ウルトラQの登場怪獣

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ウルトラQの登場怪獣(ウルトラキューのとうじょうかいじゅう)は、特撮テレビ番組ウルトラQ』に登場した架空の怪獣宇宙人、その他の生物・物体の詳細を記述する。短編映像作品やライブステージでの再出演も含めると、意外とウルトラマンと戦った怪獣が多い。

なお、並び順は登場話数順。


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


目次

[編集] 古代怪獣 ゴメス

第1話「ゴメスを倒せ!」に登場。

  • 身長:10メートル
  • 体重:3万トン

学名はゴメテウス。東海弾丸道路・第三工区の地底から出現した。新生代第三紀頃の原始哺乳類で、性格は獰猛で肉食。原始哺乳類だが、劇中では変温動物であると説明されている。第三工区の工事現場でリトラと対決するが、リトラのシトロネラアシッドに敗れる。

デザインは東宝の井上泰幸。開米栄三によると、ぬいぐるみ(着ぐるみ)はゴジラの流用。1964年公開の『モスラ対ゴジラ』で制作されたゴジラを、『三大怪獣 地球最大の決戦』に出演後に東宝特殊美術課で改造したもの。ゴジラの胴体にサラシを巻き、その上に甲羅や鱗を盛り付けたもので、開米によると「この手法は戻すのも簡単」だそうである。

その後このゴジラは再び東宝で『怪獣大戦争』のゴジラの頭に挿げ替えて、ジラースに改造された。ゴメスもジラースも、演じたのはゴジラと同じ中島春雄。企画段階では、『妖星ゴラス』に登場したマグマの縫いぐるみを改造する予定だった。

さらにこのゴジラは元に戻されたあと、『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』でプール撮影用に使用された。ゴメスは後頭部にアールのついた一本角がついているが、この痕跡をプール用ゴジラの頭に確認できる資料写真が残っている。

放送順で数えれば、リトラと共に実質上のウルトラ怪獣第1号である。またリトラはラドンの改造なので「三代怪獣地球最大の決戦」以来二回目のゴジラVSラドン戦いにもなった。

[編集] 『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』に登場したゴメス

特撮テレビ番組『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』第1話「レイオニクスハンター」、第2話「レイオニクスバトル」に登場。

  • 体長:40メートル
  • 体重:4万トン

劇中では、ゴメス(S)と命名されている。通常のゴメスよりも大型の個体のため、初代より身長・体重が増えている。ガッツ星人に操られていた。謎の惑星(惑星ハマー)に迷い込んだレイとヒュウガの乗るゴースタードラゴンの前に出現し、続いて現れたマグラーと死闘を繰り広げる。その後、レイのゴモラと対決するが、戦いの途中で回収されて姿を消した。第2話で再び送り込まれてゴモラと戦い、一時は善戦するが、宿敵であるリトラの火球を2発受けて形勢が逆転し、最後は零距離超振動波(ゼロシュート)に敗れる。

  • 「Q」以来42年ぶりの映像出演であり、リトラ共々、カラー作品に登場したのは初めてとなった。
  • オープニングではアーストロンと対決している。どちらもゴジラをモデルに制作されており、後頭部から一本角が生えた第1話登場ウルトラ怪獣同士の夢の対決が実現している。

[編集] 原始怪鳥 リトラ

第1話「ゴメスを倒せ!」に登場。

  • 身長:5メートル
  • 体重:1万トン

古代に生息した鳥類爬虫類の中間生物で、学名はリトラリア。ゴメスと同じく東海弾丸道路第三工区の地底に眠っていたが、工事中に蛹の状態で見つかり、孵化した。最後の武器として口からシトロネラアシッドという強酸性の液体を吐いて攻撃することが出来る。地元の少年の哀願に応じてゴメスと対決し、シトロネラアシッドを口から吐きゴメスを倒すが、自らも呼吸器が溶解し絶命する。道路完成後、道路の傍のリトラが息絶えた場所に少年の手によって墓が造られた。

  • 名前の由来は「リトル(小さい)」から。
  • デザインは東宝の井上泰幸。操演用ラドンを流用。リトラのまま東宝に返却され、倉庫に保管されている写真が現存する。後に『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』の大コンドルに改造された。
  • 脚部の構造は実在の鳥類と同様で、後述のラルゲユウス共々ウルトラシリーズの怪獣では非常に珍しい存在と言える。尾羽にも孔雀の羽根がそのまま使用されている。
  • ゲーム『大怪獣デブラス』には、パロディの古代鳥獣ヤセギュルウスが登場。

[編集] 『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』に登場したリトラ

特撮テレビ番組『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』第2話「五人目のクルー」から登場。

  • 身長:15メートル
  • 体重:1万トン

劇中では、リトラ(S)と命名されている。レイが使用する味方側の怪獣の一匹。元は惑星ボリスに住む怪獣。ジュランとの戦いでシトロネラアシッドを吐き絶命寸前のところをレイのバトルナイザーに回収され、以後レイの手持ち怪獣となる。他の怪獣よりも小さいが素早い動きと爪やクチバシ、口から吐く火球で勇敢に立ち向かう他、レイを背中に乗せての移動手段としても用いられる。

  • モノクロ作品だった「Q」以来41年ぶりの映像出演であり、カラー作品に登場したのは初めてとなった。
  • 劇中では全てCGで表現されている。

[編集] 原始怪鳥 ファイヤーリトラ

特撮テレビ番組『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』第4話「ベムスター参上!」から登場。

  • 身長:15メートル
  • 体重:1万トン

レイのバトルナイザーに回収されて復活したリトラ(S)が新たに見せた最強攻撃形態。全身が赤く染まっている。全身に纏った燃え上がる炎を巨大な火の鳥の形にして、敵に一撃をしかける「ファイヤーストライク」を必殺技とする。

