど社会現象になるほどであった。

目次

[編集] 概要

もともとはポータブルモノラルテープレコーダーの「プレスマン」から録音機能を省き、ステレオ再生用ヘッドに置き換えステレオの再生に特化して誕生したものだった。初代モデル「TPS-L2」にはその余った内蔵マイクや録音回路を生かし、外部の音を拾いヘッドフォンでモニタできるというホットラインと呼ぶボタンがあった。初代モデルはヘッドホンを2台接続でき2人で同時に音楽を聴くことができたが、相手に話しかける際にボタンを押すことで双方がヘッドホンを外さなくても会話できることから、2人を直接繋ぐ意味でホットラインと名づけられた。

発売当初はマスコミの反応が芳しくなく、新聞掲載もごくわずかだったために、発売1ヶ月での売上はわずか3,000台に留まっていた。しかし、宣伝部や国内営業部隊のスタッフらによる広告・宣伝活動により、当時の若者たちの間に評判が広がり、8月に初回生産の3万台を完売すると、供給が需要に追い付かない状態が年内いっぱい続いたという[1]

  • 日本では最初からウォークマンの商品名で発売されたが、文法に合わない和製英語であるウォークマン(Walkman)を避けて、海外では当初他の商品名で発売された。アメリカではウォーク・アバウツ=歩き回る、ラン・アバウツ=走り回るからの造語で「サウンド・アバウツ Sound about」、イギリスでは密航者を意味する「ストウアウェイ Stow away」、スウェーデンでは「フリースタイル Free Style」の商品名で発売された。しかし、来日した音楽家らによって日本からウォークマンが土産として“輸出”され、オピニオンリーダーである彼らの口コミにより日本国外でも「ウォークマン」の知名度が高まったことから、1年も経たずにウォークマンに統一された。黒木靖夫によると、この判断には、当時の社長盛田の独断的な決定があった[2]
  • オーストリアでは、独占的に「ウォークマン」をソニー製オーディオプレーヤーとして商標利用することが認定されておらず過去に法廷でも争っている。現在でも「ウォークマン」の商標としての独占使用は出来ない。
  • 日本では、登録商標(第1647338号ほか全33件)である「ウォークマン」の名称があまりにも広がって一般名詞化したために、他社製のポータブルオーディオプレーヤーも「ウォークマン」と称されることがあった。近年ではiPodが普及し、かつての「ウォークマン」のような状況となっている。

2009年の時点では、フラッシュメモリ型ウォークマンが主力となっており、他社の製品と差別化を図るため、特に音質(リニアPCMでの非圧縮録音に対応)とデザイン面に力を入れてシェアを延ばしている。フラッシュメモリ型ウォークマンは2004年までは「ネットワークウォークマン」と呼ばれていた。

  • MDウォークマン、CDウォークマンも継続して販売されている。また、DATウォークマン、ビデオウォークマンも息長く販売されている。CDウォークマンは、当初は「ディスクマン (Discman) 」と呼ばれており、後に8cmCD専用機として「CDウォークマン」の商標が登場したが、1997年10月以降「ディスクマン」と「CDウォークマン」とは統合された。海外では、ラジオウォークマンも存在する。日本でも、ウォークマン初期にはラジオウォークマンが存在した。現在はラジオ内蔵ウォークマンという形で発売されている。2001年になってDVDウォークマンが登場したが、それ以前にDVDディスクマンも存在した。
    なお、カセットウォークマンは現在も継続して販売されているが、音楽を聴くためではなく語学学習に使われることが多くなったので、現在発売されている機種はそれを意図したものとなっている。また、フラッシュメモリ型と区別するために「テープウォークマン」と呼ばれることもある。一時期は子供向けのモデルも「My First Sony」のラインナップの一つとして存在した。

初代ロゴは広告宣伝用と製品貼り付け用の2種類があり、前者は「A」の文字から足が生えていた。1980年代のテレビCMでは、「A」の文字から生えた足が歩き出すというグラフィックで「WALKMAN」ロゴを表示していた。1990年代に入ると広告宣伝用ロゴは使われなくなったが、製品貼り付け用のロゴは1999年まで使用された。

現在の「WALKMAN」ロゴは2代目である。2000年より使用され、「W.WALKMAN」と呼ばれている。なお、ビデオウォークマンにはこれらのロゴは使用されない。

[編集] ウォークマンが生んだ規格

マイクロプラグ(左)とステレオミニプラグ(右)。ともにウォークマンが生んだ規格である。

ウォークマンからは、いくつもの規格が生まれた。ステレオヘッドホンの接続端子の規格としてステレオミニプラグとマイクロプラグ、そして充電池の規格としてはガム型電池である。このうちステレオミニプラグとガム型電池はデファクトスタンダードとなった。

ステレオミニプラグは、1979年発売のウォークマン初代モデル「TPS-L2」において新規開発された部品であった。当時ステレオのヘッドホンは標準プラグによるのが普通で、ミニプラグにはモノラルのものしかなかった。そのためウォークマンの試作機ではモノラルのイヤホン端子を2組使ってステレオヘッドホンを接続していた[3]が、市販化までにステレオのミニプラグとそれを受けるジャックが新規に開発された[4]。このステレオミニプラグはソニー以外の製品にも広く採用され、デファクトスタンダードとなった。

