オクラ

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オクラ

オクラ
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: アオイ目 Malvales
: アオイ科 Malvaceae
: トロロアオイ属 Abelmoschus
: オクラ A. esculentus
学名
Abelmoschus esculentus (L.) Moench
和名
アメリカネリ
英名
Okra

オクラ(秋葵、Okra、学名:Abelmoschus esculentus)は、アオイ科トロロアオイ属の植物、または食用とするその果実。和名をアメリカネリと言い、ほかに陸蓮根(おかれんこん)の異名もある。

英名okraの語源はガーナで話されるトウィ語 (Twi) のnkramaから。

目次

[編集] 形態・分類・分布

以前はハイビスカス属(Hibiscus)に分類されていたが、現在ではトロロアオイ属に分類されている。

短期間で50cm-2mほどに生長し、15-30cmの大きさの状のをつけ、黄色に中央が赤色トロロアオイに非常に似たをつける。開花はから早朝にかけてで、にはしぼんでしまう。開花後、長さ5-30cmの先の尖った形の五稜の果実をつけ、表面に短毛が生えており、熟すと木質化する。

原産地はアフリカ北東部(エチオピアが有力)で、熱帯から温帯栽培されている。エジプトでは、紀元前元年頃にはすでに栽培されていた。アメリカ州では、主に西アフリカから移住させられた奴隷によって栽培が始まり、現在でもアメリカ合衆国南部、西インド諸島ブラジル北部など、アフリカ系住民の多い地域でよく栽培されている。熱帯では多年草であるが、オクラは少しので枯れてしまうほどに寒さに弱いために、日本では一年草となっている。

日本に入って来たのは明治初期である。稜がはっきりしていて断面は丸みを帯びた型になる品種が日本本土で流通しているが、沖縄では稜がなく、断面が丸いものが出回っている。

オクラは、刻んだ時にぬめぬめした粘り気が出るが、この粘り気の正体は、ペクチン、アラピン、ガラクタンという食物繊維で、コレステロールを減らす効果をもっている。他の栄養素としては、ビタミンA、B1、B2、C、ミネラルカルシウムカリウムなどが含まれるため、夏ばて防止、便秘下痢に効く腸整作用などが期待できる。

[編集] 調理法

[編集] 日本食

すりおろすことによってとろろの代用にする他、酢のもの和えもの天ぷらスープなどがある。さっと茹でて(2分間茹でるのが一番おいしい食べ方とされている)小口切りにし、醤油鰹節をかけて食べても美味。伊豆諸島では「ネリ」と称してキュウリのように、湯がいた物や生のままで味噌をつけて食べる(琉球語でもオクラは「ネリ」である)。又ソースケチャップ原材料としても用いられる。そして種子は煎じてコーヒー代用品として飲まれた歴史がある。

[編集] 日本以外の料理法

インドグジャラート州では、輪切りにしたオクラをひよこ豆の粉(ベサン besan 英語版)と炒めたビンディ・ヌ・シャーク (bhindi nu shāk) という料理があり、南インドには、炒めたオクラをヨーグルトで和え、で炒めた香辛料で香りをつけたヴェンダッカイ・タイール・パチャディ (vendakkai thair pachadi) という料理がある。

パキスタンから中東北アフリカ西アフリカ西インド諸島では、輪切りにしてトマトと煮込み、ご飯にかけて食べることが多い。

キューバでは、煮込み料理にする他、ピラフのようにと炊き込む。ブラジルバイーア州には、オクラ、タマネギ、干しえびラッカセイまたはカシューナッツを煮込んで作る「カルル・ド・パラ」(caruru 英語版)というソースがある。

アメリカ合衆国では、南部の料理によく用いられる。北部ではオクラ特有の粘り気が嫌われることが多く、21世紀現在でもあまり栽培されていない。南部ではスープの具にしたり、輪切りにしてコーンミールトウモロコシの粉)をまぶして揚げたり、ピクルスにする他、オクラをベーコンと米と一緒に炊き込んだ、リンピン・スーザン (Limpin' Susan) というピラフのような料理もある。ルイジアナ州クレオールケイジャン料理では、ガンボ (gumbo) と呼ばれる煮込み料理にとろみをつけるのに、オクラが使われることが多い。オクラを入れたスープもしばしばガンボ・スープと呼ばれるが、これはフランス語の「ゴンボ」(gombo) が英語に導入されガンボとなったものである。なお、「ゴンボ」は「オクラ」を意味するアンゴラ語の「キンゴンボ」(ki ngombo) もしくは中央バントゥー語の「キゴンボ」(kigombo) に由来する。ちなみにオクラのことを、キューバでは「キンボンボ」(quimbombó)、プエルトリコでは「キンガンボ」(guingambó) と呼ぶ。

ベトナムでは、大降りのオクラをスライスしたものを、ヤギ肉の焼き肉と一緒に焼いて食べる。

西アフリカでは、細かく刻んだオクラをヤシ油で煮込んだソースを、米やフフなどの主食につけて食べる。

[編集] 画像例

ウィキメディア・コモンズ

最終更新 2009年11月21日 (土) 22:12 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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