[編集] 『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』に登場したリトラ

特撮テレビ番組『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』第2話「レイオニクスバトル」から登場。

  • 身長:15メートル
  • 体重:1万トン

前作から引き続き、レイのパートナー怪獣として活躍。第2話ではゴモラの援護の際に宿敵であるゴメスを攻撃し、因縁の対決を展開した。

en:Litra


[編集] 巨猿 ゴロー

第2話「五郎とゴロー」に登場。

  • 身長:50メートル
  • 体重:1万トン

五郎という、知的障害(劇中では)の青年になついていたクモザルが、旧日本軍の体力増強剤「青葉くるみ」(別バージョンではヘリプロン結晶G)を食べて巨大化した。伊豆の山中や淡島の海上ロープウェーに出現して騒ぎになった。後に五郎を求めて街に彷徨い出るが、元々好物であった牛乳に仕込まれた麻酔で眠らされ、同様に巨大化した猿が生息するイーリヤン島へ送られた。

  • 本編では眠らされたゴローに対する五郎の悲痛な心の絶叫のために今一つ後味が良くないラストになっているが、『ぼくら』昭和40年10月号に連載された絵物語では本編の後日談までが書かれており、横浜港でイーリヤン島行きの貨物船上の五郎とゴローを万城目達が笑顔で見送るという希望が持てるラストになっている。

[編集] 火星怪獣 ナメゴン

第3話「宇宙からの贈りもの」に登場。

  • 身長:30メートル
  • 体重:1万トン

半年前に打ち上げられ、火星に到達した後消息を絶ち、失敗に終わったと思われていた探査機が突然地球に帰還。中から球状の宝石のような物体が2個発見されたが、それはナメゴンの卵であった。眼から人間を硬直死させる光線を放つ。卵は宇宙開発局の金庫に保管されたが、金塊と誤解した二人組のギャングに奪われてしまう。そのうち1個は万城目と格闘の結果、セスナで逃亡した離島の大蔵島の温泉の熱で孵化し、ギャング達を殺害した後に万城目らに迫るが、海に落ちて溶解した。これにより塩分が弱点であることが判明した。もう1個は、状況を知らない一平が万城目とギャングとの格闘時に落ちたナメゴンの卵にチェーンを付け、ネックレスとして由利子に与え、一ノ谷博士の邸宅でナメゴンの関する会話の途中で由利子がコーヒーを作っていた時、偶然にもコーヒーを温めていたアルコールランプの火に反応して巨大化、万城目が卵を投げ捨てた邸宅の庭で孵化した。ドラマはそこで終わるが、博士が用意させた塩水で退治されたことが示唆されている。博士は「火星人が地球人のやみくもな宇宙開発に対する警告の意味でナメゴンを送り込んだ」と推測した。

  • 劇中では単に「火星怪獣」と呼称している。撮影用プロップのうち、眼球部分のみ現存している。東宝のミニチュア自走用の車両を内蔵して、自走することが出来る。 モノクロ作品なので体色は不明だが、残存しているプロップ写真などでは、灰色がかった体色をしている。
  • 移動ギミックは『モスラ対ゴジラ』『三大怪獣 地球最大の決戦』の幼虫モスラのものが流用されている。鳴き声はバラゴンの流用。

[編集] その他の作品に登場したナメゴン

  • ウルトラマンメビウス』第22話で名前のみ登場。本作では第1話までの25年間は怪獣や宇宙人などが出現していないと語られているがこれは地球だけの状況で、物語の時代から5年前(2001年ごろ)に火星に出現し、バン・ヒロトの母親を殺害している。
  • ニンテンドウ64ソフト『PDウルトラマンバトルコレクション64』に、プレイヤーキャラクターの内の一体として登場。体色は灰色ではなく水色。最初は「素早さ」が極端に遅いが、育成することで対応可能。覚える技は「溶解液」など。フィールドで「遊ぶ」コマンドを実行すると、目玉で太鼓をたたく。

[編集] 巨大植物 ジュラン(マンモスフラワー)

第4話「マンモスフラワー」に登場。

  • 身長:100メートル
  • 体重:3千トン

皇居の堀やビルの地下で大蛇のような巨大なが暴れ、まもなく丸の内のビル街に巨大なとなって姿を現す。根は人の血を吸い、花からは毒花粉が撒かれる。空から炭酸ガス固定剤を投下され、また根は火炎放射で焼かれたため、枯れたところでドラマは終わった。

  • 劇中ではジュランという呼称はされず、ただ単にマンモスフラワーと呼ばれた。
  • 皇居の堀のシーンはロケではなく合成であるが、当時の関係者にはまだ見分けがつかず、試写の際に出席者からクレームの発言があった。
  • 「ビルに咲く巨大な花」という設定は『ガメラ2 レギオン襲来』の草体に受け継がれている。

[編集] 『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』に登場したジュラン(マンモスフラワー)

特撮テレビ番組『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』第2話「五人目のクルー」に登場。

  • 身長:100メートル
  • 体重:3千トン

惑星ボリスに突如出現した。ピンク色のきれいな花を咲かせている。毒花粉でZAPクルーを襲うが、リトラと戦いシトロネラアシッドを浴びて枯れてしまった。

  • こちらでは劇中の人物に「ジュラン」の名で呼ばれている。

en:Juran (Ultra monster)


