ウルトラセブン (架空のキャラクター)
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ウルトラセブン (Ultra Seven) は、円谷プロ制作の特撮テレビドラマ作品『ウルトラセブン』をはじめとする「ウルトラシリーズ」に登場する、架空のキャラクター。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。
[編集] 概要
[編集] キャラクターとしてのウルトラセブン
『ウルトラセブン』本編では、M78星雲光の国の恒点観測員340号(恒星系の宇宙軌道図を作る任務で飛来したとされる)であったが、第2期ウルトラシリーズ以降は宇宙警備隊の隊員にして、ウルトラ兄弟の三男という設定となった。
容姿は初代ウルトラマンとは大きく異なり、全身が赤く、首周りから肩にかけてはプロテクターがある。眼は六角形。このような容姿を、俗にセブンタイプやレッド族と呼び、一部のウルトラ戦士のデザインで採用されているが、特にセブンと他のウルトラ戦士と異なる特徴は、カラータイマーがない事にある。また、セブンは等身大での活躍も多く、この際にウルトラ警備隊の面々と直接会話もしている。また、ミクロ化も行うなど多彩であった。
星間侵略戦争が激化している中で地球もまた狙われていた。そんな時、恒点観測員として太陽系を訪れていたウルトラセブンは、友人を助けるために命を賭けた地球人の行動に心を打たれ、そして地球が数々の侵略者から狙われている事を知り、地球を守る事を決意。モロボシ・ダンの姿となり、ウルトラ警備隊へ入隊し、数々の侵略者の魔の手から地球を守り続けたのであった。
最終回において一度は地球を去るが、その後も地球を守るために度々、訪れている。ウルトラ兄弟の中で客演回数は最多。
第2期ウルトラシリーズ最終作である『ウルトラマンレオ』では、宇宙警備隊により、ウルトラマンタロウに代わって地球防衛の任務を帯び(なお、地球に正式に配属されたのはこの時が最初である)、宇宙パトロール隊MACアジア支部モロボシ・ダン隊長として活動するが、第1話で変身能力を失い、さらには第40話でMAC全滅時に消息不明となってしまう。こちらの世界観では、2006年の『ウルトラマンメビウス』までは公式的には行方不明のままであった。
『平成ウルトラセブン』シリーズでは、第2期ウルトラシリーズ以降とは関係のない、『セブン』本編と直結する世界観であるため、セブンは恒点観測員のままであるが、地球人類のために地球に現れた事は変わりがない。
『ULTRASEVEN X』では、『X』の世界を影で操り、AQUA PROJECTを利用して平行世界の侵攻も企んだ「支配者たち」の計画を阻止する為に『X』の世界へとやってきた。
[編集] モロボシ・ダン
モロボシ・ダンは、ウルトラセブンが地球上で人間として過ごすための仮の姿である。漢字表記は「諸星弾(一説によれば諸星団)」であるが、本編では使われていない。
地球人の青年・薩摩次郎の勇敢な行動に心を打たれたセブンが、彼の魂と姿をモデルにしたものである(このエピソードは第17話で語られる)。すなわち、モロボシ・ダンは「宇宙人セブンの変身による仮の姿」である事が、地球人・ハヤタと一心同体となったウルトラマンとは異なる。つまり、彼の意識は宇宙人そのものであるが、性格は温厚かつ誠実で、天真爛漫な部分も見られた。
地球において、平時はダンの姿で過ごしているが、セブンとしての能力が必要な場合、本来の姿に戻る。その際、ダンは「ウルトラアイ」というゴーグル状のアイテムを着眼、頭部から段階的にセブンの姿に変わる。また、ダンの姿のままでも、透視やテレパシー、ウルトラ念力など、ある程度の超能力を使う事ができる。
『セブン』最終回において地球を去るが、『ウルトラマンレオ』において、再びモロボシ・ダンとして地球防衛に当たる。しかし変身能力を失い、MACの戦力やウルトラ兄弟の救援も当てにはできない状況であったため、本来は戦闘要員ではなかったレオ=おおとりゲンを厳しく鍛えねばならず、以前の温厚な性格とはかなり異なる面が見られた。これらの状況が解決した後の話である『ウルトラマンメビウス』においては、元の温厚な性格に戻っている。
『平成セブン』シリーズでは、モロボシ・ダンの姿のままで行動するのは困難な場面もあったため、1998年の『ウルトラセブン誕生30周年記念3部作』や、1999年の『ウルトラセブン1999最終章6部作』では、新ウルトラ警備隊員のカザモリ・マサキの姿を借りるようになった。
『ULTRASEVEN X』では「支配者たち」との戦いを終えて帰還した際、帰りを待つアンヌの前に現れた。
[編集] カザモリ・マサキ
カザモリ・マサキは、「平成ウルトラセブン」シリーズにおいて、新たなセブンの人間体となった人物である。
元々は、第3期ウルトラ警備隊の新米隊員で、若く直情的で素直な人物であった。『30周年記念3部作』においてダンと出会い、ダンがセブンである事を知る。『最終章6部作』において犠牲となり、ダンはカザモリを治療のためカプセル怪獣のカプセルに入れ、自らはカザモリに変身し行動した。
2002年の『ウルトラセブン誕生35周年“EVOLUTION”5部作』において、セブンと別れたカザモリはウルトラ警備隊を退任、喪失感に明け暮れながら[1]旅をしていた(『6部作』で、ダンのカプセルの中にいた頃の記憶もなかった)が、ダンのカプセルの中にいる間に、ダン=セブンの超能力を授かっていた。そして自ら発した光と、馬の首暗黒星雲に幽閉されていたセブンの発した光が合わさり、完全に一体化した。
[編集] ジン
ジンは、『ULTRASEVEN X』においてULTRASEVEN Xとなった人物である。
AQUA PROJECTの捜査中に負傷して湖に沈んだ平行世界の住人であるジンとエレアをウルトラセブンが助け、ジンの命を救う為に一心同体となった[2]。だが、その代償としてジンは記憶を失い、セブン自身もその意思を封じられていた。ジンの変身した姿はオリジナルのセブンとは外見が異なり、当初はセブンとの関係は全く不明だったが、最終話において、「向こうの世界(従来のウルトラセブンの世界)」から「この世界(ULTRASEVEN Xの世界)」へとやって来たウルトラセブン本人であるという事が解明され、同話においてセブンと肉体を分離した。 なお彼のみ、「セブンが地球上で正体を隠す仮の姿」では無く、『ウルトラマン』でのハヤタ同様に「命を救う為に融合した現地の人間」である(厳密にはセブン本人でない大決戦!超ウルトラ8兄弟を除く)。
[編集] 企画時
[編集] 『ウルトラセブン』
デザインは『ウルトラマン』に引き続いて成田亨によって行なわれた。当初から戦士として設定されていたため、戦闘性を表すために西洋の甲冑をベースとしたデザインが行なわれた。ウルトラマンを演じた古谷敏は八頭身の長身だったが、ウルトラセブンを演じるスーツアクターの上西弘二は平均的な体型であったため、足を長く見せる為に頭部と肩にディテールを集中し、下半身は極力単純化してある。成田亨によるデザインでは当初青い体色であったが、商品展開を行なう玩具会社の意向とブルーバック合成の都合により赤い色に変更された。
企画時の番組タイトルは『ウルトラアイ』でスタートし、主役ヒーローの名は「レッドマン」とされた。その後、タイトルは『レッドマン』に変更されるが、『レッドマン』撮影開始後に、当時別進行で企画されていた7人の原始人が活躍するコメディ作品『ウルトラ・セブン』のタイトルが新ヒーローに譲られる形で『ウルトラセブン』が誕生した。『ウルトラマン』放映時に、宇宙冒険ものとして『ウルトラ警備隊』という作品が企画されているが、『ウルトラセブン』に直接つながる企画ではなく、チーム名や宇宙ものとしての設定が部分的に引き継がれている。
