オンドル
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| オンドル(温突) | |
|---|---|
| 各種表記 | |
| ハングル: | 온돌 |
| 漢字: | 溫突 |
| 平仮名: (日本語読み仮名) |
おんとつ |
| 片仮名: (現地語読み仮名) |
オンドル |
| ラテン文字転写: | ondol |
オンドル(온돌、溫突、温突)は、朝鮮半島や中国の華北北部・東北部で普及している床下暖房。
朝鮮式の漢語では「突火煖寢」もしくは「堗厝火」とも。 中国語では「炕(kang、カン)」と呼ばれる。
本来の形式は、台所の竈で煮炊きしたときに発生する煙を居住空間の床下に通し、床を暖めることによって部屋全体をも暖める設備。火災の危険を避けるため、オンドルを備えた家の土台はすべて板石を用いて築き、部屋の床は石板の上を漆喰で塗り固め、その上に油をしみこませた厚紙を張る。朝鮮半島においてはすでに三国時代から仕様の痕跡が見られ、飛鳥時代の日本に渡来した高句麗や百済出身者も、オンドルを備えた家に住んでいたらしい。しかしこの暖房方法は、日本には受け入れられなかった。
台所で調理する際の排気を利用した暖房システムだが、炊事を行わない時も暖房用として竈に火を常時入れておく。台所が無い別棟には、暖房目的での焚口を作る。また、暖房の必要が無い夏季は、オンドルに繋がらない夏専用の竈を炊事に使用する。しかし床下の殺菌、殺虫目的で半月に一度ほどオンドルに火を入れることもあった。
冷涼乾燥気候の朝鮮半島では住宅へのオンドル設置は常識であった。同時にオンドル使用により、生活様式はさまざまな影響を受け、変革していった。部屋の中で焚口=台所に近い場所ほど暖かいため、台所に近い場所が上座とされた。熱く乾燥した床に接して木材が狂わないよう、家具は「足つき」のものが主流となった。また、床のぬくもりが人体に伝わりやすいように蒲団や座布団は薄く作られた。竈の火で床下を暖めるという構造上、2階以上の床下を暖めることはできない。したがって、朝鮮半島では平屋の建築が主流となった。
かつては薪、わらなどを燃料としたが、韓国においては1960年代から80年代にかけ、練炭を燃料としたオンドルが主流となった。しかし、床にできたひび割れから一酸化炭素が流入し、就寝中の家族が中毒死する事故が頻発した。
現在、特に韓国では中高層アパートの普及に伴い、旧来の方式でのオンドル暖房が構造的に不可能になったため、温水床暖房が一般的に使用されており、「オンドル」といえば温水床暖房の事を指すことが多い。古くからある建物では温水床暖房ではない、本来の形のオンドルが残っているが、その燃料は灯油が主流になっており、ガスオンドルや電気オンドルを使用している家庭もある。
中国の華北・東北部の農村部では今でも昔ながらのオンドルをよく見かける事ができるが、都市部ではほぼ無いに等しい。
[編集] その他
朝鮮半島の住宅は、日本と同様に靴を脱いで上がる。この風習は、中国や東南アジアの一部の少数民族などを除けば、日本と朝鮮半島のみといっても過言ではない。
日本・朝鮮半島の民家は一見すると似ているようだが、日本の民家が畳や縁側、襖など、蒸し暑い夏の気候に対する開放的な造りになっているのに対し、朝鮮半島の民家、特に北部地域はオンドルを用い、窓や出入口を極力小さくするなど、寒冷な冬の気候に対する閉鎖的な造りになっている。
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[編集] 外部リンク
最終更新 2009年10月20日 (火) 21:34 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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