1985年には本体の電源として単三乾電池より小型のガム型電池を開発。こちらも他社の製品にも広く採用され、デファクトスタンダードとなった。その一方でこれ以降本体には電池投入口はガム型電池のみ搭載し、乾電池は外付けのケースに入れるスタイルが他社製ポータブルオーディオを含めて浸透した。ディスクマン→CDウォークマンには搭載が遅れていたが、1999年より本格採用が始まった。MDウォークマンは一時期乾電池を本体内に収納できるモデルが登場したが、本体サイズの大型化や、コンパチブル設計のために乾電池とガム電池を併用した長時間再生ができないという欠点があったためか、わずか数機種の採用にとどまった。

1990年頃からのウォークマンでは、従来一体型であったリモコンとヘッドホンを差し替えできるようにした「アラカルトヘッドホン」を採用したが、リモコンとヘッドホンとの接続にステレオミニプラグよりさらに小さい「マイクロプラグ」という新規の規格を採用していた。本体とリモコンは「9極プラグ」と呼ばれる独自の端子で接続され、ステレオミニプラグ用の変換プラグが付属した[5]。後に本体に隣接して設けられたステレオミニジャックとリモコン端子を併用して接続する形式に変更され、変換プラグは必要なくなった。

1990年代後半にマイクロプラグ~ステレオミニジャックの変換コードがアクセサリーで用意され、リモコンが使える状態で他社製のヘッドホンや外部機器にも接続できるようになった[6]。ディスクマン(現CDウォークマン)やMDウォークマンにおいても採用されてきたが、1997年の秋口よりリモコン・ヘッドホン間の接続にも本体・リモコン間と同じステレオミニプラグを使う方針転換を行った。

2007年現在でもマイクロプラグ仕様のヘッドフォンイヤフォンおよび変換プラグは生産されている。ヘッドフォンに至ってはかつてノイズキャンセリング機能の付いた最新鋭のものも発売されていたことがある。これらは品番にMPが付けられている。しかし、ごく一部の大規模家電量販店を除きほぼ店頭で見かけることは無く、取り寄せや通信販売などの限られた方法でしか入手ができない。これに対して、ステレオミニプラグの製品はソニー以外からも豊富に発売されており、容易に入手が可能である。

2006年秋からはノイズキャンセリング機能を本体に内蔵したウォークマンの登場により、ステレオミニプラグにマイク用の接点を増やした5極プラグが登場した。5極プラグ採用のヘッドホンはノイズキャンセリング機能搭載モデルのウォークマン以外では使用できないが、ステレオミニプラグのヘッドホンは変換アダプターなしで使用できる。

以上の流れを整理すると下記のようになる。

初代 アラカルトヘッドホンでない
リモコン付属モデル
アラカルトヘッドホン 1997年秋
以降
現代のウォークマン
本体のヘッドホン端子 ステレオミニ ステレオミニへの
変換プラグが付属
変換プラグ付属
→ステレオミニ
ステレオミニ・5極プラグ
(ステレオミニ併用)
本体のリモコン端子 なし 9極プラグ 9極プラグ
→ステレオミニ併用型
ステレオミニ併用型
リモコンのヘッドホン端子 リモコンなし リモコンとヘッドホンが
一体で分離不能
マイクロ ステレオミニ リモコンの付属しない
製品が多い

[編集] MDウォークマンリンク

1998年より登場。当時のオーディオ事情は、MDデッキのダブルデッキ化が一般的でなく、ダブルMDデッキ搭載モデルの価格が高かったこと、低価格コンポが登場していたことから、低コストでMDダビングができるシステムが早急に望まれた。1998年にMD pixyのDMC-MD777で初めてMDウォークマンリンク端子を搭載し、MD pixyシリーズを中心にMDウォークマンリンク端子を搭載していったが、pixyシリーズの終了とともに、MDウォークマンリンクは搭載されなくなった。

MDウォークマンリンクでは、MDウォークマンとMD pixyとを専用のケーブルを用いて繋ぐことで、MDダビングやテキストコピー、シンクロ録音、MDウォークマンの再生が可能であった。再生側がMDウォークマンなので、リモコン端子搭載モデルのMDウォークマンであれば使用が可能。MDダビングでは、SCMSにより2世代以降のデジタルコピーが禁止されているが、MDウォークマンリンクは、ダブルMDデッキでのMDダビングと同様にアナログ接続を利用しているため、SCMSの制約は受けない。また、MDウォークマンのリモコン端子に接続しているので、MD pixyへコマンド信号が送信されて、テキストコピー、シンクロ録音はもちろんのこと、コピー元のMDと同じトラックで分割される(ギャップレスのMDも同様に分割される)ため、手動でのトラック分割は不要である。

[編集] WM-PORT

様々な周辺機器に接続できるようにするため、NW-S700F/NW-S600シリーズから採用された。NW-A3000/NW-A1000に搭載された42ピンプラグを、使いやすいようにコンパクト化してキャッチーな名前にしたものであるが、42ピンプラグとWM-PORTに互換性はない。iPodの「Dockコネクター」の仕様に似ているが、こちらの方がよりコンパクトである。サポートされている周辺機器は、WM-PORT搭載の機種ではWM-PORT対応の周辺機器であれば接続でき、NETJUKEの接続にも対応している。尚、PCとの接続など接続時に操作ができない組み合わせもある。なおNETJUKEやクレードルなど、ウォークマンに付属のアタッチメントが必要な周辺機器も存在する[7]

WM-PORTでは、従来からの楽曲転送やバッテリー充電の他に、「ダイレクトエンコーディング」、「マイク録音」、「Bluetoothトランスミッター接続」、「NETJUKEとの接続」、「録画機能(一部機種のみ)」に対応している。また、DMPORT端子搭載のAVアンプとの接続に関しては、専用ケーブルを接続することで、ウォークマンに転送された楽曲を再生することができる。