初期の設定では、普段はウルトラ警備隊の運転手の諸星弾は、地球人とR星人の混血でレッドマンに変身する特殊能力を持つというものであった。
企画時に、主人公を「ウルトラマンジュニア」と呼んだり、カプセル怪獣として『ウルトラQ』『ウルトラマン』の怪獣を起用する案があり、脚本段階ではバルタン星人をはじめとする旧作怪獣の登場も検討されたが、実際に制作された作品中では主人公の故郷がM78星雲であること以外、それまでのウルトラシリーズとの接点はない。
[編集] 『ウルトラマンレオ』
企画当初、MAC隊長は「川上鉄太郎」という名前の地球人であり、ゲンの正体を知った川上がゲン=レオを鍛え、そして協力するという設定で、製作側では当初から川上役には森次を起用する予定だった。しかし、森次はウルトラシリーズでダン以外の役を演じる事に異を唱え出演を逡巡したために、制作側は隊長をダンに変更して再度オファーを行った。
森次は「自分のわがままのせいでレオを弱く見せてしまったのかもしれない」と発言したこともある。これらの事もあってか、かつて週刊プレイボーイのインタビューで「レオ時代の話はあまりしたくない」と発言していたが、2000年代後半には、自著やインタビューなどにおいて「モロボシ・ダン隊長はレオ(ゲン)に厳しかったが、同時に愛情をもって鍛えていた事も見て欲しい」と語っており、より肯定的なコメントが増えている。
[編集] 『ULTRASEVEN X』
ULTRASEVEN Xのデザインは酉澤安施が担当している。平成ウルトラ作品の怪獣担当し、ヒーローのデザインを初めて担当する酉澤は、ウルトラセブンはウルトラマンと比べて平均的な体型であったため力強さが足りないと幼少時より感じていた。そこで、「初代ウルトラマンの力強さを持ったウルトラセブン」(もしくは「最強のウルトラセブン」)をイメージしてULTRASEVEN Xをデザインしたとコメントしている。[3]
ウルトラセブンとULTRASEVEN Xの姿が異なっているのは上記の理由によるが、物語内の設定として姿が違う理由は本編では語られていない。
[編集] 設定の変遷
本来、『ウルトラセブン』は前作『ウルトラマン』とは、出身が同じM78星雲・光の国である事以外に、明確な世界観上のつながりは作中で示唆されなかったが、後にセブンが『帰ってきたウルトラマン』に客演し、ウルトラ兄弟の設定のもとにウルトラシリーズの設定が統合され、本作もその流れの中に位置づけられることとなった。「活動制限時間が明確ではない」「胸のカラータイマーを持たない」「変身時に拳を突き出して巨大化するカットがない」など、他のウルトラヒーローと異なる点が多いのは、こうした経緯によるものである。
また、『ウルトラマンA』開始時のヒーロー命名にまつわるトラブルにより、主役ウルトラヒーローの名前は「ウルトラマン○○○」というパターンで命名されることになった。そのため、ウルトラセブンは歴代主役ウルトラヒーロー中唯一「ウルトラマン」の名を冠さないヒーローとなっている。「ウルトラマンセブン」と誤記されることが多いのは、主にそのためである。但し、彼を『ウルトラマン』と呼ぶのはあながち間違ってはいない。
[編集] 登場作品
平成シリーズについては平成ウルトラセブンも参照。
[編集] テレビシリーズ
- 『ウルトラセブン』(1967年):全話
- 『ウルトラファイト』(1970年):(新撮部分)第72 - 78話、第95 - 110話、第115話、第118話、第120 - 123話、第131 - 134話、第141 - 152話、第159 - 161話、第165 - 166話、第168 - 175話、第185 - 187話、第189 - 193話、第195話
- 『帰ってきたウルトラマン』(1971年):第18話、第38話(ダンとしても出演)
- 『ウルトラマンA』(1972年):第1話、第13 - 14話、第26 - 27話、第31話、第39話、第44話
- 『ウルトラマンタロウ』(1973年):第1話、第5話、第25話、第33 - 34話(ダンとしても出演)、第40話
- 『ウルトラマンレオ』(1974年):第1 - 40話、第51話(ほぼダンとして。セブンとしては第1話を除けば回想シーン・イメージシーンとしての出演のみ)
- 『ウルトラセブン 太陽エネルギー作戦』(1994年)
- 『ウルトラセブン 地球星人の大地』(1994年):(ダンとしても出演)
- 『ウルトラマンボーイのウルころ』(2003年):(新撮部分)
- 『ウルトラマンメビウス』(2006年):第1話、第46話(ダンとしても出演)、第50話(ダンとしても出演)、後期OP
- 『ULTRASEVEN X』(2007年):最終話(ダンとして出演。平行世界での姿「ウルトラセブンX」としては全話)
- 『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』(2009年)
[編集] 劇場版・オリジナルビデオなど
- 『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』(1979年)
- 『ウルトラマン怪獣大決戦』(1979年)
- 『ウルトラマンZOFFY ウルトラの戦士VS大怪獣軍団』(1984年)
- 『ウルトラマン物語』(1984年)
- 『ウルトラマングラフィティ おいでよ!ウルトラの国』(1990年)
- 『ウルトラマン超闘士激伝』(1996年)
- 『ウルトラセブン誕生30周年記念3部作』(1998年):全話(ダン、カザモリとしても出演)
- 『ウルトラセブン1999最終章6部作』(1999年):全話(ダン、カザモリとしても出演)
- 『ウルトラセブン誕生35周年“EVOLUTION”5部作』(2002年):全話(カザモリとしても出演)
- 『新世紀ウルトラマン伝説』(2002年)
- 『新世紀2003ウルトラマン伝説 THE KING'S JUBILEE』(2003年)
- 『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』(2006年):(ダンとしても出演)
- 『大決戦!超ウルトラ8兄弟』(2008年):(ダンとしても出演)
- 『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』(2009年):(ダンとしても出演)
[編集] ウルトラシリーズ以外
[編集] テレビCM
- オーツタイヤ「スタッドレスタイヤ」
- avex V6 「seVen」(2002年)
- 京楽産業.「CRぱちんこウルトラセブン」(2005年)
- 京楽産業.「羽根ぱちんこウルトラセブン」(2006年)
- コロナ「ウルトラHIX」(2006年、2007年版にも登場)
- 京楽産業.「CRぱちんこウルトラマン」(2006年)
- 「日本コカ・コーラ」ジョージア(2007年~)
[編集] 人間体
[編集] 声の出演
- 森次浩司(現:森次晃嗣)(『ウルトラセブン』ほか)
- 村越伊知郎(『帰ってきたウルトラマン』第18話)
- 池水通洋(『ウルトラマンA』第13・39・44話)
- 阪脩(『ウルトラマンA』第31話)
- 篠田三郎(『ウルトラマンタロウ』第5話)
- 徳丸完(『ウルトラマンレオ』第51話)
- 松田重治(『ウルトラマン物語』)
- 梅津秀行(『ウルトラマングラフィティ おいでよ!ウルトラの国』)
- 関俊彦(『ウルトラマン超闘士激伝』)
- 山崎勝之(『ウルトラセブン誕生35周年“EVOLUTION”5部作』)
- 三浦祥朗(『ウルトラマンボーイのウルころ』)
- 与座重理久(『ULTRASEVEN X』)
[編集] 劇中での活躍
[編集] 『ウルトラセブン』に登場したウルトラセブン