[編集] 冷凍怪獣 ペギラ

第5話「ペギラが来た!」および第14話「東京氷河期」に登場。

  • 身長:40メートル
  • 体重:2万トン

南極に生息する怪獣で、大国同士の核実験の放射能の影響でペンギンが変異した怪獣であると言われ、同様の一対の翼(フリッパー)と直立した形態を有する。アザラシに似た顔を持ち、半分閉じたような眠そうな目と2本の牙、頭から生えた小さな角が特徴。黒煙を吹きながら飛行し武器としてマイナス130度の冷凍光線を吐くが、その際反重力現象が起こりあらゆる物体を舞い上がらせる。

「ペギラが来た!」では南極の観測所を襲うが、南極のから取れるペギミンHという物質(架空の物質)が弱点であることがわかり、ペギミンHを搭載した気象観測ロケットで迎撃され、空の彼方へと黒煙を吹きながら飛び去る。

「東京氷河期」では東京へ飛来、南極が原子力発電所の事故で温暖化し生存に適さない温度となったため、北極に向かう途中に東京で休憩したと万城目が推測した。都内を極低温に氷結させる。しかしかつて零戦乗りであった季節労働者による特攻作戦で爆薬を混合したペギミンHを浴び、再び空の彼方へ逃げ去った。

  • スーツアクター:清野幸弘 ※クレジットは清野弘幸。
  • 特殊美術・成田亨と怪獣造型・高山良策による初のウルトラ怪獣である。最初のデザインでは角は無く、翼も羽根を多く蓄えていた。
  • 『ウルトラQ』で同一の個体が二度登場した唯一の怪獣である。
  • ペギラの着ぐるみはその後、『ウルトラマン』第8話「怪獣無法地帯」に登場するチャンドラーに改造された。チャンドラーのスーツアクターも同じく清野が務めている
  • ペギラとチャンドラーの相似について公式設定は存在しない為、様々な解釈が非公式に記述されている。
大伴昌司の怪獣図鑑解説には「他人の空似」と記述されていた。
学年誌などではペギラとチャンドラーは兄弟怪獣と設定されている。
一部のムック本ではチャンドラーは温暖な気候に対処する為のペギラの突然変異体とも書かれている。

[編集] 『レッドマン』に登場したペギラ

特撮テレビ番組『レッドマン』第12、14、57、80、81、85、89、91 - 93、101、104、106、107話に登場。

着ぐるみはチャンドラーからペギラへ戻されたオリジナルであるが、かなり長いことアトラクションで使用された為に特徴的な瞼もなくなり、グレー系の色へ塗り替えられていた。

この節は執筆の途中です この節は執筆中です。加筆、訂正して下さる協力者を求めています

[編集] その他の作品に登場したペギラ

『Q』より後のウルトラシリーズでは、現在まで全て死んでいる状態での登場のみとなっている。

  • ウルトラマンメビウス』第21話では怪獣墓場を漂う姿が見られた。『Q』の個体と同一かは不明(『Q』ではペギラは死亡していない)。
  • ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』第1話では何者か(レイの操るゴモラと思われるが、劇中明言はされない)に倒されて自らの冷凍液で氷漬けになった姿が見られた。当初のシナリオでは氷漬けになるのは同じ冷凍怪獣のマーゴドンの予定だったが、スーツが残っていなかったため変更された。

en:Peguila


[編集] 大亀 ガメロン

第6話「育てよ! カメ」に登場。

  • 身長:99センチメートル
  • 体重:1トン

小学5年生の浦島太郎少年が育てたゼニガメ)が太郎少年が龍宮城に行く絵本風の夢から覚めたと同時に99センチに成長した姿。彼を乗せて空を飛んだり壁を通り抜けたりする超能力を発揮し、太郎を竜宮城に連れて行く。なぜか方向指示器やスピードメーターまで装備されている。飛行速度はマッハ3で、亀らしく水中も高速で泳ぐことが出来る。太郎少年の未知の力(妄想)が巨大化させたと言われている。

  • スーツアクター:福留幸夫
  • 劇中ではガメロンの呼称はされていない。
  • 当初、円谷プロが特撮フィルムの制作を請け負ったよみうりランドの水中バレエ「竜宮城」用に、高山良策がウミガメのぬいぐるみとして造ったもの。この造形物が円谷英二の目にとまったことが、その後、怪獣の造形担当として高山が『ウルトラQ』を始めとする円谷作品へと参加する契機となった[1]

[編集] 怪竜

第6話「育てよ! カメ」に登場。

  • 身長:20メートル
  • 体重:500トン

乙姫が乗っていたミサイルが変身した。太郎の乗ったガメロンを火炎放射で撃墜する。

[編集] 乙姫

第6話「育てよ! カメ」に登場。

  • 身長・体重:不明

普通の人間の小学生の少女と全く同じ外見。しかし笑い声はヘリウムガスを通したように甲高い。虚勢を張る太郎少年を翻弄する。

  • 演:立石愛子

[編集] 岩石怪獣 ゴルゴス

第7話「SOS富士山」に登場。

  • 身長:40メートル
  • 体重:10万トン

古代に宇宙から降ってきた巨大岩石が湖から噴出し、いったん爆破粉砕された巨大岩石が寄り集まって怪獣となった。ダイナマイトで破壊されても中心核が生きていればその破片が再び集まって蘇生する。口から吐く高熱の蒸気と10万トンの重量が武器。

富士山麓で成人した野生児タケルに背中の急所を突かれた後に中心核が取り出され、警官の拳銃によって破壊されて岩石に戻った。

  • スーツアクター:中村晴吉
  • 鳴き声はゴジラと『キングコング対ゴジラ』のキングコングの声を流用。
  • クレジットは「ゴルゴス」ではなく「岩怪獣」と表記。しかし劇中では一切呼称は無し。
  • デザイン画では細い鞭のような尾が描かれていた。のちに『ウルトラマン』第25話「怪彗星ツイフォン」の準備稿において再登場が予定されたが、決定稿でレッドキングに変更された。

