オールテレーンクレーン
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オールテレーンクレーン(英語:All Terrain Crane)は、全ての車輪を操舵することであらゆる路面に対応した建設用クレーンタイヤ自走式の一種。 トラッククレーンとラフテレーンクレーンの利点を併せ持つ[1]。英字のカナ読み下しの違いからオルテレーンクレーン、オルテレンクレーン、オールテラインクレーン、加藤製作所の商品名からオルタークレーンとも呼ばれる。
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[編集] 特長
ラフテレーンクレーンが走行とクレーン操作を1つの運転席で行うのに対し、このクレーンは走行台車とクレーンにそれぞれ運転席がある。またトラッククレーン、ラフテレーンクレーンのほとんどが2軸(4輪)車であるのに対し、最大9軸(18輪)車まであり大型が中心。安定性に優れるのも特徴で高所への資材の運搬に適している。最高速度は一般に時速60km/hから時速70km/hでだが、高速道路を走行できるので距離のある現場間を移動するにも適している。吊り上げ能力は100トンを超えるものも多く、吊り上げ高さは数十メートルに達する。
全輪操舵が可能なことから、車体が長いにもかかわらず小回り性能に優れるのも特長であり、蟹のように横に走ることもできる。
[編集] 国別状況
ヨーロッパでは市場の7割を占めている。
日本では道交法適合のため8軸(16輪)車が最大である。日本においては多くの車両が上部旋回体(クレーンとクレーン運転席)を走行台車に載せたままでは道路交通法に定められた制限重量を超えてしまうため、作業現場までは上部旋回体およびカウンターウェイトを取り外し台車のみで移動し、現場に到着後、改めて別に輸送した上部旋回体とカウンターウェイトを組み付けてから操作する。同様に、公道走行に際してほとんどの車両が特殊車両の扱いとなり、特殊車両通行許可証が必要となる。最大吊り上げ荷重が5t以上のため、クレーンの運転には移動式クレーン運転士の免許が必要。また、公道を走行する際には大型免許が必要になる。
日本市場では日本メーカーの製品もあるが、元々日本国外で作られたものなので、日本国外メーカーのモデルが数多く導入されている。
[編集] メーカー
- 加藤製作所 自社設計、製造している。現在は300t吊まで。商品名オルタークレーン (Allterr)
- クルップ(Krupp) ドイツ:80t吊〜200t吊まで。日本ではコマツ社が一時期輸入販売した。現在はブランド消滅。
- グローブ (GROVE) 移動式油圧クレーン専業として1947年に創業。米国ペンシルベニア州、ドイツヴィルヘルムスハーフェン。日本では米国グローブ社、三井造船、三井物産、昭和飛行機工業が合弁会社日本グローブで1969年から輸入販売[2]。1982年から昭和飛行機工業単独(ここまではトラッククレーン、ラフテレンクレーンで、オールテレンクレーンではない)。その後一時途絶えるが、2005年からコベルコクレーンがOEM供給[3]。
- タダノ 自社及び子会社で設計製造。550t吊まで。
- テレックス 日本ではIHI建機が輸入販売。最大700t吊まで。
- リープヘル ドイツ:世界各地に販売会社を置き日本ではリープヘルジャパンが輸入販売。日本には800t吊まで輸入されている。
[編集] 関連項目
[編集] 出典
- ^ 平成17年度我が国建設機械産業の将来展望調査研究報告書平成18年3月 社団法人 日本機械工業連合会社団法人 日本建設機械工業会
- ^ 常陸機工株式会社 国内の移動式クレーンの歴史
- ^ 常陸機工株式会社 移動式クレーンの歴史 業界トッピックス
最終更新 2009年9月12日 (土) 09:14 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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