M78星雲光の国の恒点観測員340号として、太陽系付近の宇宙軌道図作成のために訪れたが、人間の青年・薩摩次郎の、友人を救うために自身を犠牲にしようとした勇敢な行為に感動。彼の姿と魂をモデルにして地球人に変身し、「モロボシ・ダン」と名乗り、第1話において、いきなりウルトラ警備隊のメンバーの前に登場、以後は隊員として勤務する。前述の通り、モロボシ・ダンはウルトラセブン自身が「地球人に変身した姿」であり、この点でもウルトラマン(地球人のハヤタに憑依)とは別のコンセプトで制作されていた事が伺える。
他の隊員達ともすぐに打ち解け、とくに警備隊の紅一点・友里アンヌ隊員とは、次第にいい仲になっていった。ピンチの時にはセブンに変身するため、ダンの姿は見えなくなり、変身のチャンスを作るために無鉄砲な行動を取る事もあり、たびたび仲間たちを心配させるが、その度生還を果たしていた。
人間の姿と魂を模倣しているとは言え、その精神は宇宙人セブンの物であったため、地球人の利益と宇宙全体の平和との間に矛盾やギャップが生じた際には、地球人としての姿とM78星雲人の自意識との間で、ダンはしばしば苦悩することになった。このダンの苦悩を描いたエピソードが、第26話や第42話などである。また、この設定のためにアンヌや仲間達との交流は、種族を超えた愛や友情として描き出された。そうした描写は、最終回における仲間達との別離の伏線となっていた。
セブンと侵略宇宙人との攻防のエピソードは、肉弾戦だけではなく、謀略戦も含んだ幅のあるものとなっていたが、その中には、地球人には知られていないダンの正体が、宇宙人達には周知されていた事がポイントとなったエピソードが見られた。具体的には、ウルトラアイの奪取・略取、ダンの地球人の立場を利用した陥穽、ダンではなくあくまでセブンを倒す事で人類を屈服させようする暗殺計画などである。
宇宙人や怪獣と戦い続けて地球を守ってきたが、第48話で蓄積された過労がたたって(脈拍360、血圧400、体温約90度という、人間であれば生存不可能なほどの状態にまで陥った)エネルギーが殆ど底をついてしまう。M78星雲の上司から「(光の国に帰還する時以外に)これ以上変身してはいかん!」と忠告を受けるが、ゴース星人による史上最大の侵略の前に大苦戦を強いられて、已む無く変身。アイスラッガーを使い、なんとか怪獣パンドンを退けたものの、その体は命が危険になるまでに悪化し、最終回となる第49話において、自らの正体をアンヌに告白し、再び出現したパンドンを残された力を振り絞り、ウルトラ警備隊(アンヌの知らせで全員がダン=セブンである事を知った)の協力とアイスラッガーで勝利を収め、M78星雲へ帰郷した(辛うじて帰還し、一命は摂りとめた)。
[編集] 第2期ウルトラシリーズに登場したウルトラセブン
ウルトラセブンは、第2期ウルトラシリーズの中で最も客演の多いヒーローとなった。
『帰ってきたウルトラマン』では、第18話でベムスターに敗れ、エネルギー補充に向かった太陽の引力圏に捉えられたウルトラマンを救出し、ウルトラブレスレットを与えた(『セブン』本編の最終回後、M78星雲で治療を受け、この時点では体調も完全に回復していたと思われる)。第38話でナックル星で処刑寸前のウルトラマンを、ハヤタ=初代ウルトラマンと共に救出し、復活のエネルギーを与えた。『セブン』最終回以来、モロボシ・ダンに再び変身した。
『ウルトラマンA』では、第1話において久々に地球を訪れ、ウルトラ4兄弟全員で北斗と南がウルトラマンAになる瞬間を見守る。第13・14話でゾフィー、ウルトラマン、ウルトラマン二世共々、ヤプールに磔にされ、エースキラーにエメリウムエネルギーを奪われるが兄弟で力を合わせてエースキラーを倒す。第26・27話では、ヒッポリト星人によってブロンズ像にされたAを助けようとして、他の兄弟と共に地球に現れる。他の3人が罠に落ちた中、単身ヒッポリトと戦うものの、結局は同じくブロンズ像にされてしまったが、ウルトラの父の出現で復活したエースの手でヒッポリト星人は倒され、セブンと他の兄弟も共に無事復活する。第31話ではエメリウム還元光線でバクタリを元の獏に戻した。第39話でファイヤー星人に敗れたエースの意識に現れ、激励した。第44話でオニデビルの赤い豆を食べた北斗星司=エースをM78星雲に呼び出し、体内から赤い豆を取り出した。いずれもセブンとしての登場でモロボシ・ダンとしての姿を現したことはなかった。
『ウルトラマンタロウ』では、第1話において他の兄弟と共に、東光太郎をウルトラの国に運び、従兄弟のタロウと合体させる。第5話で、地球に住処を失ったクイントータス、キングトータスらを、タロウと共にウルトラの国に運ぶために登場した。第25話では、5兄弟と合体してウルトラタワーからウルトラベルを取り出し、ムルロアの作り出した黒煙を浄化させた。第33・34話において、5年ぶりに地球上で、モロボシ・ダンの姿に変身、タロウを叱咤し、最後には6兄弟全員でテンペラー星人と戦った。第40話でタイラントと土星で戦ったが倒される。
- 『タロウ』第40話および、『レオ』第1話で登場したセブンのスーツはタロウのスーツを改造したもので、その名残で耳はついていない。
[編集] 『ウルトラマンレオ』に登場したウルトラセブン
第2期ウルトラシリーズ最終作『レオ』において、『セブン』本編と、前作『タロウ』に続き、三度目の地球でのモロボシ・ダンとしての活動となった。ダンとしては宇宙パトロール隊MACアジア支部隊長の職に就いていた。
しかし、第1話のマグマ星人との戦いで兄弟怪獣ブラックギラス・レッドギラスに敗れて右足に障害を負い、ウルトラアイは破損し、変身能力をも失ってしまった。そのため、おゝとりゲンことウルトラマンレオに後事を託し、彼を鍛える事で地球防衛に尽くしていた。セブンとしての登場は、回想シーン・イメージシーンを除けば、第1話のみである。
劇中では脚を負傷している設定のため、松葉杖(撮影用プロップは医療用の杖を改造して製作したという)を使用している。杖には途中から、銃やガスが仕込まれている。
また、変身はできないが、寿命を縮める事(一時的な体力もかなり消耗する)でウルトラ念力を操ることができ、何度か怪獣や宇宙人を退散させている。さらには、足が不自由でありながら、等身大宇宙人と互角の格闘戦をしたり、ゲンとの特訓では一般人よりはるかに運動神経に優れたゲンを倒すなどの戦いぶりを見せる。パイロットとしての腕も優秀で、劇中ではツルク星人を翻弄したり、バイブ星人を倒すなどの活躍を見せている。
変身できない焦り、元々戦闘要員ではないレオを早急に鍛え上げなければならない事から、以前と比べて厳格な指導者としての面が強調されている。しかしその一方では、常に愛弟子であるレオ=ゲンの身を案じてもいて、彼の勝利を一番に喜び、そして彼の人間的成長を、我が事の様に思っていた[4]。
再び地球防衛の任務を受けたセブン=ダンが、いきなりMACの隊長に就任した経緯については、劇中では明確に語られなかったが、一部の書籍媒体等に「過去の功績が認められた」との記述がある。この「過去の功績」というのは、ウルトラ警備隊員としてのものであり、ゲン以外の隊員達や高倉司令官はダンがセブンである事を知らない。しかし、第29話においてアンヌとのかつての接点が描かれ、同時にMACの隊長就任前後に他の旧ウルトラ警備隊メンバーと再会していたらしき事も、ダン自身の発言から示唆された。
その後、第34話で新マンが、壊れたウルトラアイを修理のためにウルトラの星へ持ち帰り、第39話でもウルトラマンキングがダンにウルトラの星への帰還を勧めるなど、セブン復活を期待させるエピソードもあったが、第40話でMACが円盤生物シルバーブルーメに襲撃を受けた際、消息不明となってしまった。最終回ではゲンの夢の中に現れ、最後の円盤生物ブラックエンドの名前や、レオにとって大切な時が来た事を告げたが、これが夢だったのか、それともセブン本人のテレパシーなのかは不明。