WM-PORT対応の周辺機器は、ソニーから発売されていたが、2008年の9月のプレスリリース[8]によると、ソニーはライセンスプログラム「Designed for Walkman®」を開始し、ライセンシーに対して「WM-PORT」の仕様を公開するとしている。これにより、様々なメーカーにて、ウォークマンと接続して楽しめる専用アクセサリーの製造・販売が可能となり、ライセンシーはソニーによって認定された「WM-PORT」搭載商品のパッケージ等に「Designed for Walkman®」ロゴを使用できる。

なお、ロジテック株式会社は「Designed for Walkman®」に準拠した「WM-PORT」搭載アクセサリー4機種、FMトランスミッター2機種、サウンドレコーダー、アクティブスピーカーを販売している[9]

[編集] リモコンの形態の変化

  • リモコン付きヘッドホンの採用もウォークマンの特徴であった。本体をバッグ等に入れたまま、手元で再生や停止などの操作を行えるようにと開発されたものであった。マイクロプラグ採用時代はカセット・CD・MDのいずれにおいても、リモコンの形状はある程度統一されていたが、ステレオミニプラグが採用されると、リモコンの形状もユニークなものになった。
  • カセットやCDでは、ジョグレバーで操作する液晶リモコンが登場した。カセットでは、液晶画面の周囲にドットが配置され、テープの走行状態に合わせてドットが回転するリモコンが採用された。
  • CDウォークマンでは「eyeコマンダー」と呼ばれるリモコンが採用された。「(一部の機能を除いて)全ての操作が出来る」と謳ったこのリモコンは、それまで本体操作に限定されていた音質調整やプレイモードの操作を可能にした。加えて「くるくるクリップ」と称する回転式クリップや、バックライト搭載タイプには「ライトボタン」も採用されている。
  • MDウォークマンでは、ヘッド部を動かして再生・頭出しなどの基本操作を行う「スティック・コントローラー」が採用された。字のごとく、細長い形状のリモコンであった。「スティック・コントローラー」は、1996年~1997年夏のモデルでも使用できるよう、アクセサリーとして別売りもされていた。機種により、バックライトや液晶表示に関する制限がある。1999年には、改良型の「スマート・スティック・コントローラー」も登場した。
  • 2000年に入ると、MDLPの採用に合わせて「スティック・コントローラー」がモデルチェンジを行い、同時にCDウォークマンにも採用されるようになった。さらに、2001年には漢字かな表示対応スティック・コントローラーも登場した。
  • 2002年にはさらにモデルチェンジを行い、従来ヘッド部分を動かして行っていた再生・頭出しを、ジョグレバーによって行う方式に変更した。また、従来カナ表示対応型と漢字表示対応型とで異なっていたデザインも統一された。さらに、HDD対応のネットワークウォークマンおよびウォークマンAシリーズのHDDタイプ(NW-A3000/A1200/A1000)でも使用可能である。この世代のリモコンは現在でもMD/Hi-MDウォークマンにも採用されているが、機能の増加に合わせマイナーチェンジを行っている。
  • 2004年に入ると三行漢字表示対応のリモコンが用意された。これは同年1月に発表された新規格「Hi-MD」対応のMDウォークマンに採用されたものであり、曲検索およびメニュー操作にジョグダイヤルが新設され、操作性の向上がはかられた。基本操作にはジョグレバーが採用されている。これは一部のHi-MDウォークマンおよび、Aシリーズを除くHDD対応ネットワークウォークマンに対応している。またCDウォークマン向けには10月の新製品発表に合わせ、スティック・コントローラーが一新された。

[編集] ワイヤレス・レシーバー

リモコン付きヘッドホンでは、手元で再生や停止などの操作を行えるが、本体をバッグ等に入れてコードを出す方法が採られたため、本体からコントローラまでをコードレスにする方法が望まれた。1990年頃から登場していたが、電波干渉による誤動作や使用時に支障をきたす場所(航空機内など)では使用できない、価格が高い、といったデメリットもあり、リモコン付きヘッドホンほどの人気には至らず、MZ-E606Wを最後にワイヤレスモデルは一旦消滅した。カセット・CD・MDのいずれにおいても採用されたが、カセットの方で多く採用された。1990年代後半にはリモコンの形状もユニークなものになった。

ネットワークウォークマンにおいてはワイヤレス対応モデルが長らく発売されなかったが、2006年にBluetooth方式で復活した。同年にS700F/S600シリーズを発表・発売した際、同モデルから搭載されたWM-PORT(後述)に接続できるBluetoothトランスミッター「WLA-NWB1」を同年11月より発売した。NW-A820シリーズ(本体にBluetoothを内蔵)を除くWM-PORT搭載ウォークマンで使用可能である。

[編集] スティック・コントローラー

1997年秋モデルのMDウォークマンで初めて採用され、2000年秋モデルからはCDウォークマンでも採用された。尚、スティック・コントローラーには型番があり、ELのコントローラーはバックライト機能、ELKのコントローラーはバックライト機能と漢字かな表示に対応している。

