エンジンスワップ
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エンジンスワップ(Engine Swap)とは、自動車に搭載されているエンジンを、別のエンジンに載せ換えることである。「移植」「換装」とも言う。
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[編集] 概要
自動車の基本性能を高めるために行われるチューニングの一つであり、大半はそれを狙って搭載されていたエンジンより上級の性能を持つものに換装するというパターンである。 だが、稀に例外もある。
- 例外の例
[編集] 代表例
[編集] トヨタ車
- AE85/86型カローラレビン・スプリンタートレノへ、DOHC5バルブ機構をもった4A-GEへのスワップ。
- 4バルブ4A-Gエンジンは、年式からヘタリが来ているので、同一型式である4A-GEに乗せ換えることで数十馬力のパワーアップも得る(実測で110馬力程度→カタログ値160馬力)。
- 同一型式のエンジンであるので、構造変更手続きは不要である。
- また、AW11型MR2やA63型カリーナへのスワップもマニアの間では行われている。
- スーパーチャージャーの付いたAE92、AE101 GT-Z用4A-GZEや一部、コアなファンの中には4A-FEエンジン車や5A-FE車(要構造変更)にスワップする者もいる。
- ただ、元々横置き用のエンジンを縦置き用にスワップするため、単純に乗せ変えるだけではなく、かなりの量の加工が必要となる。
- GXE10型トヨタ・アルテッツァに2JZ-GTEをスワップ。
- XE10型セダンの輸出仕様車には3000ccモデルがあったが、国内では2000ccモデルのみのラインナップで、自然吸気仕様(3S-GEと1G-FE)しか存在しなかった為、モアパワーを求めてスープラ等に使用されていた2JZ-GTEエンジンをスワップする。ステーションワゴンのジータやプラットフォームを共用するプログレには2JZ-GEが搭載されていたためエンジンマウントなどが比較的容易に入手、装着できる。
- トヨタの縦置き6気筒エンジン車は、(基本的には)同系統エンジンでなくとも積み替えることができる。
- 1G→1JZなどがその例で、ユーザーニーズへの対応の為に同一モデルでも排気量ラインナップ(たとえばJZA70スープラは2Lの1G、3Lの7M、2.5Lの1JZとバリエーションが存在する)を多数揃えていたことからできる芸当である。
[編集] 日産車
- シルビアの自然吸気仕様(Q's・specS)に、ターボエンジンをスワップ。
- S13型からよく行われている改造である。ホットモデルであるK'sはやはり玉数が少なく、事故車も多い。そこで、車両台数の多いQ'sをターボエンジンに載せ換え、「K's仕様」を作成する。
- 車両台数そのものは多いので、チューニングショップでもノウハウが溜まっていることもあり、比較的安価にターボ化できることもあって一時期はターボ仕様のQ'sも比較的多かった。
- また、S13の前期型はCA18エンジンで排気量も少なく、パワーも見劣りした為、中期以降のSR20DETやS14,S15型のエンジンに乗せ換える例も見られる(兄弟車の180SXに多い)。時にはスカイラインGT-Rに積まれているRB26DETTを積む事もある。
- ノーマルモデルのスカイラインやセフィーロ、ローレルに、トップモデルのGT-RのエンジンであるRB26DETTをスワップしたりトヨタの1JZ-GTEや2JZ-GTEを搭載する場合がある。
- RB20DETやRB25DEなど、ノーマルモデルのスカイライン(多くはFR車)にハイパワーエンジンを積むことで、走行性能の向上を図る。また、このRB25もRB20エンジン搭載車に換装されるときがある。
- トランスミッションは4WD(GT-R)→FRとなるため、ケースはFR用のまま、中身のみGT-R用を流用したりと、手間がかかる。しかしRB26DETTでトランスファーが入っているオイルパンについては、RB20/25用がそのまま流用出来る為加工はいらない。
- スカイライン系統の6気筒搭載FR車にSR20DETエンジンをスワップ。
- アルミブロックの4気筒エンジンであるSRエンジンは鋳鉄製6気筒のRBエンジンよりも大幅に軽量であり、フロントセクションの軽量化により回頭性が上がりドリフトに適する車両になる。R32スカイラインの廉価グレードには同時期のシルビアに搭載されていたCA18エンジンが搭載されていたモデルがあり、4気筒エンジンの搭載は困難なことではない。
- L20エンジン搭載車のスカイライン、フェアレディZ、ブルーバード、ローレル、セドリック・グロリアにL28エンジンをスワップ。
[編集] その他
- ホンダのB16(18)型エンジン搭載車に、B20BをVTEC化改造を施した上で搭載
- FC3S型・FD3S型RX-7に、ユーノス・コスモの20B型3ローターのロータリーエンジンを搭載
- CE型・CA型三菱・ミラージュに三菱・ランサーエボリューションに搭載される三菱・4G63エンジンを搭載
- NA型・NB型のマツダ・ロードスターに、13B型ロータリーエンジンを搭載
- ノーマルモデルのBMW・3シリーズに、ホットモデルであるM3のエンジンを搭載
- アメリカンV8の世界ではエンジンスワップは極めて日常的に行われ、中には4気筒のベースグレード車に7LオーバーのV8エンジンを搭載する例もある。
[編集] 特に使われるエンジン
- トヨタ・2JZ-GTE 日産・RB26DETT
- どちらも国内最高峰の出力と耐久性を持つため、モアパワーを狙うチューニングに使われる。同系列の1JZ-GTE、RB25DETなども使用されることがある。
- 日産・SR20DET
- アルミブロックの4気筒エンジンであるためチューニングベースとなりやすいエンジンの中では軽量である。フロントの軽量化を目的に、6気筒エンジン搭載車から換装するドリ車が特に多い。フロントの軽量化は、回頭性を向上させる効果がある。スーパーGTでも行われる手法である(この場合はトヨタの3S-GTE)。
[編集] 構造変更検査
エンジンスワップには、「同一型式のものを載せ換える(SR20DEからSR20DETなど)」場合と「型式の異なるものに載せ換える(RB20DEからRB25DETなど)」場合がある。
前者の場合、ターボチャージャーの有無や動弁機構の違いは補記類の違いによるものとされているので、構造変更検査を受ける必要は(現状では)ない。
しかし、後者の場合は車検証記載の原動機型式が異なる(RB20からRB25へ変更になる)ので、構造変更検査を受ける必要がある。
原動機変更の為に構造変更検査を受ける際に問われるのは、主に次に挙げるものである。
- クラッチ・トランスミッション・プロペラシャフト等の駆動系が耐えられるか
- エンジンマウント・エンジンメンバーなどが耐えられるか。
- スワップする車両が対応している排出ガス規制値を満たすエンジンであるか。
- 例:E-PS13にGF-S15のSR20エンジンは搭載可能であるが、その逆は排出ガス規制が厳しくなっているので不可能。
- エンジン等のサイズの都合でボディを切断・加工した場合、そのボディの強度は十分か。
[編集] 関連項目
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最終更新 2009年11月6日 (金) 12:40 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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