セブンの消息は、雑誌展開などでは「パトロールしていた宇宙警備隊員に助けられた」や「回収した心臓を元に、復元手術が行われた」などと伝えられた事があったり、1980年の『ウルトラマン80』の第44話において、少年の怨念から生まれた妄想ウルトラセブンを見た80とユリアンの反応が、死者の復活を驚いたり、行方不明者との再会を喜ぶ様子ではなかったことから、ファンの間では生存説も根強かった。しかし、2006年の『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』に再登場するまで31年の間、劇中事実としては不明のままであった。劇場版のパンフレットや、CBCのメビウス公式サイトによると、MAC基地の壊滅後にして、全ての円盤生物を撃退したレオ=おゝとりゲンが旅立った1975年3月、ウルトラの母によって救出されてセブンとしての能力を取り戻し、さらには元々恒点観測員であったために宇宙に詳しいことや、レオを育てたことが評価されて宇宙警備隊の筆頭教官に就任していたとのこと。また、ゲンとの再会もどのようになされたか不明であったが、2009年にようやく、ウルトラマンプレミアステージ3にて、舞台作品上に於いてではあるが、その再会が描かれるに至った。
[編集] 『ウルトラマン物語』に登場したウルトラセブン
『ウルトラマン80』放映終了の3年後に公開された劇場版に登場。TVシリーズのサイドストーリー的位置付けで、過去のライブフィルムを使用した編集の都合上、パラレルとも見られがちな面もあるが、基本的には『ウルトラQ』~『ウルトラマン80』の世界観の流れを汲んでいる。実に新規撮影としては、『ウルトラマンレオ』終盤でモロボシ・ダンの姿のまま行方不明となって以来のセブンの活躍であるが、セブンが『レオ』本編で行方不明になったことや如何にして復活できたかについては作中で一切触れられていない。
[編集] 平成ウルトラセブンに登場したウルトラセブン
第2期ウルトラシリーズ以降の展開とは別に、1994年から2002年にかけて「平成ウルトラセブン」シリーズと呼ばれるセブンの活躍を描いた特別番組やオリジナルビデオが複数公開された。
この作品群は、『セブン』の最終話から直接続く流れで展開しているため、『帰マン』以降のシリーズとはパラレルワールドとなっている。ただし、最初に作られた『太陽エネルギー作戦』では設定が曖昧だったため、ウルトラ警備隊の過去のデータファイルとして『初代マン』から『タロウ』までの登場宇宙人及び怪獣・超獣が映るシーンがある。
本シリーズでは、フルハシによれば、TVシリーズで地球を去った後、休む間もないほどに宇宙中を飛び回り、数々の負傷を負いつつも怪獣や侵略者と戦って地球の平和を守り続けていた。そして、1994年の『太陽エネルギー作戦』にて、ピット星人と宇宙で交戦し負傷、墜落という形で26年ぶりに地球に現れ、さらに『地球星人の大地』においてモロボシ・ダンの姿になり、かつての同僚フルハシ・シゲルと再会を果たした。しかし、この時のメトロン星人との戦いで爆発に巻き込まれ、再び行方不明となってしまう。
1998年の『誕生30周年記念3部作』において、記憶喪失になって地球の村田家に身を寄せて暮らしていたことが判明(その際には発掘調査員をしていた)。しかしヴァリエル星人との戦闘で自らの記憶を取り戻し、村田母娘とは別れ、三度セブンとして戦う事になった。この時、ウルトラ警備隊の隊員カザモリ・マサキと運命の出会いをする。その後はモロボシ・ダンとしては身動きがとりづらくなったため、カザモリの姿を借りて行動する事が多くなる。
1999年の『1999最終章6部作』では、ヴァルキューレ星人によりフルハシが殺され、カザモリも犠牲になる。フルハシは間に合わなかったものの、カザモリについてはカプセル怪獣のカプセルに収め治療することができ、その間ダンは再びカザモリの姿を借りて行動するようになる。その後、人間が地球を侵略した事を知っても人間の味方をしたため、馬の首暗黒星雲の闇の中に幽閉された。ダンとしての登場はこれが最後である。
2002年の『誕生35周年“EVOLUTION”5部作』では、セブンは馬の首暗黒星雲に幽閉され続けていたが、ミュー粒子を地球に送ったり、カザモリの夢の中に現れたりし、最後にカザモリと合体することで地球への帰還を果たした。
[編集] 『ウルトラマンメビウス』に登場したウルトラセブン
2006年のテレビシリーズ『ウルトラマンメビウス』とその劇場版『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』およびその外伝作品において、第2期ウルトラシリーズに連続する世界観でまたも復活することとなった。設定上、人間の前に姿を現すのは32年ぶり、変身は20年ぶりである(『ウルトラマン物語』でもウルトラマン80とユリアンが地球を去って以来、人間の前に直接姿を現したようには描写されておらず、単純に劇場公開された年を時系列に組み込んでも、『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』の冒頭より2年前の出来事と解釈できるため、その意味でのエピソードとしての時系列的矛盾はない)。
劇場版の冒頭で、1986年に初代マン、ジャック、エースと共に究極超獣Uキラーザウルスと戦い、エネルギーの大半を失うのと引き換えに、神戸沖に封印した。その後、ダンの姿のまま神戸近郊の牧場を経営しながら、兄弟共々Uキラーザウルスとヤプールの封印を監視し続けていた。『メビウス』のDVD封入特典小説『ザ・ウルトラマンメビウス』によれば、こうなる事態を予見してウルトラの母から預かってきたウルトラバッジを、この時地球に留まり続けていた東光太郎=タロウに与え、自分の代わりに宇宙警備隊筆頭教官となり、メビウスを育てるように頼んでいる。
『メビウス』では第1話冒頭、他の兄弟達と共にイメージで登場。第46話では、メビウスがグローザムに磔にされて絶望するコノミの前にダンの姿で現れ、助言する。さらにセブンに変身、復活したメビウスとGUYSとの連携攻撃でグローザムを葬った。最終話ではGUYSクルーにテレパシーを送って励まし、他の兄弟と協力して太陽を覆っていた黒点を消し去った。
- 映画で着用していたブルゾンにはウルトラ警備隊のエンブレムがついているが、MACのエンブレムはついていない。
- 磔にされたウルトラマンを防衛チームが救い出すというシチュエーション自体が『セブン』39・40話「セブン暗殺計画」へのオマージュ(ダンの回想シーンにも当時の映像が使われている)である。また、メビウスを復活させるエネルギーも「セブン暗殺計画」で使われたマグネリウム・エネルギーであり、メビウスが磔にされた姿も同じ(腕が斜め)である。
- ダンが馬に乗って現れるというシチュエーションは『セブン』11話「魔の山へ飛べ」でのダンの生還シーンへのオマージュである。
- 1986年以降、20年間地球上で生活していたが、その間にかつての恋人であるアンヌや、旧ウルトラ警備隊メンバーとの再会が果たされていたかは不明[5]。
[編集] 『ULTRASEVEN X』に登場したウルトラセブン
外観・能力共に類似した「ULTRASEVEN X」が登場。従来のセブンとの関係は、当初伏せられていたが、最終回で物語の舞台が、『セブン』の世界の平行世界(パラレルワールド)であり、AQUA PROJECTによって偶然繋がった2つの世界の支配を目論む、『X』の世界の「支配者たち(グラキエス)」による「『X』の世界の支配者たちの支配からの解放」と「支配者たちによる『セブン』の世界への侵略の阻止」として『X』の世界へ来たウルトラセブン本人である事が明かされた。しかし、その代償としてジンは記憶を失い、ウルトラセブン自身も「意思」と「真の力」を封じられていたが、ラストでジンの記憶が戻り「意思」と「真の力」を覚醒させ、「支配者たち(グラキエス)」を倒し元の世界に帰還した。今までのウルトラセブンと異なり、来訪・帰還時は赤い玉の姿を取り、死亡した青年ジンに憑依、分離時に蘇生させるなど、初代ウルトラマンやゾフィーと同様の演出が見られた。ダンの姿でアンヌと再会するシーンが描かれている。