  • 第1世代
    • ヘッド部を動かして再生・頭出しなどの基本操作を行う。
    • 最大表示文字数は半角6文字。MZ-R55付属のリモコンは半角9文字表示可能。
    • バックライト機能は一部を除く1998年夏以降の機種で使用可能。
    • 単品モデルでは1997年夏以前の機種でも使用できるように、ステレオミニプラグのヘッドホンが付属していた。
  • 第2世代
    • この代のみ「スマート・スティック・コントローラー 」という愛称がついた。
    • ヘッド部分をスライドすることで基本操作を行え、片手でのオペレーションを可能にした。
    • 最大表示文字数は半角9文字。
    • 録音機能付モデルにはトラックマークボタンが別に配置されている。
    • バックライト機能は一部を除く1998年夏以降の機種で使用可能。
    • これ以後の単品モデルには、ヘッドホンは付属しなくなった。
  • 第3世代 (RM-MC11EL)
    • 基本操作は第1世代を踏襲しているが、音量調節がヘッド部分を手前に引いてからヘッド部分を回転させて行う方式になった。初めてCDウォークマンとの接続に対応した。
    • 最大表示文字数は半角9文字。
    • リピートボタンと音質切り替えボタンが新たに装備された。
    • 機種によっては、MDグループ機能やバックライト機能が使えないものがある。
    • これまで録音機能付モデルに配置されていたトラックマークボタンが廃止された。
  • 第4世代 (RM-MC12ELK)
    • 基本操作はRM-MC11ELを踏襲しているが、新たに漢字かな表示やMDグループ機能に対応し、ステレオミニプラグの位置が従来の停止ボタンの位置に変更され、それに伴い停止ボタンの位置も変更された。
    • 最大表示文字数は半角9文字または全角6文字。
    • 1997年夏以前の機種では、漢字表示機能は使用できない。
  • 第5世代 (RM-MC33ELRM-MC35ELK)
    • 基本操作をジョグレバーで行う方式に変更し、ヘッド部は音量調節機能・メニュー選択のみとなった。
    • カナ表示対応型と漢字表示対応型とで異なっていたデザインを統一。これによりカナ表示対応型ではステレオミニプラグの位置が従来の停止ボタンの位置に変更された。
    • 再生ボタンが順方向頭出しボタンとの兼用から一時停止ボタンとの兼用に変更され、これに伴い再生や一時停止はレバー中央のボタンを押し込む形に変更された。それに合わせて本体内部でも仕様変更が行われており、それ以前のMD/CDウォークマンで対応していた周辺機器の一部が使用不可になっている。
    • リピートボタンはプレイモードボタンに統合された。短押しでプレイモード切り替え、長押しでリピートON/OFFになる。
    • 脱着式のクリップが採用され、向きを変更することが可能になった。
    • 最大表示文字数はRM-MC33ELでは半角9文字、RM-MC35ELKでは半角9文字または全角6文字。いずれも半角表示では2行表示に対応している。ただし2行表示対応機種は限られる。
    • MZ-E10では、別売のスティック・コントローラーとの接続には対応していない。
  • 第6世代 (RM-MC55ELK)
    • CDウォークマン向けに開発。
    • 左部には回転スイッチによる表示・プレイモード・音質調整が、右部には頭出し・フォルダスキップと音量調節にジョグレバーがそれぞれ割り当てられた。また、曲の検索を容易に出来るよう、新たにサーチボタンが増設された。
    • 回転式のクリップや白色のバックライトを搭載。
    • トラック番号は従来のデジタル表示からドット表示に変更し、反転表示や表示文字数の増加を可能とした。
    • 最大表示文字数は半角12文字または全角9文字。半角表示では2行表示に対応している。但し、全角・半角混じりの文字表示が可能となったこと、表示にトラック番号も含まれるため、場合によってはこの文字数よりも少なくなる場合がある。

[編集] 型番について

ウォークマンの型番には、一定の法則がある。

ハイフンより前

  • TPS…初代ウォークマン(Tape Player Stereoの略)
  • WM…カセットウォークマン
  • D…ディスクマン・CDウォークマン・DVDウォークマン
  • GV…ビデオウォークマン
  • TCD…DATウォークマン(Tape Corder Digitalの略)
  • WMD…再生専用DATウォークマン(Walkman Digitalの略)
  • MZ…MDウォークマン(Music Zealotの略)
  • NW…ネットワークウォークマン・ウォークマンXシリーズ・Aシリーズ・Eシリーズ・Sシリーズ・Wシリーズ

ウォークマンではない一部のソニー製ポータブルプレーヤー・レコーダーも、ハイフンより前の型番は上記と共通である。

ハイフンより後(主に1995年以降)

  • A…Aシリーズ(Advanced、Ace、最初のアルファベットのA)
  • D…高性能録音再生機(デンスケのD)
  • E…Eシリーズ(再生専用機)
  • F…チューナー付き再生専用機
  • G…チューナー付き録音再生機
  • N…ネットワークオーディオ対応録音再生機
  • NE…ネットワークオーディオ対応再生専用機
  • R…録音再生機
  • S…Sシリーズ。機能特化機(SpecializedのS)
  • V…動画対応機(ウォークマンAシリーズ・Sシリーズ・Xシリーズは除く)
  • W…ワイヤレス機・Wシリーズ(WearableのW)
  • X…Xシリーズ。メモリータイプウォークマンでの史上最高級モデル。

容量(メモリータイプウォークマン)

2005年以降のメモリータイプウォークマンでは、容量は型番末端の数字で表される。但し数字と容量の関係は発売時期により異なる。

  • 2005年~2006年春:3…256MB、5…512MB、7…1GB、8…2GB
  • 2006年夏~2008年:2…512MB、3…1GB、5…2GB、6…4GB、8…8GB、9…16GB
  • 2009年以降:2…2GB、3…4GB、4…8GB、5…16GB、6…32GB、7…64GB

[編集] ネットワークウォークマンにおける対応フォーマット騒動

1999年に初代機種が発表されたソニーのメモリースティックウォークマンは、「MP3の再生にも対応するに違いない」という市場側の大方の期待と予想を裏切り、新開発のATRAC3を唯一の対応コーデックとしていた。メモリースティックウォークマンは後のネットワークウォークマンと呼ばれるようになる。以下NWウォークマンと記す。