[編集] モグラ怪獣 モングラー

第8話「甘い蜜の恐怖」に登場。

  • 身長:50メートル
  • 体重:2万トン

普通のモグラが特殊肥料「ハニーゼリオン」の影響によって巨大化したもの。地上へ出現した所に自衛隊の砲撃を受けて地中に逃走、地下のマグマ層に激突、焼死した。

  • スーツアクター:福留幸夫 ※クレジットは福留幸雄
  • 劇中では「大モグラ」としか呼ばれていない。
  • 着ぐるみは二子玉川園にて1973年に行われた「怪獣供養」にて、ダダやギラドラスなどと共に焼却処分された。

[編集] 大グモ タランチュラ

第9話「クモ男爵」に登場。

  • 身長:2.5メートル
  • 体重:120キログラム

洋館に潜む巨大グモ。90年前に欧州から持ち帰った毒蜘蛛タランチュラに刺さて命を落としたクモ愛好家の男爵とその愛娘がタランチュラに変貌した哀れな末路だと言われている。深夜、燈台と廃屋と化した洋館に現れ、迷いこんだ万城目たちに襲いかかった。口から糸を吐いて獲物を捕らえる。1匹(男爵の化身と思われる)は万城目にナイフで刺殺され、さらに現れたもう1匹(愛娘の化身と思われる)は万城目らの乗るスポーツカーに迫るも轢死し、その直後屋敷の主を失ったことに反応するかのように洋館は崩れ落ちた。

  • 猛毒を持つとも言われるが、劇中で特にそういった描写は無かった(シナリオでは噛まれて踊り狂うという描写があったという)。

[編集] 人工生命 M1号

第10話「地底超特急西へ」に登場。

  • 身長:2メートル
  • 体重:180キログラム

人工的に創造された生命体の第1号。MはMan Made=マンメイド(人工的に創造された人類)の略である。遺伝子工学の権威である阪大の相川教授と助手のチームによって創造された。ゴリラと猿人をミックスしたような容姿をしている。手足の指は片方4本あり、それぞれ黒い爪を持つ。ブルドーザー20台分の怪力を誇るが、性格は大人しくかつユーモラスで、知能は人間でいえば三歳の幼児程度。好奇心旺盛で「いなづま号」の運転席のスイッチに興味を示したりする。また、手で頭を擦ったり、手で目を覆い隠すなどの幼児のような仕草をする。アブアブという音声を発しているが人間との会話はできない。

回転しながら発光を繰り返す大きな核を持つゼリー状の物体として生み出され、遺伝子活動を抑える為に約20cmの大きさの特殊な高圧ボンベで封じ込められて、当初は改良を加える為に星川航空の飛行機で阪大に搬送される手筈だった。しかしボンベを入れたトランクが手違いで地底超特急「いなづま号」に持ち込まれる。新聞記者のカメラのフラッシュに反応した結果、遺伝子の活動が活発化し、「いなづま号」の車内ロッカー内で閃光が激しくなると同時に細胞分裂を起こし、猿人のような姿に成長した。北九州駅に向けて疾走中の「いなづま号」の運転室を占領して、人工頭脳と計器類を狂わせた後、怪力で破壊して操縦・制御不能にし騒動を巻き起こし、あげくの果てに占領した先頭車両が北九州駅に衝突し、駅周辺に大被害を及ぼしてしまう。

大爆発で宇宙へ放り出された際、「私はカモメ、私はカモメ」とソビエトの宇宙飛行士テレシコワの有名なセリフを発していた。ウルトラマン前夜祭ではウルトラマンと戦った。

  • スーツアクター:中村晴吉
  • 怪獣図鑑等に紹介されている足形は、化学の「化」の漢字(カタカナの「イロ」という文字にも見える)が刻まれている部分がある独特の形態をしている。
  • 藤原カムイのコミック版では、新東京駅を出発前から「いなづま号」の特殊ロッカーに、成長前のM1号が入ったカプセルが保管されており、原作と同様にカメラのフラッシュに反応した後、肉体が次々と泡を立てながら形成されて実体化する展開になっている。
  • 成田亨の準備稿でのM1号のデザインは、エドカウチャーのベムに似た昆虫の身体に手足が付いた人間のフォルムのデザインで、決定稿(第2稿)のデザインもかなり野生のに近い姿をしていた。また準備稿と第2稿と共にM1号は死亡する筋書きになっている(準備稿は「いなづま号」のエンジン噴射に巻き込まれ、第2稿は先頭車両が車止めに衝突したショックで死亡する)。なお準備稿のデザインは『ぼくら』昭和41年4月号の特集の中でM2号と紹介された。
  • ネット上で「M1号は幼児の尿に含まれた遺伝子から創造された」という主旨の情報が流布されているが、これは全くのデマで公式設定はもちろん、準備稿、決定稿、関連書籍類にもそのような情報は存在していない。

[編集] その他の作品に登場したM1号

[編集] M1号のパロディ他


[編集] 風船怪獣 バルンガ

第11話「バルンガ」に登場。

  • 身長:50センチメートル〜無限大
  • 体重:不明

触手の生えた風船状の生命体。地球に帰還中の有人土星ロケット・サタン1号に付着、燃料を吸収し、燃料切れのため墜落したサタン1号と共に地球に侵入した宇宙胞子から成長した。大きさは細胞大から無限大。本物の風船のように大気中にぷかぷかと浮かび、ガソリン燃料から台風まで、あらゆるエネルギーを吸収して無限に成長する。東京上空に居座って街を大混乱に陥れたが、最後は、本来の食物(エネルギー源)である太陽(国連がバルンガを誘き寄せるために打ち上げた人工太陽)を目指し、宇宙へ向けて旅立った。

