エメラルド

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エメラルドの原石

エメラルド: emerald)は、ベリル(緑柱石)の一種で、強い緑を帯びた宝石である。和名、翠玉(すいぎょく)、緑玉(りょくぎょく)。特にエメラルドカットと呼ばれるカットがされることが多い。

エメラルドの語源はサンスクリット語で『緑色の石』を意味する『スマラカタ』に由来する。それが、ギリシャ語で『スマクラグドス』、ラテン語で『スマラグダス』と変化し、更に『スマラルダス』という俗語に変化、そこから更に古フランス語で『エスメラルド』に変化し、現在の『エメラルド』と言う呼称になったとされる。

目次

[編集] 性質・特徴

鉱物学的性質については「緑柱石」を参照

組成はBe3Al2Si6O18クロムバナジウムを含むことがある。アクアマリンは同じ成分の宝石。硬度は7.5~8。比重は2.6~2.8。5月誕生石である。 

内部に特有の傷が無数にあり、これが天然ものの標識ともなっている。大きく傷が少ないほうが価値が高い。明るく濃い緑色のものが最上級とされるが、近年では科学的処理をし人的手段を用いて綺麗な物に見せている物も数多く出回っている。また、中には黄緑色をした物もある。

結晶の性質上、一定方向からの衝撃に極端に弱いため、ぶつけたりしない等のケアも必要である。また、高熱にも弱いため調理をするときは外すのが賢明である。

稀にキャッツアイ効果(シャトヤンシー効果)の表れる「エメラルド・キャッツアイ」やスター効果の表れる「スターエメラルド」が産出される事があるが、非常に稀少でほぼコレクターズアイテムとなり良質の物になれば大変高価である。

同じベリルに属する「レッドベリル」をアメリカの宝石業界が「レッドエメラルド」と呼ぶように他国と激しい議論を重ねているが、本来エメラルドには「緑色の」と言う意味があるのでこの名称は正しくない、と考える人もいる。しかし、ベリルの語源であるギリシア語beryllosにも「海のような青緑の石」という意味がある。

石言葉は「幸運・新たな始まり」。

[編集] 生産

コロンビアブラジルザンビアジンバブエマダガスカルパキスタンなど各地で産出するが、現在は、コロンビアが最大の産出国である。

2000年の生産シェアはコロンビア(60%)、ザンビア(15%)、ブラジル(12%)、ロシア(4%)、ジンバブエ(3%)、マダガスカル(3%)である。

世界の4大宝石にも数えられ、古代エジプトの時代ではクレオパトラも愛用していたと伝えられている。このことから富と権力の象徴でもあったとされている。

[編集] 色との関連

エメラルドはエメラルドグリーンのように色の名前として、また美しい鮮やかな緑色を表現する上で「エメラルドのような・・」といったように慣用句として使われる。

アメリカ合衆国ワシントン州シアトル市はゆたかな自然に囲まれ、その美しさからエメラルド・シティーと呼ばれる。シアトルを本拠地とするプロ野球チームシアトル・マリナーズのチームカラーはエメラルドグリーンである。

[編集] 関連項目


[編集] 外部リンク

ウィキメディア・コモンズ

最終更新 2009年10月18日 (日) 13:36 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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