オベーション

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オベーション・ギター・カンパニー
Ovation Guitar Company
Ovation
本社所在地 アメリカ合衆国
設立 1966年
業種 製造業:その他の製品
事業内容 ギターおよび関連製品の製造
主要株主 カーマン・コーポレーション
関係する人物 チャールズ・カーマン
外部リンク http://www.ovationguitars.com
  
オベーション・ギターの特徴的なサウンドホールおよびインレイ

オベーション・ギター・カンパニー (Ovation Guitar Company) とは、ギターを製造するアメリカのメーカーおよび同社のギターブランドである。主にエレクトリックアコースティックギターを製造している。日本での輸入代理店は中尾貿易株式会社である。

目次

[編集] 沿革

ヘリコプターの製造会社カーマン・コーポレーションの社長であり、有名なギタリストでもあったチャールズ・カーマンが、1966年にカーマン・コーポレーションの子会社としてオベーション社を設立。

3年後に、航空機の技術をギターに活かしたエレクトリックアコースティックギターを発売。発売当初はあまりにも画期的なもので受け入れられなかったが、1970年代には保守的なミュージシャンの間にも浸透していくこととなった。

かつては「プリーチャー」、「ディーコン」、「ブレッドウィナー」等のエレクトリックギターエレクトリックベース等も製造していたが、評価が得られなかった為ごく短期の生産に終わっている。一部機種にはボディにスチロール樹脂を使用したユニークなモデルも存在している。

[編集] ギターの特徴

[編集] オベーションの特徴

一般的に「エレアコ」の代名詞のように語られることの多いオベーション・ギターであるが、「エレアコ」という名称自体、他社の登録商標であり、オベーションの取扱説明書によれば、「オベーションは『えれあこ』ではなく、純粋なアコースティック・ギターにピックアップを取り付けたもの、ということになる。 (『えれあこ』とひらがなで表記しているのは、オベーションが「エレアコ」という表記を使用できないため)

オベーション・ギターのもっとも大きな特徴は、ボウル・バック、あるいはラウンド・バックなどと呼ばれるボディ形状である。 一般的なギターは、表板と裏板がほぼ同じ形状で平行になっていて、間を側板が繋ぐ箱形の形状をしているが、ボウル・バックは側板と裏板にあたる部分が、古楽器リュートのような、洋梨を縦に割ったようなお椀状になっている。 この形状は、ボディ内部で反響した音が、表板のサウンドホールに集中して向かうという音響効果を意図したものである。また、一般的なギターに後付けのピックアップを装着し、PAで音量を増幅した場合、従来のギターは箱鳴りによるハウリングに悩まされていたため、ボウル・バックはハウリング防止も兼ねた設計となっている。

既述の通り、カーマン・コーポレーションは元々ヘリコプターのローターを製作していた企業だった為、グラスファイバーの製作加工技術は持ち合わせていた。その加工技術を活かしてリラコードという樹脂でボディバックを一体成形し、製造を容易にし強度も高めるという相乗効果を狙ったものでもある。

近代的な材質・構造のボディバックに対し、オベーションの一般的なモデルの表板は、ギター材としてはもっともポピュラーなスプルース材が使用されている。 スプルース材は、オベーションの基準によってAグレード~AAAAグレードにランク付けされる。Aの数が多いほど音響特性に優れている。一般的に、ギターの木材のグレードを公表するメーカーは少なく、実物を試奏する以外に確かめる方法はないが、オベーションは(実際にいい音と感じるかどうかはともかく)カタログで使用されている木材のグレードがわかる数少ないメーカーである。

ボディバックは全く同じものを大量生産できるため、同じグレードのギターであれば、おおむね音のばらつき(個体差)が少ないメーカーともいえる。 また、「アダマス」等、一部のモデルはボディのトップ(表板)にもグラスファイバーと木材の複合素材を採用している。

こうしたボディ材質・構造はオベーション・ギターにマーチン・ギブソン・ギルド系などとは違う独特な音質をもたらしており、圧電式ピックアップやプリアンプ自体にも独特の癖がある音質の為、アーティストによっては好き嫌いが分かれるギターでもある。


オベーション・ギターのもうひとつの代名詞ともいえるのが、リーフホール(エポーレット)と呼ばれる形のサウンドホールである。 通常のアコースティックギターは、サウンドホールと呼ばれる、弦を弾く部分(ボディの真ん中辺り)に大きな穴がひとつあいているが、リーフホールと呼ばれる枯れ葉の様なデザインの装飾がボディの上部の弦の左右に(ギターを立てて見た場合)あり、そこには大きさが様々な複数の小さな22個の穴(ノンカッタウェイモデルの場合)が開いている。これはデザインの一部ともなっているサウンドホールである。勿論、一般的なサウンドホールのモデルも存在する。かつて発売されていた「サンダーボルト」というギターには、稲妻型のユニークなサウンドホールを採用していた。

[編集] 愛用ミュージシャン

[編集] 関連項目

ウィキメディア・コモンズ

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年10月5日 (月) 13:33 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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