この機種では、既にMP3ファイルによるライブラリを保有しているユーザーに対して「付属ソフトによるATRAC3への変換」という手段が用意されていたものの、共に非可逆圧縮フォーマットを用いる原理上、再エンコードによる音質の劣化は不可避であり、またプレーヤーへの転送時間も余計にかかるため、現実的な解決には程遠い有り様であった。また、当時の仕様ではどのような入手方法であれ、楽曲のポータブル・デバイスへの転送には3ライセンスまでの制限が付いており、転送ライセンス自体は楽曲をPC側に戻せば回復する仕様ではあったものの、ライセンス管理の煩わしさも普及の阻害要因となった。PCユーザーの間では既にMP3が圧縮音楽フォーマットのデファクトスタンダードとして定着していたため、この仕様には失望の声も多く聞かれ、グループ内にコンテンツホルダーを抱える企業側の都合を指摘する声もあった。

同社はその後もNWウォークマンのATRAC3系コーデック単独対応を続けるとともにATRAC3の高音質をアピールし、一般ユーザーには草の根での積極的な利用を呼びかけた。しかしユーザーの反応は極めて鈍く、同フォーマットはいつしか「ソニー製品と非PC系家電の、囲い込み専用フォーマット」という言葉の似合う存在に変貌しつつあった。

5年近くに渡って続いたこの状況を図らずも打開するきっかけとなったのは、2004年夏に投入されたHDDタイプのNWウォークマン、"NW-HD1"である。

当時、HDD内蔵型オーディオプレーヤー市場はアップルコンピュータiPodシリーズによる事実上の独占状態であった。このため、携帯型音楽プレーヤーの代名詞とも言えるウォークマンの市場参入は世界中の注目を浴びることとなった。

しかし蓋を開けてみれば、この製品が対応するコーデックはまたしてもATRAC3とATRAC3plusのみであり、MP3は相変わらずPC上で変換を行った後に転送するという、従来と同様に実用性を軽視した対応であった。旧来の市場を失い、起死回生を賭けた製品のリリースという事ここに至っても尚DRMと独自フォーマットの押し付けを改めようとしない態度には、失望や、公然と批判する声すらも挙がった。とはいえこの仕様自体はNWウォークマンから受け継がれたものであり、規定路線の継承としては想定の範囲内ではあった。 しかしさらに音楽転送用に用意された専用アプリケーション環境SonicStageは、その品質に大きな問題を抱え、環境によってはアプリケーションのインストールすら出来ず、また辛うじてインストールはできても非常に動作が重く、不安定な場合さえ侭あるという状況であった。 この散々な有り様に、PCユーザーの間ではこれまで以上に強い敬遠・拒否反応が起こった。安藤国威社長をもって当初「半年~1年でiPodを追い抜く」と豪語された同製品は、このため思いもよらぬ苦戦を強いられることとなった。

この一連の騒動を受け、同社は2004年秋に方針を転換する。MP3非対応を貫いていたこれまでの姿勢を改め、新機種からはMP3に完全対応するとともに既発売機種(HDDタイプのみ)には有償アップデート手段を用意すると発表、NWウォークマンをめぐる5年間もの大騒動は、ひとまず幕を閉じることとなった。

2009年現在、日本国内ではマルチコーデック対応や高音質化などでシェアをやや回復させているが、依然としてATRAC3/ATRAC3plusの偏見が強く、販売上苦戦している欧米では、ATRAC3/ATRAC3plusやSonicStageを一切使用しない「Walkman Goes OPEN」と名付けられた独自の戦略を取っている[10]

ウォークマンのカテゴリではないが、ICレコーダー・ICDシリーズでは、MP3/WMAファイルの両方またはいずれかのドラッグ&ドロップ転送に対応して、音楽プレーヤーとしての使用が可能な機種が発売されている。

一方で、関連会社だったアイワでは、上記の流れとは無関係にMP3対応のポータブルプレーヤーを販売し、ソニーに吸収合併された後もソニーブランドと異なりMP3対応主体で販売し、末期にはATRACにも対応していたが、WMAには対応していなかった。

[編集] 製品一覧

現行モデルのみ掲載。現行モデルの詳細や、過去のモデルについては「ウォークマンの製品一覧」を参照のこと。

[編集] (メモリータイプ)ウォークマン

現在の主力モデル。

[編集] Xシリーズ

  • NW-X1060/IB(フラッシュメモリタイプ/32GB ネット直販サイト「ソニースタイル」限定モデル)
  • NW-X1060(フラッシュメモリタイプ/32GB)
  • NW-X1050(フラッシュメモリタイプ/16GB)
ウォークマン史上最高モデル。高コントラスト、広視野角、応答速度に優れた残像のない有機ELディスプレイワンセグ放送の視聴及びワンセグ放送の録画、FMチューナー、無線LANフルデジタルアンプS-Master」、デジタルノイズキャンセリング機能や、高音域をクリアに再現するDSEEの機能、引き締まった強い重低音を再生できるクリアベースなどを含む「クリアオーディオテクノロジー」や、YouTube接続機能などを搭載。

[編集] Aシリーズ

  • NW-A847/V(フラッシュメモリタイプ/64GB ネット直販サイト「ソニースタイル」限定モデル)
  • NW-A847(フラッシュメモリタイプ/64GB)
  • NW-A846(フラッシュメモリタイプ/32GB)
  • NW-A845(フラッシュメモリタイプ/16GB)
音楽の再生機能のみに特化したため、ワンセグや無線LAN、YouTube、タッチパネルが搭載されていない、ディスプレイが小さいことなどを除き、X1000シリーズを踏襲しているが、64GBタイプとiTunesのライブラリーからの転送機能が追加された。また音楽の再生のみに特化したため、価格がXシリーズに比べ低価格になった。