- 他のウルトラシリーズに出たウルトラセブンとの繋がりは一切不明であるが、アンヌがダンの正体がウルトラセブンである事を知っていることと、ダンとアンヌのそれ相応に年齢を重ねた外見から、少なくとも「ウルトラセブン」第49話以降数十年後の話だと思われる。平成ウルトラセブンシリーズ、帰ってきたウルトラマン以降のウルトラシリーズとの関係は不明。
[編集] 『大決戦!超ウルトラ8兄弟』に登場したウルトラセブン
パラレルワールドに普通の人間(モロボシ・ダン)として暮らしている。また、ダンの妻はアンヌである。同じ世界で暮らしていたダイゴ・アスカ・我夢の覚醒に伴い、自分も別の幾つかの世界ではM78星雲のウルトラセブンとして生まれたことを思い出し、他のダンディー4(ハヤタ・郷・北斗)と共に変身した(ただし、ハヤタの手にベーターカプセルが登場したのに対し、ウルトラアイが出現した直接の描写はない。)。 また、クライマックスではグリッターバージョンに変身し、ワイドショットを放つ。
[編集] 『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』に登場したウルトラセブン
レイオニクスバトルが行われている惑星ハマーに降り立ちレイブラッド星人の暗躍を阻止しようとするがアーマードダークネスと戦闘になり、その力を封じるため自らアーマードダークネスを装着、埋没した際にアイスラッガーを落とす。 その後、アーマードメフィラスによって装着した状態で地上に出現、レイが操るゴモラ、リトラ及びヒュウガ率いるZAPと交戦するがレイが所持していたアイスラッガーによってマスクが破壊されたことで意識が完全覚醒して動きを止め、ゴモラの超振動波でアーマードダークネスを破壊させ、元に戻る。そしてその後、ミクラスをレイ達に託して飛び去って行った。 その後、レイブラッド星人によって窮地に陥ったペンドラゴンを救出するため初代ウルトラマンと共にワイドショットでレイブラッド星人を撃破してペンドラゴンの救出に成功、ミクラスを回収して去っていった。
なお、上記のアイスラッガーを落とした経緯は、『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS NEO』の第11話で明らかになっている。
[編集] 『ウルトラファイト』に登場したウルトラセブン
新規撮影分に主人公として登場し、怪獣や宇宙人と泥仕合を繰り広げる。作品中では1度しか敗れることはなかった(制作第173話「海は青かった」対エレキング戦)。本編ではカプセル怪獣だったアギラを子分として従えている。
- 新撮分制作初期には、本編最後期に使用された着ぐるみが補修・再塗装の上使用されているが、手袋とブーツは新調されている。本編ではプロテクターの四角い穴に貼られていた反射テープが撤去されている。ファスナー隠しのための背中のヒレは切除されている。後に後頭部が黒く塗装される。新撮編制作後期には、耳の形状が横から見ると長方形で、目が黄色く塗装されたアトラクション用スーツが使われるようになる。いずれも電飾は点灯されておらず、アイスラッガーは頭部に固定され、取り外しはできない。
[編集] その他の作品に登場したウルトラセブン
- 『コメットさん(新)』:第17話「私の親友ウルトラマン」でコメットの友人として登場。
- 1993年10月から1996年3月に日本テレビ系で放送された朝のバラエティ情報番組『うるとら7:00』に、番組イメージキャラクターとして登場していた。
- 円谷プロダクションによるキャラクター使用承認を得て上映された映画(自主制作)として『ウルトラセブンの子』がある。
- 本作をモチーフとしたパチンコ台「CRぱちんこウルトラセブン」が2005年5月に京楽産業よりリリースされ、全国のパチンコ店に設置された。同機のヒットを受けて、2006年には羽根モノ版「羽根ぱちんこウルトラセブン」がリリースされた。
- 2000年以降毎年放映されている冬のコロナの石油ファンヒーター「ウルトラHIX」の2006年版CMでウルトラマン、メビウスと共演。さらに、2007年版のCMにて、ウルトラマンと隣のベッドで就寝するシーンがあるが、その際、アイスラッガーを抜き取って頭に布(タオル?)をかぶせて寝ている。ウルトラマンも同様に頭に布をかぶせて寝ていた。
- 2007年の缶コーヒー「ジョージア」のCMでは、萩本欽一、舘ひろしらと共に雀卓を囲んでいる。当初は「デュワッ」とのみ言っていたが、役が上がった途端に言葉を喋りだして、欽ちゃんに「お前喋れるの?」とツッコまれている。公式発表はないが、声はモロボシ・ダンこと森次晃嗣である。
- また、2008年のジョージアのCMでは、田村裕(麒麟)と共に富士山登山としており富士山頂上で、ジョージアを飲もうとするが口が開かないので飲めない(なお、口に缶が当たった際には金属音が鳴る)。最後に頂上で田村と共に万歳をしようとするが、そのまま何処かへ飛んでいった。
[編集] データ
ウルトラセブン本人のプロフィールは劇中では明らかにされていないが、雑誌記事等で詳細に設定されている。
- 本名:レッドマン(恒点観測員340号)
- 人間体:モロボシ・ダン
- 活動時間:不定(太陽エネルギーがあれば復活できる。)
- 変身アイテム:ウルトラアイ
- 身長:ミクロ - 40メートル(劇中のガッツ星人の分析によると、50メートルまで巨大化可能)
- 体重:3万5千トン(身長・体重は標準時。ミクロから伸縮自在で限界は不明)
- 年齢:1万7千歳(旧設定では1万9千歳)
- 飛行速度:マッハ7(大気圏内速度。宇宙では惑星間速度で飛行し、テレポーテーションで星雲間移動も可能)
- 走行速度:時速800キロメートル
- 水中速度:240ノット
- ジャンプ力:400メートル
- 腕力:片手で10万トンの物を持ち上げる。
- キック力:ダイナマイト2000発分の威力がある。
- 弱点:寒さ
- 職業:宇宙警備隊恒点観測員340号。地球より帰還後は宇宙警備隊太陽系支部長を務める。2度目の帰還後は1986年のUキラーザウルス戦まで宇宙警備隊筆頭教官を努めていた。
- 趣味:水泳
- 家族構成
- 父:宇宙警備隊勇士司令部前部長
- 母:セブンの幼少時に死去
- 兄:宇宙警備隊勇士司令部現部長
- 姉:母親代わりにセブンを育てた
- 息子:ウルトラマンゼロ
- なお、上記の家族設定は1970年代にウルトラ兄弟の設定が詳細に決まる中で修正され、兄の存在が無くなり父が現在も勇士司令部部長を務めていると改められた。また、亡母とウルトラの母が姉妹であり、ウルトラマンタロウとは従兄弟の間柄であるという設定も付け加えられている。
- 息子のゼロは映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』にて登場する(映像以外ではウルトラマンフェスティバル2009のライブステージ第二部から先行登場)。
[編集] 身体特徴
- ビームランプ
- 額にあるエネルギー減少を知らせるランプ。点滅自体は第11話の時点で既に見られる。
- それまでは活動限界が設定されていなかったが、第25話で「ポール星人の寒波攻撃の影響で元のエネルギー量を回復できず、活動時間が制限されるようになった」という設定のもと、以後は他のウルトラマンのカラータイマーほどの頻度はないものの、点滅する場面が現れるようになる。この弱点を突かれてガッツ星人に破れ、囚われてしまったことがある。ただし、最終回のパンドン戦では、明らかにエネルギー不足の状態だったにも拘らず点滅していない。