  • 名称はバルーン(風船)に由来。
  • 桜井浩子曰く「汚い感じの土色」。
  • 当時のスタッフの証言によれば色は「配色の関係で青だった」と言われている。
  • デザイナーの成田亨によると、生ゴムの色のままで塗装していないとされる。メイキングスチールで合成の抜けの都合で派手な色に塗装されたと思しきミニチュアも確認されている(ただし写真は白黒で具体的な色は不明)。

[編集] その他の作品に登場したバルンガ

  • PSPゲーム『ウルトラマン Fighting Evolution 0』のウルトラ大辞典60に登場。キャラクターとしては登場しない。
    • スピリッツ:相手のゲージを吸収しつづける

[編集] 古代怪鳥 ラルゲユウス

第12話「鳥を見た」に登場。

  • 身長:7センチメートル〜50メートル(翼長100メートル)
  • 体重:300グラム〜1万5千トン

現代に突如出現した中世の無人船の中から、小鳥の姿で発見された。その姿のままで孤児の少年に飼われ、少年は小鳥を「クロオ」と呼び孤独な心を和ませていたが、夜になると巨大化して暴れまわる。そしてついに万城目たち大人によって鳥と少年は引き離され、警察署に収容されてしまう。鳥はそのまま巨大化、巨大な翼の羽ばたきによる暴風で街を破壊したあと、少年を残していずこかへ飛び去っていった。

  • 一の谷博士によると第三氷期以前に生息した鳥の祖先の一種、との設定になっている。
  • 撮影には複数のミニチュアが使用されているが、メインのミニチュアは操演用ラドンを改造し、直後リトラに流用されたという説もある。また、この回の為に街のミニチュアセットもしっかりと組まれていたのだが、実際に使用された突風による破壊シーンのフィルムは、ほとんどが『空の大怪獣ラドン』からの流用となっている。

[編集] 隕石怪獣 ガラモン

第13話「ガラダマ」に登場。

詳細は「ガラモン (ウルトラ怪獣)」を参照


[編集] コイン怪獣 カネゴン

第15話「カネゴンの繭」に登場。

詳細は「カネゴン」を参照


[編集] 宇宙怪人 セミ人間

第16話「ガラモンの逆襲」に登場。

  • 身長:1.8メートル
  • 体重:150キログラム

チルソニア遊星からやってきた地球侵略をもくろむ宇宙人(チルソニア遊星人)。変身能力に長けている宇宙人で、地球上では中性的な容貌の男に化けて活動していた。背広の形にそっくりな透明のブレザーを着ている。第13話に登場したロボット怪獣ガラモンを送りこんだ黒幕であり、地球人に回収され天体物理学研究所に保管されていたガラモンの電子頭脳を盗み出した。宇宙船の待つ榛名湖に向かうが、電子頭脳を万城目らに取り返され、任務は失敗した。万城目と行動をともにしていたトラック運転手の牛山が、既に殺害された警官の銃を拾い、それで撃たれたことで、その正体をあらわし、失敗の処罰として宇宙船の放つ光線で炎に包まれ、処刑された。

  • スーツアクター:義那道夫
  • 準備稿ではイメージキャストとして丸山明宏(現・美輪明宏)が挙げられている。
  • 着ぐるみは後に、バルタン星人へ改造された。透明ビニールの背広を着用している。
  • 宇宙船も『ウルトラマン』第2話「侵略者を撃て」でバルタン星人のものとして、第33話「禁じられた言葉」でメフィラス星人のものとして流用されている。 
  • 特撮テレビ番組『ウルトラQ dark fantasy』ではリメイクキャラクターのセミ女が登場している。
  • 漫画『ウルトラマンSTORY 0』第1話に登場したバルタン星人の変異前の姿はセミ人間に酷似している(バルタン星人の幼生体であるという説もあるが、実際のところは不明である)。

[編集] 1/8人間

第17話「1/8計画」に登場。

  • 身長・体重:人間の1/8

怪人ではなく、人口の増えすぎた人類延命策の一つとして、衣食住すべてが安く上がる8分の1サイズに縮小された人間。S13地区と呼ばれる1/8サイズで作られた街で管理される。S13地区の人間には仕事や税金が免除される代わり、市民番号が付けられ、厳重に普通の世界と隔離される。由利子は1/8計画の選抜者と間違われ、誤って1/8に縮小されて都会をさすらう。万条目と一平は由利子を探すうちに1/8人間用の小さな街に「巨大なまま」でまぎれこんでしまう。実は、すべては人混みの中で階段から落ちて気を失った由利子が見た夢であった。

円谷一によると、ミニチュアの陰で居眠りしていたスタッフが、本番中に立ち上がってしまった出来事から発案された設定だという。


[編集] 地底怪獣 パゴス

第18話「虹の卵」に登場。

  • 身長:30メートル
  • 体重:2万トン

かつて、北京郊外に出現した原始動物であり、ウランを常食にする。そのため、北京郊外のウラン貯蔵庫を襲撃し、ついには日本の新産業都市の原子力発電所にも姿を現した。地底怪獣なので、高速で地中を掘り進む能力を誇り、口から吐き出す分子構造破壊光線で、敵を倒す。なお、この光線は人間の目には金色の虹に見えるという。輸送中に紛失したウランカプセルを発見し、何でも願いをかなえてくれる「虹の卵」と間違えた少女が、カプセルを狙うパゴスに襲われかける。ネオニュートロンミサイルにより身体が風化し、砕け散った。

