カリン (マメ科)

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カリン

カリン
保全状態評価[1]
絶滅危惧IA類環境省レッドリスト
ファイル:Status jenv CR.png VULNERABLEIUCN Red List Ver.2.3(1994)
Image:Status iucn2.3 VU.svg
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: マメ目 Fabales
: マメ科 Fabaceae
: シタン属 Pterocarpus
: カリン P. indicus
学名
Pterocarpus indicus Willd.
和名
カリン
英名
Burmese rosewood, Narra, Angsana

カリン(花梨、花林、花櫚、学名:Pterocarpus indicus)は、マメ科シタン属の広葉樹。別名、インドシタンインドカリン

バラ科の果樹・花木として知られる庭木のバラ科のカリンとは全くの別種。八重山諸島に分布するヤエヤマシタン(八重山紫檀)とは近種である。

目次

[編集] 特徴

タイミャンマーなどの東南アジアからフィリピンニューギニアの熱帯雨林に自生する。

日本では八重山諸島が北限。金木犀に似たオレンジ色の小さな花が密集して咲く。芳香があるが、花期は短く1~2日。東南アジアの緑化や街路樹や公園に好んで使用される。シンガポールのメインストリートであるオーチャード通りやバンコク、ホーチミン、クアラルンプールなどでも多く見られる。

フィリピンの国樹であり、タイのチョンブリー県プーケット県の県樹である。

フィリピン名ではナーラ(ナラ)、ミャンマーではパドウク、インドネシアではアンサナ、マレーシアではセナ、パプアニューギニアではニューギニアローズウッドと呼ばれる。

[編集] 木材の特徴

カリン材

心材は黄味かかっているものから紅褐色~帯桃暗褐色。心材は黄味かかっているものから紅褐色~帯桃暗褐色。木材にはバラの香りがあり、赤色染料が取れる。シタンに似ており、代用材としても使われる。

木材を削り、試験管に入れて水を注ぎ、これを太陽にかざすと、美しい蛍光を出す。このことから、16世紀から18世紀のヨーロッパでは利尿薬として飲まれた。

[編集] 用途

古くから唐木細工に使用される。家具仏壇、床柱、床框、装飾楽器ブラシ

[編集] 保全の現状

材木として利用されるために伐採が続いており、違法な伐採が行われている地域もある。また、開発により自生地の環境が脅かされている。ベトナムの個体群は300年前に絶滅し、スリランカで行われた大規模な調査では本種は見つからなかった。マレー半島の個体群は絶滅した可能性が高い。インド、インドネシア、フィリピンの個体群も減少している。ニューギニアに残る本種最大の個体群も、深刻な伐採にさらされている。国際自然保護連合レッドリストでは危急にランクされている。

八重山紫檀も伐採が進み、現在、絶滅危惧IA類に指定されている。

[編集] 関連項目

[編集] 脚注

  1. ^ World Conservation Monitoring Centre 1998. Pterocarpus indicus. In: IUCN 2007. 2007 IUCN Red List of Threatened Species. <www.iucnredlist.org>. Downloaded on 19 February 2008.
ウィキメディア・コモンズ

最終更新 2009年11月6日 (金) 17:28 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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