- また後年、カラータイマーがない理由についても、「カラータイマーは地球に長期滞在する際に取り付けられるものであり、恒点観測員であったセブンには本来必要のないものだったので、ビームランプがその代わりを努めている」という設定が付加された。
- もともと額のビームランプは、デザイナーである成田亨がウルトラマンの時に、デザインの時点では存在していなかったカラータイマーが現場で勝手につけられ[6]、それがオフィシャルとなったことへの反撥と今後の予防策として、あらかじめデザインに組み込んだものである。
- プロテクター
- 胸部の鎧状のプロテクターは、太陽エネルギーを吸収するためのしくみと設定されている。第40話において、太陽エネルギー吸収の際に四角い穴の1つ1つが点滅する描写がある。
[編集] 能力
ウルトラセブンは、自ら戦えない場合にはカプセル怪獣を代わりに戦わせることができる。詳細はカプセル怪獣の項目を参照の事。
[編集] 光線技
サロメ星人に自白装置にかけられたダンが告白した「M2SH3GWAB1」は、エメリウム光線に限らずセブンが使うあらゆる光線技(ウルトラビーム)の元素記号である(無論、架空の記号)。
- エメリウム光線
- 額にあるエネルギー放出器官のビームランプから発射する光線。光線の種類と発射ポーズは数種類あるが、両手を額に当てて発射する反磁力線(Aタイプ)と、左手を胸に当てて発射する熱線(Bタイプ)が頻繁に使われる。アイスラッガーと並ぶセブンの代表的な技である。
- 威力を調整でき、第4惑星の地球攻撃ロケット群を破壊したラピッド光線(弾丸状エネルギー連続発射)や、カナン星人に操られたカプセル怪獣ウインダムを元に戻したエメリウム覚醒光線、『ウルトラマンA』登場時にバクタリを元のバクに戻したエメリウム還元光線というバリエーションもある。『ウルトラマンメビウス』ではメビウスのメビュームシュートと組み合わせてグローザムに重傷を負わせた。また、ビラ星人に操られていたユシマ博士を気絶させるといった使い方もある。パンドンとの戦いでも使用したが、体力の消耗やエネルギー不足のため光線が届かなかった。『ウルトラマンA』登場時にエースキラーに奪われた事がある。
- ワイドショット
- L字型に腕を組んで発射される光線。セブンの技の中で一番の破壊力を持つ。太陽エネルギーをプロテクターに集中し、両腕に貯め発射される。右ひじから右の手刀部までの広い領域から放射されるため、ワイドショットと名づけられた。初代ウルトラマンやウルトラマンジャックのスペシウム光線より威力は高いが、大量のエネルギーを消費するため使用頻度は少ない。(それが「いざという時の切り札」的な説得力を持たせていた(平成版では使う頻度が上がる))。アイスラッガーやエメリウム光線の通じないアイロス星人を倒す際に初めて使われた。
- 第47話ではフック星人に対してスリーワイドショット(三方向に分かれるタイプ)を使い、3人まとめて倒した。『ウルトラセブン誕生30周年記念3部作』では強化版のネオ・ワイドショットを使った事もあり、ワイドショットの通じないサルファスを倒している。
- ワイドショットでも倒せなかったのは昭和版ではガッツ星人、平成版ではサルファス、『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』においてのガッツ星人(ただしこの際は、セブンが後述のファイナル・クロスシールドの影響で極端にエネルギーを消耗した状態だったために、威力が不十分だったと思われる)と、いずれもガッツ星人関連である。平成版のキングジョーIIは体を分離することでワイドショットを避けている。ちなみに『ウルトラファイト』内では、当時まだワイドショットという名前が決まっていなかったため、ウルトラビームと呼ばれている。
- ウルトラショット
- ビームランプに指先をあててエネルギーを右手先に移して、手先から発射される針状の光線。掌を重ねて撃つと連射が可能。片手撃ちは恐竜戦車の足元に落ちている高性能火薬スパイナーを誘爆させて恐竜戦車を倒した。両手撃ちはペガ星人の円盤との戦いで使ったが、ダメージを与えるには至らなかった。
- ハンディショット
- 片腕をL字型に曲げて発射する連続エネルギー光弾。ガッツ星人の円盤群を撃ち落とした。
- ウェッジ光線
- 手の先から発射し、敵に突き刺すくさび形光弾。等身大のゴドラ星人を倒し、『ウルトラセブン 太陽エネルギー作戦』では、ピット星人を倒した。『ウルトラセブン1999最終章6部作』ではヴァルキューレ星人に使っている。
- シェイクハンド光線
- 別名:ナックルビーム。掌を合わせて放つ破壊光線。ガッツ星人に放ったが、かわされた。後に『地球星人の大地』で等身大での戦闘時に放ち、1体のメトロン星人を基地と共に倒している。
- ストップ光線
- 両腕先を合わせて発射する麻痺光線。ビラ星人に使った、光線が断続的に発射されるタイプと、アンノンに使った、リング状に発射されるタイプがある。
- アイビーム
- 目から発射する光線。アンノンの光線を相殺した。
- ウルトラスパイラルビーム
- 腕から発射する、リング状に伸びる光線。別名「ウルトラリング光線」。飛行するベル星人を撃墜した他、スペル星人の円盤が発するバリヤーを無効化した。
- チェーンビーム
- 腕を十字型に組んで発射する電撃光線。敵を痺れさせる。スペシウム光線の構えに似るが、右腕が少し傾いている。プロテ星人に使ったが、すぐに破られた。
- ハンドビーム
- 中指と人差し指を伸ばして発射する光線。シャドー星人の円盤を破壊した。また、シャドウマンによって縮小されてコップの中に閉じ込められた時にも使い、部屋内で爆発を起こしてウルトラ警備隊を呼び寄せてコップから脱出した。
- ラインビーム
- 指先から放つ、緑色のビーム。にせウルトラセブンに使ったが、敵も同じラインビームで反撃してきた。
- 手裏剣光線
- 手裏剣のように連射可能な光弾。ゴーロン星人を疲弊させ、エメリウム光線での撃破に貢献した。
- ブレーク光線
- ガッツ星人の十字架を破壊した、両手指先から放つ光線。
- ダブルビーム
- 両手先から発射する光線。持続して発射することが可能で広い面積を焼き払うのに適している。第4惑星の地球攻撃ロケット群を破壊した。
- ウルトラカプセル光線
- 『ウルトラマンA』出演時にオニデビルの毒に冒されたAを治療するカプセルを作り出した。
- リュウ弾ショット
- 『地球星人の大地』で使った、両手を合わせて放つ必殺光弾。小さいが、メトロン星人を倒す威力がある。
- パーフェクトフリーザー
- 『ウルトラセブン誕生30周年記念3部作』で使った冷凍光線。バンデラスを凍らせた。
- トルネードビーム
- 『ウルトラセブン誕生30周年記念3部作』で使った、竜巻状の光線。ヴァリエル星人の花粉を宇宙へ吹き飛ばして無効化させた。
- ウルトラクロスアタッカー
- 『ウルトラセブン誕生35周年“EVOLUTION”5部作』で使った必殺技。十字形の光のカッターを作り出す。ネオパンドンを倒した。
[編集] 念力技
- アイスラッガー
- 頭部に装着している宇宙ブーメラン。ウルトラ念力でコントロールする事ができ、飛ばすと白熱化して敵を切りさき、反転しながら頭部に戻ってくる。手持ちナイフとしても使える。切断だけでなく、ダンに化けたゴドラ星人やペガッサ星人に対してはぶつけるだけであったり、威力を調整できる。最終話では、改造パンドンに奪われて投げつけられたが、ウルトラ念力で跳ね返して逆に止めを刺した。2009年時点で、シリーズ最強のカッター技である。
