カイソウ
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| カイソウ | |
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1944年6月18日東京競馬場にて
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| 品種 | サラブレッド系種 |
| 性別 | 牡 |
| 毛色 | 栗毛 |
| 生誕 | 1941年 |
| 死没 | 不明(1945年5月14日?) |
| 父 | 月友 |
| 母 | 第二ベバウ |
| 生国 | |
| 生産 | 錦多峯牧場 |
| 馬主 | 有松鉄三 |
| 調教師 | 久保田金造(京都) |
| 競走成績 | |
| 生涯成績 | 13戦8勝 |
| 獲得賞金 | 33000円(一部のみ) |
カイソウは第二次世界大戦のさなか日本ダービー(東京能力検定競走)に優勝した日本の競走馬である。長距離特殊競走(現・菊花賞)も1位で入線したが全出走馬がコースを間違えていたため不成立、幻の二冠馬になった。後軍馬として徴用され行方不明となる。
現在東京優駿(日本ダービー)として行われている競走は、この年馬券発行も一般観客も無い東京能力検定競走として行われた。この記事では便宜上日本ダービーと呼称する。また、馬齢は全て現在の表記に統一する。
目次 |
[編集] 生涯
カイソウは北海道の錦多峯(にしたっぷ)牧場で生まれた。2歳時に札幌のセリに出され、建築業を営む有松鉄三に9000円で落札された。母・第二ベバウ(競走名ロンプ)は軽半種ながら帝室御賞典(小倉)優勝馬(全12勝)だった。
久保田金造の元に預けられたカイソウは3歳になった1944年4月23日、京都競馬場の芝1600メートルの競走でデビューした。ここはヤマトマスラヲのハナ差2着に敗れたが、5日後のレースで勝利を飾る。その後ほぼ休むことなく走り続け、9戦6勝の好成績を残して日本ダービーに挑んだ。東上に伴い橋本輝雄が騎乗、東京での前哨戦を飾る。
この年は太平洋戦争の戦況が悪化していたこともあり、全国では続々と競馬が中止。横浜をはじめ阪神、札幌、函館、新潟、福島と閉鎖され東京と京都でのみ「能力検定競走」として存在していた。当然そのような状況であるから、この年の日本ダービーは観客は一切おらず軍人や馬主など関係者200人あまりが見守る中で行なわれた(日本ダービー史上最も観戦者が少ないレースといわれている)。騎手の橋本は当時を振り返り「スタンドは無人同然でいかにも寂しかった」と語っている。当然ながら馬券の発売もあるはずがなく、人気も全くわからなかった。だがカイソウは、前走で東京2400メートルのレースをレコード勝ちしており、またそのときに評判馬であったクリアヅマを大差で破っていたこともあり実際発売されていれば相当な人気を集めたものと思われる。
カイソウは重馬場の中、3,4コーナーで先頭に立つとそのまま逃げ切り2着のシゲハヤに5馬身差をつけて圧勝し、初の北海道産日本ダービー馬の誕生となった。なおこのレースには農商省賞典(現・皐月賞)を制したクリヤマトも出走していたが、カイソウから10馬身離された4着に終わっている。騎乗していた橋本は「ダービー自体初騎乗だったけど、前走でカイソウで古馬に勝っていたから自信が有った」「ダービー初騎乗で初優勝だからうれしかった」と当時を回想している。
その後カイソウは半年ほど休養し、一度叩いて12月8日の長距離特殊競走で二冠に挑む。カイソウはこの競走で1位に入線したが、カイソウを始め全ての馬が2周目3コーナーで競走コースを間違えたためレース不成立というアクシデントが起こった。これは、この年の菊花賞が、前年の外回り2周から外回り→内回りと周回するものに変更されたものの、変更内容が騎手に伝えられていなかったため、前年同様のコースを走行した為に発生したが、結果として、その後のカイソウの運命を大きく変える出来事となった。
長距離特殊競走後、カイソウは1戦走るが6着に終わり、現役最後のレースとなった1級種牡馬選定では12着と惨敗した。母方の血統にトロッター(スタンダードブレッド)の血が混じっている事もあって種牡馬に選出されず、乗馬となった。陸軍により一軍馬として徴用され、名古屋の第13方面軍司令官兼東海軍管区司令官であった岡田資の乗馬になったのち、1945年5月14日の名古屋大空襲に巻き込まれて行方不明となったとされるが、その消息は定かではない。
[編集] 競走成績
1944年(13戦8勝)
- 東京能力検定競走(現・東京優駿(日本ダービー))
※表の獲得賞金は東京優駿競走1戦分(本賞金、副賞、生産者賞など全て含む)のみ
[編集] 血統表
| カイソウの血統 (マンノウォー系/アウトブリード) | |||
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父
月友 1932 栗毛 |
Man o'War 1917 栗毛 |
Fair Play | Hastings |
| Fairy Gold | |||
| Mahubah | Rock Sand | ||
| Merry Token | |||
| *星友 Alzada 1923 栗毛 |
Sir Martin | Ogden | |
| Lady Sterling | |||
| Colna | Collar | ||
| Nausicaa | |||
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母
(軽半) 第二ベバウ 1927 鹿毛 |
*ペリオン Perion 1916 鹿毛 |
Amadis | Love Wisely |
| Galeta | |||
| Panacea | Cyllene | ||
| Quintessence | |||
| (軽半) ベバウ 1918 鹿毛 |
*イボア Ebor |
Hackler | |
| Lady Gough | |||
| (中半) 豊橋 |
(スタンダードブレッド)豊平 | ||
| (サラ系)上帯(ntb上帯牝系) | |||
[編集] その他
『優駿』1963年1月号から5月号にかけて、丘雅男による小説「カイソウは何処にいる」が連載された。当時の関係者が実名で登場する。
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最終更新 2009年11月11日 (水) 11:27 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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