  • スーツアクター:中島春雄
  • 本作は『ウルトラQ』では最も多い4種類の台本が確認されるが、決定稿(第3稿)ではパゴスの正式名称は「パゴタトータス」と記載されている。
  • 着ぐるみは映画『フランケンシュタイン対地底怪獣』のバラゴンの改造。『Q』以後は『ウルトラマン』にてネロンガマグラーガボラ→ネロンガへと改造され、『怪獣総進撃』用に再びバラゴンに戻された。『ウルトラマン』マスコミ向け撮影会時の茶色いネロンガは、背びれもなく黄色い虎縞もないパゴスの体色のままである。 
  • 鳴き声もバラゴンの流用。
  • ガボラが登場する『ウルトラマン』第9話「電光石火作戦」は本来パゴスを再登場させる予定だったストーリーを改訂したものだが、パゴスが登場しなかった理由は、撮影時点で既にパゴスの着ぐるみが第8話「怪獣無法地帯」に登場するマグラーに改造されていたためである(その後、着ぐるみはマグラーからガボラへと改造される)。
  • 『ウルトラセブン』の企画段階では、レッドキングアントラー、ペギラとともに、カプセル怪獣として登場する構想があった。
  • ウルトラマンマックス』第29話「怪獣は何故現れるのか」にも登場予定があったが、ネロンガに似たゲロンガへ変更された。現在未だにウルトラマンとは面識がない(戦っていない)。

[編集] 誘拐怪人 ケムール人

第19話「2020年の挑戦」に登場。

詳細は「ケムール人」を参照


[編集] 海底原人 ラゴン

第20話「海底原人ラゴン」に登場。

詳細は「ラゴン (ウルトラ怪獣)」を参照


[編集] 宇宙エイ ボスタング

第21話「宇宙指令M774」に登場。

  • 全長:50メートル
  • 全幅:40メートル
  • 体重:1万トン

キール星人により破壊活動の為に地球に送り込まれた宇宙エイ。宇宙から三浦半島沖に落下着水した卵から誕生し、音を頼りに近くを航行する船を破壊していた。マンタのようにジャンプする習性がある。ルパーツ星人ゼミにボスタングが地球に潜入していることが地球人側に告げられ、海上保安庁巡視船に誘き出された後、最後は航空自衛隊F-86戦闘機によるミサイル攻撃で木っ端微塵となる。

  • ボスタングは『ウルトラQ』の未使用シナリオ「Oil S・O・S」に登場する予定だった怪獣クラプトンの操演用ミニチュアを改造し、流用したもの。
  • 操演用ミニチュアが現存している。ただし、材質の劣化による変化で当時の体色は判然としない。

[編集] ルパーツ星人

第21話「宇宙指令M774」に登場。

  • 身長:160センチメートル
  • 体重:45キログラム

宇宙エイボスタングの脅威から地球を守る為にやってきた。本名はゼミ。ボスタングの脅威を万城目たち地球人に教えるために、人形を通して、あるいは万城目らの搭乗した飛行機を誘導の上メッセージを伝えた後、図書館司書一条貴世美の姿で万城目たちに接触した。好戦的なキール星人とは宿敵の関係にある。

『貴世美』はボスタング撃滅の後、地球に定住した。彼女によれば、他にも友好的な宇宙人が多数、地球に定住しているらしい。「あの人も」とゼミが視線を向ける先にいる宇宙人は、姿こそ人間と同じだが、皆同じデザインのサンダルを履いている。

  • 演:水木恵子

[編集] キール星人

第21話「宇宙指令M774」に名前のみ登場。

  • 身長・体重:不明

あらゆる情報が一切不明な謎の宇宙人。好戦的な宇宙人で、地球に宇宙エイボスタングを送り込んで攻撃させた。平和を愛するルパーツ星人と対立しており、それゆえ常に自分の邪魔ばかりしてきたルパーツ星人を激しく憎んでいる。

  • 画面には姿を見せていないが、下記の大怪獣バトルに登場した際に詳細な姿が明らかになり、さらに人間と同じ顔をしたヒューマノイドタイプの宇宙人であることが分かっている。

[編集] 『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS』に登場したキール星人ヴィットリオ

データカードダス『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS』のストーリーモードに登場。

レイオニクス(怪獣使い)の一人であるキール星人の少年で、ボスタング型の宇宙船に搭乗している。EXゴモラでレイオニクスバトルに参加する。地球人に対して敵対的な態度をとっており、主人公とピグモンに対しても挑発的。だが、何度か主人公達と出会って行くうちにその実力を認めていき、レイオニクスについて教えたり、過去のボリスに飛んだババルウ星人を追うのを手伝ったりと少し協力的になった。そして、第16話で主人公の怪獣と自分のEXゴモラを戦わせる。だが、戦いの最中にレイブラッド星人の操るシルバーブルーメに捕らわれ、レイオニクスパワーを吸い取られてしまう。そして第18話でレイブラッドが憑依したデスフェイサーのネオマキシマ砲から主人公達を庇った為に、戦えなくなるほどの大ダメージを負うも、自分のバトルナイザーを主人公に託して主人公を勝利へ導いた。

その後、レイブラッド亡き後のNEOにも登場。レイオニクスバトル目当てではなく、レイブラッドに似た邪気を感じて並行世界にやって来て、そこで主人公とカネゴンと出会い、以後共に行動するようになる。どう言うわけか覚醒しており、以前持っていたバトルナイザーはネオバトルナイザーに変化している。また、EXでの一件があってかどうかは定かではないが、EX登場時と比べると性格がやや丸くなっており、挑発的な態度は全く見せていない。それどころか、カネゴンノーバによって狂わされた際に慌てたり、EX第18話での出来事を自分が解決したように自慢げに話したり、宇宙船がワームホールを抜けた際の衝撃でひっくり返ったり、グランデにチビと馬鹿にされてショックを受けてムキになったりと、やや子供のような一面とコミカルな部分が目立つ。