- セブンの技では前述のワイドショットが最も強力なものとされるが、雑誌等の設定ではアイスラッガーを「セブンの最強武器」としている例が少なくない。ほとんどの敵を切り裂くことができるが、キングジョーのように効かなかった敵も存在する。また、平成版のキングジョーIIを倒す際に、何度もぶつけたことにより先端が欠けてしまうという描写も見られた(ただし後のエピソードでは修復している)。
- 「アイ」とついているのは企画時のタイトルが『ウルトラ・アイ』とされていたときの名残り。正式な表記は「アイ・スラッガー」。当時は「アイス・ラッガー」と誤認されることが多かった。
- 『ウルトラマンメビウス』や『ULTRASEVEN X』でも使われており、CG技術進歩の為か本来のブーメランのように回転しながら白熱化せずそのまま飛ばしている。
- 『ULTRASEVEN X』では記憶の覚醒前のアイスラッガーは鈍器のような扱いであり、一度もエイリアンを切っていながったが、記憶の覚醒後は普通にエイリアンを切っている。
- 『大怪獣バトル NEO』ではアーマードダークネス戦の際に紛失し、レイが所持する事になった際、レイオニックバーストモードと化したレイモンを2度に渡ってレイに戻し、レイをアーマードダークネスへ導いた。
- ウルトラノック戦法
- アイスラッガーを自分の手前に空中で静止させて両手を握手するように組み、そのまま腕を後ろに引き前に突き出すと同時にアイスラッガーにハンディショットを当て、アイスラッガーの威力を数倍にまで高めた技。ガッツ星人の母船を破壊し、『ウルトラセブン1999最終章6部作』ではキングジョーIIの体の1箇所をアイスラッガーで4回連続攻撃してからウルトラノック戦法で倒した。
- イリュージョニックスラッガー
- 映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』で使用。ウルトラ8戦士の腕から放った光線(この時、全員の光線の色が青白かったため、普段の光線とは違うものかもしれない)を受けて無数に分裂し、ギガキマイラを四方八方から切り刻んだ。
- ウルトラ念力
- アイスラッガーを操るセブンは強力な念力を体得しており、敵を投げ飛ばす事はもちろん、雲を動かして気象を変化させる事も可能。第16話ではストップ光線で動きを止めたアンノンを持ち上げ、第20話ではギラドラスをアイスラッガーで倒した後、ギラドラスが発生させた暗雲を追い払った。第25話ではガンダーを投げ飛ばした。第31話ではカオリの体内で使い、行く手を阻む溶解液を逆転させた。
- イカルス星人に対しては、ウルトラ念力の1つ「ウルトラサイコキネシス」を使い、投げ飛ばして岩山にぶつけてとどめをさした。映画『ウルトラマン物語』では、その発展型の「念力ショット」という念力で対象物を爆発させるという技が対ボーグ星人戦で使われた。
- また、『ウルトラマンレオ』では、変身できなくなったダンに残された唯一の能力がウルトラ念力であり、怪獣の動きを封じるほどの力を持つが、体力を著しく消耗し、自らの寿命を縮めてしまう。
[編集] 物理技
- ローリングスパーク
- 体を空中で回転させながら、全身から破壊エネルギーを放射して敵に体当たりする。アイアンロックスに鎖で捕らえられた際に使い、敵にダメージを与えると同時に鎖を破壊した。
- ボディ風車
- ボディを空中で回転させてエネルギーの渦を発生させ、風車となって敵に体当たりする。にせウルトラセブンを倒した。
- ウルトラパワー
- 体に巻きついたナースを、両腕の力でバラバラに引きちぎった。
- 脳天逆落とし
- 敵を放り投げ、頭から地上に激突させる技。バド星人を倒した他、スペル星人とベル星人にも使ったが、どちらも湖に落ちて衝撃が無くなり無効だった。この他にも、敵の尻尾を掴んで振り回すウルトラスウィングや背負い投げも得意。
- ウルトラバックブリーカー
- 映画『ウルトラマンZOFFY ウルトラの戦士VS大怪獣軍団』で使用。敵を背後から抱え込み、爆発させる技。キングジョーを倒した。
[編集] その他の能力
- ミクロ化
- 他の生物の体内や機械などの中に入るときに使用される身体縮小能力。ダリーの回に使われたのが代表的。これの応用技として、ミクロ化してウルトラ警備隊のエレクトロHガンに侵入して弾丸に紛れて飛び出し、巨大化しながら敵に体当たりする「ステップショット戦法」があり、アイスラッガーの通じないクレージーゴンを倒した。
- ボディスパーク
- 体内のエネルギーをスパークさせて、全身を発光させる。光に弱いフック星人を気絶させた。
- ウルトラバブル
- 掌を合わせて発射する泡。殺菌効果があるらしく、ダリーを泡に包んで消滅させた。
- ウルトラ水流
- 『ウルトラセブン誕生30周年記念3部作』で使った消火用の技。両手を合わせて、霧状の水を放つ。
- ウルトラバリヤー
- 光の壁で敵の攻撃を防ぐ。状況に応じて大きさと形を変化させる。第5話ではカーテン状のバリアでビラ星人の光線を防ぎ、第16話では小型の四角いバリアでアンノンの火花を防ぎ、『地球星人の大地』では大型の四角い壁でメトロン星人の光線を防いだ。
- ウルトラVバリヤー
- 両腕をV字に組んで相手の攻撃を防ぐ。カナン星人の宇宙船やペガ星人の円盤が放つ光線を防いだ。
- テレポーテーション
- 両手からエネルギーを出し一瞬で空間移動する。第19話ではバド星人の円盤から宮部博士を連れて宮部宅へ移動した。第29話ではスパイ衛星を持ち去ったプロテ星人の円盤から衛星を奪還するために使った。
- スライドイン
- 鏡をすり抜け、鏡の中に作られたバド星人の異次元基地に侵入した。
- 透視能力
- 目から特殊光を出し姿を消した敵を探し出したり、厚い壁の向こう側を透視する。変身前でも使える。
- テレパシー能力
- 思念により会話を行う。他の宇宙人やウルトラ戦士との会話の他、ガッツ星人に磔にされた際はテレパシー通信でウルトラ警備隊に救出方法を連絡した。変身前でも使える。
- ファイナルクロスシールド
- 『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』において初代マン、ジャック、Aと共にUキラーザウルスを封印した大技。
- ダンに戻る能力
- 両腕をクロスさせてダンの姿に戻る。
- 異世界人への憑依
- 『ULTRASEVEN X』の世界で行動するため、その世界の人間ジンに融合した。ただしセブンとジンの2人ともが記憶喪失となり、記憶が覚醒するまで実力が発揮できない。セブン(M78星雲人)に変身するのにもウルトラ・アイを使う。
[編集] ウルトラセブングリッターバージョン
[編集] カプセル怪獣
カプセル怪獣とはダンがセブンに変身できない時などに代わりに戦う怪獣である。普段はダンが携帯しているケースの中に収納されている数センチの小さなカプセルの中に入っており、これを投げると姿を現す。ダンが所有していたカプセルは5つあったが、実際に登場したのはウインダム、ミクラス、アギラの3体。7回ほど使用されているが、戦闘力はセブンに及ばず、威力偵察や時間稼ぎを任務としている。第10話「怪しい隣人」にてイカルス星人によってダンが異次元空間に閉じ込められた際、前述の3体以外が入っていると思われるカプセル1つを投げたものの、怪獣は出現せずにカプセルはそのまま行方不明になり(最終的なカプセルの行方については劇中で明かされず)、その後カプセルの数は4つになっている。
ウインダムは第39話「セブン暗殺計画(前編)」にてガッツ星人によって倒されたが、ミクラスと共に『平成ウルトラセブン』にも登場している。その際に致命傷を負ったカザモリ隊員を空いたカプセルに収納するシチュエーションもあり、カプセルには生物の治癒能力があるという新設定がなされた。
企画段階では『ウルトラQ』『ウルトラマン』の怪獣をカプセル怪獣に使う構想があり、企画書や準備稿ではレッドキング、ペギラ、アントラー、パゴスの名前が挙がっていた。しかし、前作を踏襲しない番組の方針によって上記の新造怪獣に決定した。