[編集] Sシリーズ

  • NW-S746(フラッシュメモリタイプ/32GB)
  • NW-S745(フラッシュメモリタイプ/16GB)
  • NW-S744(フラッシュメモリタイプ/8GB)
  • NW-S745K(フラッシュメモリタイプ/16GB)
  • NW-S744K(フラッシュメモリタイプ/8GB)
  • NW-S645(フラッシュメモリタイプ/16GB)
  • NW-S644(フラッシュメモリタイプ/8GB)
  • NW-S644/PI(フラッシュメモリタイプ/8GB ネット直販サイト「ソニースタイル」限定モデル)
  • NW-S645K(フラッシュメモリタイプ/16GB)
  • NW-S644K(フラッシュメモリタイプ/8GB)
前述のAシリーズも含め、新たに音楽にあわせて歌詞を自動スクロール表示する歌詞表示機能「歌詞ピタ」、3つの語学学習機能、テレビへの音楽再生画面の出力、PS3との各種連携機能、充電を約90%までにとどめてバッテリーの劣化を抑える「いたわり充電」を搭載した。

[編集] Eシリーズ

  • NW-E044(フラッシュメモリタイプ/8GB)
  • NW-E043(フラッシュメモリタイプ/4GB)
  • NW-E042(フラッシュメモリタイプ/2GB)
着脱可能な「Style-Upパネル」など、機能・音質面ではE020シリーズを継承しているが、デザインが若干丸みを帯びたものへ変更され、8GBモデルがラインナップに加わっている。

[編集] Wシリーズ

欧米では「wearable walkman」と称されているカナル型イヤフォン一体型モデル。2009年に欧米で発売され、日本では同6月発売。ディスプレイがなく、楽曲検索のために楽曲の一部だけを連続再生する「ZAPPIN」機能を備える。Xシリーズ同様にドラッグ&ドロップ転送に対応。

  • NWD-W202(フラッシュメモリタイプ/2GB)

[編集] ウォークマン主要機種別性能・機能比較表

現在、ウォークマンの主力製品は「Xシリーズ」、「Aシリーズ」、「Sシリーズ」、「Eシリーズ」、「Wシリーズ」の5つである。それぞれの製品ごとに違った特徴をもち、幅広い需要に対応している。
ウォークマン主要機種別性能・機能比較表
NW-X1000 NW-A840 NW-S740 NW-S640 NW-E040 NW-W200
記憶容量 16/32GB 16/32/64GB 8/16/32GB 8/16GB 2/4/8GB 2GB
連続再生時間 約33時間 約29時間 約42時間 約42時間 約28時間 約12時間
ディスプレイ 3.0型ワイド
(有機EL,タッチパネル)
2.8型ワイド
(有機EL)
2.0型 2.0型 三行カラー
(有機EL)
WM-PORT
ダイレクトエンコーディング
ダイレクトUSB
S-Master
ノイズキャンセリング (デジタル) (デジタル)
ATRAC Advanced Lossless
おまかせチャンネル
アルバムスクロール
ZAPPIN
歌詞表示(有料)
語学学習
動画視聴・画像閲覧
ワンセグ
FMラジオ
YouTube視聴
ウェブブラウザ
ドラッグ&ドロップ転送
Style-Upパネル
PS3連携・テレビ画面出力
おでかけ・おかえり転送
いたわり充電

[編集] CD・MD・カセットウォークマン

Hi-MD/MDウォークマン
  • MZ-RH1
大容量カップリングコンデンサ、ダイナミックノーマライザ初搭載。デジタル録音したMDからPCへのデジタルコピーを初めて実現。USB 2.0 High-Speed対応。有機ELディスプレイを本体側面に搭載したことで、再生専用機種並みの薄さを実現している。
生産中止になった(これをもってMDウォークマンは絶滅してしまった)が、2009年のカタログでは現行商品の扱いになっている。
CDウォークマン
  • D-EJ002
シンプルモデル。リモコンは丸型である。液晶は本体、リモコンともに非搭載。
(カセット)ウォークマン
  • WM-GX202
本体にモノラルマイクとスピーカーを搭載。
  • WM-FX202
本体素材に植物原料プラスチックを採用。3バンドチューナー搭載。

[編集] 限定モデル

ウォークマンにおいては、店頭では発売されない限定モデルが存在する。近年は当社のネット直販サイト「ソニースタイル」限定で発売されるモデルを指すことが多いが、何らかの記念として限定発売されたモデルも存在した。

一般店頭販売モデルとの違いは主にカラーリングであるが、店頭発売モデルよりも高機能のモデルも存在した(NW-HD5H、NW-A1200等)。

[編集] 関連商品

  • watchman(ウォッチマン)
    小型白黒テレビ。FD管と呼ばれる縦型ブラウン管を使用。
  • scoopman(スクープマン)NT
  • pressman(プレスマン)
    小型テープレコーダーで、初代ウォークマンはこれから録音機能を外したという位置付けだった。
  • 武道館(BOODU KHAN)(DD-100)
    1986年に発売された。WM-2、WM-DDのボディをベースに、専用の重低音回路「D.O.L回路」を搭載。さらにオーバーバンド式の密閉型ヘッドホンが付属し「武道館サウンド」と謳った迫力ある重低音を特徴としていた。型番のとおり、この商品はウォークマンの商品名を冠さず、カセットコーダーとしてラインアップされていた。
  • ビデオウォークマン
  • Walkman Phone
  • Data Discman
    電子ブック (EB)専用のディスクマン。8cmCDしか入らない。
  • ICレコーダー
  • CE-P
    こちらは、ソニーの中国法人によって作られた中国限定販売のウォークマンである。中国のユーザーの要望に応えたフラッシュメモリ型ウォークマンで、音楽転送ソフトは無く、エクスプローラーから利用したり、ATRAC3に対応していなかったりなど特異な製品となっている。フラッシュメモリは価格設定の為に低くなっているものの、中国国外向けに販売して欲しいとの要望が日本などで上がったりしている。[11]