なお、グランデ同様マスクを着けているが、その下がどのような顔になっているのかは不明である(ただし、漫画『ウルトラアドベンチャー』ではレイブラッド編最終話で明らかになっている)。

また、本編以外でもNEOのバトルモードのEXラウンドにも登場。こちらではベロクロンを使役している。

  • 声優:日比愛子
  • 『Q』では画面に登場しなかった外見が、このゲームのために初めて設定された。

[編集] 『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』に登場したキール星人グランデ

第6話「史上最強のレイオニクス」、第7話「第二覚醒」、第10話「新たな戦いの地平で」、第12話「グランデの挑戦」、第13話「惑星崩壊」に登場。

キール星人のレイオニクスで、本作におけるレイのライバル的存在。タイラントレッドキングを操る。

飄々とした掴めない性格であり、常に相手を煙に巻くようなふざけた言動をとるが、その本性は極めて好戦的で残虐。レイオニクスの中でも最強クラスの実力を持っており、その証である「ネオバトルナイザー」を所持している。よく耳のピアスを鳴らす癖がある。

第6話にてヴィットリオと同じボスタング型の宇宙船で惑星ハマーに現れ、「弱い相手ばかりで飽き飽きしていた」という理由でレイにレイオニクスバトルを挑む。今まで数々の経験を積みレイオニクスとしてかなり高い実力を持つレイすらも全く相手にせず、タイラント1体でゴモラを完膚なきまでに叩きのめし、エレキングを消滅させた。

第7話ではレイの復活を感じ取りペダン星人の船団を殲滅し、パワーアップしネオバトルナイザーを持ったレイに狂喜して再びレイオニクスバトルを挑む。前回とは逆にタイラントが手も足も出ず叩きのめされ倒されたが、レイとは逆に自らタイラントとのリンクを切り、生存。「あの怪獣にもそろそろ飽きていた」と吐き捨て、レイに挑発とも再度の挑戦とも取れる言葉を投げかけて宇宙船で去った。レイとの再戦に向かう前に忠告に現れたケイトに惚れたらしく、再戦後に去る前にはレイに彼女を紹介するよう頼んでいた。

第10話ではペダン星人のレイオニクスハンター部隊に襲撃されるが、本来は敵わないはずのレッドキングでキングジョーブラックを圧倒。レイオニクスハンターを驚愕させた。

第12話ではレイブラッド星人の後継者争い抜きの真のレイオニクスバトルを仕掛ける形で、レッドキングでレイのゴモラと再戦。始めはレッドキングをブレイブバーストさせることで戦いを優位に進めるも、レイがレイモンとなったことでブレイブバーストを起こしたゴモラに逆に追い詰められ、止めを刺されそうになる。だが、レイモンがレッドキングに止めを刺そうとするゴモラを止めた為、レッドキング共々一命を取り留めた。なお、この時にレイ同様教育係の姉がおり、その姉を殺したことでレイオニクスに覚醒したことが明らかになっており、最強のレイオニクスになろうとしているのはその犠牲に報いる為だと語っている。

そして第13話においてバトルを楽しむことと、ケイトをまだ紹介してもらっていないことを大義名分にレイの救援に駆け付け、レイブラッド星人が憑依したアーマードダークネスに挑む。苦戦を強いられるが、レイと共にレイブラッドの力を覚醒させてレッドキングをEXレッドキングに進化させてアーマードダークネスを倒した後、再度の挑戦をレイに告げて惑星ハマーを去っていった。去り際にも自分達の戦いが何だったのかと呟いた直後におちゃらけてみせるなど、最後まで彼らしい一面を見せていた。

ゲーム版NEOのストーリーモードにも登場。同じキール星のレイオニクスであるヴィットリオを「チビ」と呼んで馬鹿にする。また、本編以外でもバトルモードのEXラウンドに登場。こちらでもタイラントを使役している。

  • 演:唐橋充(ゲーム版NEOのグランデの声優も同様に担当)
  • ヴィットリオと同様に、『Q』では不明だった外見が、本作にて新たに設定された。映像作品で詳細な姿が明らかになるのは本作が初めて。

[編集] 巨人

第22話「変身」に登場。

  • 身長:20メートル
  • 体重:500トン

由利子の友人あや子の婚約者である昆虫学者の浩二が、本来日本にいないはずのモルフォ蝶の毒を浴び、喉に猛烈な渇きを覚えて近くにあった沼の水を飲むことによって変身してしまった姿。野生化の影響で人間の時よりも凶暴化しているが、あや子の心の叫びにより理性を取り戻す。最後は一ノ谷博士によって開発された熱原子X線によって人間に戻る。

  • 演:野村浩三
  • 『UNBALANCE』としての最初の台本(第1稿)では、骨子は完成作品とほぼ同一だが、クライマックスで巨人となった浩二があや子と会話を交わすシーン、浩二が熱原子X線によって絶命するアンハッピーエンドとなっている点が異なる。

[編集] 巨蝶 モルフォ蝶

第22話「変身」に登場。

  • 身長:80センチメートル(翼長:2メートル)
  • 体重:100グラム

実在のモルフォチョウをベースとしており、異界への入り口を示すシンボルとして表現されている。劇中では大小数匹登場した。


[編集] 大ダコ スダール

第23話「南海の怒り」に登場。

  • 身長:100メートル
  • 体重:3万トン

漁船を襲って沈める。南海の孤島コンパス島の付近の「死の海」に棲息しており、原住民に守り神としてあがめられ(そして祟り神として怖れられ)ていた。その後、海底に潜むスダールへ国連飛行隊が爆雷攻撃を敢行。手負いで上陸してきたところをスダールに襲われて漂着した若い漁師雄三と島の娘アニタに率いられて決起した原住民や、「死の海」を取材に来た由利子たちと対決し、無数の槍を体に突き刺されて完全に絶命した。


