電磁両立性
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電磁両立性(EMC: Electromagnetic Compatibility)とは、電気・電子機器について、それらから発する電磁妨害波 (EMI: Electro Magnetic Interference) がほかのどのような機器、システムに対しても影響を与えず、またほかの機器、システムからの電磁妨害を受けても自身も満足に動作する耐性である。
[編集] 概要
電磁的両立性、電磁環境両立性または電磁(環境)適合性とも呼ばれる。
EMC を考慮する大きな目的は、異なった複数の機器が同じ環境に混在しても正しく作動することの確保である。 これを達成するため、EMCは2種類の異なる問題(「Emission:エミッション」、「immunity:イミュニティ(またはSusceptibility)」)を追求する。
エミッションは電磁気エネルギーの不必要な発生に関連があり、そのような発生を減らすための対策を取らなければならず、外部環境に少しの残ったエネルギーも漏らすことを避けなければならない。
イミュニティは、対照的に、予想外の電磁気障害の存在下における、電気機器の正しい動作に関係する。
妨害またはノイズの軽減、およびそれゆえのEMCは、エミッションとイミュニティ問題両方に対処することによって達成する、すなわち発生源を軽減させる、発生源と犠牲を受ける機器の間の結合路(coupling path)をより効率的に少なくする、犠牲になりうるシステムを受けにくくする。
[編集] 歴史
以前は、軍用を別として、機器やシステムのメーカーはEMCに関する問題にあまり関心がなかった。しかしながら、ディジタル機器に使用する電源電圧の低下、クロック速度の増加が進むにつれ、機器の誤動作や作動しないといった問題が発生するなど、電磁妨害の問題が表面化してきた。これによって EMC も注目され始める。
多くの国はこの深刻さを増す問題を意識するようになり、各国の担当組織(アメリカ合衆国のFCC。ヨーロッパのCEN、CENELEC、ETSI。イギリスのBSI。日本のVCCI)は機器や設備などの電磁妨害に関する基準を作成し始めた。さらにEMC規格を含めた世界的な標準規格を制定する取り組みを行っている国際組織もある。最も重要な国際機関は国際電気標準会議(IEC)である。IECはEMCに関するいくつかの委員会を組織している。「ネットワークを含む設備間の電磁両立性」を担当する「TC77」、および電波障害(CISPR)に関する国際特別委員会がそれに該当する。
[編集] 関連項目
最終更新 2009年10月26日 (月) 08:08 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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