[編集] 歴史

  • 1979年
    • 初のウォークマン「TPS-L2」発売。なお、初期ロット版はヘッドホン端子が「GUYS」と、「DOLLS」であった(後にAとBに改められた。)。
  • 1980年
    • 初のラジオウォークマン「SRF-40」発売。
  • 1984年
    • 初のディスクマン「D-50」発売。
  • 1985年
    • WM-101」でガム型充電池を初採用。
  • 1989年
    • ウォークマン10周年。
  • 1990年
    • 初のDATウォークマン「TCD-D3」発売。
  • 1992年
    • 初のMDウォークマン「MZ-1」・「MZ-2P」発売。
  • 1994年
    • ウォークマン15周年及び、ディスクマン10周年。
  • 1995年
    • ウォークマン「WM-EX1」発売。現在までに発売されたウォークマンの中で最も販売台数が多い機種である。
  • 1997年
    • マイクロプラグからステレオミニプラグへの移行が始まる。
    • スティック・コントローラー登場。MDウォークマンへ採用される。
  • 1998年
    • 「ディスクマン」が、一部を除きウォークマンブランドに吸収される。
  • 1999年
    • ウォークマン20周年。それに伴い、記念モデルとして「WM-WE01」・「WM-EX20」発売。同時に、CDウォークマン15周年記念として「D-E01」発売。
    • 今まで各プレーヤで別々になっていたカタログが統合される。
    • 初のMSウォークマン「NW-MS7」発売。翌年、ネットワークウォークマンの一分野に統合される。
  • 2000年
    • ウォークマンのロゴマークが変更される。これはCD、MDの名を冠したロゴを廃し、ロゴマークを統一させたものだった。
    • 初のシリコンメモリ型ネットワークウォークマン「NW-E3」発売。
    • CDウォークマンとMDウォークマンで、リモートコマンダーの共通化がなされる。
  • 2001年
    • 初のNetMDウォークマン「MZ-N1」発売。
  • 2002年
    • 初のDVDウォークマン「D-VM1」発売。(DVDディスクマンが過去に発売されていたが、持ち歩く用途ではなかった)
    • MD10周年記念モデルとして、「MZ-E10」・「MZ-N10」発売。
  • 2003年
    • 初のシリコンメモリ内蔵MSウォークマン「NW-MS70D」発売。
    • 再生専用NetMDウォークマン「MZ-NE810」発売。
  • 2004年
    • 初のHi-MDウォークマン「MZ-NH1」を発売。
    • ウォークマン25周年。記念モデルである初のハードディスク型ネットワークウォークマン「NW-HD1」発売。
    • 1GBフラッシュメモリー内蔵の「NW-E99」発売。
  • 2005年
    • NW-E507」「NW-E505」「NW-E407」「NW-E405」で初の50時間再生バッテリー搭載。
    • ネットワークウォークマンの名称を廃止。ウォークマンの名称をそれまでのネットワークウォークマンにも適応させた。
    • 9月8日、新ウォークマン「NW-A3000」「NW-A1000」「NW-A608」「NW-A607」「NW-A605」発表、ただし発売は11月。これ以降の製品より、商品ごとにシリーズ分けされるようになった。
  • 2006年
    • それまでも「WM」を冠した携帯電話は存在したが、正式に日本初のウォークマンケータイとして、「W42S」発表。
    • NW-E005」「NW-E003」「NW-E002」で初のダイレクトUSBを搭載。
    • NW-S706F」「NW-S705F」「NW-S703F」で初の本体内蔵ノイズキャンセリング機能とWM-PORTを搭載。
  • 2007年
    • NW-A808」「NW-A807」「NW-A805」で初のビデオ再生機能搭載。
    • NW-A919」「NW-A918」「NW-A916」で初のワンセグ機能搭載。
  • 2008年
    • NW-A829」「NW-A828」で初の本体内蔵Bluetooth機能搭載。
    • NW-S739F」「NW-S738F」「NW-S736F」「NW-S639F」「NW-S638F」「NW-S636F」「NW-S638FK」「NW-S636FK」で初のおまかせチャンネル機能搭載。
  • 2009年
    • ウォークマン誕生30周年。
    • NW-X1060」「NW-X1050」で初のタッチパネル、S-Master、デジタルノイズキャンセリング機能搭載。

[編集] 主なCMとイメージキャラクター

歴代ウォークマンのCMは、その斬新さやグラフィック性から人々の記憶に残るものが多い。

1979年に放映された、浴衣を着た老人と赤いレオタード姿の金髪女性がTPS-L2を片手に踊る初代ウォークマンのCMは、「ウォーキングステレオ」を明確にアピールしたものとなっていた。

また、1987年に放映されたWM-501のCMは、猿のチョロ松が芦ノ湖をバックにウォークマンで音楽を聴きながら瞑想するというもので、当時かなりの話題を集める。キャッチコピー「音が進化した。人はどうですか?」「どこまで行ったら、未来だろう。」。しかし、実際には音楽を聴いているわけではなかったという。チョロ松は29歳まで生き、2007年1月14日に老衰で死亡した。人間で言えば100歳超に相当する。