[編集] 貝獣 ゴーガ

第24話「ゴーガの像」に登場。

  • 全長:20メートル(最大時)
  • 体重:2万トン(最大時)

サザエの殻のような貝殻とカタツムリのような体を持ち、眼から怪光線を発することができる。貝殻の後尾をドリルのように高速回転させて地中を移動することも可能。凶悪な美術品密輸団によって東京に持ち込まれた「ゴーガの像」に封じ込められていたが、像をレントゲン撮影する際に照射された放射線の影響で目覚め、巨大化し東京の町を破壊する。6000年前にアランカ帝国を悪徳が栄えた為にゴーガが甦り、一夜で滅ぼしたという伝説が残っている。「ゴーガは火の海と共に没す」という伝説に習い、最後は自衛隊の火炎攻撃で倒される。

  • ゴーガは大(3尺=90センチ)・中(2尺=60センチ)・小(1尺=30センチ)の計3体が造型されたが、一番大きいものは撮影で焼却された。

[編集] 悪魔ッ子 リリー

第25話「悪魔ッ子」に登場。

  • 身長:120センチ程度
  • 体重:不明

催眠術で毎夜眠らされていた魔術団の少女リリーの身に、催眠術をかけ過ぎた影響によりシナプス(神経細胞間や多種細胞間の信号を伝達する部位)の破壊現象が起こり、毎晩、その精神のみが迷い出て、数々の災厄を引き起こす。精神が白くぼやけて見えるのは、一種の電気信号であるシナプスがプラズマ現象に似た作用で実体化した影響と見られる。精神はリリー本人の意思とは関係なく深夜に彷徨うようになり、災厄はエスカレートし、殺人をも犯すようになる。最後には自らの肉体をも抹殺しようとするが、肉体が轢かれる直前に一ノ谷博士の人体電気操作機である超短波ジアテルミーの作用によりシナプスの破壊現象は収まった。


[編集] 深海怪獣 ピーター

第26話「燃えろ栄光」に登場。

  • 身長:20センチメートル〜30メートル
  • 体重:500グラム〜1万5千トン

ボクサーのダイナマイトジョーが海で釣り上げ、飼育していた。ジョーは試合の結果を予言する能力があると思っている(万城目は単なる自己暗示だと解釈)。

学名はアリゲトータスという超深海生物。気圧水圧の変化で体の大きさが変わる。「次はお前が負ける」と予言されたジョーと共に姿をくらましたが、万城目たちの手で見つけられる。落雷で発生した山火事により数十メートルまで巨大化し、その炎の中に姿を消した。

  • スーツアクター:中村晴吉
  • ダイナマイトジョーが水槽で飼育しているシーンの小さなピーターはワニの子供である。
  • 着ぐるみは等身大時と巨大化時とで細部のデコレートが違う(鱗に小さな鏡を貼り付けて、炎の照り返しを受けるようになっている)。『ウルトラマン』でゲスラに改造された。

[編集] 四次元怪獣 トドラ

第27話「206便消滅す」に登場。

  • 身長:30メートル(牙の長さ:11メートル)
  • 体重:2万5千トン

零戦の残骸など、様々なものが散乱する、霧で覆われた四次元空間の中に住み、迷い込んだものを次々と襲う。劇中で「巨大なアザラシ」と呼ばれていたり、名前が「トドラ」などという割には、アザラシやトドよりはセイウチに似ている。2本の巨大なキバを持つ。四次元空間に迷い込んだ超音速旅客機・206便と乗客に襲い掛かった。しかし、万城目の操縦で離陸を始めた206便からの噴射圧によって吹き飛ばされてしまう。死亡した描写はないため、今も四次元空間に迷い込んだ者たちを襲っているのかもしれない。

  • スーツアクター:福留幸夫
  • 劇中での呼称は一切無い。
  • 着ぐるみは、1962年の東宝映画『妖星ゴラス』に登場する怪獣、マグマにヒゲを追加する改造がされたものである。

[編集] 異次元列車

第28話「あけてくれ!」に登場。厳密には「怪獣」ではない。

時間と空間を超越した理想の世界へのジャンプ台の役割を果たす。理想の世界へ入る時に乗っている人々の過去を突き抜けていくが、ここで過去の日常を振り切れず、「あけて」や「あけてくれー!」などと叫び続けると途中で降ろされてしまう。この理想の世界へと続くジャンプ台は他にもあるようで、登場人物の一人、浮世に嫌気が差したSF作家友野健二は、どこまでも下っていくエレベーターで理想の世界へと入っている。なお、劇中でこれとは別にもう一両、異次元へのジャンプ台代わりに使われたと見られる列車(こちらは路面電車)が描かれている。現実世界から客観的に見ると列車が空を疾走しているように見える、もう一台の列車も操車場から空へと消えていった。そして、一度降りてしまうと、いかに現実に幻滅しても、「連れて行ってくれ」と叫んでも、乗せてはもらえない。

  • 元になった列車は小田急3100形電車 (NSE) 。
  • 書籍によっては、「異次元ロマンスカー」という表記もある。また「異次元列車の車掌」がケイブンシャの全怪獣怪人大百科に掲載されたことがある。
  • 列車のミニチュアは第10話「地底超特急西へ」でも(地底超特急ではなく普通の電車として)使用されており、新東京駅を通過している場面が見られる。

[編集] 脚注

  1. ^ 青柳宇井郎/赤星政尚『懐かしのヒーロー・ウルトラマン99の謎』二見書房、1993年、56-57頁

[編集] 関連項目

最終更新 2009年11月21日 (土) 13:53 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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