またカプセル怪獣に似た設定として、『ウルトラマンレオ』に登場する怪獣ボール(種類はセブンガーの1種類のみ)や、映画『ウルトラマンゼアス2 超人大戦・光と影』に登場するZカプセル怪獣、Sカプセル怪獣(種類はそれぞれミラクロン、ダークラーの1種類のみ)、さらには『ウルトラマンメビウス』に登場するマケット怪獣(カプセル怪獣として登場したミクラスやウインダムもマケット怪獣として登場している)がある。また、同じ円谷作品では『恐竜大戦争アイゼンボーグ』38、39話にも、スペリオ星人ムサシが操る、カプセル怪獣(ゴールダ1種類のみ)が登場する。
このカプセル怪獣の発想は、後年の『ポケットモンスター』や『ドラゴンボール』の設定にも大きな影響を与えたといわれる[7]。
[編集] ウルトラアイ
モロボシ・ダンがウルトラセブンの姿になるための変身道具。赤いゴーグルの形状で、これを着眼することでウルトラセブンに変身する。入手経緯がいまいち不明瞭で、『ウルトラセブン』第1話で、ダンに向かってどこからとも無く飛んできている。これが無ければセブンの状態になれないため、しばしばダンの正体を知る侵略宇宙人にウルトラアイを盗まれてしまい変身出来なくなるエピソードが登場したが、所持さえしていれば変身できるのか、ベル星人との戦いでは両腕を交差して着眼せずに変身している(『ウルトラマンタロウ』客演時には、この時と全く同じポーズをとった次の瞬間に、ウルトラアイがダンの両目に着眼した形で出現。そのままセブンに変身した)。
『ウルトラマンレオ』第1話「セブンが死ぬ時!東京は沈没する!」で、マグマ星人らに敗北したダンがおおとりゲンの目の前で再び変身しようとした際に溶けてしまい、ダンは変身不可能となった。溶けたウルトラアイはその後、第34話「ウルトラ兄弟永遠の誓い」にて新マンにより光の国に持ち帰られ、修理に出されたとなっている。だが、第40話でダンが行方不明になったため、この世界観の延長で変身シーンが再び登場するのは『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』まで待たねばならなかった。
一方、「平成ウルトラセブン」では、モロボシ・ダン及びカザモリ・マサキの姿をとっていたセブンが、ウルトラアイで変身するシーンが描かれている。
なお、ULTRASEVEN Xも同じくウルトラアイにより変身する。形状はウルトラセブンのウルトラアイと異なる。
[編集] セブン上司
外見はセブンと瓜二つのM78星雲人(撮影用スーツもセブンの流用)。台本には「M78星雲人」とだけ明記されている。『ウルトラセブン』第48・49話で、ダン=セブンにM78星雲へ戻るよう警告のテレパシーを送ったM78星雲人という描写しかなく、名前や能力、また「上司」としての具体的な役割等のプロフィールは不明。セブンが「恒点観測員340号」であるという設定は、彼が最初セブンを「340号」と呼んだ事に起因している。
このキャラクターの存在は、円谷プロダクション側でさえ長い間忘れられていたが、第三次怪獣ブームを迎えたころに改めて注目されセブン上司という仮称がつけられた[8]。“上司”も仮称に過ぎず、例えば劇中での会話も上司と部下と言うよりは対等な様に見受けられるなど、セブンとの関係も不明確である。ただし、関連書籍では「宇宙警備隊におけるセブンの上司」と記され、現在も「宇宙警備隊の上層部のウルトラ戦士」という設定がやや曖昧な面をもちながらも公式となっている。後のウルトラシリーズに再登場することはなく、また独立したキャラクターとして展開されることもないまま現在に至っている。
2008年公開の劇場公開作品『大決戦!超ウルトラ8兄弟』のダンとアンヌの回想において、シリーズで初めて『ウルトラセブン』第48話のセブン上司登場シーンが使われ、その存在が改めて示された。
[編集] その他
- 『ウルトラセブン』:第46話に「にせウルトラセブン」が登場する(侵略者サロメ星人の製作したコピーロボット)。
- 『戦え! マイティジャック』:第12 - 13話に森次浩司が演じる「弾超七(だん・ちょうしち)」という名の謎の青年が登場する。
- 『怪奇大作戦』:第11話にウルトラセブンの扮装をしたサンドイッチマンが登場。
- 『ウルトラマン80』:第44話で暴走族に襲撃され意識不明になっている少年の怨念がウルトラセブンの人形に宿り、怪獣「妄想ウルトラセブン」となる。
- 1982年、全日本プロレスに覆面レスラーのウルトラセブンがデビュー。扮したのは高杉正彦。円谷プロ非公認。
- 『ウルトラマンネオス』には「ウルトラセブン21」が登場。セブン以外で明確に「ウルトラセブン」の名がつくウルトラ戦士はこれが初である。
- 『ウルトラマンマックス』:第19話で森次浩司が演じる「オザキ・タケル」という考古学者が登場(登場時にセブンの変身ポーズを行った)。
- 映画『新世紀2003ウルトラマン伝説 THE KING'S JUBILEE』にはセブンの同族である「セブン・シャッフル」が登場。
[編集] 脚註
- ^ DVD封入の解説書には「一人の若者としての青春期を喪失してしまった」と記述されている。
- ^ この際、ハヤタの前に現れたウルトラマンや、ゼットンとの戦いの後に現れたゾフィー同様に赤い光の玉の姿となっていた。
- ^ 宇宙船復刊準備号(ホビージャパン2007年11月号)
- ^ とはいえ、視聴者から見れば特訓の内容は時としてレオ=ゲンを殺しかねないような過酷極まりないものであり、『セブン』本編におけるモロボシ・ダンのキャラクターイメージとのギャップから多くの批判が起こった。逆に、レオ前半でのダンしか知らなかった世代が、後年『セブン』を再放送で初めて観て、元々は温厚な人物だった事に驚いたりした例もあった。もっとも、セブン本編のダンも温厚さの中に厳しさが見られたり、レオでも「温厚なダン」が垣間見られるため(特に路線転換した中期以降)、単にダンの多面性を表していただけとも言える。
- ^ おゝとりゲン=ウルトラマンレオとはウルトラの母に助けられてセブンへの変身能力を取り戻した後、再会を果たしたようである
- ^ ウルトラマン#変身時間参照。
- ^ 同作のスタッフもその旨を明言している
- ^ 1973年ごろ、あるファン(後にフリー・ライターとなる金田益美)がそのM78星雲人の存在に疑問を抱き、円谷プロへ問い合わせた結果、円谷プロ側もその存在を思い出し、そこで急遽「セブン上司」と命名するものの、さすがにウルトラ兄弟の設定に割り込ませるのは無理だったという:青柳宇井郎/赤星政尚『懐かしのヒーロー・ウルトラマン99の謎』二見書房、1993年、216-217頁
[編集] 関連項目
- ロフストランドクラッチ - ダンがMAC隊長時代に使っていた杖を基に作られた実在の医療用補助器具。
- トップをねらえ! - 登場人物のオオタ・コウイチロウ(コーチ)が持っている杖はダンが使っていたものと同じである。
- アンゴル=モア - 漫画・アニメ『ケロロ軍曹』の登場人物。モアが女子高生・麻美の姿を借りるエピソードはダンが元ネタになっている。
- ウッチャンナンチャンのやるならやらねば! - 『ウルトラセブン』のパロディドラマ『ウチムラセブン』が登場。ダン役の森次もおねえっぽい口調のキリカブ隊長役で出演した。本人曰く「ノリノリで演じていた」との事。
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最終更新 2009年11月21日 (土) 08:11 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【ウルトラセブン (架空のキャラクター)】変更履歴