その他、「20世紀のおみやげに」「Mr.WALKMAN」(WM-506/WM-701C)などの名キャッチコピーも生まれている。

イメージキャラクター

  • AquaTimez(ウォークマンSシリーズ・Eシリーズ「Play.You」キャンペーン:2009年)
  • YUI(ウォークマンSシリーズ:2008年/CMソングも担当)
  • PUFFY(ウォークマンSシリーズ・Aシリーズ:2007年~2008年/CMソングも担当)
  • 伽奈(ウォークマンSシリーズ:2006年~2007年/NW-S700Fシリーズ・NETJUKEのテレビCMに出演)
  • オアシス(ウォークマンSシリーズ・Aシリーズ・Eシリーズ:2006年10月~2007年/CMソングも担当)
  • 波瑠(2006年/NW-A600シリーズ・NETJUKEのテレビCMに出演)
  • フランツ・フェルディナンド(ウォークマンAシリーズ:2005年/CMソングも担当)
  • 中島美嘉(Hi-MDウォークマン:2004年/CMソングも担当)
  • オダギリジョー(MDウォークマン:2003年/柴咲コウと共演)
  • 柴咲コウ(MDウォークマン:2003年/オダギリジョーと共演)
  • YUKI(MDウォークマン:2002年/CMソングも担当)
  • Dragon Ash(MDウォークマン:1999年~2000年/CMソングも担当)
  • 奥菜恵(MDウォークマン:1998年/デュラン・デュランマニック・ストリート・プリーチャーズの楽曲がCMで使用された)
  • ジャミロクワイ(MDウォークマン:1997年/CMソングも担当)
  • スウェード(ウォークマン:1996年/CMソングも担当)
  • ピングー(ウォークマン・ディスクマン:1993年~1994年)
  • 松田聖子(ウォークマン:1984年~1985年)

[編集] 開発経緯

カセットテープタイプの初代ウォークマンの開発を言い出したのは、当時会長であり、創業者の一人でもあった、盛田昭夫であった。同氏の娘が海外旅行から帰った際に「ただいま」も言わず自分の部屋で音楽を聴いていたのを見て、いつでもどこでも、音楽を聴ける物は作れないかと考え開発の指示をした。

当時社内から、スピーカーの無いプレーヤーは絶対に売れないと反発されたが、それを押し切り開発を続行、思いのほか音質が良いと感じたと言う。

実際の開発は黒木靖夫指揮のもと行われた。黒木の著書『ウォークマンかく戦えり』では、若い技術者がプレスマンを改造して自作していたウォークマンを見た黒木が感銘を受け、当時名誉会長の井深大と会長の盛田に見せたところ、前述の盛田の発言に至ったとしている[12]。のちに黒木靖夫はウォークマン開発の功績によりソニー取締役になった。

黒木は2007年7月に癌のためにこの世を去り、多くの経済紙などが「ミスターウォークマン」の訃報を取り上げた。ウォークマン発売後もさまざまな商品を世に送り出し、近年ではワールドカップサッカーのフーリガン対策に開発された「透明な盾」のデザインなども行っていた。

また、自身が開発したウォークマンを脅かす存在の、iPodに対しても高い評価を与えていたと言う。ソニーに対する思い入れは強く「ソニーは本当にダメになった」などと近年の失速を嘆いていたと言う。

[編集] 備考

  • 大滝詠一作のCMソング「悲しきwalkman’81」がある(1981年作、未使用。『NIAGARA CM SPECIAL Vol.2』に収録)。
  • 佐野元春作のCMソング「ワンダーランド -ウォークマンのテーマ」があり(1982年作、『SOMEDAY Collector's Edition』収録)、TVCMで使われた。

[編集] 脚注

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  1. ^ [1]
  2. ^ 黒木靖夫『ウォークマンかく戦えり』筑摩書房〈ちくま文庫〉、第二章。
  3. ^ 黒木靖夫『ウォークマンかく戦えり』筑摩書房〈ちくま文庫〉、47頁。
  4. ^ 黒木靖夫『ウォークマンかく戦えり』筑摩書房〈ちくま文庫〉、98頁。
  5. ^ http://www.asahi-net.or.jp/~an4t-tkns/taro/walkman/1987.htm
  6. ^ この頃にはステレオミニプラグ~マイクロジャックの変換コードもアクセサリーで用意されていた。
  7. ^ 当初は丸型であったが、2009年秋モデルよりオーバル型に変更された。ただし2010年3月までは移行期間となり、オーバル型に加え従来の丸型アタッチメントも付属する。
  8. ^ 2008年09月08日“ウォークマン”専用アクセサリー拡大に向けてライセンスプログラム“Designed for Walkman(R)”開始
  9. ^ http://www.logitec.co.jp/press/2008/0908_01.html
  10. ^ 他にも、欧米を含めた国外向けモデルでは、ダイレクトエンコーディングやノイズキャンセリングなど一部機能を省略したり、日本向けには存在しない容量のモデルをラインアップしたりなどの相違点がある。
  11. ^ ITmedia +D PCUPdate:“中国人による中国人のための”ウォークマンを日本人が使ってみた
  12. ^ 黒木靖夫『ウォークマンかく戦えり』筑摩書房〈ちくま文庫〉、49頁。

[編集] 関連項目

ウィキメディア・コモンズ
ウィクショナリー
ウィクショナリーウォークマンの項目があります。

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年11月11日 (水) 03:47 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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